81. フューネラル
アベル・フェラーラ、ニューヨーク派、インディーズ系ですかね。正直苦手です。コレもキャストは最高だし雰囲気もいいのですけど、私としては話がおもしろくないんですね。一般大衆ウケする娯楽性の強い話じゃいけないんでしょうけど。でもイタすぎるのよ。ラスト、強烈に印象づけたクリス・ペン。もういないんだなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-31 12:10:54) |
82. シャイン
これも何年も前に観たなあ。なぜか泣けるほどの感動はなかったのを憶えている。子どもにとって親は絶対の存在です。しかし、思春期を迎えるころになっても日常のなんでもないことまで親に依存している、親の意向を聞いてくる子を見て、「手をかけ過ぎた、これではいけない」とはっと気づく親。子を持つ親ならけっこう経験してることだと思う。でもこの父親は気づかなかったんですねえ。でもこういう親も少なくないんですよね。無償の愛ではなく、親のほうが子どもに依存してしまっているのだと思う。子どもにとってはとんでもない重荷でしょう。人は何かに誰かに依存して生きているものだと思うけど、相手に必要以上の負担をかけないように気をつけたいわね。なんか見当はずれのレビューになっちゃったかな? [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-09 16:29:59)(良:1票) |
83. ベリー・バッド・ウェディング
ブラックコメディは大好きだ。例えばタランティーノ作品のように耳は切り落とすわ、血の海の中でのた打ち回るようなシーンが出てきてもなぜか不快感はない。それがたまらなく可笑しかったりする。しかしこの作品、ブラックコメディだということはわかっているのだけど可笑しさがないの、全然笑えない。むしろ不快感。作り手のセンスの問題なのかもね。はっきりいって暇つぶしにもならない映画です。「ある意味貴重」とも思わないのでこの点よ。新年初の投稿がコレか・・・私もショボいな。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2006-01-05 15:00:23) |
84. 悪魔のような女(1996)
聞くところによるとシャロン姉さんは監督に文句タラタラだったそうですよ。で、誰がいちばん悪いの??ラストでイザベル・アジャーニがキャシー・ベイツに殴られたと記憶してますが、なんか腑に落ちませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2005-12-24 23:13:42) |
85. アポロ13
これもやっぱりロン・ハワードらしい善良な作品ですな。なんていうのか、安心して見ていられるし、とても穏やかで暖かい気持ちになれる。過激な暴力、やるせなくなってしまうような過酷で悲惨な運命を扱った映画が多いなか、こういう作品を観るとほっとする。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-17 22:25:43) |
86. 虚栄のかがり火
デ・パルマといえば長まわし。ここでもオープニングで見せてくれ、けっこう期待したんだけど、映画としてはワタシの好みとはいえなかったです。ノレない、惹きこまれる面白さとか魅力がなかった。でもキム・キャトラルには笑ったなあ、キャスティングはいいし、なかなかの俳優が揃っているのにもったいない感じ。ブルース・ウィリスって時々気まぐれ、思いつきみたいな仕事するのね。ところでこれってリメイク?それともやっぱりパクリ?モーガン・フリーマンの「正義とは・・・」という演説のところ、どっかで見た記憶がある。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-13 09:42:53) |
87. アット・ファースト・サイト/あなたが見えなくても
実話だしいい話なんですけど、ヴァル・キルマーとミラ・ソルヴィノがミスキャストじゃないですかね。あの二人じゃ迫力ありすぎで、あんまり感情移入できませんでした。あくまでも個人的な好みですけど・・・スミマセン。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-12 01:06:50) |
88. ダンシング・ヒーロー
ダンスシーンは圧巻でした。当時は知らなかったことだけど、バズ・ラーマンらしい色彩だね、真紅のカーテン好きなんだ。ただ女優のメイクがケバイ。なんかギトギトしてて、暑苦しかったデス。「タイム・アフター・タイム」のかかるあのシーンが好き。全体的にコミカルでテンポもいいし、けっこう楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-10 18:21:09) |
89. 狼たちの街
ハードボイルドといっていいんでしょうね。当時の旬な俳優のダンディな姿が見られたことがいちばんの収穫です。チャズ・パルミンテリのキャラが味付け役という感じだったけど、これって普通ならクリス・ペンの役どころでしょうかね。内容としてはそれほどグイグイ惹きこまれるものではなかったけど、ジェニファー・コネリーがなにげに粗雑な扱いをされていたのが私としては意外でした。羨ましくなるようなジェニファーのオムネ。でも助演を獲った時のアカデミー授賞式では痩せてペタンコになってたっけ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-10 01:21:17) |
90. 初恋のきた道
いいんじゃないでしょうか。好きな人に対する気持ち行動がストレートに出ていていじらしい。井戸から汲み上げた水をまた戻すとこがいいね。チャオ・ディのおさげ髪の結び目の位置が絶妙、カワイイ。のどかな風景もよかった。たまにはこんなピュアな映画を観るのもいいものです。だけどぉ個人的には先生じゃなくて同じ村のあの人、あの人のほうがハンサムで好みだった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-08 21:28:51) |
91. シンプル・プラン
コレずーっと観たい、観たいと思ってた。オープニングからその全体の雰囲気、登場するキャラクターの感じといい、コーエン兄弟の「ファーゴ」を思い出させる。大金を目にしてから狂っていく人間関係。語りつくされ、わかりきっていることだけどラストのオチに期待して観てた。まったく滑稽で愚か、反省→再生なんてことはあり得ない、許されないといった救いのないオチでした。たぶんあの夫婦は未来を語ることもなく、ただ淡々と毎日同じことを繰り返しながら一日をやり過ごしていくしかないでしょう。ある意味死ぬより辛いことかもしれない。誰がといわれればいちばん冷酷で信用できないのは、自分は何もせず、あれこれ画策して指示していたブリジット・フォンダでしょう。彼女が何かさせる度に人が死ぬ。つまりそういうことを潜在的に望んだ結果ですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-07 09:30:21)(良:1票) |
92. 心の旅
傲慢男とその家族の再生を描いたハッピーエンドな話なのですけど、死ぬか生きるかの目にあい、記憶まで無くさなきゃ人間変われないものだとしたら、なんかチカラが抜けるというかやりきれなくなっちまいますね。なぜかこだわっていた「リッツ」がクラッカーのことじゃなくて、浮気の場所だったホテルの名前だったっていうのがちょっとムカついたかな。奥さんも浮気してたわけだけど、旦那があんな状態になっても逃げ出さなかったということは愛は冷めてなかったんでしょうね。アネット・ベニングがいい感じでした。怪我の功名、雨降って地固まるというところですね、それにしては大きすぎる犠牲だったけど。今日までは無事に生きてこられても明日はどうなるかわからない、イザというときのためにやっぱり蓄えは必要だとも感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-05 23:38:31) |
93. フェイス
《ネタバレ》 なんの予備知識なく観たけど、コレなかなかのものじゃないですか。はっきりいってみんなクールでソツのないプロとは言えない、はっきりいってドジです。いちばんバカなのはあの娘だけど。驚愕の!!とは言えないけど、どんでん返しも用意されてるし、まさかねなんて思ってたのに警官の巣へ押し入っちゃうし、無鉄砲にもほどがあるんだけど、そこがうれしかったりする。スピード感あり憔悴感ありで最後までハラハラさせてくれました。映像も音楽もいい、好みです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-02 21:50:25) |
94. ナイトウォッチ(1997)
途中でオチは予想ついたけど、なんかやたら怖かった。かなり前に観たこともあるけど、細かいところはすっかり忘却の彼方です。そうだなあ、怖がらせたわりには観終わったあと何も残らないといった感じ? [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-13 22:16:47) |
95. ヒー・セッド、シー・セッド/彼の言い分、彼女の言い分
いいね、これ。タイトルロールも内容もなんとなく50、60年代のラブコメの雰囲気。女と男の考え方、性質の違いというのかな、「あ~なんとなくわかる~」というところがあるのね。エリザベス・パーキンスって地味めだけど、クラシカルな感じでわりと好きな女優さんです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-14 17:30:08) |
96. ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女
映画の質としては決して高いものではないけど、なぜか忘れられない作品。この手のはなしが好きなんでしょうな。マリア・デ・メディロス、ウマ・サーマン、リチャード・E・グラントはエロティックなんだけど、肝心のヘンリー・ミラー=フレッド・ウォードがカサカサ乾いた感じで全然セクシーじゃなかったのが残念!!あの時代のパリに集まっていたアーティストたちもちらりと描かれていたのがちょっとうれしかったりする。たしかマン・レイが出てきたと思うけど・・・勘違いだったらスミマセン。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-10 14:18:09) |
97. 不法侵入
これもずいぶん前に観たなあ。不法侵入じゃないけど、昔仕事の帰り道でいきなり後ろから襲われたことがある、いわゆる痴漢です。すぐ逃げて行ったけど「もう死ぬ」と思った、怖かった。何をしてくるかわかんない、予測できないやつってほんとに不気味です。職権とか技術、技能を利用して人のプライバシーを覗いたり盗み聞く、タチ悪すぎです、ビョーキです。ましてや警官。職種にもよるだろうけど、適正検査とか内部調査とか徹底してほしいわね。ところでマデリーン・ストウってすごいキレイだけど蝋人形みたい。ちょっと表情が乏しいからかなあ。彼女の出演作では「ブリンク 瞳が忘れない」がいちばん好き。こっちもサスペンス。最近見ないけど、どうしたのかなあ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-05 10:31:13) |
98. イン・ベッド・ウィズ・マドンナ
80年代、マドンナとプリンスの登場はうれしいことでしたね。二人に共通することはエロくてなぜか映画に出たがるということでしょうかね。この作品のころってそれまでのマドンナとちょっとちがってきたように思う。「VOGUE」のあたりからあんまり聴かなくなっちゃった。初期のころの不良娘みたいなマドンナが好きだな。これはドキュメンタリーになるんでしょうか、大変楽しく拝見いたしましたよ。ゲイのダンサーたちとのやりとりね、ひとりだけノーマルな子がいるっていうのは偶然なのか??いろんな俳優たちも出てきたけどいちばんうれしかったのはサンドラ・バーンハードです。いやまあ、スゴイわ。天下のマドンナが食われてたんじゃないか?でもマドンナのプロ意識には感服します、やっぱり自分に厳しくないといけないんだなあ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-24 11:39:16) |
99. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM>
これはTVムービーなんですよね。最初それを知らずに観たのですけどTV用だなんて思えないほどのキャスト、内容ですね。わたしが知っている数々のリメイク作品の中ではこれは抜群です。ジャック・レモンもジョージ・C・スコットも既にこの世の人ではないのねぇ。でもさ、やっぱりラストはエレベーターじゃないほうがよかったかもね。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-09-04 21:51:00) |
100. イングリッシュ・ペイシェント
壮大なメロドラマですな。うっかり作品と監督でオスカーまで受賞してしまったけど・・・そしてアンソニー・ミンゲラはもう一回「コールドマウンテン」で勝負したんですかねえ。まあ、嫌味なコメントはこのくらいにしときます。レイフ・ファインズとクリスティン・スコット・トーマスの不倫のほうは、なんかどうでもいい感じ。ジュリエット・ビノシュに対しては否定的になることが多い私ですが、ここでは素直に認めます、ビノシュがいいです。はい、助演ではなく主演でオスカーもらってもよかったと思います。私の印象としては、心豊かで教養ある上流階級のイギリス人患者に心癒された戦場の看護士というところでしょうか。あ~でも面白くないのはコリン・ファースの役どころです。「アナザー・カントリー」でコリンに魅了された私としてはかなりガックリ。これからかなあ、コリンに寝取られ男役が目立ってきたのは。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-27 10:05:33) |