81. カラスの親指
緩急の間が悪い、苦痛ではないがやはり退屈かな。 ラストに向けて盛り上がる前に、”そうなんだったらあのシーンはおかしくないか?”という思いが幾つか回想され、そっちに気が行ってしまう残念な作り。 都合良過ぎる話に感動も何も無い。長いわりに大事な事を説明で済ましたり、説明が足りなかったりと、とてもチグハグで不満、印象に残る場面もあまり無く音楽もダサい。 役者の演技に違和感がなかったのと大筋は映画っぽかったので良しとします、駄作!と酷評してもいいけれど、なぜか可愛いところもある映画なので普通の評価に留めます。 [DVD(邦画)] 5点(2013-06-14 10:05:31) |
82. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
完全に意表を突かれた。 映画館での予告編、タイトル、雰囲気などで、子供向けの3Dを売りにした動物映画だと思い込んでいた、否!。みなさんの良質なレビューでラストを意識せずに観れたのがとても幸運だった。 ファンタジーとはこういうものだ。日本映画とは違い布石をおいてどうこうとはしない潔さ、別れの場面でのアッサリ具合など、とても映画的。ラストシーン数分でそれまでの映像や思いが一気に回想される作りにはとても衝撃を受ける。 2D-DVD鑑賞が悔やまれる映像美に自分の勘の鈍さを実感した、配給会社ももっと上手く宣伝してくれたら劇場で3D鑑賞できたのになぁ~だいたい副題がいらないよ、「ライフ・オブ・パイ」だけにして3Dばっかりじゃなく意味深なシーンや大人向けを予告編に入れてくれたら劇場に足を運んだのに、最近の3D映画不発ぶりと効果的な宣伝が出来なかった事がとても残念。 DVDで観て損をした感が残るとてもステキな作品。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-14 09:34:17)(良:1票) |
83. リアル 完全なる首長竜の日
首長竜は結構な出来だったが、前半、車の中のシーンなど、何かの布石か?と思うぐらいダサいハメコミ。リアルとはかけ離れた映像に後半が心配になったぞ。 話はいろんな暗示で中盤以降の返しが解る様に作ってあるので驚かないが、あの内容だともう一回ひっくり返すぐらいあっても良いと思う、ラストはかなりスンナリなのでちょっと拍子抜け。 中盤までスケールが小さいなりにも魅せる映像で、退屈せずにラストまでうまく持っていってると思う。 ネタバレになるので言及しないが、途中のひっくり返し時に、ちょっとおかしくないか?と思うことが多々あり、後半の映像を観ながら自分の頭の中で辻褄合わせに忙しかったのが残念、もっと映像でグイグイ引っ張ってほしかった。 [映画館(邦画)] 6点(2013-06-05 10:55:31) |
84. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
各シーンが少しづつ長い、はい次!と思ってからまだ続く場面が作品を凡庸にしている。観終わった後、あのシーン必要だった?と思う点がいくつかある。 1作目はストーリーよりも会話のテンポで物語を引っ張っていたのに、2は会話にもあまり洒落が効いていなかったかな。その上あのオチではチトいただけない、1と違い依頼人の命は守ったけど、犯人の動機がそれまでの伏線にリンクしなさ過ぎるのは2時間スクリーンを見つめた人に対してどうかと思う。同様に副題のススキノ大交差点ってなんか意味あったのか? それでも安藤玉恵には癒されるし常連キャラもかなりハマってきた、このシリーズは長く続いてほしい、常に平均点を取らないと継続はしんどいが今回が下限だと信じてます。スタッフや役者の皆様がんばってください。 [映画館(邦画)] 5点(2013-05-15 16:09:41)(良:1票) |
85. 藁の楯
そんなに悪くない。 ストーリーをひねってない分、余計な布石を気にせず素直に浸れる。クズの扱いと金の誘惑に翻弄されながら観るのが正しい鑑賞方法かと・・どうせ結論は出ないと思うし。 新幹線降車までの迫力は結構なものだ、細かいツッコミ所はあるにせよ力技でグイグイ引っ張る演出はたいしたもの、今日本でこのレベルの映画を撮れる人が他にいるだろうか? 役者の演技は皆大味ながらも、うまくこなしてると思う、後味の悪いラストも三池監督のほくそ笑む顔が浮かぶぐらいイヤミで感慨深い、スンナリ進みすぎた話にチクリと来るイライラ感が味だろう。 エンドロールで流れる曲のダサさにはちょっと驚いた、何か考えがあるのか?鑑賞後そこだけが妙に気になった。 [映画館(邦画)] 6点(2013-05-01 11:31:19)(良:1票) |
86. 横道世之介
とても良い映画。 沖田修一監督まだ若いのにハズレ無し!なおかつどんどん上手くなっている。80年代の新宿などあれはCGなのか? 予備知識でダラダラの青春映画だったら嫌だなぁ~と思っていたが、15年後との時間を挟みながらのどかに、ほほえましく進む話に、”なるほどそういう感じで行くのね、それじゃあ普通だな”と思わせておいてから、後半入口での衝撃事実!これには参った。壮大な布石、世之介に関わった全ての人物のエピソードが涙腺を刺激する。 過去は青春の1コマで15年経ちそれぞれの道を歩んでいるが、ふと思い出した時の世之介の愛おしさは笑い、そして泣ける。 スイカを2つに分けるシーンの素っぷり(あれは演技か?)雪のシーンの印象と共に忘れられない映画になりました。160分は長くない。 [映画館(邦画)] 8点(2013-02-27 10:13:57) |
87. トータル・リコール(2012)
ここ数年、洋画アクション物のワンパターンぶりは、本当、目に余る。 CG技術は飛躍的に向上したが、ストーリの陳腐さは増すばかり、もう少し何とかならないものか。 旧作の下地がある上に解りやすいネタふりと布石、頭の中で想像したいくつかのパターンに収束してゆく話に、底割れ感満載で長いアクションを見せ付けられる。 これじゃあ今度は映画館でという気持ちも萎えっぱなし、米映画の力はこんな物じゃないはずとは思いつつ、こう何度も続くととても心配だ。 [DVD(字幕)] 4点(2013-02-20 09:42:31)(良:1票) |
88. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
鑑賞から3週。言葉が見つからず、他者のレビューを見ながら、やっと評価する気になりました。 公開前は座席予約の混雑状況から、しばらく後になって観に行こうと思っていたが、TVでの冒頭6分を見てテンションが上がってしまい公開2日目、朝8時の劇場に5時起きで向かう始末。 それでも驚きの混み具合で、まだ映画館に客を呼び込む方法はあるのだなぁ~と、そのパワーに感心した。 さて、内容だが感想としてはみなさんが思った事とほぼ同じ、初期段階でミサトがシンジに正しく説明さえしていれば後のような展開にはならなかったのに、それは観ているこちらにも同様。アクションも冒頭が最も見応えあった。 単品の作品として高評価はできないが、この集客力。この内容なのに他の人にも観てもらいたくなり、語りたくなるストーリー展開に監督の思う壺に落ちている自分を感じる。 この作法は他の映画関係者も見習うべきだ、まだ映画館に客は呼べるぞ。 [映画館(邦画)] 7点(2012-12-09 17:23:52) |
89. アウトレイジ ビヨンド
こんな映画、北野武があえて撮る必要が無い。そろそろ切り返してください、たけしさん! 誰に何を言われたのか知らないが、好きなものを好きなように撮って我々に観せ、こっちが勝手に尊敬する。それが北野武ではなかったのか? 役者は皆、良い演技をしていると思う、特に若者二人(新井、桐谷)への演出あたりはらしさが出ていた。この映画がとても普通な出来なのは監督北野武の映画に対する姿勢の問題だ、そこそこ当たるとは思うのでこの作品で得た資金で次はお願いしますよ。 次は純愛映画なんて言ってないで、思い切ってSF撮るぐらいじゃないとこの流れから脱せないかも知れませんよ。 [映画館(邦画)] 5点(2012-10-10 10:36:57)(良:1票) |
90. アイアン・スカイ
とてもバカな映画だけど、十分楽しめた。 あんなに大きな動力設備でも重力や空調のコントロールは出来ているようで、笑ってしまう、まあ大小のツッコミ所は寛大に見てあげて、グラインドハウスのように、にこちらが楽しもうと思って観る事が肝心。 とても美しいユリア・ディーツェが寝返った理由がショボすぎるが、ラストにキツーイ一発があり溜飲を下げられる、首脳達のやりとりも楽しい、特に米、北、フィンランドの扱いにほくそ笑む。 こんな映画でも映画館のスクリーンに満天の星が現れるとテンションが上がってしまう自分に驚く、やはり宇宙物はいいな~2001年や未知との遭遇をまた大画面で観てみたいものだ。 [映画館(字幕)] 6点(2012-10-03 10:46:57)(良:1票) |
91. 鍵泥棒のメソッド
「アフタースクール」「運命じゃない人」の順で過去にDVD鑑賞済で、この監督は面白い!次は劇場だな!と思っていたのだが。 運命>アフター>鍵泥棒の順になり結果的にだんだんつまらなくなっているという印象。 まあ、観るほうのハードルが上がっているのもあるけれど(ハードルを上げたのは内田監督自身ですからね。)、前2作の教訓で各シーン、画面の端に映っている物も全て気にしながら、「このチャリで横切るオッサンが・・・」とか「社員の中の誰かが・・・」とか「金を返した中の誰かが・・・」とか「財布の小銭をチャリチャリさせるのが・・・」など、とても素直とは言えない鑑賞状態だったのが原因だとは解っているが、それにしても普通の映画じゃないですかぁぁぁ~気張って観てたので拍子抜けしたぞ。 役者の演技は完璧だが、ストーリー展開に内田映画らしいものがもっとほしかった。 それでも見応えはあるし、出来は普通でも退屈はしない面白さ、胸キュン具合も楽しい。 次回も劇場に行きますからよろしくお願いします。次は素直な気持ちで観るぞ。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-26 18:57:52)(良:1票) |
92. 亡国のイージス
この手の話は誰もが何度も観てるので評価が厳しくなるのは当然の事。 話は解りやすいし、有名所が大挙して出演してるし、ラストもあんな感じだし、観終わっての感想は普通!、これが普通の映画なんだなぁ~と変な実感がある、映画館まで行ってあまり出会いたくない映画。 [DVD(邦画)] 5点(2012-09-23 16:52:45) |
93. 白雪姫と鏡の女王
いつもながら脚本に全く興味の無いターセム監督、もうその部分にツッコムのは止めます、こうなったらもう出来合いの本を持ってきて「さあ、ターセム自由にやっていいよ。」と渡したら、こんなの出来ました!という作品。 ところがこれが凄く面白い、驚くような映像美も健在、話はベタでも細部は大人の味付け、まるでギリアム風味の英国映画のようだ。 ジュリア・ロバーツは悪い女王をとても楽しげに演じてる、それに白雪姫のリリー・コリンズ、これが可愛いのなんの、物語序盤から中盤にかけて徐々に可愛さが増す演出がとても良い。 話のラストはスンナリだが(一応大事な林檎を登場させる律儀さに笑う)エンドロール前のターセム監督祖国を彷彿とさせる楽しいエンディングにハッピーな気持ちで映画館を後にできる、とても良い映画。 残念なのは300人弱キャパの劇場に観客が3人しか居なかった事、もっと当たってもいいと思うんだけどなぁ~ [映画館(字幕)] 7点(2012-09-23 16:18:09)(良:2票) |
94. アンチェイン
DVDの特典にあったが。彼らと付き合っているうちにカメラを回してみたくなった、話をしているうちに面白くなった、だから映画にした・・・というのは・・・ 映画としてはもちろん、ドキュメンタリーとしても完成していない。深夜や日曜の午後にTVでよくあるドキュメンタリー程度、熱さと気持ちだけは多少伝わるが、映画館では観たくないなぁ~ [DVD(邦画)] 4点(2012-09-11 10:16:23) |
95. 夢売るふたり
「ゆれる」「ディア・ドクター」で見せた、ひしひしと伝わる緊張感が無く、良くないものを見た感じが残る。なぜだろう。 絶対大丈夫、ハズレはほぼ無いだろうと思っていた西川監督だが、同姓への演出がエグ過ぎる、これはいただけない。普段見れないものを映画に求め足を運ぶ私にとって、この映画で普段見れないものは、まったく見たいものではなかった。 昔のTV刑事ドラマのように中古の車が資材置場を走るとまず「これはひっくり返るな。」と思うが、同じように「こりゃ脱ぐな。」と思った女優が映画らしくないリアルさで濡れ場を演じる、一転売れ筋女優には普通の演技を求め、主演女優には中途半端なシーンを用意する。全体のストーリーの中でそれほど必要とは感じないのに、それらのシーンはしつこくエグく演出される。 交番の前だけは二人乗りを回避する程度の小市民の話で通すのであれば、途中の変にリアルなシーンではなく笑わせてほしかった。 対して男優、阿部サダヲ、伊勢谷友介、笑福亭鶴瓶などは最高の演技、とてもいい。シーン毎にメリハリのある演出、こっちもピリッとする。 松たか子は凄い役者でこの映画でもとても良い顔をしていただけに映画の完成度が低かったのが残念だ。 西川監督には男が主役の映画を撮ってもらいたい。同姓に対する演出が映画向きでないと思うのは私だけだろうか、女性のレビューを見てみたい映画だ。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 09:57:47)(良:1票) |
96. 桐島、部活やめるってよ
映画を観てから数日経った。思い出したりネットで予告編を観直す度に、この映画って相当面白いと感じる。 予告編にある日本映画史に残る圧巻のグランドフィナーレではなかったが、とてもよく出来ている。 大人の社会より厳しいとも思える彼らの世界は、狭い蜘蛛の巣のようなロープの上でバランスを常にとっている、通常はやや弛みがありショックを吸収できるが、些細な、桐島が部活をやめた如きの事で、一部のロープがピンと張られ、振動が全体に伝わってしまう、緊張を緩めるものはおらず、皆が張り詰めた上に立つことになるが・・・ 神木君の演技は安定したものだが、野球部の先輩などこっちがピリッとする演出、一人自分を見つめ直す帰宅部の彼をラストに見せたのもうまい。 大作ではないが記憶に残る映画っぽい良い作品。 [映画館(邦画)] 8点(2012-08-20 10:36:32) |
97. ロボジー
いや~予告編段階では楽しめそうだったが、とても駄目な仕上がり。逆にちょっとビックリした。 「ハッピーフライト」で多少映画っぽくなってたが、この映画は過去のワンパターン演出に逆戻り、ラストのオチは新人芸人のコントにも劣る。 映画中での笑いは予告編にあるものを上回る事なく、話も観たまんま。「変形しない、戦わない、飛ばない、合体しない、働かない」のコピーに「楽しませない」を加えた方が正しい。ロボットに対する技術的なやり取りもとてもお粗末。1アイデアだけで突き進むと失敗しちゃう悪い例の見本、学生の文化祭映画などでよく見るような仕上がりの商業バージョン。 一応、定期的に映画を発表できるほどの位置に来たのであれば、脚本は他の人に任せて、演出に専念したほうが良いのではないか、1歩も2歩も後退してますよ。 ただ、文句を言いながらも最後まで見せる手腕は評価するので、何度も言うが脚本は人に任せなさいって。 [DVD(邦画)] 4点(2012-08-14 14:09:15) |
98. ダークナイト ライジング
《ネタバレ》 凄い、もうビックリ! 単品の作品としては、ジョーカー>ライジング>ビギンズの順だが3部作総合としてこの作品の点数を最上とします。 他の多くの米アクション映画とは一線を画す出来栄え、前2作による十分なフリを最高に生かす伝説の終結。165分がまったく長く感じられない、これはもう映画史に残る。 予告編を観ていても全然大丈夫、はるかに上回る本編、ベインのヤツが無茶苦茶しやがるので街はニューヨーク1997状態、さすがに心配になった。 なぜあんなに仲間がいるのか?、一気に破産って?、彼を殺さず長期放置?、氷の上平気なの?、などの事にはあえてツッコミません、楽しめたから。 ラスト、バットマンにナイフを突き立てた人物も意外だったし、後日談もモヤッとするがこれ以上の続編が無い事を祈ります。 この監督、結構脚本に穴が多いけど、これだけ見せる映像に仕上がると帳消しに出来る力強さがある、次回作も期待。 [映画館(字幕)] 8点(2012-07-31 11:01:54) |
99. おおかみこどもの雨と雪
心に染み入る。 まるで実写を画に起こしたような繊細画像、自然が映る背景など画面全体のどこも微妙に揺れ動いている、凄い。何か特殊な手法でもあるのか?例によってカットバックの雲もモクモク動いている。登場する人物以外は通行人でさえリアルに描く、話に関わる者だけが感情の多いアニメチックになりよく引き立っている。 以前ポニョを観た時もそうだったが前半部、特に感動するシーンでもないのに涙が溢れてくる、何故だか自分でも解らない。 シングルマザーの子育て記と言ってしまえばそれまでだが、気持ちが入ってしまっているこちらは、はしゃいだり、困ったり、悩んだり季節が移り変わる風景と共に気持ちが昂る、そして雪と雨の成長による変化を感じ「あぁこれは別れが来てしまうんじゃないか、もっと観ていたいのに~」と思い結論を待たず、すでに目頭が熱い。 観終わって思うが、悪い人が出てこない上に、花、雪、雨、の他に村人にも感情移入している自分がいて、それぞれの立場で苦悩や楽しみ、応援までしている。 完全にやられちゃった感満載の良い映画でした。エンディング曲にサマーウォーズぐらいの余韻があれば完璧だったのになぁ。 [映画館(邦画)] 8点(2012-07-25 11:08:01) |
100. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
おいおい、こりゃヒデェぞ。 何が起こってるのか途中から話がワヤすぎ、笑えるわけでなし、感動するわけでなし、納得できるわけでなし、とても映画と呼ぶにはお粗末な出来上がり。 TVの脚本だと結構楽しめたのに、映画で続けてこのザマだと監督としての資質を疑わざるをえない、ネームヴァリューで結構な役者を揃えても毎度コレだともうゴメンナサイかも。 とって付けた様な各役者への見せ場が、話とリンクしてない、大げさな演技がアダなのだが監督の指示だろうから役者に罪は無い。 深津絵里をアイドルとして好きな方は楽しめるでしょうが、私は名女優として見ているので残念です。 [DVD(邦画)] 4点(2012-07-17 10:42:42) |