81. パームビーチ・ストーリー
数年前にNHKBS2で放送していた物を見ました。この監督のものでは同じ日に放送していた「サリバンの旅」「レディイブ」のほうが面白いと思いますが、残念ながらこの映画しかないので投稿します。禁じ手ともいえるラストにはびっくりしましたが、それを許してしまえるほどのドタバタ感と、スピード感はとても好きです。結婚式に始まり結婚式に終わるところなど、も気が利いていましたし。ストーリーには全く関係ない、列車の出来事なども訳が分からないなりに笑いました。 6点(2003-12-30 15:28:05) |
82. 8人の女たち
《ネタバレ》 「まぼろし」が結構よかったので、同じ監督だと見に行ったら、がっかりしました。ただ豪華な顔ぶれを集めればいいってものではないと実感。誰かがお父さんを殺した!!と互いに疑心暗鬼になっているシーンにいきなり歌が入り、腕を組んで踊っている姿は目が点になりました。ミュージカルだからと見過ごすことにしても、あの歌と踊りの技術ではミュージカルとしても楽しめません。ストーリーもありきたりで、私が楽しいと感じる要素が皆無でした。ただ、ファッションとか、インテリアの雰囲気とかは好きでした。 4点(2003-12-30 15:09:45) |
83. 青髭八人目の妻
《ネタバレ》 ルビッチの映画の中では出来のいいものだとは思わないけれど、コルベールとクーパーの掛け合いが面白い。あのネギのキスはネギ嫌いでなくても嫌でしょう(笑)この映画を見た後眠れないときにチェコスロバキアを逆から唱えるのを実践してしまいました。眠れなかったけど。 6点(2003-12-30 14:55:15) |
84. イン・ディス・ワールド
映像の力を見せつけられた作品でした。私の中で「難民」の概念が変わりました。主人公たちの淡々とした表情や「何日後」という表記が、逆にその道のりの過酷さを想像させられました。 8点(2003-12-30 14:47:09) |
85. GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
《ネタバレ》 テーマがすごく好き。最後、人間を超えた主人公に驚きました。それだけに勿体無い作品。劇場で見ていたらテーマを理解する前に嫌いになっていたでしょう。原作を読んでいないと理解できないのは映画として致命的な欠点だと思います。それでも8点をつけます。映像、音楽共にこのみだし、主人公の最後のセリフにしびれましたので。イノセンスを見た後また見ましたが、バトーが切ないですねぇ。 8点(2003-12-30 14:33:26) |
86. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ティムバートンの最高傑作だと思います。雰囲気とキャラクター造型がすばらしい。グロテスクさと優美さ、かわいらしさが共存するものだと初めて教えてくれた作品です。 またそれまで持っていた、アニメーションへの偏見を吹き飛ばしてくれました。ストーリーはイマイチですが、それを補って余りある魅力を感じるので満点にします。 10点(2003-12-30 14:17:26) |
87. めぐりあう時間たち
《ネタバレ》 映画館で見たときはどの登場人物にも感情移入してボロボロ泣いてしまった。ただ、少し冷静になって考えたら、結局何が言いたかったのこの映画?とも思う。自分の人生を全うするために大切な人を切り捨てたり、逆に捨てられたりするのはつらいけど、仕様のないこと。それより捨てられた側が(メリルストリープとか)これからどう生きていくか、の方が興味があった。この映画、女の人でないと分からないかもというようなコメントがいくつかあったけれど、私は性別は関係ないと思う。エドハリスの心情が分かれば他の3人の気持ちも分かるだろうし。それまで同じような気持ちになったことがあるかどうかだけ。私は鬱っぽい部分を持っているので(自慢にはならないが^^;)感情移入した。あと、二人の女性がレズである描写は余計だったと思う。分かりやすいかもしれないけれどそれが自殺理由の全てであるように捉えられかねないから。 6点(2003-12-30 14:03:34) |