81. スター・トレック(2009)
前作『ネメシス』もそうだったけど、「スタトレの映画を観てる!」って感じがして嬉しいなぁ。ドラマもアクションも濃厚。登場人物紹介シーンは普通退屈になりがちだけど、ストーリー展開と上手に絡めてあってよく出来ていると思った。『ネメシス』DVDの監督コメンタリーを読むと、かなりトレッキーに遠慮しながら製作してるようだったけど、何でもアリのスタートレック、この映画自体パラレルワールドにしてどんどん続けていって欲しいと思う。 重要な会話シーンなどで『ギャラクティカ』風のわざとらしいブレブレ&ズームカメラがでてきたが、あれは止めてほしかったですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-29 14:14:56) |
82. ランナウェイ(1997)
クリス・タッカーは相変わらずうるせぇ!(笑)けど面白い。機転が利き大活躍のクリスに対して、チャーリーは大した見せ場も無く、振り回されっぱなしの役柄でちょっとかわいそう。 クスクス系の笑いとそれなりにハラハラしながら特に不満も無く面白く観れた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-28 19:26:19) |
83. ビッグママ・ハウス2
前作同様、期待に違わぬ面白さだった。変装がバレるかも?っていうハラハラ感は皆無だけど、その分、潜入先の家族との絡みを安心して見られたかな。 シェリー、大きくなった坊やが出てくるのは嬉しいけど、前作の相棒がいなくなってしまったのは残念。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-28 19:09:42) |
84. のだめカンタービレ最終楽章 後編
《ネタバレ》 ルイと千秋の競演までは良かったのにその後が...。原作漫画を読んでいれば堪能できたかもしれない。役者・監督は「心情表現」を強調してるが、のだめが何を思って行動しそしてまた何を思ったのかこちらに伝わってこなかった。その都度誰かしらが台詞で説明してくれるのだが、終始不貞腐れたようにしか見えない演技と符合しないし、話が動くまでダラダラと長いし間も多し。言葉は悪いが非常に退屈だった。例えばターニャかフランクのエピソードがあればそれを混ぜてもっと俯瞰でストーリーを追っていった方が良かったのではないかな。ラストも二人の連弾で愛を再確認と小さくまとまってしまって何だか寂しい。ドラマSP第二夜と同じ感じなので、今後TV放映されてCMを挟みながらだと楽しめそうではある。 [映画館(邦画)] 3点(2010-04-27 18:54:36) |
85. のだめカンタービレ最終楽章 前編
オープニングのベートーベン交響曲7番で一気に引き込まれた。合間合間に入るのだめや脇役達の人間模様に笑ったりジーンとしたり、最後の1812年まであっという間の2時間。すでに下で書かれているが、劇団員の個別練習をモンタージュで一気に済ませたのもいい。また、千秋による楽曲の解説がある親切設計なのも変わらずに嬉しかった。ダメ集団の立て直しという様式美なストーリーで、個性的・意外性のある展開もなかったがが、その分大きな不満も無く普通に楽しめる。 映画館へ足を運ぶ一番の動機だった音の方だが、確かに奇麗で迫力があったが残念な出来。どの楽器がオケが、いつどこで鳴ろうとも同じ音。部屋で鳴ってるのかホールで鳴ってるのか、またその大小は?といった演出が無かったように思う。その場にいるような臨場感を味わえたのが観客の拍手喝采を送る場面と、1812を演奏する直前の沈黙で映画館の空調の音が聞こえた時だった...。あと、ホール内(とヨーローッパの町並みも)を映すロングショットで千秋とオケがピンボケな所がいくつかあって少々気になった。 [映画館(邦画)] 6点(2010-04-27 15:29:34) |
86. トランスフォーマー
《ネタバレ》 お話にエンジンがかかるまでが長いですね。また、政府コンピューターへの数度に渡るハッキング、カーチェイスは3回?、サソリロボの砂漠での第二次襲撃、自宅でさして重要でない(結果的に)メガネを探す所など相変わらず無駄なシーンがてんこ盛り。ただ、そういったシーンも『アルマゲドン』のような「故障!故障!故障!」ではなく、今作はちゃんと楽しめるのは困った。(笑) 誰が誰だか、何をやってるのか分からないクライマックスも含めて、総じてド迫力の映像で押し切られてしまいました。 ヒロインや脇役が埋没している中、主人公の役者さんはしっかり存在感がありました。(脚本のおかげか、それとも騒ぎっぱなしだったからか?) 続編では、サイバトロンやメガトロンらそれぞれの性格を引き立たせる楽しいやり取りがボリュームアップしてる事を期待したいですね。 [映画館(字幕)] 7点(2007-08-22 22:44:53)(良:1票) |
87. ナイト ミュージアム
《ネタバレ》 ほのぼのしていてとても良かったです。昔はこういうのをよく見ていたなぁと、何だかとても懐かしい感じのする映画でした。お話もテンポが良く、笑える所もまんべんなくちりばめられていて退屈せずに見る事が出来ました。ロビン・ウィリアムスがうるさくなかったのと、交差点で生きている標本・人形達を見たレベッカの驚きと嬉しさの入り交じった表情がグッド。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-22 22:04:43) |
88. ウルトラヴァイオレット(2006)
ドラマやアクションに、胸にグッとくる何か熱い物を感じられたら良かったのに、全くなくて残念。『リベリオン』と違って、空間もアクションも白けムードのまま終わってしまいました...。ただ、全く面白くないと同時に、鑑賞中にイライラする事も無いし観賞後の後味も悪くはないのでこの点数。 [DVD(字幕)] 4点(2007-08-22 21:50:34) |
89. パプリカ(2006)
面白かった!!今まで観てきた今監督の作品の中では、エピローグでの締め方も含めて一番、読後感の良い映画でした。前作の『東京ゴッドファーザーズ』の体ヒョロヒョロ・手足ブラブラでなく、体と動きがしっかりと描けていた作画も良かったです。 でも平沢進の音楽に乗せて空を翔る何度見ても気持ちよいシーンが、あっさりと終わってしまうあたりの演出が残念。(『千年女優』でも、歴史絵巻を背景に千代子が馬>馬車>人力車>自転車と駆け抜けるシーンが突然終わってしまうのとそっくり...。) また、監督本人も音声解説で言っていた「"間"を置くのが苦手」と言う言葉にも納得。(笑) 観客の「ここ、もう少し見ていたい」とか「一息つかせて」という暇を与えずに次の展開に移ってしまうスピーディーさ。 しかし他の作品もそうだけど、90分という尺とこの駆け足さで多少の物足りなさが残る"腹八分目"具合がミソなのかも。実際、気軽に何度でも見返したくなるんですよね、この監督の作品って。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-13 22:48:42) |
90. シン・シティ
何とか最後まで観れましたけど、マーヴ編(もの凄くカッコよかった!)でもうお腹いっぱいでした。 アメリカで食べた、分厚くて固くてパサパサで味気の無いステーキを連想しました。ナイフで切る時にジョリジョリと音がして、口に入れていくら噛んでも飲み込めない。やっと肉塊を平らげるも、これまた山盛りのマッシュポテトの付け合わせが待ってるぞ、という感じで。(笑) どよ~んと重苦しい雰囲気のモノクロ画面とストーリー、毎回の長い長いモノローグの字幕を追うのでお腹いっぱい...。 原作未読なのでアレですけど、もう少し軽快だっら、モノクロ+パートカラーでなくて『プライベート・ライアン』のような色彩を抑えた感じだったら、吹き替えで観たら、だいぶ(良い方へ)印象が変わってただろうな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-13 21:58:20) |
91. 十二人の怒れる男(1957)
あっという間の1時間半でした。傑作ではあるけれども、何回も見たいとは思わないかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-25 15:51:37) |
92. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 バートン好きだから必要以上に期待してしまうからか『チャーリーとチョコレート工場』に続いてこちらも今ひとつな出来でがっかり。上映時間が短いならなおの事、ビクトリアかエミリーの一方を性悪女にするべきだったと思う。主要キャラ3人共に良い人な上に書き込み不足で感情移入出来ず、鑑賞中、ビクターと誰がくっ付いて欲しいのか見えてこなかった。というかどちらともくっ付いて欲しくなってしまって焦点がぼやけた。ゆえに、最後もそれほど感慨深くもなく、エピローグもないので余韻に浸る事もない。ビクトリアと卿にミュージカルパートが用意されていないのも加えて、物足りなさだけが残った。ここ2作品は脚本が良くないですね。愛くるしいデザインのキャラクター達の所作、小道具の動き等を細やか・しなやかに表現した一連の特撮の素晴らしさ、死者と生者の再会シーンなどに+2点です。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-03 19:59:22) |
93. レッド・プラネット
《ネタバレ》 火星までの道程、降り立ってからの酸素切れまではなかなかいい感じだったのに、エイミーの暴走からお話が変わっちゃいましたね。火星ならではの脅威が暴風だけしかないので、ロボットと虫を登場させて登場人物のピンチを作るしかないんだろうけど、ん~どうなんだろう。エイミーのひまわりみたいな手をしてファイティングポーズをとる姿が微笑ましかったけど。全体的に大した盛り上がりもなく終幕なのも残念でした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-02-28 12:49:46)(良:1票) |
94. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 バートンの不思議ワールドを堪能できるだけでもうれしいですね。色彩豊かな映像と豪華な箱庭的セットは相変わらず楽しませてくれます。しかしお話の方はウォンカ視点で見てしまうと、チケットを手にするまで~工場内~工場後がブツ切りな印象を受けるのが難。一番の見せ所である工場内での出来事がウォンカの心情の変化になんら影響せず、チャーリー以外の子供達を落とすためだけの物だからか。子供達が痛い目に合っている最中の親の行動や言動が大人しすぎで必死さが足りない。親に助けを求める子供とそれに必死に応える親の姿があれば、一連の出来事(フラッシュバック以外の)が頑なウォンカを動揺させ最後のチャーリーの言動でトドメを刺す、一本筋の通ったお話になったのにと思った。現状ではウォンカが家族観を変えてしまうのが唐突だし、手法は間違ってはいたけれどもあれは自分を愛するが故の事だったのだと悟る(と解釈したい)パパとの和解のくだりが蛇足に思えてしまったのが残念。またここも問題だけど、拾ったお金でチョコを買っちゃうような子供と他の4人の子供とどこが違うんだろ?(おじいちゃんから貰ったお金で買ったチョコで当選させておけば良かったのにね)勝者になっても「良かったね」と思えない。脚本の杜撰さが目立った。あと『マーズアタック』は別にして、他の方も書いているようにCGの使い方がだんだん”手作り感”がなくなってCGCGしてきている気がする。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-03 02:27:17) |
95. デッドマン(1995)
《ネタバレ》 モノクロ画面、死に体の主役、ボヨヨンBGMの雰囲気で見せる映画。こっちまで気だるくなってくるのは監督の意図通りか。”撃たれた男の頭がたき火跡へ、見下ろすと、くべられた薪がまるで後光が差すかの如く男の頭を囲んでいる”カットは、何だか滑稽。カヌーに乗ってから最後までの流れは心地よかった。時々、おおっと思わせる演出があったりするんですが、どうにもこのリズムは合わないなぁ…見る人を選ぶ監督ですね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-01 04:11:33) |
96. ゴースト・ドッグ
肩を揺らして歩く黒人のノリ、プープップーってファミコンゲームのようなBGMが微笑ましい。見所の一つ、暗殺シーンはなかなか良い演出でした。全編ゆったりともったいぶったリズムで何気なくも意味有りげなカットに、監督の意図は何だろうとあれこれ考えながら見てしまって疲れた。この監督の映画を見続けていると何か見えてくるのかもしれませんが、現状ではこの点数です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-01 03:43:31) |
97. アイランド(2005)
《ネタバレ》 アクションは相変わらずの大迫力だがマンネリ感が拭えず。『バッドボーイズ2』のような”死体ゴロゴロ”がない分楽しめたけど。今作の「果たしてこれで良かったのか?」なラストなら。。。オリジナル・ジョーダンの子供とテレビ電話で少し会話する場面があったけど、代わりにクローン・ジョーダンが母親として生きていく決意をするか、逆にクローンなのだと運命を受け入れオリジナルの為に命を差し出す。リンカーンもすったもんだの挙げ句にオリジナルに殺され(オープニングの船で襲われる悪夢はどこへ行った?)、クローン会社は何事もなかったように存続していく(または人間製造を諦め臓器培養だけに路線を変更する)ようなひねくれた終わらせ方で「果たしてこれで良かったのか?」と言いたかったかな(『マトリックス』な感じだけど)。『フェイス・オフ』のラストで涙腺が緩んだ者としては、ジョーダン親子については放ったらかしではなく何かしら救いが欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-30 16:03:35) |
98. チーム★アメリカ ワールドポリス
《ネタバレ》 エログロナンセンスなバカ映画なんだけど、非常に丁寧な作りに感心します。オチのつけ方、作り込まれたセットはもちろんのこと、眉や目、口など微妙な動きをする人形は計算された照明を当てられ、しっかり演技してる。カメラワークもバッチリ。日本の映画人に見てもらいたいな。ゲロやネコ、下ネタ以外の戦闘中の痴話ゲンカや両手を上げて「俺だよ俺!」といった、強いて言うならドリフコントのような笑い所がもう少しあれば良かったかも。『スターウォーズ』の酒場、手かざしフォースネタと『スタートレック』の「カプラー!」にニヤリ。また、DVD吹き替えでは、劇中、「スターウォーズ」パロディをするゲイリーがオビワン、「マトリックス」パロをするクリスがネオと同じ声優なのは偶然か狙ったのか?吹き替え版ならではのお楽しみポイント。 [DVD(字幕)] 9点(2006-01-29 19:55:38) |
99. 亡国のイージス
熱さが伝わってこないのが非常に残念。引き画と止め画ばかりで、アクションシーンはもちろんイージス艦内や官邸、またお互いの駆け引き等会話劇でも迫力も緊張感も感情も場の雰囲気も何も伝わってこない映像。トーンを落とすと聞き取れず、逆に張り上げるととたんに声が汚くなる音声。真田広之のJACアクションや吉田栄作の死に際のようなわざとらしい演技。どれもが実に邦画らしい。原作のクドい文章についていけずに途中で挫折した私にとっては、思わせぶりなモンタージュや登場人物(女工作員やお見送りする女性と子供)はストーリーを理解するのに弊害でしかなかったし、読み込んだ人にとっては物足りなさだけが残ったのではないだろうか?+30分で説明するか、無理なら映画は別物と切り捨てた方が良かったように思う。T.ジョーンズのやっつけ音楽は浮いちゃってるし、編集の人も「あんなのやこんな画が欲しい」と思ってただろうなぁ。『ザ・ロック』『沈黙の艦隊』『ダイ・ハード』とハリウッドコピーでもいい、とにかく日本人の演じる熱くカッコイイ(大袈裟でも、また静かなる闘志でもいい)映画を見たいだけなんだけどな。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-29 18:53:04) |
100. 元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス
行く先々で出会う人々とのエピソードが面白くて退屈せずに見られました。仲の悪いコンビの逃亡劇を見てると「身の危険が迫ってるというのにいつまで仲違いしてるんだよ!」ってイライラする事が多いのに、この映画では不思議と許せちゃったのは主役二人がおじいちゃんだからかな。時間もちょうどいい長さで、気軽に見られると思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-21 11:15:05) |