81. ハスラー
「プレイヤー」がいて「元締め」がいて「女」がいる。ザッツオール。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-28 23:47:24) |
82. しんぼる
自分のハードルの高さに気づいていないのか。 [DVD(邦画)] 4点(2010-04-23 11:59:37) |
83. アパートの鍵貸します
10年前に初めてみたときはハートフルコメディの印象だったはずが、今はブラックユーモアにあふれた印象に変わっている。思うに当時はクラシック感とビリーワイルダーの付加価値に魅入っていた。今ではワン・オブ・ゼムとして、要は悪いことをしたければ偉くなってからやれ(バレずに)っていう、本質的な腹黒さを描いた作品のひとつになった。まぁ結局自分の見たいようにしか見れないんだな。英語のニュアンスが分かればまた印象も違ってくるだろうし、小津を英語字幕でみているようなもんだから。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-13 13:53:17)(良:1票) |
84. パレード(2010)
《ネタバレ》 他人とひとつ屋根の下で暮らすんだから潤滑油として多少のうわべも必要だろうしそれが本当の自分ではないとか言うんだったら、じゃあ本当の自分って何って思う。 人格や個性って他人との関係の数だけ多面的に成り立っていて、 たとえば家族、友達、恋人、同僚。それぞれの関係において見せる自分は同じではないはず。 すべてひっくるめた総体としての自分はあっても 個々の関係においてはそれぞれ意識的、無意識的にも使い分けてるもんだと思う。 原作を読むと登場人物たちの内面を説明した上で、それぞれの関係の妙と危うさを描いている。それを外から俯瞰するのが部屋主の直輝で、5人の共同生活の群像が、 「実在」しない道化たちのパレードに見えたという話。 映画では今どきの若者の人間関係として描いているからピントがズレてしまっている。 キャスティングがいいので原作の雰囲気だけは伝わってきた。 [DVD(邦画)] 6点(2010-04-09 08:59:05)(良:3票) |
85. ウルトラミラクルラブストーリー
限りなくギリギリアウト。 [DVD(邦画)] 5点(2010-04-06 15:06:34) |
86. 東京流れ者
任侠したいのか、前衛したいのか。 [DVD(邦画)] 6点(2010-03-24 16:56:23) |
87. 風の谷のナウシカ
ナウシカは、欧米から見れば神であり、アジアから見れば風であり、2次元世界から見れば俺の嫁なんでしょう。 [地上波(邦画)] 8点(2010-02-19 23:36:59) |
88. 七人の侍
『七人の侍』言わずと知れた世界のクロサワの傑作。だけどこの分かりやすいタイトルが作品の評価を相当高く上げ、また観る者を少なからずミスリードしている。この話はいったい誰の物語なのか。まぎれもなくそれは侍でも百姓でもない菊千代だ。この作品は七人の侍の話としてみると、圧倒的な菊千代の存在感で影が薄まる侍がいて、それが脚本の不備として気になる。ところがはじめから菊千代の物語としてみると見事にしっくりする。この作品のタイトルが『七人の侍』でなければ、むしろ今以上に評価が高く、内容どおりの真っ当な評価がされたのでは。リメイク版『荒野の七人』が本作と比べて物足りない理由の説明がつく。タイトルに忠実に七人を描こうとしているから失敗している。(マックイーンが菊千代ならまた違っていただろうが)/竹林が風で揺れる音や水車の音等々。ちょっとした些細な演出が作品に多大に貢献することを知っていた数少ない監督だろう。ラストのどしゃぶりはやり過ぎのような気がするが、それはご愛嬌。 [DVD(邦画)] 8点(2010-02-01 19:41:32) |
89. アバター(2009)
どんなに最新技術を駆使しても、たくさんのお金を費やしても、ストーリーから離れては満足できないのよ。 [映画館(吹替)] 8点(2010-01-14 22:08:12) |
90. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
《ネタバレ》 アル・パチーノが青年に伝えたかったのは2つの道に迷ったときに自分の答えに責任と意思を持ち続ければそれが正解になり、自身の見識を育てることになるということだと思う。善悪にかかわらず経験に裏づけされた見識を持つ人をアル・パチーノは「大人」と呼ぶんじゃないか。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-08 12:25:36) |
91. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 司会者がリークした答えだと思った自分はまだまだ世間の荒波に揉まれていないことを知った。主人公の役者が賢そうに見えるせいか、クイズに答えられたのは、運命というより記憶力が良くて物知りだったおかげに見えてしまう。 スラム育ちで学がないとは言っても、都会で見聞きしたことを全部覚えていたらそれ相応の博識になるだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-02 18:37:09) |
92. スター・トレック(2009)
ナイス転送。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-16 23:46:11)(笑:1票) |
93. グラン・トリノ
ええカッコしすぎ。 [DVD(字幕)] 9点(2009-11-02 22:54:32) |
94. アンタッチャブル
人間の社会に正義も悪もない。あるのは体制か反体制だと言わんばかりのブライアン・デ・パルマの寓意。ケビン・コスナーの役はおそらく脚本の段階ではコテコテの正義漢だったところが、ブライアン・デ・パルマのフィルターを通すと、いわばダークサイドに堕ちた体制側の役人に化けたところが面白い。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-27 11:51:25) |
95. 時をかける少女(2006)
時をかけすぎ。 [DVD(邦画)] 6点(2009-09-14 23:03:10) |
96. 崖の上のポニョ
世界はいつだってぼく次第っていう趣がいい。 [DVD(邦画)] 8点(2009-08-19 23:44:41) |
97. 純喫茶磯辺
「カメレオン」を持ってきたことひとつで、監督のセンスの良さを感じさせるのには充分。 [DVD(邦画)] 8点(2009-08-10 23:55:40) |
98. ディア・ドクター
《ネタバレ》 資格と資質のテーマって本物以上の腕が前提にないと成立たないわけで、結局は未熟なもぐりが怖くなって逃げ出したって話になってしまった。/タンクトップの井川遥がいい。この人は2時間主役を張り続けるスタミナはないけど、短時間だと抜群の存在感を発揮する。もっくんと似たタイプだから、そう遠くないうちにCMにひっぱりだこになるに違いない。旬の女優を捕まえるのが西川監督は上手い。/ラストにはホッとしたけど、ああやっぱり素の鶴瓶の映画だったな。 [映画館(邦画)] 6点(2009-07-03 18:04:14) |
99. ぐるりのこと。
甘過ぎず苦過ぎず。 人肌燗で清濁併せ呑んだ気分。 [DVD(邦画)] 8点(2009-05-18 22:51:59)(良:1票) |
100. 落下の王国
鉄橋で蒸気を噴出する機関車を見上げるオープニングシーンは、この映画を借りて良かったと思わせるのに充分だった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-05-06 11:45:05) |