81. 幸福の黄色いハンカチ
ひとつの感動的な話にもって行くまでがなかなかうまいですね。最後まで気になって思わず引き込まれますね。 [地上波(吹替)] 7点(2005-11-04 00:28:26) |
82. インファナル・アフェア
テンポがよくそこそこ楽しめる映画ですね。最後の終わり方と音楽が気に入りませんが暇つぶしにもってこいの映画なのでは? [地上波(吹替)] 7点(2005-11-04 00:26:09) |
83. パルプ・フィクション
この映画だめな人にはだめなんでしょうね。セリフは長いし、画面を無駄に広く使っているし、感情移入していたトラボルタがあっさり死ぬし、、、。欠点を上げたらきりがない。しかしこの映画、僕は非常に面白く見させてもらいました。意外に複雑なことを、実にうまくやっているし、個々のストーリーにクセがあり、多少過剰すぎる会話のやり取りも嫌いじゃないです。さすがタランティーノ! [DVD(字幕)] 7点(2005-11-04 00:23:32) |
84. ライトスタッフ
男の情熱を描いた、凄まじく熱い映画。とにかくサムシェパードがかこよすぎる!ノンフィクションなので、多少物語として微妙な部分もあるし、登場人物が多すぎて、心情の変化などがうまくつかみきれていないように感じますが、そこは登場人物と僕との間に結ばれた男の友情で問題解決!とにかくそのくらいのパワーをもつ映画。音楽も素晴しい。感情移入しすぎて、音速の壁を超えるところや、ジョン・グレンのポッドが大気圏に突入するところなど、成功するとわかっていてもおもわず、拳を握り締めてしまいます。成功した場面では、ガッツポーズまでしてしまいました。3時間という時間があっと言う間でした。それにしてもサムシェパードは「パリ、テキサス」の脚本までもつとめているとは驚きです。あんなにこの映画では男前なうえに、「パリ、テキサス」で男のロマンチシズムを見事に書き上げてしまうとは、まさしく男の憧れ的存在! [DVD(字幕)] 10点(2005-11-04 00:06:33) |
85. ロミオとジュリエット(1968)
この映画は、高校の時、授業時間に見た映画なのでかなり記憶に残っています。ロミオとジュリエットは話し自体は、すでに知っているものだったので特に意外性みたいなものは感じませんでしたが、非常にまじめに作られているし主演の二人の演技も大変素晴しいので思わず感動してしまいました。しかし、男というのはどうして素直じゃないんでしょうか、映画終了後に泣いている大勢の女子をよそに、「まぁ、普通にベタだな」などとすかしている輩ばかりで困ったものです。そういう僕も感動して半泣きだったのに、涙をこらえて「ベタだった。くさいんだよね」などとほざいてたタイプの輩です。ここに当時の反省の意とこの映画に対する純粋な感動の意を込めて9点を献上します。残りの1点は、いまだに純愛映画に素直になれない今の自分の感情と、当時のすかしていた自分に対する郷愁に捧げたいと思います。こんなことしている自分は今でもすかした輩ですね(笑) [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-03 23:45:58) |
86. ミツバチのささやき
この子役は凄い!なぜあんなに微妙な表情を出せるんだ!子供が「死」ということに対して不思議な気持ちを抱くと言う、暗い映画ですけど、非常に丁寧に描かれていていいですね。フランケンシュタインを見て人が死ぬということにはじめて気づく設定などかなりうまいと思います。そういえば、僕が人の死を初めて実感したのは、この映画の少女と同じくらいのころで、おばあちゃんが死んだときでした。葬式のときの僕は、泣いた記憶もなければ、笑ってた記憶もありません。たぶん、少女と同じような微妙な表情をしていたのでしょう。そう思わせるほど、この子役の演技は説得力のあるものでした。子役に賛辞をこめて、8点献上! [DVD(字幕)] 8点(2005-11-03 23:29:23) |
87. スモーク(1995)
特に大きな山場もなく、かなりたんたんとしていて、劇的な展開もない。なのに、後味がよく、いいもの見た感じがする映画。それぞれのストーリーが大局的に見たときにいい具合に絡み合い、決して他のストーリーのじゃまをするこもなく、いやみがない。それは、おそらく、見る側に無理に感動を強要させず、余裕のある作りをしているからだろう。純愛映画ものと言われている映画の持つ、見る側への強要に飽き飽きしていた僕にとって、この映画はかなり画期的な映画でした。今後もこのような映画を見て行きたいですね。 [DVD(吹替)] 9点(2005-11-03 23:12:38) |
88. シティ・オブ・ゴッド
群像劇、犯罪物、エンターテイメントと、どのジャンルにおいてもかなりの傑作。実話を、エンターテイメントとして作ることにより、作品としての面白さ、実話としての衝撃度ともに最高のものに仕上がっていて、見やすい映画になっている。それゆえ、世界の現状を多くの人に知らしめることに成功している。カメラワーク、脚本、音楽それぞれが秀逸なできで、犯罪群像エンターテイメントとして、「ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ」以上の作品。 [地上波(字幕)] 9点(2005-11-03 19:02:30) |
89. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
テンポも脚本も音楽も撮影もファッションセンスもいい。最高の犯罪エンターテイメント作品。そんなに金掛けてないのにこんなに面白い作品ができるといういいお手本ですね。群像劇としても秀逸なでき。「シティ・オブ・ゴッド」とともに犯罪群像エンターテイメント作品の傑作。この映画を見終わった時、悪いことに首突っ込むもんじゃないな~とつくづく感じました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-03 18:44:57) |
90. 雨に唄えば
こんなご機嫌な映画見たことない!終始ハイテンションで全く飽きません。凄まじいダンスシーンは映画史上最高のでき。最近カメラワークでダンスの下手さを誤魔化している映画が多いような気がします。それらの映画がこの映画の本物の凄さに勝てるわけがないですね。カメラワークが多彩な映画が出てくれば出てくるほどこの映画の評価はますます良くなるでしょう! [インターネット(字幕)] 9点(2005-11-03 18:35:44) |
91. 赤ひげ
映画数本分の人間ドラマを詰め込んだ欲張りな作品。それでいてまとまりに欠けるということもなく、上質な作品にしあがっている。加山雄三の大根ぶりが気に食わないという人もいますが、加山が頑張ってしまうと劇中に起こる様々な出来事が引き立たないのでは?大局的に見たときに、非常に有機的に役割を果たしていると思います。黒沢監督は、これを狙っての大根役者を主役に抜擢したのだろうか?それともプロダクションの要望で大根役者を主役にしなければならず、しょうがなく引き立て役として機能させたのだろうか?はたまた、全くの偶然の結果加山が引き立て役になってしまったのだろうか?いずれにしても、この映画は映画史に残る傑作ですね。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-03 18:26:59) |
92. オペラ座の怪人(2004)
そこそこ面白い。セット、衣装などの美術がしっかりしているし、映像、音楽も優秀。しかし、ファントムの隠れ家に行くときに流れるあのダサいロック系のテーマ曲はないでしょう。あれのおかげで、「オペラ座の怪人」の映画化作品として、後世に残るにふさわしい品位が失われているように感じます。ウェーバーにロックの才能はありませんね。ファントム・オブ・パラダイス」を真似しようとしたんですかね?クリスティーヌのあやふやな立場も見ていてイライラしました。彼女はかなり悪女ですね。そのときどきの、自分の利益を計算して、非常に打算的に動いている気がします。展開ももうちょっと緩急を使った方がいいと思います。話のつなぎ目でしつこいくらいに歌を使ってしまって、盛り上げどころを強調しきれていないと思います。監督をもうちょっとまともにチョイスすべきですね。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-03 17:56:17)(良:1票) |
93. ブリジット・ジョーンズの日記
やっぱりラブコメって駄作が多い気がします。この映画もそのひとつ。そこそこ笑えるんだけど、はっきり言ってこの映画が全くもてない女性を応援している映画なのかかなり疑問。ブリジッド普通にもてるじゃん。果たしてこの映画を見た女性の何%が共感するのでしょうか?まあ、暇つぶし程度にはなるのでは? [DVD(字幕)] 5点(2005-11-03 17:30:36) |
94. 僕の彼女を紹介します
《ネタバレ》 話を劇的にするために、展開がかなり無理やりで、おそらくお涙頂戴の場面で興ざめ状態。ヒロインには不良少年を暴力を使って説得する以前に、彼氏とはいえ一般市民を捜査に巻き込むことがどれ程危険なことかを学んでほしかったですね。さらに言うなら、凶器を持った犯人は深追いせず、応援を待つということも学んでほしいですね。さらに言うなら、「僕の彼女を紹介しますと」というより、僕に女の子を紹介してくださいって感じですね。それはそうとして、最後の 仕掛けにはやられました。「猟奇的な彼女」でヒロインの名前が出てこなかったのはそういうことだったのか!プラス1点! [DVD(字幕)] 5点(2005-11-03 17:20:33) |
95. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
ひどすぎる。いくらなんでもこれはない。こいうエンターテイメント作品に重要なテンポのよさは、無駄なせりふが多すぎるうえに、あまりにもリアリティーに欠けるため、緊迫感と共に失われ、俳優陣の演技はドラマの域を超えるどころか学芸会レベルにまで成り下がっている。とにかく突っ込みどころが多すぎて見てて腹が立つ。音楽の使い方も下手すぎる。3作目は織田が出演を拒否しているので今のところ製作の予定はないようだが、はっきり言って織田は拒否できるほどの演技はしていない。というより、出演者の中で一番だめだと思う。こんなことを大学の食堂で話していたら、隣の見知らぬ女に睨まれた。おそらくこの作品を面白いと思ったか、織田のファンかどちらかだろう。そう思うとさらに腹が立ったので、この映画は「糞だ!」と言いまくってやった。それでもこの映画に対する嫌悪感が拭い去れないので、ここに0点という点数をつけさせてもらいます。 [地上波(字幕)] 0点(2005-11-02 17:20:38)(良:2票) |
96. 8 1/2
「ヒャッホ~~イ!」高2のときの感想がこれです。はっきり言って訳わかりませんでした。「フェリ~ニ、フォ~~~!」大学一年の僕の感想です。はっきりいって、まだ訳分かりません。しかし、ブルース・リー師匠のお言葉、「don’t think,feel!」にしたがい、点数をつけることにしました。映像マジックの凄さに感服したので8点。こんなに映像だけで見させてくれる映画は2001年宇宙の旅とこの映画くらいなものです。それにしても、高2の時と、脳みその中身が、あまり進歩していないのには、かなり落胆します。もうちょっと勉強します、、、。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-01 00:02:35) |
97. 第三の男
《ネタバレ》 オーソンウェルズが出てきてからは、物語が一気に加速しますが、この映画全体の雰囲気を考えて、あえてほのぼの系の音楽を流すあたりや、影を計算した見事な夜闇の映像などで本作は見れば見るほど味わいの深い良質な映画に仕上がっている。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-31 23:48:07) |
98. 鬼が来た!
面白い映画だけど日本に対する反感を呼び起こしかねないヤバイ映画。 [インターネット(字幕)] 8点(2005-10-31 00:20:41) |
99. パリ、テキサス
己の理性を超えた愛により、愛に敗れた男の話は、愛の真実を静かに物語ってくれる。純愛映画のような劇的な状況はないが、純愛映画より劇的な愛がこの映画にはある。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-30 23:59:27) |
100. 禁じられた遊び(1952)
うまく言葉にできないけどいい映画でした。なにかの生命を奪うことによってしか得られない十字架の美しさ。子供たちの純粋な心と、残酷さ。こんな一見相反する事柄が存在するこの世界の不条理を映した物語は、戦争という不条理とのイメージの連関により、深みを増していると思う。それにしてもミッシェルがかわいそうで仕方ありません。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 03:14:51) |