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プロフィール
コメント数 2128
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 60歳

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81.  SHE SAID/シー・セッド その名を暴け 《ネタバレ》 
60年代、ベトナム戦争の暗い影響で映画界はニューシネマブームになる。 そして「ロッキー」「スターウォーズ」の登場で、一気に暗い映画はおさらば! 80年代の空前の映画ブームが来る。しかし、それも90年になると苦戦するアメリカ映画界。  そんな中、いくつか面白い作品があった。それがワインスタインのプロデュースした映画だから、映画ファンとしては 本作は、とても辛い。こんな人の指揮した映画に、感動したの?俺! 俺の感動を返せ~!と言いたい。  本作の悪、ワインスタインは、仕事上かかわった女性を、密室でハラスメントしてたという事実。 それを暴くジャーナリストの戦いの話である。 事実に基づいているから、ますます俺の感受性、間違ってる?となってくる。  この人、権力あるから、賞も取ってる映画が多く、多くの人が観る映画をプロデュースしてるから、 思春期にワインスタインの映画で励まされた青年が、グタグタになるんじゃないかと心配。 自分的にも、本作でパルトローが23歳のときにハラスメントにあってて、 その3年後に創られた「恋するシェイクスピア」「リプリー」のパルトローが好きだったのでショックです。
[DVD(字幕)] 7点(2024-10-19 21:37:28)
82.  われらが背きし者 《ネタバレ》 
ジョンルカレの映画らしく、公務員的スパイ映画。 内容はロシアハウスの現代版。 素人を使って、情報を国外に流出させようとする話。 スパイも、自分も父親であることを言うシーンは新鮮。 スパイも公務員であり、普通に家族を守っている立場というのが分かる。  ラスト、誰がけりをつけたのか? ロシアか?それともイギリスの政治家か? 発見された紙に政治家の名前が書いているとこなんか、意味深。 もし・・・なら、こわ~!こわ~!  007みたいに現実離れしてないスパイものなので、 現実もこうなのか!とビビる。
[DVD(字幕)] 7点(2024-10-17 22:43:14)
83.  タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 《ネタバレ》 
どうやって造られたのか、考え出すと、ビビりだして、 映画に集中できない。 ホントに、良く出来てるなぁ。 新しい時代を迎えたんだなぁと当時、シミジミ。  スピルバーグ的演出も冴えて、面白い作品です。 いきなり、これだけのレベルを作ってしまうと、 CGアーティストは、大変だろうなぁと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2024-10-17 22:40:47)
84.  首(2023) 《ネタバレ》 
チン説本能寺の変!  戦国版アウトレイジで、たけしさんのサービスぶりが楽しめます。 でも観てて、今まで好きだった時代劇のイメージが壊れたり、 まじめに歴史を勉強することってどうなんだろう?とか考えてしまったり、とにかく破壊力があります。  話変わりますが、DVDで字幕で見ると、誰が何をしゃべったか分かって、 勉強になります。
[DVD(邦画)] 7点(2024-10-15 00:53:41)
85.  田舎司祭の日記 《ネタバレ》 
「へっ、今度の司祭、青二才じゃねえかよ」 「説教なんて聞いてらんねぇ」 赴任した田舎の教会で、冷たい視線の中、 この若い司祭は、可哀そうな夫人の魂の救済をやってのける。 それを目撃した若い女性からの、審判の対応がなされる。 やがて、そこにいられなくなった司祭は、のたれ死に・・・ ラストの言葉 「それがどうした。すべては神の思し召し。」  圧巻、巨匠ブレッソンの見事な落ち。 いつか、俗物の老司祭が、女性の魂の救済をやってのけ、 女性たちから審判の対応にさらされ、最後にどんな言葉を残すか?なんて 映画も観てみたい。
[DVD(字幕)] 10点(2024-10-13 15:52:48)
86.  BAD LANDS バッド・ランズ(2023) 《ネタバレ》 
原田監督独特の、シャープな画面。 それが気にならないくらい、ストーリーが尖ってました。  安藤サクラの帽子姿は、ストリートオブファイヤーのマッコイと同じくらい ベストキャップウーマン賞を与えたい。 日本クライムサスペンスでは、どうしてもこの事務大国日本のややこしさが付きまとう。 それを見事に見せ場にして、面白いサスペンスでした。  困った「弟」でしたが、ラストの展開には泣けました。 曼荼羅も良かった。 ラストの街からの脱出劇、そして心に刺さる音楽。 あ~日本映画も心に残るラストを描けるようになったなぁとしみじみ。  (暗証番号丸見えじゃない?女性同士の取引だから、安心できるのかな?)
[DVD(字幕)] 8点(2024-10-11 00:43:19)
87.  トレマーズ 《ネタバレ》 
アイデア勝負の、アメリカ産娯楽B級映画。 80~90年代にたくさん創られました。 本作もその一本。  映画が面白い、と素直に言える頃でした。 考えさせられる映画じゃない分、後に何も残りませんが・・  内容は、陸版ジョーズ。 やっぱりシリーズ化しましたね。
[DVD(字幕)] 7点(2024-10-07 21:58:16)
88.  風林火山 《ネタバレ》 
日本映画の戦国合戦場面で、一番愛されてるのが川中島。 衣笠の「川中島合戦」(未見)、「戦国自衛隊」そして、この後の長篠では「影武者」。 映画に愛されてる信玄と上杉。  しかし、稲垣監督は主人公を山本勘助にした! この人物、講談の作り上げた人物かと思いきや、 実在してる信玄の書状に「山本菅助」なる名前が・・! 実際に信玄の身近に仕えて、使番(つかいばん)を務める人物であったことが分かってる。  もうね第四次川中島と言えば、山本勘助がやられる合戦。 その前の勝頼とのエピソード、板垣の父と思ってましたの言葉。 もう涙なしでは見られない。 案の定、戦況は不利に・・(涙)  この作品を観て、黒澤さん負けず嫌いに火がついたんじゃないかなぁ・・
[DVD(邦画)] 8点(2024-10-06 23:50:12)
89.  影の軍隊(1969) 《ネタバレ》 
レジスタンスの映画。 見どころは、女性しかも母親が戦士になっている点。 むちゃくちゃ優秀なのだが、捕まって子どもを人質に取られると、かくも簡単に落ちてしまう。 この点において、やはり戦いに女性は使えないということかもしれない。  その女性、マチルダの練る作戦は、ものすごく優秀。 リノヴァンチュラが捕まった時に見せた作戦は、凄かった。 そのリノが、前半の主役である。 独特の風貌に似あう戦士ぶり。  しかし、映画は、アクションものではない。 レジスタンスの静かな戦いを描いている。 メルヴィルの作品。再評価の必要性があると思う。  どうでもいいが、手塚治虫のキャラクターにランプという人がいるが、リノヴァンチュラだと思う。 もう一つ、影の軍隊と言えば、我々昭和っ子には、漫画「男組」を思い出させる。 当時のワイルド7はじめ、こういう映画の影響が、漫画に強く出てたと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2024-10-06 01:08:53)
90.  モラン神父 《ネタバレ》 
持っているものがアレっぽち! ここで生活していく気持ちのない人に説教されても、 そりゃ胸には響きませんよね。 神さまに捧げているから、何もいらないってことでしょうか。 カトリックって厳しいんですね。  モラン神父が女性に興味を持たれてるとこから、どんなドラマが展開するか? そこがポイントでした。 神と女性、これを描いた映画は、古い映画ですが、「雨」という名作があります。 しかし、この映画は、ひたすらまじめな神父でした。 ただ、若さの価値を、あまり考えてない発言が多いですね、この人。  彼女の涙は、神父のけなげな気持ちが神さまにのみ独占されてるからでしょうか・・ 「来世」を重んじる思想は、今を大事にしないのでは? 次の赴任地へ旅立つ神父さんは、神の世である世界全部が、ひとつの生活地点となるのでしょうか? 土着に生きる女性には、理解できないズレが面白かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2024-10-02 00:35:56)
91.  悲愁(1979) 《ネタバレ》 
夢の世界、映画の世界に生きる大女優の、巨大な自己愛。 「サンセット大通り」を思い出させます。  ただ、この作品が創られたのは、当時のメーク技術の向上があります。 若い女性すら、老婆に変身させてしまう技術が・・ ビリーワイルダーは、そこから本作を創ることにしたのでしょう。  可愛そうなのは、娘です。 名声よりなにより、若さに勝る宝はないのに・・ 悲しい結末です。 嫌~な気分になります。
[DVD(字幕)] 7点(2024-09-29 17:58:59)
92.  新・平家物語 《ネタバレ》 
「新源氏物語」の川口松太郎が、企画に加わった本作。 やはり同様に最初の部分を丁寧に描いて、終わっている。 武士の時代の始まりが理解できる。  ストーリーは、平清盛の出生の謎を加え、彼の青春時代を、ドラマチックに描いてる。 寝殿造りの建物が、地味に現代的なつくりなんですね。勉強になります。 巨匠溝口健二だから、時代考証も手抜きなしでしょうね、きっと。  これを観て、山田尚子のアニメ「平家物語」を観ると、さらに勉強になりますね。
[DVD(邦画)] 7点(2024-09-28 21:15:30)
93.  待って居た男 《ネタバレ》 
山田五十鈴の 「泣くよ!泣くわよ!泣いちゃうぞ!!」のシーン。 可愛いったら、ない! こんなチャーミングな女性、令和の時代にはいないんじゃない!?  エノケンの目明し、五十鈴の迷探偵ぶり。 何と楽しい、美味しい作品!
[ビデオ(邦画)] 9点(2024-09-27 23:30:43)
94.  セックス・チェック 第二の性 《ネタバレ》 
総理大臣すら女性になりかねない、この時代、この作品がお叱りを受けずに済むだろうか?  セックスチェックで両性具有の人間が、セックスしまくって、晴れて完璧な女性になる、とか こんな話、海外の変態作家の作品でもお目にかかったことない展開。 やっぱり、海外メディアが言うように、日本の女性は軽視されているのか? 結構、皆さま、大きな顔をされてますが・・  まあね、これが封切りされた頃は、今とかなり違うんだと納得してしまおう。
[DVD(邦画)] 7点(2024-09-27 23:18:31)
95.  テイラー・オブ・パナマ 《ネタバレ》 
ジョン・ル・カレのスパイものって、007みたいなスパイ同士の攻防とか 陰謀を阻止するとか、そんなストーリーじゃないんだね。 本作みたいに窓際スパイが、政治ネタで一財産稼ごうとか、スパイも人間なんだって話を創る作家なんだね。  ってことは、ル・カレも、元スパイ? 何でスパイの人間性、そんなに詳しいの?って思ってしまう。 ホント、超人じゃない。 「ロシアハウス」観てもそうだけど、結構地味な仕事をこなす人たちなんですね~  ホントのところは知りようがないけど(笑)
[ビデオ(字幕)] 7点(2024-09-25 00:50:15)
96.  誰よりも狙われた男 《ネタバレ》 
これは面白い! 漫画ではNATOスパイものと言えば、「エロイカより愛をこめて」が有名だが、 映画では、なかなか日本ではお目にかかれない。  それをスパイものの名手、ジョン・ル・カレの作品なのだから、まぁ観ないわけにはいかない。  俺ってフィリップシーモアが、好きだったんだなぁと再認識しました。 ル・カレの映画化には、大物俳優が欠かせないが、シーモアが映画史上ダントツでスパイ演じさせたら最高じゃないか! と感じ入った。  内容は、ものすごく怖い話。 これ以上は言えません。皆さん、観ましょう。観終わった後、マジでビビります(汗)
[DVD(字幕)] 8点(2024-09-23 23:43:16)
97.  ロシア・ハウス 《ネタバレ》 
ジョン・ル・カレの原作ものと言うことで観ました。 「裏切りのサーカス」は、痺れましたもんね~  「ナイロビの蜂」は、ル・カレものっぽくなかったのだが、 本作は、スパイ小説の名手と言える一品に仕上がってます。  時は、ゴルバチョフの時代。 ロシアから極秘情報を渡された作家(ショーンコネリー)が、 英国と米国の諜報機関から、そのままコンタクトをとれとなって、 そこに美人妻が現れた~!!という話。 これね~、「ロシアより愛をこめて」を意識してんじゃないって感じのキャスティング。  1990年ごろのロシアの街が、たっぷり味わえます。 何や、ヨーロッパみたいで、文化的な街なんやな~と至極、感心。
[ビデオ(字幕)] 7点(2024-09-21 21:19:43)
98.  ナイロビの蜂 《ネタバレ》 
レンタルで、サスペンスのコーナーに置かれてあったが、 この手のものにしては、銃撃戦とかもなく、人間がよく描かれてあった。  正義感が強く、革命気質の女性と、お役人体質の旦那の、ラブストーリーでもあった。  レイチェルワイズの神々しいヌードに感動♪  え?これ、ジョン・ル・カレなの?ええ!?
[DVD(字幕)] 7点(2024-09-21 17:19:50)
99.  RRR 《ネタバレ》 
インド以外の国の人が観たら、ちょっと複雑な気持ちがするかも・・ 二人とも実在の英雄ですが、両者の絡みは、歴史にはないそうです。 あと英国による残虐なシーンは、1919年のアムリトサルの虐殺事件を 観てるインド人に思わせる仕掛けになってるみたいです。 ちょうど1914年に始まった第1次世界大戦にインドは多くの兵士を出していましたから・・ 事件の描写は映画「ガンジー」に描かれてるそうです。(未確認ですが・・汗)  まぁ国力の勢いを感じます。 インドは勉強の盛んな国なので、自国の歴史を勉強したら、 やっぱり面白くない植民地の歴史。 そんな自国のモヤモヤ感を吐き出したとこに、ヒットの秘密があるみたいです。  今のインドなら、こんなフィクションも国際的に許されてしまうってとこでしょうね。
[DVD(字幕)] 7点(2024-09-20 00:47:53)
100.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
キュアロン監督、凄いね!  終末観ただよう設定ながら、舞台が田舎。空っぽのビルとか出てこない。 生殖能力のなくなった人類に、ある奇跡が!という話ながら、わきを固めるキャラが濃い!  何より圧巻は、戦場の中での出産。 実はこのシチュエーション、ロシアの映画「遥かなる勝利へ」で出てくる。 それがここでは、SFにこの内容を込めてくるあたり、憎い! 製作年は、本作のほうが早い。むう・・  「天国の口」「ゼログラビティ」と果敢に攻めるキュアロン。 楽しみです、これからも。
[DVD(字幕)] 7点(2024-09-14 20:25:44)
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