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81.  エターナル・サンシャイン 《ネタバレ》 
描きたかった事だけを言えば非常にシンプルな話なんでしょう。  恋人だった二人が記憶はなくてももう一度出会うとどうなるか。  ですが、自分の頭の中を彷徨い、改めて向かい合うという斬新なアイディアが面白かったです。   最初の方は分からなかったことも後半ではっきりしました。  周りの話もこのテーマに添った意味のある役割をはたしていたと思います。  もう一度観てもまた違った意味でも楽しめそうだと思いました。   ジムキャリーはなにか個人的に惹かれるものがあります。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-25 17:51:16)
82.  大日本人 《ネタバレ》 
純粋に笑えました。ごっつが好きなら楽しめると思います。映画という感じではないです。  また、ごっつやダウンタウンの笑いが好きじゃないなら全く面白くないでしょう。   最初は淡々としたやり取りなんですが、そのなかでも間の取り方などはさすがといった感じです。   大佐藤は代々続く大日本人の仕事に誇りをもっており、昔から続くものを大切にしない、視聴率など気にしすぎる現代のテレビ業界、などへの批判も入っているんでしょうね。大佐藤自身も職業を奪われていく感じなど、笑いのなかにも切なさも含まれていました。   最後のここからは実写でというのはどういう意図かは理解できませんでした。  まさにコントになっており、撮りやすいから変えたわけでもないでしょうから、ただの笑いのためなんでしょうか。   カンヌに出品されていましたが、外国人には絶対わからないでしょう。  異文化としての目新しさ、映像のおもしろさだけで、日本人とは受け取り方が違うと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2007-07-25 17:49:40)
83.  虹の女神 Rainbow Song
感動しました。切ないですね。   丁寧に作られている作品です。  撮り方が非常に好きです。  カメラワーク、アングル、撮影方法など非常に雰囲気が出ているように思います。   製作者の力を感じました。   上野樹里、蒼井優の演技は素晴らしかったです。   ではなぜこの映画はそれほど有名じゃないんでしょうか?   と言うのが疑問です。分かりやすい作品ですし、万人受けする内容だと思います。  まだ観ていない人は観るといいですよ。  
[DVD(邦画)] 9点(2007-07-25 17:48:02)
84.  硫黄島からの手紙
正直イマイチでした。 ドキュメンタリー的に観るならまだいけると思うのですが、映画として観るには話の軸がしっかりしていない気がします。  見所はありますが、全体的にだらだらとしてしまっている印象です。  また二宮じゃないほうがよかったです。 演技自体は悪くはないのですが、喋り方と見た目が軽く雰囲気がないというか映画に合っていないと思います。
[DVD(邦画)] 5点(2007-07-25 17:46:45)
85.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
ユーモア溢れる映画ですね。それぞれがそれぞれの大変な状況にあって個性的でどこか病んでいたり不思議ななキャラをしていました。  顔も似てないし、バラバラな感じがおじいさんが死んでしまうあたりから変化していく感じは家族全体に変化をもたらし、少し笑える素敵さがありました。  特にラストのダンスのシーンは心を気持ちよくさせてくれ、観終わった後、なにか幸せを与えてくれました。  個人的にですが、おじいさんの死体姿を全く映さなかったせいか、なぜか死んでいる気がしませんでした。
[DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 17:44:54)
86.  花とアリス〈劇場版〉 《ネタバレ》 
鈴木杏演じる花と蒼井優演じるアリスの日常を描いた少女漫画を元にしたような作品。   その2人が役にはまり役で、したたかに嘘をついていく花と、子供な母親をもつアリスの自然体でふざけたりするところなどは笑えながら楽しめました。嘘をつく時の下手演技も嘘をつきなれていない感じが非常にリアルですし、バレエを踊る姿も非常に素敵です。   撮り方などいかにも映画的というより、ナチュラルに作られています。   いい日本映画だと思います。監督もこのキャストで撮れたことに満足しているんじゃないでしょうか。   蒼井優は、フラガール・鉄コン筋クリート・虹の女神など役者としてモデル出身とはレベルが違うなと、毎回感心させられます。それぞれの役割はあるんでしょうが。
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-25 17:38:10)
87.  不都合な真実 《ネタバレ》 
普段観る映画とは違い、楽しみたいというより、どのような内容なのか観てみたいという思いで観ました。  講義とアル・ゴア自身の周りの事を描きながら終始進んでいきます。   環境の変化、人間が地球に及ぼしている影響、これからの予測など驚くことも多く、アル・ゴアの喋り方(英語なのでなんとなくですが...)も上手で、アニメーションなど交えながら飽きずに観られました。   地球に住む一人として、是非一度は観てみて欲しい。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-25 17:35:53)
88.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
非常によく練られた文句のない作品でした。  人間の悲鳴をエネルギーとしていて、それを集めて競っているという設定は今まであまりなかったと思いますし、モンスターが小さな子供たちのような人間ですら怖がり、害のあるもの(靴下でさえも)としてみているという人間めいた感じも新鮮でした。  ベタなんですが、ギャグや、ユニークさも楽しめますし、  最後の終わり方の綺麗さ・なんとも言えない幸福感もすばらしかったです。   子供も大人も違う視点で楽しめると思います。   声優は上手いというより、合っていてよかったと思います。   
[DVD(吹替)] 9点(2007-07-25 17:34:29)
89.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
行き当たりばったりで簡単に過去に行ったりする時をかける少女、真琴。  そんなまっすぐな少女だから後半の必死さ、全力感が伝わってきました。  時をかける方法はユニークで笑えます。  未来から来た少年も真琴たちの世界の生活に馴染んでおり、ユニークでおどけた性格の彼だからこそ別れのシーンは爽やかながらも切なさも残りました。  あらすじだけ言ってしまえばありそうな作品ですが、綺麗な画を上手い構成で仕上げている良作で、オススメです。
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-25 17:32:46)
90.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 
沖縄のサトウキビ畑を舞台とした話で、風景だけでも沖縄に行きたくなるような作品でした。   それぞれがそれぞれの悩み・考え・痛みを抱えており、何が解決するわけでもないけれど、  サトウキビ刈りをしながら、投げやりや開き直りではなく、受け止めなにか突き抜けていく感じがすがすがしかったです。  沖縄の景色の綺麗さと上手く相まって忙しさの中の空気のゆっくりした感じが好きでした。   「なんくるないさぁ」と言うおじいの言葉もいいですね。  おじいとおばあは地元の人かと思うぐらい馴染んでいて、なんだか心が安らぎました。   マイラバの曲も非常に映画と合っていて、エンドロールもつい聴いていました。  ひとつ気になったのは成宮の身体が役割としてはあまりに細すぎかと。   少しゆったりした雰囲気の映画を観たい時に観るのがオススメですね。   
[DVD(邦画)] 7点(2007-07-25 17:29:16)
91.  幸せのちから 《ネタバレ》 
実話を基にしているから仕方ないのかもしれませんが、全てが中途半端で何をメインとして描きたいかがはっきりしないまま終始してしまっています。  あえて言うのであればトイレのシーンが見所なのでしょうが、ウィル・スミスの演技の素晴らしさに助けられているものの、さほど感情移入できませんでした。   かといって全体を通して面白い訳でもなく、何かが起きそうな気がしそうなしたまま何もなく終わった印象です。   どこまで実話なのかは分かりませんが、クリス・ガードナーの行動は頭がいいのか悪いのかといった印象も受けました。   ポスターなどの雰囲気が良く期待して観たのですが、正直映画館で観て損しました。   ウィル・スミスが好きで実の親子の演技を観てみたいのであれば、観てもいいかと思いますが、そうでなければがっかりさせられる作品だと思います。  
[映画館(字幕)] 5点(2007-07-25 17:27:27)
92.  [Focus]/フォーカス(1996)
最初退屈で20分程度続きますが、後半の衝撃を考えればそれすらも逆に良く思えました。   衝撃につぐ、衝撃でこういう方向に持っていくとは考ええていなかったため非常に驚きました。   カメラワーク・手取り感、敢えてしっかり撮っていないがいい。  ただ、山場のBGMはこの雰囲気でいくのであればいらなかったでしょう。   あくまで大衆向けではないですし、アイデア勝負の1回切りの映画だとは思いますが、  それに成功した映画好きな人なら是非観て欲しい作品!!   改めて感じましたが浅野忠信はすごい。  役者中の役者ですね。  浅野忠信じゃなければここまで面白くなっていなかったでしょう。   浅野忠信に+1点!!
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-25 17:25:07)
93.  PiCNiC(1994) 《ネタバレ》 
印象画のようなはっきりとしていない、観る人によって捕らえ方が異なる映画だと思います。  また、大衆的でなく観る人を選ぶ作品ですね。   岩井俊二監督らしさはあるものの人気どうこうではなく、撮ってみたかった作品でしょう。   施設から出る事を禁止されており、塀の上だけはいいと判断しピクニックに出掛ける。  3人とも子供のように無邪気に、しかし悩み、救いを探す。  他にはあまりない独特な雰囲気でした。  
[ビデオ(邦画)] 4点(2007-07-25 17:21:01)
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