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81.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
切ない映画である。ブッチとキッドは男の子なら誰でも漠然とあこがれる夢を具現したような存在。「幸福な子供時代」の象徴といえる。アウトローの集まる古き良き西部に住み、銃を華々しく撃ち放し、列車強盗や銀行強盗で大金を掴み、気の合う友達を持ち、女性にはモテまくり、長旅をし、ときに国外にも逃亡する。自由気ままに生きるとはこういうことだろう。だがいつまでも子供ではいられない。いつかは夢から覚めて、大人にならなければならない。決して顔を見せない追っ手が大人の象徴。逃げても逃げても追ってくる。追っ手は自分の内面の影でもあり、いつかは向き合って対決しなければならない相手。ラストで追っ手に向かって銃を撃ちつつ飛び出すのは、子供から脱却して大人になることの象徴、通過儀礼だ。誰もいつかは子供時代とは永遠にさよならしなければならない。映画は、その瞬間を鮮明に切り取った。ブッチは初めて人を殺したとき、夢の終りが近いのを悟った。それでもブッチは「次はオーストラリア」などと夢を語る。何度見ても心がひりひりする。過去を表す手法としてセピア色が随所で効果的に用いられている。一方未来は自転車として登場する。馬や馬車は最早時代遅れ。旅立つシーンで、ブッチが自転車を捨てる。自転車はよろよろと倒れ、車輪が空転するのをカメラが追う。二人の未来を暗示した見事な手法だ。二人は死んで、子供の夢も滅びた。だが、滅んだのはそれだけではないだろう。子供が自由に夢を見ることのできる社会そのものが滅んだのだ。映画の製作された時代の社会の現実は、ベトナム戦争、黒人差別、学生運動、麻薬の氾濫、ヒッピー運動、価値観の多様化、親子の断絶など、混乱を極めていた。もう子供が、子供らしい夢を見ていられる社会ではない。なんと嘆かわしいことか!映画の意図はそこにあると思う。キッズの登場シーンはずっとキッズのアップが続く。朝日を浴びて自転車に乗る二人の美しいシーン。写真だけで描かれるボリビアへの逃亡の旅。音楽と映像だけの銀行強盗シーン。印象に残る場面はいくつもあり、映画の技法の宝庫でもある。この映画を単にあまり賢くない悪党の逃亡劇として見ると面白みにかけるだろう。憎めない二人に乾杯。女性の心理が描けてないのが残念。
[DVD(字幕)] 9点(2009-09-19 02:45:58)(良:3票)
82.  ハロー・ドーリー! 《ネタバレ》 
ジーン・ケリーが監督なので、ダンスシーンには気合が入っている。屋外でのパレードや群舞シーンは映画ならではのもので圧巻でした。音楽もいい。『日曜は晴着で』『ほんの一瞬のこと』などは佳作で、映画「ウォーリー」にも効果的に使われていました。アカデミー賞の音楽賞を受賞したのも納得です。さて、ストーリーだが、四組の恋愛が描かれている。男やもめホレスと世話好き未亡人ドーリー。画家とホレスの姪。ホレスの店の店員コーネリアスと帽子屋の女店主アイリーン。もう一人の店員バーナビーと帽子店の店員。恋愛もので感情移入できるかどうかは、「女性が男性を好きだ」という感情が伝わるかどうかだと思う。ドーリーやアイリーンが相手の男性のどこを好きになったのかわかりにくい。ホレスは傲慢で、しみったれだし、コーネリアスは田舎者丸出し、共にハンサムではない。都会女性が魅かれる要素が見当たりません。それにドーリーは恋愛の策士で、自信たっぷりすぎます。応援する気にはなれないですね。やめといたほうがいいのでは?と余計な心配をしてしまいます。夫の生存中は毎日ニューヨークの高級レストランに着飾って現れ、お金をたっぷり浪費していたらしいのですが、そんな彼女がどうして田舎に引っ込んで、紹介業などしているのか?画家カップルの恋愛は途中、放りっぱなしにされ、結局最後まで詳細が不明です。そのあたりの脚本のツメをおろそかにして、ダンスシーンを撮るのに熱中している監督の姿が見えてきます。映画ではある程度のリアリティが必要なので、成功した舞台の脚本をそのまま流用してもアラが目立つのです。ただ女性とキスどころか、女性に触ったこともなく、かつ田舎も出たことがない青年が、一日だけ休みをとって女性とキスするまで帰らないと都会にでてゆく設定は魅力的でした。自分の殻を破ろうと冒険に出る青年は誰でも応援したくなります。サッチモの扱いにも疑問です。出番はほんの少しで、メインストーリーには絡まず。もっとリスペクトして欲しかったです。それにしてもあんな豪華な造りのレストランは日本で観たことがありません。舞踏の伝統のある国ならではのものです。ミュージカルだから細かいところにはこだわらず、素直に音楽とダンスを楽めばよいという主義の人にはうってつけの映画です。古き良きハリウッド・ミュージカルの最後を飾る映画でもあります。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-18 21:18:47)
83.  太陽の王子 ホルスの大冒険 《ネタバレ》 
公開当時全く売れなかった作品。作柄が暗いためだろう。美少女ヒルダは悪魔の妹。歌で人間を無気力にさせる力をもっている。「いのちの珠」をもっているため不死であるという。ホルスが「君なら人間になれる」というが、意味は不明。ヒルダは不死でありたいが故に、悪魔の手先となり、村に入り、人々の弱い心につけ込み、疑心暗鬼を起こさせ、団結する力を奪う。目的のためにホルスまで殺そうとするが、動物や子供達には優しい。天使と悪魔の両方の心を持っているのだ。ヒルダの葛藤が物語に深みを持たせているのだが、子供達には退屈だろう。太陽の剣とは何だろう?岩男の肩に刺さっていた挿話が不明だ。これは説明不足だろう。岩男には抜けず、ホルスに抜けたのは何故?一人では鍛えられないが、皆で団結すれば鍛えられる。鍛えた剣は悪魔を滅ぼす力を持っている。このあたりはありきたりの設定です。岩男は村人の味方となり、悪魔と戦ってくれた。岩男が現れたのは太陽の剣が完成したのを知ったからだが、もともと悪魔とは敵対関係にあったらしい。岩男と氷マンモスの闘いがあっさりしすぎていて残念。最大の見せ所なのに。悪魔が弱すぎるのも残念。単純に火に弱く、太陽の光に負けるなんて。それに顔がとても貧相。小動物はとても愛らしく魅力的で、雪狼の造形もすばらしいのに、肝心の大ボスがこれじゃ…。ヒルダにホルスを殺すように命令するが、自分がやればいいのに。悪魔は雪に関係するらしいが、手下は狼、ネズミ、鴉、怪魚など統一性がない。すべて雪や氷に関係するものにすればよかったのだ。そうすれば太陽対雪という構図が際立つ。「いのちの珠」を持つと飛べるらしいが、どうしてヒルダはその能力を使わなかったのだろうか。ヒルダが死ななかったのは人間の心を取り戻したからだが、人間になったのだろうか?ホルスは迷いの森でさまよっていたが、団結の力が大切だと気づいたとき出口が見えた。心の迷いを反映させる森だったのだろう。そのとき岩男が太陽の剣をかざしている姿が映る。どういうことだろうか?岩男の参戦がなければ戦いに勝てたかどうか疑問だが、肝心の岩男のキャラがはっきりしない。その後、ホルスは太陽の王子と呼ばれるようになったらしいが、なぜ太陽の王なのか?よくわからないところもありますね。まあ、大人が見れば、退屈はしない映画です。
[DVD(邦画)] 7点(2009-08-10 19:38:17)
84.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 
気楽に楽しめる怪獣映画の見本。嵐のシーン、町を襲うゴジラなど特撮で見るべきものがある。美的感覚が優れているのだ。モスラは成体、卵、幼虫(しかも双子)と三度楽しめる。小美人という神秘もありますし、何より歌が素晴らしい。モスラが愛される理由がわかります。ただしインファント島民はいただけません。意味不明の言葉しゃべっていたのに、酋長が急に日本語しゃべりだします。成体は寿命がつきる寸前という設定がいいですね。幼虫が親の仇を討つ展開と見れば、感情移入できるます。どう考えてもゴジラの方が強そうだが、それをどう補うか、闘い方にいろいろと工夫されていますね。幼虫が尻尾に噛み付くのがツボでした。放射熱線が幼虫に当らないのがじれったいです。幼虫にジャンプ能力がり、すばやく移動できるようにすればよかったですね。糸にも毒の成分があるとかすれば完璧でした。卵は地中で育つうちに大きくなるそうですが、水に浮くのはどうしてでしょう?また漁民は、沖にあった卵をどうやって浜まで運んだのか?政府が卵を保護しないのも不自然ですね。モスラの卵を返せといいますが、モスラが勝手にもってかえればいいのでは?こういった疑問を解消するには卵は政府が管理し、小美人は政府と交渉したことにすればよかったですね。ゴジラ登場シーンがよかったです。海からではなく地中から。ところで記者が拾った放射能を浴びた物体は何だったのでしょうか?ゴジラの皮膚でしょうか。ゴジラは名古屋城を壊したのは意図したのではなくコケた結果です。城にぶつかって怒って壊している。子供みたいで面白いですね。自衛隊が何をやってもうまくいかないのはお約束。戦車など効果ないのが分かっているのに、何度も進行します。203高地?搭乗員達は上官を恨みながらも、渋々命令に従っているんでしょうね。どの社会でも下っ端はかわいそうです。飛行機によるミサイルの連続攻撃で海に追い払えばいいと思います。人間ドラマの部分ですが、悪徳商人二人がちまちまやっているだけという印象。どうしてあそこに大金をしまっておくのか?背中から撃たれたのに、額から血が出しているし。その悪人を倒すのはやっぱりゴジラ。最高です。あ、悪人の秘書はもっと美女じゃないとダメですよ。
[DVD(邦画)] 7点(2009-05-06 23:06:09)(良:1票)
85.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 
サスペンス、ロマンス、コメディが上手にミックスされた上質の映画。傑作の部類でしょう。レジー役のオードリーの魅力があればこその映画でもあります。レジーが賢く独立心の強い女性であれば成立しない物語です。すぐに騙されるかわいい女でなければいけませんね。夫が殺されて、彼女自身その殺人犯に狙われているという状況で、簡単に恋に落ちる役ですから、並大抵の女優ではつとまらないでしょう。子供の水鉄砲のシーンは、ジョシュアの服を着たままシャワーシーンとリンクしています。子供が切手好きであることを最初から描いていて、何度か切手が映りますね。いい伏線になっていると思います。(あの変な切手は普通気づくと思うのですがね…)ところで25万ドルですが、最初は夫が家財道具を一切合切売っぱらって得たお金となっていたのに、いつの間にか戦争で盗んだ金となっています。電気がきてないのに電話は通じたり、お金がないのにいい服たくさんもってますね。最後のどんでん返しはやりすぎでしょう。ジョシュアが米国財務省の役人(事務方)だとして、どうして自ら単独で警察のような探索をして、命をかけてまで、お金を探し出そうとするのか?最後までレジーには「お金を政府に返すな」と言っていましたし。二転三転するダイルの正体は見事でした。バーソロミューがあやしいと気づいても、死んだはずのダイルだとは誰も気づかなかったはずです。劇場での「落ち」も見事でした。拳銃を使っていたら作品にそぐわなくなりますから。夜の劇場に簡単に入れたりするのはおいておきましょう。そこらあたりが、”古き良き時代”の”古き良き映画”たるゆえんです。目くじら立てずに観ましょう。
[DVD(吹替)] 8点(2009-04-04 07:38:56)
86.  大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス 《ネタバレ》 
お子様向けの怪獣映画と割り切れば、そこそこ見れます。特撮の出来が芳しくないのが最大の欠点です。ピアノ線がよく見えました。さてストーリーです。怪獣の対決は三度。最初はガメラが腕を切られて負け、二度目はギャオスが足を噛み千切られて負け(と思いきや足は再生)、三度目は超音波攻撃から逃げるすべを学んだガメラの圧勝。もう一つの人間とギャオスの戦いは二度。回転作戦はうまくいきかけたが発電所が火災を起し、失敗。山火事作戦はギャオスの消火粉末で失敗に終わりそうだったものの、ガメラをうまく誘い出すことに成功し、勝利。結局人間の知恵がギャオスに勝ったということです。ここで問題なのは、なぜガメラが人間の味方なのかということです。登場人物のだれもがガメラを味方だと信じて疑いませんね。(シリーズの前の作品であるのかもしれませんが)その説明がないのが最大の欠点です。が、全体としてはよくでている脚本と思います。人間側のストーリーは、高速道路の賠償金がらみで村人と村長はお金を吊上げる目的で反対をしていたが、純粋な子供の心に打たれ、村長は対ギャオス作戦として自分の山を焼いてくれと申し出ます。泣ける話じゃありませんか。コース変更と思っていた高速道路も変更なしとわかり、村人も安堵します。人間のストーリーも対ギャオス作戦も一人の子供を中心になされていることは注目に値します。他のこのような怪獣映画はないのではないでしょうか。意欲作といってもいいでしょう。ところでこの映画の最大の見所はギャオスという怪獣でしょう。凶悪そうな顔や姿の造形もよく、高い飛行能力を備え、超音波光線という飛び道具があり、苦手な火事などのために消化粉末を持っています。また高い再生能力もあります。普通に考えればガメラは太刀打ちできそうにありませんね。ただ紫外線に弱いという設定は安直すぎます。能力の一部が弱まる程度にしておけばよかったのです。ところで気になったのは逃げ出した牧場の動物たちの行方です。てっきりギャオスの仕業と思っていたのですが、そうでもなさそうです。
[DVD(邦画)] 6点(2009-04-01 14:28:42)
87.  怪獣大戦争 《ネタバレ》 
【X星人の謎】 ①何故地下で生活している。 ②水は黄金より貴重らしいが、さほど不自由しないとも言う。地球侵略の目的は水か。金と水を交換すればよかったのに。 ③というか「質量がどんなに大きくても宇宙圏に運び出すのは簡単」なのだから水も運べたはずだが。 ④ゴジラ、ラドンをわざわざX星に連れて、キングギドラと闘わせるという小芝居をする手間を惜しまないのは、電子計算機の計算によるんだね。 ⑤P1ロケットをコピーしてわざわざ地球人に与える必要があるだろうか。UFOで送っていけばいいのに。技術力の誇示のため? ⑥X星人が殺人音波に弱いのは理解するが、コンピュータまで狂ってUFOに不具合が起こるのはどういう仕組みか。そもそもUFOを防音にしておけばいいだけなのだが。耳栓するとか。もっと言えば、発明家を拘束するとき、持ち物チェックぐらいしておけ。 ⑦殺人音波を出すレディーガードの発明家と契約しながら、代金を支払わないのはどうして。そもそも発明家を拘束すれば済む話だが。世界教育社ってどうよ。 ⑧波川女史がグレンに言う。「あなたがX星人になって私と結婚すればいいの。計算値にでました」でも、X星に行ったら女性の区別つかないんですけど。 ⑨X星人はわざわざ地球侵略の方法を説明してくれている。 ⑩「我々は脱出する。まだ見ぬ未来に向かってな」自爆しなくても、なにか脱出方法がなかったのか。 ⑪地球征服計画を立て、地球に前線基地を置きながら、調査ロケットが来るのをずっと待ってたの? ⑫で、癌の特効薬は? 【地球人の謎】 ①人類全体に関わる話なのに、日本人だけで全部決めてる。 【感想】X星人の電子計算機はろくな答えを出さない。だから高度な知能をもちながらも自滅した。いや、待てよ。あれはもしかしたら高度になり過ぎたコンピュータの反乱?わざとヘタな答えを出して、自滅させる計画。とすれば「2001年宇宙の旅」の先取り?なわけないか。しっかーし、モロ日本人なX星人て、萎えるな。外人も日本語しゃべるし。キングギドラがアメリカに出現、とかいいながら映像は無し。まあいいんですけど。無敵のゴジラが操られるところがマイナス。円盤をやっつけるのはゴジラではないとダメでしょう。子供たちにとっては十分楽しめますよ。特撮も合格ライン。
[DVD(邦画)] 6点(2009-03-18 18:37:46)(笑:1票) (良:1票)
88.  海底軍艦 《ネタバレ》 
全編脱力感が漂う。旧日本軍の秘密兵器対ムー帝国というチープな設定。どーにもこーにも、ちゃちい特撮。肝心のマンダが、弱っ! ムー大陸にのみ突っ込みを。落盤対策に日本人の技術者を拉致しなければならないほど技術が遅れているのは変。しかも、車ごと海に突っ込む必要はないでしょ。普通にボートに乗せましょう。あの変な踊りからして文明度が高いとは思えない。日本語どこで覚えたの?女王に日本語を翻訳して伝える場面があったけど、そのあとあれれ、日本語しゃべりだした。旧日本軍のアジトを発見したあとに、小火薬を爆発させただけで、攻撃しないのは何故?また、マンダを何のために飼っているのか。地上を襲わせないとだめでしょ。最後にあの女王、自分たちの弱点をわざわざ相手に教えることはないでしょ。
[DVD(邦画)] 4点(2009-01-06 06:15:40)
89.  燃えよ剣(1966) 《ネタバレ》 
新撰組が結成されるまでの話は面白かった。 七里との対決が何度かあるば決着がつかず、最後までもつれるのだが、劇的なクライマックスになっておらず、竜頭蛇尾の感があることは否めない。 左絵とのからみも濃厚であるが、左絵の心の内面描写が薄いため、感情移入しにくい。 新撰組になってからは、殺伐とした展開が淡々と続き、のめり込めない。 土方歳三という人物を知るにはよい映画だと思う。 主役をはった役者の演技はうまい。
[DVD(邦画)] 6点(2008-12-26 08:27:11)
90.  恐竜100万年 《ネタバレ》 
攻撃性の高い荒々しい原始人の生活を描いている。 部族から追放され、荒野をさまよって倒れた男が、他の部族に助けられる。 体力が回復し、復讐のために戻ろうとするが、女がついてくる。 恐竜に襲われながたやっと戻ってみると、猿人がいたり、下克上で支配者が変わっていたり…。 男が倒れたとき、女が自分の部族に助けを頼んだために、部族間闘争の様相を呈する。 闘いがクライマックスに達したとき、火山噴火と大地震が起こり、ほとんどの人が飲み込まれる。 言葉はわからなくとも、ストーリーは波乱万丈で飽きさせない。 疑問なのは実写のトカゲや巨大なだけのカメを登場させたこと。 苦笑を禁じえない。 そもそも100万年前に恐竜がいることがおかしいが、たまたま生き残っていたと考えればよく、目をつぶろう。 女性のセクシーなコスチュームが印象的。
[レーザーディスク(字幕)] 5点(2008-06-29 11:31:07)
91.  さらば友よ 《ネタバレ》 
派手さはないが、良質のミステリー。 男は女に会社に無断で流用していた債権を秘密裏に金庫に戻してほしいと頼まれる。 金庫の中には多額のお金が入っていることもわかる。 ひょんなことで、もう一人の男も仲間に加わる。 苦労の末金庫をあけるが、金庫の中はからっぼで、金庫室に閉じ込められてしまう。 壁を破り、金庫室から抜け出ると、警備員の死体がころがっていた。 すべてが罠だったのだ。 新聞には強盗殺人の犯人として二人の写真が載っている。 警察に追われながらどうやって無実をはらしてゆくか…。 「禁じられた遊び」の名子役ブリジット・フォッセイが十六年ぶりにスクリーンに登場 した作品でもある。 しかも汚れ役で。 男二人の熱い友情が事件を解決に導く。 悲劇で終わる女性二人の最後。 ブロンソンの小粋なコイン技。 ドロンの軍服姿と医者姿のコスプレ。 みどころはたっぷりです。
[DVD(字幕)] 9点(2008-06-04 05:27:17)
92.  許されざる者(1960) 《ネタバレ》 
オードリーがインディアンの娘だなんて、むちゃな設定だなあ。 インディアンをあんなに気味悪く演出して、悪意でもあるのだろうか? 内容はインディアン受難の物語。 とくにおもしろいところもないなあ。 出演者全員が不幸という映画もめずらしい。 気に入らないことがあると、すぐに銃なんかぶっぱなすから話がこじれるんだな。 話し合いでいこうよ、話し合いで。 意見や価値観が違っても、同じ人間どうしなんだから、話し合いでなんとかなるもんだよ。 お互い相手の立場になって考えようね。 銃社会ってほんとうにイヤだね。
[DVD(字幕)] 2点(2008-01-21 03:36:57)
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