81. 映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち
《ネタバレ》 ドラえもん自体は子供のときから漫画やテレビでいくらでも見てきたけど、新ドラはまるで見る機会がなかった。子供が見るので自分も一緒に見るようになったのは昨年ぐらいからか。最初は違和感があったけど、慣れたらむしろ昔の声優陣より今の方がしっくりくるようになった(しずちゃんだけは、昔の声の方がかわいいです……)。 当然旧作・新作含めてドラ映画は全く見たことがなかったので、これが自分の人生初めてのドラ映画となった。もちろんリメイクだなんてことも知らず、20年ぐらい前の旧作オリジナルも知らず、原作も知らず、子供と一緒に何の気なしに見ただけなんだけど…… 面白いじゃんこれ。ぐいぐい引き込まれる。オチがちょっと無理矢理というか「この手を使えばどんなピンチもほぼ切り抜けられる」的な、考え方によっては極悪非道(笑)なオチなのでアレだったけど、別れの場面はとっても感動的だったし、かなり見直しました。でも評価みたら「ドラ映画最高傑作」とあるので、ああそうかなるほどねぇいつもこんなに質が高いわけではないのかななどと思ったり。 来年は、子供と一緒に映画館に行こっと! 追記:オリジナルが存在することを知ったので気になって見てみましたが、映像や音声に格段の違いがあって、リメイクを先に見ちゃうとオリジナルは……なんというかその……気の抜けたビールみたいな……。戦闘場面の迫力など余りにも違いすぎる。20年も前なんだから仕方ないけど、映像以上に音楽がオリジナルは明るすぎ軽すぎ。キャラクター追加も大成功しているし、そのためにリルルの変心が自然に描かれているところもうまいし、リメイクの方に軍配を上げます。ただ最後は旧作も十分感動的だった。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-04 02:01:11)(良:1票) |
82. マトリックス
《ネタバレ》 設定が変わっていて面白いけど、それだけにアクション過剰なのが逆に裏目になる。公開された当時はビックリドッキリなのかもしれないけど、今じゃコナン君ですらマシンガン全弾交わしちゃいますからね、ええ。それにしてもどうして(ほぼ)白人と黒人しか出てこないんだろう。東洋系って、差別されてない? [インターネット(字幕)] 4点(2013-03-31 05:07:32) |
83. マーズ・アタック!
《ネタバレ》 できそこないかつ悪趣味な映画を見ちゃったなって感じにさせてくれる。何がいいたいのかよくわからんし。火星人の声が「アフラック!」ってどこぞのガチョウの声に聞こえておかしかったけど(……)。 [インターネット(字幕)] 4点(2013-03-26 03:02:18) |
84. 刑事コロンボ/秒読みの殺人<TVM>
《ネタバレ》 まさに「秒読みの殺人」という題名がぴったりな犯行時の緊張感は他の作品にはないものだ。それと犯人の性格。普通は逮捕されるとそれまでの「突っ張り」が消えて柔和になったり、あるいは悔しがったり、あるいは「どうしてわかった」などと言い出したりするのだが「私は負けないわ」と来た。ミステリー作家にアン・ペリーという女性がいる。この人は少女時代に殺人事件を起こして逮捕され、その後名前を変えて推理小説家として大成したのだが(後で元殺人犯であることがばれてしまった)、もうテレビ界では生きていけないだろう犯人もひょっとするとそんなふうに別の分野で活躍するかもしれないなどと想像された。 [地上波(吹替)] 6点(2011-10-31 15:19:33) |
85. 刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM>
《ネタバレ》 ラストのトリックは実はほぼ同じものが別の作品にも使われているのだが、それを知らなければ痛快そのものである(ただその別作品はそれだけでは逮捕に至らないのだが)。にしても他の方の指摘にもあるが、よりによって、コロンボを捜査にあたらせるなんて、あまりと言えば余りにも犯人は間が抜けている。コロンボは署内でも「切れ者」として知られている存在であることはそれまでの作品で何度も紹介されているし、それを上司が知らないはずはない。ウィルソン刑事のような若輩者ですら「警部とまた一緒に仕事ができて光栄です」(魔術師の幻想)と尊敬の念を込めて言っているのだから。まぁいつどの時代でも「見えない人」というのはいるもので、さえない風体も手伝って犯人の中ではコロンボの評価はさほどではなかったのだとでも解釈しておこう。うるさく言ってきたら圧力かけて黙らせようととでも思っていたのだろう。まさに「権力の墓穴」とはコロンボを捜査に起用したことそれ自体だった。 [地上波(吹替)] 6点(2011-10-31 14:38:25) |
86. 名探偵コナン 天空の難破船
《ネタバレ》 序盤から中盤にかけてはよかった。「赤いシャム猫」ってふざけた名前のくせして黒の組織以上に凶悪なことをやらかしてくる。そうそう、犯人ってのはこうじゃなきゃねぇ。しかも病原菌ものって個人的に「漂流教室」のペストのトラウマがあるので大の苦手。「うわーこの手の話きたかー」と思ったけど犯人たちが特に感染予防してないのが違和感ありすぎて残念だった。キッドの使い方はもうこれでいいんじゃないかな。少年探偵団を嫌う人が多いが個人的にはキッドの方が目障りだ。こいつはどう考えても捕まるわけないから話に緊張感がなくなってしまう。だから映画ではむしろこの話のように味方になった方がいい(もう何度も味方になってるけど)。しかしマシンガンで速射されても全弾交わしてしまうのはなんかもうね、無理すぎ(笑)。それと例によって二転三転するのはいいんだけど、今回は最初の基本設定の方がよほど恐ろしく上出来だったのでかえって「いじりすぎ」の感じがした。あと毎回思うけどコナン映画は本当に題名がダメ。普通に「飛行船」でいいし、「天空」なんてまるで意味がない。 「乗っ取られた飛行船」というそのまんまのひねりのない題でも100万倍マシ。 [DVD(邦画)] 6点(2011-10-31 02:08:24) |
87. 刑事コロンボ/偶像のレクイエム<TVM>
《ネタバレ》 話としては普通の出来。噴水の謎が最後に明かされて万事休するという場面が一応見どころになっているが、その場面の犯人役の演技が私にはあまり響かなかった。それよりコロンボが大スターにあえてあたしゃほんとうに感激していますという場面の演技力、これに唸らされた。白鳥の歌の「パラシュートの整備をしていた」という答えを得たときの演技力と並んで双璧の場面である。 [地上波(字幕)] 5点(2011-10-30 21:28:48) |
88. 刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM>
《ネタバレ》 テレビの解説で「この女優さんはこの作品で評価された(人気が出た)」とか言っていたような気がしたが本当なのだろうか。なんかとっても嫌な女に思えてしまうんだが。しかも途中から豹変する感じで、あれどうしたんだろう急にこの女性? という疑問が消えなくなってしまい本筋がぼやけてしまう。最後の場面なんか、この犯人ならぶっ放してしまうのもありじゃない? って思えてしまった。多分連れの刑事なんか一人もいなかったと思うし。 [地上波(吹替)] 5点(2011-10-30 21:19:36) |
89. サーカス(1928)
チャップリンの長編作品の中ではもっとも落ちる作品(それでも7点)。主題に深みがなく、ラストの訴えかけも弱い。ただ笑う場面には本当に事欠かないし、チャップリンの芸は十分に堪能できる。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-28 03:11:31) |
90. 火垂るの墓(1988)
《ネタバレ》 これもジブリ作品ってことになるのかな? だったら宮崎アニメを全然評価しない私にとってはジブリ最高傑作ということになる(全部見たわけじゃありませんが)。戦争の悲劇を描いた良質の作品だと思うのだが、私にとって非常に興味深い(というか驚いた)のは、この作品を嫌悪する人が大変多いということである。その多くが「主人公の行動が解せない(許せない)。結局自業自得ではないか」というものだが、少なくとも戦争が起きたことについては主人公少年に責任があるわけでは全くなく、仮に主人公少年の行動が「悪」だったとしても、戦争という「巨悪」に比べればそんなものは無視していいぐらいの「小小小……悪」にすぎないわけで、当然この映画は「戦時下でうまく立ち回れなかった主人公少年の行動の愚かさ」より「戦争という超大悪が生み出すある一つの悲劇」を描きたかったものであると私は解釈している。それを「主人公少年が愚かだから腹が立つ」というのは、例えば世の中が間違った悲劇的な方向に向っていく真っ最中に「よりとるに足らない小さな小さな出来事」の方に腹を立ててしまって一番怒るべきことに怒りを発することができない姿でしかない。そうか、もしかするとこの主人公少年の行動は「観るものを試す」リトマス試験紙なのかもしれない。 [地上波(邦画)] 8点(2011-10-28 02:43:51)(良:2票) |
91. 名探偵コナン 沈黙の15分
《ネタバレ》 最新作(第15作)。酷評が多いが普通に楽しめた。コナン君の超人ぶりは毎度のことだけど今回は超超超人ぐらいになってる。というかあの状況で逃げることより村を助けることを考えるのはもはやウルトラマン並(笑)。そんなぐあいにいろんなところでツッコミ満満満載なのも毎度のことなので、これまた許容範囲。ゲスト刑事のしゃべりは確かにすんごい違和感あるけど、あの場面だけだからこれまた許容範囲。ダム決壊についても実際に村を襲ったわけじゃないから震災津波を思い出したりしなかった(実際に被害を受けた方はどうか知りませんが)のでこれも許容範囲。途中であっけなく犯人がわかってしまうのがちとあれだったけど、最後にすこーしだけ意外性もあったので許す。ラストのパニック場面も十分効果的(でも、サッカーボールってあんなふうに打ち出せたんだっけ??)だと思った。ただ灰原が「あと1分」とか言ってるけど考えてみると15分を過ぎた瞬間に死ぬわけじゃないし15分以内なら絶対助かるわけでもないから変な感覚なんだけどね。変と言えばやっぱりコナン映画は題名が変。第15作と15分をひっかけるのはよいとして「沈黙」ってのはおかしい。みんな大声出しまくってたじゃないか。「残された時間は15分」だと筋は通るけど普通すぎるし文章になってしまうのが難。「15分の限界」とか何とか……。 あと登場人物がちょっと少なめなのが残念。最後もう一つ、一番突っ込んだ部分は光彦の「公道走ったら違反」ってセリフ。それを言うならコナン君のエンジン付スケボーでしょう! スケボーにエンジンついてる時点で公道無理だし、冒頭だって「エンジンつきスケボーで逆走してくる少年がいた!」ってその方がニュースになっちゃうぜ。 [DVD(邦画)] 5点(2011-10-26 11:32:25) |
92. 名探偵コナン 戦慄の楽譜
《ネタバレ》 第12作目。題の「戦慄」は「旋律」にひっかけてるんだろうけど、なんかうまくない。もっといい題をつけてほしい。電話をかける場面、あれは実際に可能なのではないだろうか。というのも全く同じかけ方をテレビで実演していたから。ただ距離がありすぎるかも。もっともそれ以上にコナンのボールコントロールこそありえないけど(キックシューズのスイッチ入れてなかったよね?)。それとやはり動機が無理すぎるのが興ざめだが、引退の真相を明かすくだりによってなんとかごまかせた感じ。ただ派手すぎる爆発のわりにホール内はなんともないので(なぜだ??)いつものコナン映画のような大ピンチにはほど遠い。それと一番おかしいのはコナンの設定で「絶対音感持ってる音痴」って、なんなんだそれは(笑)。あと愛ちゃんと元太が間接キッスしたよー! って突っ込んだら、カミサンにひどく軽蔑されました(……)。 [インターネット(字幕)] 5点(2011-10-19 08:59:35) |
93. モダン・タイムス
《ネタバレ》 人間には二種類ある。どん底を経験すると人間性まで落ちてしまう人間と、かえって人間的に成長し温かみや豊かさを増す人間である。チャップリンのすばらしいところはどんなに深刻な内容でもそれを見事な喜劇にして表現できることにある。この主題だっていくらでも深刻な劇にしようと思えばできるのに反対に最高に笑わせる映画になっている。何もかも失って「死にたい」というヒロインに「死ぬなんて言わないで」というラストの暖かさはどうだろう。決して希望を捨ててはならぬ……チャップリンが言いたかったのは文明風刺よりもむしろこちらの方だろう。人生で繰り返し鑑賞したい映画の一本である。 [DVD(字幕)] 8点(2011-10-13 11:45:27)(良:2票) |
94. 担え銃
《ネタバレ》 この時代なんで夢オチは許してあげよう。後年のような深みはないが佳作の一つ。 [インターネット(字幕)] 5点(2011-10-13 11:19:36) |
95. 名探偵コナン 紺碧の棺
《ネタバレ》 第11作。すべてにおいて物足りない。サメは恐ろしいがまさか蘭がサメと立ち回りするわけにも行かないし、最後の「終わった」と思わせた後のピンチもまるで大したことない。気の抜けたサイダーのような印象。ただただ凡作としか言いようがない。それとやはり題名がうまくない。抽象的すぎて映画を見終わってもピンとこない。「女海賊の秘宝」とかなんとか、普通に名前をつけてほしい。それにしても少年探偵団は不人気だなぁ。キッドが出てくるよりはいいと思うんだが。 [インターネット(字幕)] 3点(2011-10-13 09:33:05) |
96. 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌
《ネタバレ》 第10作。前作(個人的にそれまでの最高傑作)を上回るここまでの最高傑作。前作が「後半命」で前半がだらだらするのと比べて今作は最初から最後まで鑑賞者を惹き付け続ける。しかも最後にちょっと「?」となる謎まで提供しているのが心憎い(後述)。記念すべき10作目(よく続くよね)ということで主要キャラがたくさん登場するのも楽しい。もちろん「ただ出てるだけ」では面白いはずもなく、活かすも殺すも脚本次第なのであるが、「名探偵を探している」という設定のため不自然さはない。妃弁護士もちょっとだけだがうまく画面に登場させている。少年探偵団の3人は個人的には好きだが嫌う人が多い。たまに役に立つ光彦以外ほとんどお荷物的存在だからだと思うが、この映画では彼らに捜査を一切させず人質扱いし、真相を知る灰原が危機を防ぐために知恵を使うというやり方で本筋の邪魔をさせずうまく活用している。最後の最後でまたしても危険が迫るのもパターンだけど面白い(にしても元太のバカヤローーーーーー!!)。最後のキッドの登場はかなりご都合主義だと思ったがコナンの最後の謎かけのようなセリフ「俺たちと(キッドは)いっしょにいた」(つまり途中で消えた高校生探偵はキッドの変装だった)によって納得できるようになっている。よくわからないのは依頼主の動機で「自分が撃った」と確信していたのならその事件の何の真相を解明させようとしたのだろうか?? 大体服部君も指摘しているが、狙撃されてそのまま椅子に座り続けている人間などあるはずもなく二三発撃った時点で「おかしい」と感じないのはかなり変だ(一発目で椅子が倒れたが撃ち続けたということだろうか)。また死んだと思われた探偵が実は演技にすぎなかったというのは全く余計な演出だった。毎回思うが麻酔銃ならともかく、ゴム製(?)にすぎないサッカーボールが命中したからと言って長時間気絶し続けるものなのだろうか? すぐ犯人を確保するとかならともかく、ほったらかしなのがどうも気になる。光彦君の声優さんが病気で参加できなかった(その後復帰)のが残念。光彦好きなので(笑)。爆死するのを覚悟で子供たちにつきそった博士のやさしさに感動。それとコナン映画は題名がいつもダメ。もっとマシな名前つけられないものか。「一発目の銃弾」とか「○時間の死闘」とか「10作目、全員集合!(笑)」とか何とか。少なくとも「鎮魂歌」って内容ではない。 [インターネット(字幕)] 6点(2011-10-12 13:20:36) |
97. 刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM>
《ネタバレ》 犯人の冷血ぶりは旧作でも一二を争う。コロンボも相当怒っており「容疑者って言葉は足りないぐらいです」などという挑戦的な言葉を犯人に吐く。女医に詰め寄る部分の迫力は小池朝雄がコロンボになりきった演技をしているのがすばらしい。状況証拠はいろいろあるものの、決定的なものがない。こうなるとコロンボの使う手段はいつも同じで、ラストはそのトリックに犯人がまんまと引っ掛かってしまうのがいつものパターンとは言え、やはりお見事。だが結局は「目の見える人を盲人だと間違えた」というだけの話なので「こんなもんで有罪にできるんだろうか」という疑問もどうしても残る。しかしシメのセリフ「目撃者はあなた自身なんです」はきれいに決まった。 [DVD(吹替)] 6点(2011-10-12 04:13:10) |
98. 名探偵コナン 水平線上の陰謀
《ネタバレ》 第九作。ここまでのコナン映画で最高の出来。だが途中までは正反対にこれまでで最低の映画だと思っていた。豪華客船での殺人事件という舞台は最高なのに、最初から犯人が特定されていて「誰が犯人か」というミステリーの王道を外しているし、かと言ってコロンボのように犯人を追い詰めるわけでもなく(ただ「証拠を自分で作った」のはある意味コロンボ的、いやそれ以上に際どすぎるやり方である。しかし考えてみればいくらでもこの技は使えるはずなのに今までテレビアニメでもこういう「証拠」は一度も出てきていない。いわば禁じ手だったのに、なぜこの映画で破られてしまったのかは謎である)大した出来事もなく単純な話だと思ってしまったからだ。それが一転して思いもかけない(気がついた人もいたでしょうが)真相が明らかになる。おっちゃんの活躍もカッコいいぜ。最後の脱出もさすがにタイタニックの迫力には遠く遠く及ばないけど、二重三重の見せ場があって不満はない。特に絶体絶命の場面で気絶同然の蘭が手を差し出す場面が感動的(泣)。だからそのすぐ後に首飾りに全体重かけてちぎれなかったツッコミ場面も許す! [インターネット(字幕)] 6点(2011-10-12 01:05:38) |
99. 名探偵コナン 銀翼の奇術師
《ネタバレ》 第八作。いきなりの不可解なオープニング、そしてそれが再現される場面などなかなかいいんだけど……やはりキッドが出てくる話は緊張感がないから好きになれない。緊張感なくだらだら話が進んで、機内の殺人もさほど盛り上がらないしこれまでの映画の最低かなと思っていたところへ……いきなり途中から怖すぎだろこれ!! 「指に毒物」ってところで機長と副操縦士が被害者の指にキスしたことを思い出させるのが恐ろしすぎる!! 飛行機の急降下おそろ死や!! 派手にぶつかってエンジン落っことすは燃料足りなくなるは、「天国へのカウントダウン」のラストあるいはそれ以上の極限状態、そんな中でキッドとコナンが協力して着陸させるのもありだな、うんうんと思っていたんだけど……いくらなんでも、蘭に操縦桿を渡すところから「ありえない」限界を越えてしまっていーーーっきに冷める醒める!! まだコナンやキッドならいいよ!! こいつら「超人」って設定だから飛行機操縦できるのもありだろ!! でも蘭は無理だろ蘭は!! 蘭は空手が強いだけの単なる女子高生だろ!! 大体こんな状況で痴話喧嘩やってる場合じゃないだろほんと!! メチャクチャ気持ちが萎えるわ!! 殺人を含めてそれまでの余韻を全部吹っ飛ばしておいて、これはないだろう……。映画のラストの効果音っぽい音楽もなんか「あーあ。ひどい作品作っちゃったな」って制作者も言ってるような印象でさらに追い打ちをかける。やっぱこれまでの最低作品でしたねこれは。飛行機トラブルから途中までの緊張感に1点、「銀翼」ってのは飛行機のことも引っかけていたんだなと思わせる点で1点、合計2点。 [インターネット(字幕)] 2点(2011-10-09 11:14:00) |
100. 名探偵コナン 迷宮の十字路
《ネタバレ》 第七作目。一転して和風。舞台は京都だし、武器は真剣(怖)だし。真剣ときたら剣道の達人の出番ということで服部君が大活躍、というか完全に主役の扱いでコナンが脇役に回ってしまっている。そのせいか少年探偵団も京都までやってきたわりにはただ「出てるだけ」で、実質何にもしていない。京都の通りの名前などが重要な鍵になっているからその辺を熟知した京都人には受けがいいのかもしれない。京都人ではない私はどうかというと、始終まったりした気分で鑑賞できました。いくら体重の軽い子供でも矢に乗っかって折れないのはどうかと思ったけど。一つ不満なのはこれだけ和風なのに題名が全然和風じゃないこと。そもそも「迷宮」でもないのでは? もっと京都っぽい和風っぽい横溝正史っぽい題名にするべきだった。「薬師如来の手鞠歌(適当)」とか。 [インターネット(字幕)] 5点(2011-10-08 04:44:03) |