81. スーパーカブ
《ネタバレ》 Vシネマの公道レースものにありがちなB級ストーリー。カメラの早回しでスーパーカブがレースバイクも真っ青なバカ速だったり平地ジャンプやらあり得ないシーンが盛りだくさんなのでそれを楽しめるかどうか。自分の評価としてはこれぐらい。倉科カナと長澤奈央が可愛かった以外は特に印象残らなかった。 [地上波(邦画)] 2点(2011-11-16 19:57:01) |
82. アクシデンタル・スパイ
ジャッキーのアクションは相変わらずキレがよくて素晴らしい。が、いかんせん肝心なストーリーがつまらないし、予知能力という特殊な設定も全く生かせていない。子供の頃から何作も見ていて何となく気づいたが、シリアスとジャッキーは相性が悪いんだと思う。彼の映画はやっぱり単純明快じゃなきゃ。久々に見たビビアンはあいかわらず可愛らしかった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-11-01 01:59:06) |
83. THE焼肉ムービー プルコギ
《ネタバレ》 面白くなりそうな匂いがするのにかなりつまらない。料理を題材にした映画やドラマは普通に撮っても見る側には汚らしく見えがちだし、ましてや肉を扱う映画ならなおさら気を遣ってほしいところ。それを監禁の脅しに解体作業を見せつけるとか料理の試作品が気に入らないからとそのまま床に捨てるような演出ははっきりいって論外。焼肉を全面に出しておきながらストーリーのタネぐらいにしか思ってないんじゃないだろうか?それからARATAは好きな俳優の一人ですがこの当時の演技は正直ヒドいです。これが田村高廣の遺作となったのも残念で仕方がない。 [ビデオ(邦画)] 3点(2011-10-29 02:24:45) |
84. RONIN
《ネタバレ》 なんだがストーリーが???な作品。謎の女ディアドラと集められた5人のRONIN(というより各国の諜報組織を辞めた無職おっさんたち)が重要なケースを強奪する。一人が裏切って鬼ごっこというストーリーだが、その裏切り者を捕まえたディアドラ(と依頼主のシーマス)もいつの間にか裏切ったことになってて追うものと追われるものに変わってる。RONINたちと一緒に裏切り者からケースとりかえせば済む話じゃないの?デニーロは最初から違う目的があったから別として、それにレノが手を貸してる意味がわからない。それから、たまたま通りかかった無関係な一般人が銃撃戦に巻き込まれてバタバタ死ぬのはあまり後味よくない。仏車のカーチェイスシーンは好きだったけどそれだけ。 [地上波(吹替)] 4点(2011-10-26 01:12:24)(良:1票) |
85. サウスバウンド
《ネタバレ》 原作未読。活動家上がりの破天荒な親父と母親に振り回される子供たち。学校に乗り込んだり、移住先では他人名義の土地を不法占拠したりとこんな親だと相当苦労するだろう。けど子供たちは閉口しつつも両親を嫌ってはいない様子。自由奔放ながら世の中の間違っていることに対しては負けるとわかっててもナンセンス!とぶつかっていく父親の生き方を見ているからだろう。劇場で見たらきっと後悔するだろうけど、ホームドラマ的なストーリーは嫌いじゃないです。評価としては可もなく不可もなし。 [地上波(邦画)] 5点(2011-10-22 04:08:06) |
86. のだめカンタービレ最終楽章 後編
うーん…原作もドラマも見ましたが映画にした意味あるのかなこれ?フランスロケと劇場のレンタルで金かかったから前後編にしたという印象で無駄に長い。前後編合わせて評価は3点。 [地上波(邦画)] 3点(2011-09-05 04:10:45) |
87. TAXI NY
カーアクションが凄かったTAXIのリメイク版。酷評されてますがクイーン・ラティファが主役というキャスティング嫌いじゃないです。どうしようもないヘボ刑事を現実に助ける人ってこういう肝っ玉かあちゃんみたいな人だろうなって気がしますから。冒頭の自転車のアクションから事務所に戻ってヘルメットを脱ぐシーンの体型の変化にはちょっと苦笑。オリジナル版も見てますがどうせリメイクするならストーリーはもう少しアレンジを加えるべき。全く一緒では新鮮味がない。 [地上波(吹替)] 6点(2011-09-05 03:00:28) |
88. ジャンパー
《ネタバレ》 ストーリーはただの鬼ごっこ。内容が薄くてつまらないんだけど、世界中をめまぐるしく瞬間移動しスピード感があるので途中で飽きたという感じはない。主人公はヒーローでもダークヒーローでもなくたまたま特殊能力を持った普通の青年という設定は面白いと思う。そりゃあんな能力あったら金庫からちょっと借りちゃうよね。 [地上波(吹替)] 5点(2011-09-04 05:20:36) |
89. ハリウッド的殺人事件
《ネタバレ》 バディものアクションコメディで主人公二人のキャラ設定と派手なカーアクションだけで成り立ってる映画。見終わって覚えてるのは主人公二人の副業が不動産屋とヨガ教室ってことだけ。そういや最初のラッパー4人組ってなんで殺されたんだっけ…? [地上波(吹替)] 3点(2011-09-04 01:27:24) |
90. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 興味深いのに脚本が詰め切れてないままラブストーリーも併行するので主題の軸がぶれてしまっている印象。主人公を殺す設定なら視聴者が納得いくだけの理由が欲しいし、恩送りがムーブメントになったというエピソードも雑なままラストのキャンドルのシーンに行ってしまうので違和感だらけ。いろいろ残念。 [地上波(吹替)] 4点(2011-09-04 01:01:33) |
91. ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
《ネタバレ》 最近ではB級っぽいチープさを逆に売りにしている作品も数多くあるのでさほど気にはならず。女子高生がチェーンソー男と戦うという破天荒なストーリーながら実はストレートな青春映画で、日常生活というきわめて限られた世界にチェーンソー男という非現実的な驚異的存在が直結していて少し前に流行ったセカイ系的とも言える。絵理が毎夜戦っている謎のチェーンソー男の正体は背負っている心の傷が現実に投影されたものであり、親友をバイク事故で亡くし同じように心の傷を背負っている陽介が共に心を開き支え合っていくことでチェーンソー男を倒すというストーリーはなかなか面白いのだが作品にぐいっと引き込む魅力があともう一歩不足。主人公たちと同世代の若い子たちなら何か感じ取れるのかもしれない。 [地上波(邦画)] 2点(2010-07-06 15:37:55) |
92. ワンス・アンド・フォーエバー
《ネタバレ》 アメリカ人によるアメリカ人のための作品で数多ある戦争映画の一つ。wikipediaには「人間の心理をアメリカ側だけでなく、ベトナム側の視点からも描写している。」とありますが、ベトナム兵のシーンが何シーンかあるだけなので双方の立場や視点を掘り下げたと売り文句に加えるほどではありません。見所はおそらく多額の制作費をつぎ込んだであろう迫力のあるドンパチシーンぐらいでしょう。 [地上波(吹替)] 3点(2010-06-07 23:50:28) |
93. 幼獣マメシバ
《ネタバレ》 原作未読・テレビ版視聴済です。テレビ版が主人公の父の死後三日目から始まっているのに対し映画版は四十九日以降なので続編的な位置づけですが、初めて見る人に配慮したせいか一郎との出会いやすでに出会ってるはずの人がリセットされて初対面だったりと微妙に設定が異なっています。その割に主人公の母親はなぜ失踪したのか、歌や赤いお守りなどの由来について詳しく説明していないためにどっちつかずになってしまった感じ。それからパニック症候群(?)や新たに登場した巻可蓮の家族との問題など暗い部分が加わり、それもやはり結局は解決しないまま。主人公二郎の行動範囲は半径三キロ以内から二万キロまでに広がったが、町内の冒険旅行的なゆるーい感じがこの物語の本来の魅力だと思うので視聴後に消化不良感が否めなかった。テレビの続編としてではなくアナザーストーリーとして観たほうがよさそうです。 [DVD(邦画)] 5点(2010-06-07 03:23:17) |
94. ブラブラバンバン
《ネタバレ》 せっかく面白くなりそうな題材なのに生かし切れない残念な作品です。青春ものなら芹生の不思議設定は邪魔だし、コメディを生かすならもっと全体的に弾けないと不思議設定が生きてこない。それから全体的に感じるのがキャストの演技力不足です。せめて主役キャストの人たちぐらいは台詞に感情を込めて声を張って喋って欲しい。芹生が腕組みをして斜に構えてるシーンでは誰かの台詞が終わるのを待ってるだけにしか見えず何の感情も伝わってこないし、そのわりに他の子に比べてBENIだけ存在感が別格なので明らかに周りから浮いちゃってます。台詞が極端に少ないのに歌うシーンだけは生き生きしてるし。BENIの色っぽい悶えとラストの歌唱力に4点。 [インターネット(字幕)] 4点(2010-05-29 02:27:22) |
95. 神童
タイトルでかなり損してます。つまんなくはないんだけれど、かといって面白いと言えるほどでもなく、ハチクロとのだめを足して二で割ったような内容。芸術に秀でる無垢な天才少女とそれを支える才能に恵まれない努力家少年というのもよくある設定だし、内容的に映画より連ドラのほうが向いてるのではないかと。主役二人を含め演技派揃いなのでストーリーの物足りなさは出演者で相当助けられています。音楽担当もチボマットのハトリミホとクラムボンのミトなのでBGMは良曲揃いです。が、神童+クラシックピアノのイメージで期待して観るとやっぱり肩すかし食らうかも…。ずいぶんネガティブなコメントばかり書いちゃいましたがそんなに嫌いな作品じゃないですってことで5点献上。 [地上波(邦画)] 5点(2010-05-02 03:56:49) |
96. ヤッターマン(2008)
三池監督のコメント通り、子供の頃に見た『ヤッターマン』の感じを限りなく再現したという意味では成功しているでしょう。登場キャラが人間になり、メカや背景が手書きからCGに置き換わっただけだから。当時のアニメをなぞるだけならあえて実写で再現せずともアニメのままでよかったのでは?昨今の実写化ブームで設定のみ借りた原作レイプが多い中、世界観を忠実に再現しようとした努力は評価できます。しかし、当時少年少女だった大人のノスタルジーを意識しているなら肝心なストーリーが浅くて二時間は辛いし、その大人たちが引き連れてくるであろう子供の年齢を考えるとギャグはもう少しマイルドにしないと厳しい気がする。大人も子供も楽しめる作品を目指してつくったら結果的にどっちつかずで物足りなくなってしまったという感じ。正義の味方側より魅力的な悪役側に比重を置いた点やコスチュームの再現、世界観、劇中歌(エンディング曲を除く)はなかなかよかったが、この手のものは当時の思い入れがある分だけどうしても評価厳しくなっちゃいますね。 [DVD(邦画)] 4点(2010-05-01 13:09:50) |
97. 空気人形
童話ピノキオを初めとして人形が心を持つって古くから用いられている題材ですし、もっとメルヘンチックな作品かと思って見始めたら意外や意外、現実的な展開で驚いた。内容が内容なだけに嫌悪感を催す人もいるかもしれない。下品で申し訳ないが、例えるならレンタルビデオ屋の一角にあるAVコーナー独特の饐えた臭いとラムネ瓶に転がる透明なガラス玉のキラキラした感じ、生々しさと透明感が共存しており、無味無臭の空気人形というフィルターを通すことによって逆説的に人間の臭いを感じる良作。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-30 03:42:36) |
98. 重力ピエロ
《ネタバレ》 原作未読。先日観たゴールデンスランバーよりは登場人物の心情が深く描かれているので断然よかった。レイプの被害に遭って人生を大きく狂わされた家族という重いテーマながら暗くなりすぎず上手くバランスよく仕上がっている。が、肝心な放火犯捜しがそれまで台詞の全くなかった元ストーカー夏子さんの一言で解決してしまってやや拍子抜け。それから殺人という重い罪を犯したのならやはり法の下で裁かれるべき。レイプ犯がたった5、6年で世の中に出てきたことで司法への不信感もあるのかもしれないが、そこだけはどうしても納得いかなかった。地元民なのでロケ地は見覚えのある風景がたくさん出てくるのでそれも楽しめた。クライマックスで流れるピアノもGOOD。あちこちに散らばる伏線を終盤に向けて一気に回収されていく様はあいかわらず見事です。すべてのファクターに意味がある。「楽しそうに生きていれば地球の重力なんか消してしまえるんだ」という台詞が心に残った。そういや最近、小日向氏は他の映画かドラマでも同じようなヘアースタイルのヅラかぶってたなぁ。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-30 02:45:12)(良:1票) |
99. チアガール VS テキサスコップ
《ネタバレ》 ストーリーは単純明快、口うるさいオヤジ代表トミー・リー・ジョーンズと今どきの子世代のジェネレーションギャップコメディ。でも、出てくるチアガールたちは今時の子だけど変にひねくれておらず意外と素直。シャープ保安官はチアガールたちに翻弄されつつも何とか彼女たちのことを理解しようと努力し、チアガールたちもまた自分の意見は主張しつつ小うるさいオヤジの意見にもちゃんと耳を傾けようと努力する。しかもシャープの恋のキューピッドまで一役買っちゃう。キライじゃないですこういう映画。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-11 11:52:39)(良:1票) |
100. ストレンヂア -無皇刃譚-
《ネタバレ》 不老不死に関係する少年を巡るお話。面白くないわけじゃないけどいたって普通の時代劇でストーリーもどこかで見たような内容。実写ではなくあえてアニメで作ったからには実写で表現できない何かプラスアルファの要素が欲しいところ。応援の意味も込めて甘めの5点献上。 [DVD(邦画)] 5点(2010-04-11 05:24:27) |