81. バベットの晩餐会
ポジティブな意味でもネガティブな意味でも印象に残らない作品。 嫌なシーンがあるわけでもなく、印象的なシーンがあるわけでもなく… 過去に見ていて、それを忘れていてまた見たとしていても違和感がない、それぐらい自分の印象には残らなかった。 老いてから見たら違うのかなー [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-05 22:51:02) |
82. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 「主人公が初恋の相手で、だから父の下で暮らした」という話を聞いた時に、その後の展開は予想できましたが。 それでも面白かったー。ゲームとかで過去改変モノはよく嗜みますが、映画で何回も何回も改変していくような作品は初めて見たかも。 みんなが幸せになれる結末はないんだよね、全員を幸せ(or不幸)にすることはできないという哲学的な要素もあり、GOOD [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-01 21:59:26) |
83. シャレード(1963)
お洒落な「昔の」ミステリーという感じ。 こういう、変に凝った展開のない、直球な作品が評価された時代が羨ましいというか。 懐古主義者ではないが、今の時代は良くも悪くも複雑すぎる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-30 20:15:27) |
84. ベニスに死す
この作品の次の日に、ブリキの太鼓を見たなんて…(両方、少年が出ていることは知っていたが内容については全く知らず)「ショタコン」な映画が続いていますが、置いておいて。 絶世の美少年として有名なアンドレセンが出ているということで鑑賞。 内容に関して全く知らなかったので、タイトルからして1人の男の一生を振り返るような作品で、アンドレセンは少年時代を演じてるのかなーなどと呑気に構えていたら、予想外。 いやー、直接会話することは(ほぼ)ないのに、凄いですね。ストーカー紛いの執着… 交差することはなくても、片方の視点からは強烈な思い出になるんですね。(少年側からは、そこまで印象に残らないと思う) 内容がどうこうより、雰囲気と映像美を堪能する作品だと感じた。 アンドレセンの成長した姿は以前見たことがあるが、検索しない方がよいと思う(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-30 20:10:46) |
85. ブリキの太鼓
ディレクターズカット版を鑑賞。 いやー、久しぶりに性と死を生々しく描いた作品を見た。 健康な精神状態だと楽しめないと思うが、ほどよく落ちていたので、この欲望渦巻くカオスな世界観を楽しめた。 子供にそこまでさせちゃっていいの?と思うシーンが多々。この監督は変態だな(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-30 20:00:01) |
86. チャイナタウン
《ネタバレ》 この監督はねちっこいなーというのが一貫しての感想。 ジャックニコルソンに似てるなーと思っていたら本人だったという。 終盤の展開は、監督自身がロリコンだから(訴えられてたし)仕方ないのかなーとか。 ヒロインが無惨に殺されるのは納得いかない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-28 22:21:33) |
87. マイ・ブラザー(2009)
オリジナルも見ているはずだが、あまり印象に残っておらず。 リメイクとしてはそこそこ成功していた方じゃないかな。 子どもが可愛かった。あと、美人という設定に違和感のないヒロインだった(笑) アメリカ映画では、美人…?というヒロインも結構いるので。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-28 22:16:32) |
88. あの頃ペニー・レインと
ペニーが眩しかったー。 非日常から現実に戻れる女の子と、非日常を日常と勘違いしたまま戻れない男たち、その対比が上手かったな。 ペニーのような、毎日が非日常な生き方は憧れる。でも現実をちゃんと認識してるんだよね。ペニーに憧れつつ感情移入できたので十分楽しめた。 主人公のような純粋な少年、現実にいるのだろうか(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-26 22:47:19) |
89. カジュアリティーズ
《ネタバレ》 見せ方は上手いと思う。(多分、この監督の撮り方は合う) ただ、ラストの「似ている女性」は蛇足だと感じた。 事実を元にしているはずなのに、ファンタジーかよ、と。 戦争がいかに人の醜い部分をさらけ出すか、という反戦映画としては良かったが、戦争を起こすのもレイプをするのも男なんだよね… 馬鹿な男に振り回されて、女性は迷惑。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-23 22:54:20) |
90. ウディ・アレンの夢と犯罪
良かった点→イギリスも日本ほどではないが、家族主義なのか?と新たな視点ができたこと。 …あとは特になし。ウディアレンが合わないのか、この人の作品は2時間が3時間ぐらいに感じられる。少なくとも、イギリス3部作といわれる「マッチポイント」と今作は合わなかった。 評価の高い過去作も印象に残っていないので、恐らく合わないんだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-22 00:10:22) |
91. 17歳のカルテ
結局、何が言いたいのかわからなかった。 原作者が「普通な人」であって、その普通な人がひょんなことから「異常な人々」の暮らす精神病院に入り、そこで体験したことを「普通な人」の視点から描いた…という感じ。 視点が一般人なので面白味に欠けるが、リサと主人公の存在感が印象的なのでこの点数。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-22 00:05:55) |
92. ファム・ファタール(2002)
《ネタバレ》 開始1時間で、「実は黒髪の彼女は死んでおらず、金髪の彼女は夫人ではないんだろうなー」と思っていたが、まさか夢オチの後に、悪者たちが事故に遭うという結末だとは… 画面の分割の段階から正統派じゃないな、とは思っていたが、ここまでとは。 しかし映像の美しさ、品を保った演出で6点。ストーリーだけなら5点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-22 00:01:50) |
93. 戦場カメラマン 真実の証明
この監督は「ノー・マンズ・ランド」もそうだったが、ある特定の地域の問題を描くことよりも、戦争そのものの悲惨さ・無慈悲さを描くのが上手い。 勉強になる・ならないの観点で言えば後者なのだが、見ると必ず何か考えさせてくれる。 今作は予想外のミステリー要素もあり、楽しめた。ただ、気軽に見える作品でないことは確か(褒め言葉として) [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-17 01:51:36) |
94. 恋愛小説家
《ネタバレ》 見ながら、ラストで結ばれないなら6点、結ばれるなら4点と思っていたが結果は予定調和の、4点。 ここで評価が高いのがわかったような…ご都合主義なストーリー且つ、男に都合が良い展開。 あんな、禿げてて背が小さくて毒舌でイケメンでもなくてマナーも無い…そんな男でも、ひょんなことから恋愛できるという展開が男に受けるのだろう、現実にはありえないが。 現実に、あのスペックの男性が恋愛できるとしたら、相当なお金がある場合だけでは? 加えて、主人公の行動はただのストーカーにしか見えないし、主人公の人格を疑う。 弱者(動物や障がい者など)には優しく、屈強な黒人には強く出れないただの偽善者。 サイモンに優しくなったのだって、彼が怪我をして不自由な身になってからだし。 まだ、主人公に人間的魅力があればハマれる余地があるが、それが全くないのでただの気持ち悪い作品に。ジャック・ニコルソンが出ているから見た、という感じかなー このような作品が作られヒットするのが男尊女卑社会アメリカらしいし、それを追従している日本でウケる(少なくともここでは評価されている)のもまた日本らしい。 女性でこの作品が好きな人は少ないんじゃなかろーか。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-11-17 01:41:47) |
95. フェイク
好きですねー。2回見ました(笑) 話としては何てこと無い、けどアル・パチーノとジョニー・デップというキャストのおかげで十分に楽しめる作品。 アル・パチーノは演技、ジョニー・デップはビジュアルで魅せてくれました。 マフィアものは好きではないけど、こういう男臭すぎない作品ならアリ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-17 01:19:25) |
96. プチ・ニコラ
こういう作品大好き。 少年たちは可愛くて、登場人物それぞれのドラマが描かれていて… お洒落で笑えて癒される、フランスじゃないと作れない作品だと思いました(お洒落なコメディって、アメリカには作れない…) 尺がちょうど良いのもGOOD!! [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-15 19:36:11) |
97. カストラート
作品における「嘘」は1つぐらいまでならいいのかもしれない… この作品は、 ・現代の人間が18世紀の人間を演じるということ ・普通の男性が、去勢によって第二次性徴による変化を経ていない男性を演じること ・口を動かす俳優と実際に聞こえてくる歌を歌う人は別であるということ という、思いつくだけでも上記の「嘘」があり、それ故に嘘くさく生理的に受け付けない作品となってしまっていた。 多分見たのは2回目、1回目は印象に残らず(なので、見た気がするけどもう1回見るか…となり)2回目は嘘くささが気になった。 リアリティを重視しない人なら楽しめるのかなー…お金はかかっていると思うので。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-10 22:54:19)(笑:1票) |
98. ミスター・グッドバーを探して
《ネタバレ》 Gが出てこなかったら、8点だったかも… 女性向けな内容だと思うのに、Gはきつい!! 内容については、ジャンキー男のミソジニーっぷりがよく描けていた。ああいう、女性が憎い(から性欲の捌け口としてしか見ていない)男っているよなぁ…と。 ラストについては、事前にwikiで調べた際に「殺人事件を参考にした」という表記を見たのでネタバレされていたが、光の点滅で見せる演出は嬉しい予想外。色々なところで見かけるが、生理的に(?)印象に残る手法だと思う。光の点滅は目によくないので、明るくして離れていても頭が痛くなったけども(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-10 00:59:35) |
99. パラダイス・ナウ
久しぶりに、ドーンときた作品。 見ている最中は感情移入し過ぎて、自分も「生の実感が欲しい」と思うほど、死を身近に感じることで生きていると確認できるのか、と想像した(主人公たちは生の実感が欲しくて自爆するわけではないが) スウェーデンの自殺の話が出てくるのも、日本やスウェーデンのように平和で「死が遠すぎて」人々が自殺する国と、イスラエルなどの紛争が続いていて「死が身近」な国の対比なのかな、と。戦争状態も良くないが、平和すぎるのも良くない(時間がありすぎて、自らの内面と向き合い過ぎたり、社会の欺瞞を考えすぎたり)のかも…と考えさせられた。 日本の子供は、異なった価値観を合意形成する能力が多国より劣っているというデータがあったような気がするが、日本人が「他者(特にマイノリティ)の視点から物事を考えることができない」のは、“世間”という日本独自の概念があるからではないかと。 世間に恥じないように…というのは、同じような境遇で暮らしている人たち(=世間)の基準に合わせることである。違った生い立ちや境遇の人たちは別の「世間」に属しているので、結果として当人は自分と似た人の価値観・視点でしか物事を見れない。 健常者・男性・異性愛者・老人…マジョリティに迎合してマイノリティの視点がない社会を日本が続ける限り、日本はスウェーデンのように「平和なのに人々が自殺する」国であり続ける。(日本の方がスウェーデンの1.5倍以上の自殺率だが) この作品の点数が低いのも、他者の視点が持てないからではないのかと感じた(全ての人が、現地に思いを馳せていないわけではないが) こういった作品を見るのであれば、問題に関する最低限の知識と現地の人の心情を想像する能力を身につけていただきたい。(日本社会とこのサイトで、マジョリティである男性への皮肉も込めて [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-08 19:30:53)(良:1票) |
100. 普通の人々
異性同士の親子関係(父と娘、母と息子)は難しいが乗り越えなくてもなんとかなるが、同性同士の親子関係(父と息子、母と娘)は乗り越えないと先に進めないんだな…ということを考えさせてくれた。 メインとなっている、父と息子の関係は男性ではないと感情移入できないかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-07 18:52:59) |