81. ルパン三世 カリオストロの城
宮崎駿が作れば、しっかりしたストーリーがやっぱり出来ている。おもしろい。クッパがピーチ姫をさらう感じで、王道ですが、最初から最後まで退屈させず、良い出来です。主題歌も良し。ルパンシリーズってどうも話ががいい加減なものが多いから、それはそれで良いのですが…。ルパンは30分アニメの方がおもしろいんですよね。スペシャルになると、たいした内容もないのに、時間だけあるからテンポ悪くてつまらないもの多い。 8点(2002-12-29 19:17:57) |
82. ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス
栗貫ルパンは最悪でしたが、突然のことで仕方がなかったんでしょうが、まず声が出てないです。これは似てる、似てない以前の問題で、素人考えでは、腹から声が出てないって感じです。山田ルパンの張りがある声は今のまあまあうまくなった栗貫でも出せていない。声質の問題は仕方がないとしても、まだプロの声優には遠く及ばず。これからもシリーズがあるだろうし、ルパンは未だに人気ある有名キャラなんだから、それなりの責任は持って取り組んで欲しい。ストーリーは忘れましたが、だいたいどのシリーズも印象ないんですよねぇ(笑)。ただ、退屈したって感じはないので、いつもの感じですよ。とにかく、栗貫の声が気になった作品でした。 5点(2002-12-29 18:58:01) |
83. ルパン三世 DEAD OR ALIVE
モンキー・パンチ初監督作品でものすごく期待したけど、私が馬鹿だった。このつまらなさは一体何なのか?退屈で「早く終わってくれ!」という心情だったが、最後まで耐えて見ました。ストーリーのなさ、かと言ってアクションで楽しませてくれるわけでもなく、結局宮崎駿のTVシリーズ、カリオストロの城と今のルパン人気が宮崎駿に助けられてることは否定しようがない。モンキー・パンチ自身アニメのルパンと私が描くルパンは違うと言ってきたのに…。それを見せて欲しかった。 0点(2002-12-29 18:42:42) |
84. ダンサー・イン・ザ・ダーク
①最初のカメラが安定しないのは、目が疲れた。やっぱり安定してた方が良いね。②妄想シーンは共感。ミュージカルは好きじゃないけど、妄想には使える表現だね。③セルマは心優しいと言えばそうだけど、お人好しにも程があるとも言える。私は後者の立場です。セルマが考える子供のためにできることが、自分を犠牲にして死刑を受け入れるという判断も理解は出来ます。しかし、目が見えることと母親が生きるということ、どちらが価値があるでしょうか?私は後者にも十分価値はあると思います。あとは、個人の判断だと思います。④脚本にも問題がある。アメリカの裁判にしては、あまりに一方的な展開だった。もっと被告の主張がなされるはずだし、強引な展開だったと思う。それに、手術代をみんなで出し合うということはしないの?確かに周りの人間は裕福とはいえないが、出せない金額ではない。全ては隣人の警官がことの始まり。それにしても、警察官も相当卑劣な人間だね。人生を左右する息子の手術代と分かっていながら、妻に別れて欲しくないからという理由でお金を取るなんて。さらに、「金を奪うなら俺を殺してから。」という最悪な人間。そのくせ、殺して欲しいといことをほのめかす。利己的にも程がある。同情の余地なし。実際にこういう人間がいるのは分かってるけどさ…。見てて腹が立った。 5点(2002-12-24 17:48:33) |
85. 地獄の黙示録 特別完全版
「見た後、率直に面白かったぁ」という訳ではないんですが、むしろ「言われてるほど、大した映画ではなかったなぁ」という思いが強かった。ただ、いろいろ考えさせられたという意味で8点。私は深く理解はできなかったですが、感じたこととしては、カーツという人は正常な人間だったからこそ、戦争が引き起こす現象に、耐えられずに苦しんだということ。あと、戦争には慈悲、やさしい感情も必要だけれど、大部分は冷静に、感情をなくして行動を起こすことが求められる的なセリフも良かった。私は「プライベート・ライアン」のような映画だと思ってかなりの覚悟をして見たのですが、戦争の残酷さをビジュアル的に表現するようなことはなかった。CMの爆撃するシーンはあそこだけでしたね。もちろん、首がころがったりというシーンはあったけど、常にそういうシーンではなかった。カーツという人間が破壊された過程を通して、戦争の恐ろしさを、残虐なシーンだけではなくて、伝えたかったのだと思う。私は「プライベート・ライアン」の方が、良い映画だったけれど、息がつまりそうで辛かった。 8点(2002-12-23 19:11:55) |
86. ペイ・フォワード/可能の王国
この映画を見て、「素晴らしき哉、人生」を思い出しました。「素晴らしき哉、人生」では、ある心やさしい主人公が、良いことをしなければいけないという意識はなく、自然と周りの人たちを助けて、その行為がが最後にハッピーな形で主人公にかえってくる話です。人に優しくすれば、良い形で自分にかえってくるという、子供でもそんな馬鹿な話をまともに聞かないと思いますが。この映画はハッピーな結末だと、あまりにも話が嘘っぽくなるし、現実はもちろんそう簡単にはいかない、というか無理な話。だから、勇気を振り絞った結果、殺されてしまうという皮肉な結末にしたのだと思うから、死なせるのは観客を泣かせるためではないと思う。あまり泣かすこと自体に意味はないと思う。号泣した映画でも、後から考えると「なんで泣いたんだったけ?」と考えてしまうようでは、その映画はたいした事ないと思う。もちろんその悪い映画ではないだろうけど、自分で考えるきっかけを与えてくれる作品の方が重要だと思う。死ぬ結末は好きではないし、最後に家の周りにろうそくを持った人間がいっぱいいたのはいかにもアメリカ的だなぁ。でも実際にアメリカはやるだろうな、こういうこと。ここのレビューで「教祖」という指摘には笑ってしまった。確かに言えてるけどねぇ。あとハーレ君が「ユートピア的世界を見てみたかった。」的な発言には、本当にそう思う私も。 9点(2002-12-22 20:57:30) |
87. 明日に向って撃て!
最初の方は夜のシーンが多く画面が暗くて、見にくかった。実際の夜の暗さで撮っている。月の光のせいにして、明るく撮ったりはしないのね、演出なんだろうけど。見る前はもっと暗い映画と思って覚悟したけど、全然違いました。全体的に飽きさせないような工夫がしてあったと思います。ボリビアに行くまでのセピア写真は使った手法、後半のセリフなしで、音楽で一連の強盗シーンとかは、良かった。普通に見せられたらけっこう退屈になったかも…。話は単純だけど、やっぱり二人の男のキャラが魅力でしょう。ラストのセリフから突っ込んでいくまでは、切ないものがある。でも、「8点の率直に面白かったぁ…」というレベルには私はならなかったなぁ。なので、7点にさせて下さい。 7点(2002-12-20 17:28:32) |
88. 耳をすませば(1995)
最初見た時は中学生?だったかな。その時はおもしろくもなんとも思わなかったけれど、改めて見たら、至る所で感動します。純な心より尊いものはない。みんな、それができないから、バカにしたり、くだらないと表向きは言うけれど、実際生きていくにはキレイごとは言ってられないのは確かだけど、それでも、純粋な気持ちが「すばらしい」ことだと評価する姿勢は持つべきだと思う。書いた物語をおじいさんに読んでもらうシーンで泣きました。 8点(2002-12-20 11:36:50) |
89. 俺たちに明日はない
最後のシーンをテレビで見ちゃったもんだから、おもしろさ半減してしまったかも…(減点)。テレビであの結末を流さないで欲しいなぁ。さらに、実話ということも知らなかった。知ってたらもう少し興味深く見ていたかも(減点)。でも、肝心のストーリーは単純に思える。ボニーとクライドは自分の存在を世間に知らしめたかった…。自分の表現方法として、「強盗」を選んだ。もちろん、彼らの「ピュア」な気持ちにも同情はしますが…。 6点(2002-12-20 11:18:34) |
90. 知りすぎていた男
サイコ、見知らぬ乗客、鳥、北北西に進路を取れ、に続いて、今作品を見ました。鳥は意味が分からなかった作品で、除外すると、今まで私が見た感じでは、ヒッチコックの作品の印象としては①良い意味で、無駄な場面がないということ②観客を作品に引き込むのはうまい③しかし、話は劇画、マンガっぽく、それはそれで楽しいのだが、悪く言えば展開に無理があり、私は気になってしまう。例えば今作品では公安が夫妻を空港で待っていて、情報を教えるよう迫るが、断念し、そのまま帰してしまったようだ。普通、そんなに重要な人物から目を離すことはないし、尾行するよう指示を出すのは当たり前だと思う。でもって、教会に乗り込んだはいいが、堂々と妻に警察に電話させに行かせるのはねぇ。さらに、敵の夫妻は素人のようだが、この設定はどうか?もちろん、怪しまれないためだが、ちょっとヘボ過ぎ。さらに、殺人者までヘボ。これは映画の中でも、敵の親玉が指摘して怒るシーンがあるが…、この暗殺計画自体が安易だねぇ。マヌケな敵に子供がさらわれて良かったね…と私は言いたい。最後もあっけないしね。とまぁ、まだまだ細かいことは気になるがヒッチコックの作品は私はリアリティの面でいつも納得いかないなぁ。そういう意味では子供は素直に楽しめるね。と不満もあるが、そこいらの駄作を見るよりはずっと良いと思います。 7点(2002-12-20 10:59:39) |
91. 007/ムーンレイカー
ゴールドフィンガーよりはかなりマシだが。私はこのシリーズはこれが2本目なのだが、最初は良かったが、後半は退屈。それにしても、剣道で本当に敵を殺そうとしているとは思えない(笑)、コントだよ。子供は楽しめるね。 5点(2002-12-18 17:43:19) |
92. エイリアン4
シガニー・ウィーバーのかっこ良い暴走を期待したが、エイリアンとの対戦もかなり少なく、1,2ぐらいが一番面白かったなぁ、やっぱり。アクションが少ないのは年老いたせいもあるのかな。今回は設定上、シガニー・ウィーバーが強くなって、感情も抑え気味なのが、つまらなくしてる。内容も薄かった。これは作らない方が良かったね。 3点(2002-12-18 17:34:12) |
93. キャスト・アウェイ
つまらなかった。映画館で途中眠たくなって仕方がなかった。無人島での暮らしは見てて退屈だった。人間がいない、話す相手がいないと、こうもつまらないとは。もちろん、無人島暮らしの過酷さ、単調な毎日ということも分かったが…。全体のストーリー及び結末もイマイチ。 4点(2002-12-17 19:38:08) |
94. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 最後は悲しい結末だったが、現実で長年に渡り、多くの人が亡くなってきた事実を考えると、妥当と言える結末かな。助かってしまうと、現実に則して作ったという点から外れてしまうし、説得力に欠けてしまう。やはり、全員死なせる結末にしたのは、自然の力を見せつけたかったのだと思う。見終わった後しばし脱力感が…。海の力、自然の力は伝わってきました。映画館で見たせいもあり、迫力があった~。 8点(2002-12-17 19:24:34) |
95. ロッキー5/最後のドラマ
私は「1」の次に「5」かな。意外に良かった。路上のロッキーも良い。舞台は関係ないということか。ところで「6」の話はどうなったのかな? 8点(2002-12-17 12:42:42) |
96. ゴジラ(1954)
ゴジラという存在があらわれたらどうなるかが、きちんと描かれている点はすばらしい。やはり終戦から9年しか経っていないせいもあるだろう。大人、子供、あらゆる人々がゴジラによって戦争さながらに苦しむ姿が描かれていて良かった。本来ゴジラの存在によって死ぬ人が大勢いるはずなのだから、そういうことを今のゴジラ映画で、たまには1本ぐらいやってもいいのではないだろうか。ゴジラが人間のせいで生まれたということも希薄になっているし、子供たちにも理解させた方が良い。単にゴジラが怪獣と戦ったり、街を壊して楽しいというのもアリだが、そればっかりではつまらないし、今のゴジラの人気も冷めている状況があるのだから、話題をさらうと思うが…。 8点(2002-12-17 12:32:31) |
97. エニイ・ギブン・サンデー
見ている間は退屈せず、集中して見てましたが、もっと奥深いモノがあるかと思ってしまって…。えっ…これで終わりなの?という感じでした。私がアメフトを知らないから、つまらないというのもありますが…。アメフトの舞台裏はよく分かりましたが、それだけじゃ映画としておもしろくはならないと思います。ニュースのドキュメンタリーで取り上げるなら、充分おもしろいと思いますが、映画の体裁をとるからには、プラス「何か」が欲しかったです。 4点(2002-12-17 12:09:20) |
98. 007/ゴールドフィンガー
つまらない。やっぱり昔の映画だと思ってしまった。当時はこれで良かったのかもしれないが、今はキツイ。だって、たいしたアクションあるわけでもなく、「秘密兵器」もショボイ。かといって、ストーリーがあるわけでもなし。 2点(2002-12-17 11:51:56) |
99. ホーホケキョ となりの山田くん
期待していなかっただけに、テレビでやってたので見たのですが、良かった。メインのテーマは「笑い」ではなくて、「生き方」だと思う。私は説教くさいとは思いませんでした。この原作者の存在すら知らなかったので、比較はできませんが、日常を切り取って、「こんなもんじゃない、日々の生活って…。その中にも小さいかも知れないけど、こんな幸せがあるよね。」的なことを提示していると私は理解しました。あとは、この表現に対しての個人の好みの問題。 8点(2002-12-11 14:34:05) |
100. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
以前、テレ朝の朝のワイドショーで「今、大人たちが泣いている映画がクレヨンしんちゃん!これは一体どういうことなのか?」的な特集をしてました。その放送では、オトナ帝国の逆襲で泣くシーンは2つと解説していた。1つはしんちゃんのお父さんが満員電車で揺られながら疲れ果てて帰ってくる一連の若いときからの回想シーン、もう1つは、ラストでぼろぼろになりながらも、しんちゃんが走るシーンだそうです。私が泣いたシーンもこの2つでした。この解説を聞いたとき、少しショックでした。まんまと制作者の思うがままに泣かされてしまった…。でも、泣かせる常套手段としては、単純なものなんですよね。やっぱり、ある一定の人は泣かせられますよ。親子愛とかは特に弱いところだと思う。とは言え、やっぱり悪くはないです。くだらないと言えば確かにその通りだとも言えるし。あとはアニメに対する考え方も含めて、個人の趣向によるものだと思う。私はこのマンガのギャグは好きだし、もともとクレヨンしんちゃんの本のほうは明らかに大人向けのマンガ。アニメは子供向けに作っている点もあるけど、そうでない点もしっかりある。「くだらなくて、笑える。」これがクレしんの一番のおもしろさ。 8点(2002-12-10 23:54:27) |