981. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 すごくシンプルなストーリーが逆に良かったですね。 嫁さんが亡くなって、愛車を盗まれ愛犬が殺されるまでがわずか15分というコンパクトさ。 早速家に殺し屋たちがやってくるも銃で瞬殺。このあまりの無双っぷりに、もしやセガール映画みたいに 無双っぷりを傍観するだけの映画なのかと思いきや、親友がきちんと助けてくれたり、かなりの重傷を負ったりと色々大変な復讐劇。 いいですね。ワンコを殺されたことに対する凄まじい怒り。そして親友を殺されたことに対する熱い怒り。 アウトローの考えや生き様がしっかりと描かれていたと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-17 23:55:09) |
982. ロスト・リバー
《ネタバレ》 初監督作品ということですが、映像センスが素晴らしいと感じました。 昔のフィルムノワール的な雰囲気といいますか、現実と夢の間の映像のような感じ。 ただ、映画としては全然面白くなかったんです。 誰か別の人の脚本で、また監督をしてほしいな。 [DVD(字幕)] 6点(2016-02-16 18:50:51) |
983. 奇跡の2000マイル
《ネタバレ》 自省の旅ですね。旅は人生そのものと言いますが、まさにその通りでして、 人はみな孤独であるということ、後悔したりしながらも前を進んでいく、いろんな出会いがあること。 そういう一つ一つが端的に経験していく、それが旅という感じでした。 何のために、こんな旅をしたのだろう。本人も途中言ってましたが、 人生そのものも、意味を探し歩きながら模索するようなもんですからね。 にしても、愛犬との別れは本当に辛いなぁ。あの出来事で、「孤独」というものをまざまざと痛感させられる。 まぁでも、彼女を支えてくれる友人がいたから、自分が一人になることで彼らのありがたみを実感したのかもね。 [DVD(字幕)] 6点(2016-02-14 22:00:24) |
984. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
《ネタバレ》 とってもハートウォーミングで良い映画ですよこれ。 「アイアンマン」のジョン・ファヴローが製作・脚本・監督・主演ですから、 彼が本当に作りたかった映画はこれだ!という宣伝文句も間違いじゃないんでしょう。 父と息子の関係もそうですが、個人的にはフードトラックに移っても一緒になって働いてくれるお弟子さんの存在がたまらなかった。 見終わって、爽やかな感動、そして心がポッと温かくなる。あ〜、サンドイッチ食いたい。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-13 23:33:33)(良:1票) |
985. 自虐の詩
《ネタバレ》 独特な笑いと世界観が楽しめる作品でした。 「大阪のおばちゃん」的な大阪のイメージを更にデフォルメしたみたいな感じで、 通天閣下に広がる薄汚い町が妙にツボ。ほとんどセリフのない阿部ちゃんもパンチパーマが似合っていて良かったです。 中谷美紀も見事ですよ。普段見られないような役柄だけど、これまたハマり役でした。 西田敏行は東北弁うますぎるなぁと思ったら、実際に東北の方なのね。 イサオとの恋愛物語より、熊本さんとの友情の方がグッとくるし話としては主軸よね。 熊本さん役がアジャコングで、子供時代を演じてた子がすごく似てて良かった。よく見つけてきたねあんな子。 東京が舞台の時は、二人が大阪の時とキャラがだいぶ違うのでその辺は少し違和感あった。 [ビデオ(邦画)] 6点(2016-02-13 21:32:47) |
986. 海街diary
《ネタバレ》 前作「そして父になる」が素晴らしかったので鑑賞いたしました。前作ほどではなかったですが、やはり良かったですね。 役者さんと、素人さんがちゃんと一体になっていて、そしてすごく自然体なんですよね、みんな。演技っぽくないというのかな。 素人さんをどうやってあんなに自然体に引き出すのか。その演出力に再び感心してしまいました。 印象的なシーンはいくつかあります。冒頭の長澤まさみのブラジャーシーンだったり、すずが裸で扇風機に当たるシーンだっり、、、(笑)。 でも一番良かったのは、すずが自転車に乗ってる時の彼女の顔のどアップでしょうか。すごく美しいシーンだった。 家族は、何かと言い争ったりする時もあるんですが、そのすべてが愛おしい。やっぱり家族はいいものですね。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-02-11 23:42:05) |
987. インヒアレント・ヴァイス
《ネタバレ》 全編にわたる会話劇。ひたすら続くセリフでぎっしりと敷き詰められていて、結構集中してないといけません。 いまいち入り込めなかったのですが、彼女のホットパンツでウロウロ→トップレスシーンはなんだかとてもエロティックだった。 そこに5点献上。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-02-11 23:18:35) |
988. ファンタスティック・フォー(2015)
《ネタバレ》 本国では酷評だったそうですが、個人的には結構楽しんで観れました。 まぁ、元々のコミックを読んだことがないし、最初からすごい力持ってたり変な仮装してる アメコミの世界にどうも入り込めなかった自分にとっては、入り口がSFだったためすんなりと世界観に入り込めたんですよね。 それぞれのキャラは、こういう経緯でこうなったんだ、ということがしっかり描かれてるから。 向こうの惑星の風景も、奇をてらわずリアリティを持たせてるのも良い。 ただ、続編を意識した作りで、さぁこれからが戦いの本番ですという感じで終わるので、 そういう点で不満を持つ人も多いのかな。個人的には是非続きが見たいんだけど、本国で酷評となるとどうなんだろう。 ちゃんと続編は制作されるのだろうか。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-09 21:41:06) |
989. ピクセル(2015)
《ネタバレ》 80年代というのは、文化的にすごく元気な時代だったなぁということを思い出させてくれる。 当時の音楽、そしてビットの荒いゲームの数々。私もかろうじてファミコンをかじっておりましたので、 ドンキーコングあたりは本当に懐かしかったです。 ストーリーとしては特筆するような出来ではありませんが、キャラクターが良いですね。 チェリーでレディリサ命のラドローとか、火炎放射男のエディとか。 でも一番はやっぱりQバートですね。もう可愛いのなんのって。 Qバートのおかげで後半グンと面白くなった感じ。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-07 23:52:32) |
990. アントマン
《ネタバレ》 序盤にいきなり、ものすごく若い顔をしたマイケル・ダグラスが出てきたので素直に驚き。 オォ〜、今の映像技術の凄さをいきなり見せつけられた感じです。 ヒーローが小さくなって戦う。ありそうでなかった視点ですね。 昔はミクロキッズとかミクロの決死圏とかそういう映画がありましたけど、ヒーローが小さくなるってのはなかったと思う。 そんで小さくなって、アリとか昆虫を家来にする。乗り物になったりヘルパーになったり。 ミクロの世界での戦いでは、ものすごく派手なことが起きてるのに、等身大の視点で見たらすごく些細であるというシーンが面白かった。 いろいろとコミカルな要素もあっていいんだけど、個人的にはもっとバカバカしい感じにしても良かったかなと。 映像的に良かったのは、やっぱり巨大コンピュータを飛び回るシーンと、どんどん小さくなって亜空間に行っちゃうシーン。 なんだか、2001年宇宙の旅を見ているようなシーンでした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-30 23:17:47)(良:1票) |
991. テッド2
《ネタバレ》 前作があまりに面白かったので、本作も相当期待して鑑賞いたしました。 結論から言いますと、引き続きお下品ネタ満載で楽しませていただきはしましたが、前作ほどではなかったなと。 よかったなと思うシーンは、ジョンが独り身でくだらないエロ動画を見てそれをテッドが追求するシーンと、 ジョンが棚を倒してあの液体がぶわ〜っとかかるシーン、大麻畑発見をジュラシックパークで表現するシーンと、 いろんなアニメキャラが出てくる終盤のシーン。それから、ジョンが死んだふりをしていて、テッドが涙を流すシーンでしょうか。 不覚にも自分まで泣きそうになってしまった(笑)。 ただ、そのコミコンのシーンでは、元ネタがわからないやつもあり、その点は少々不満。 これでもかというぐらいスターが次々出てくるので、そういう点も見どころの一つです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-28 22:04:53) |
992. ターボキッド
《ネタバレ》 とんでもなくチープな作品です。勿論、昔の低予算SF映画へのオマージュというスタンスなのでそれは構わないのですが、 いい年したおっさんらがなに仮装劇しとんねん、、、と言う失笑の一歩手前レベルなんですよね。 自転車こいで移動だし、全体的にスピード感は全くなく、なんともゆるい作品です。 悪役がトータルリコールに出ていたマイケル・アイアンサイドだというのは、彼の全盛期の映画を見て育った自分にとってはツボでした。 とんでもなくB級な映画なんですが、パッケージを見た段階では想像がつかないぐらいグロ描写に凝っており、 なぜかグロシーンだけはA級の出来栄えだと言っていいぐらいなんですよね。 見た目はお子ちゃまムービーなのに、グロは完全に大人向け。というアンバランスの妙があります。 [DVD(字幕)] 5点(2016-01-28 19:37:02) |
993. いそしぎ
《ネタバレ》 ストーリー自体は正直そんな大したものではないんですが、自由奔放で神を否定する女性と牧師さんとの恋愛というのは この当時でいえば結構チャレンジングな設定だったんじゃないでしょうか。 カップルは価値観の合うもの同時くっつくのが常ですが、自分とは全然違う考えや生き方をしている人に惹かれるというのもまたよくわかる。 海沿いの家で一人、絵を描いている美女に巡り会えば、男なら大概過ち犯しますよねぇ〜。 牧師さんが結果として浮気をしてしまい、そのことをきちんと?自分の妻に正直に話してしまう。 それをまたローラにも正直に話す。誠実であるがゆえに非難されちゃうっていう、恋愛って難しいものだなぁと思いました。 [地上波(吹替)] 5点(2016-01-26 19:30:31) |
994. 駆込み女と駆出し男
《ネタバレ》 すごく映像の美しい時代劇だなと思いました。 原田監督の円熟味がここに極まっているといいますか、編集・テンポ・カメラワーク、いずれも申し分なく、 特に素晴らしいと思ったのがライティングです。なるべく自然光でやろう、江戸時代の画作りをしようというのが見て取れ、 夜のシーンとかが、行灯だけで空間が照らされてます感をちゃんと出してるんですよね。 それでいて、役者の顔はしっかりと浮かび上がらせてる。この辺の案配がとても巧みだなと思いました。 東慶寺というところは江戸時代の縁切寺だったそうで、そういうものがあったこと自体知りませんでした。 人の数だけいろんな理由の縁切りがあるわけで、実際もこのお話のような感じだったんだろうなぁ。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-01-24 00:09:30) |
995. 寄生獣 完結編
《ネタバレ》 すごく良かったと思います。寄生生物たちの気持ち悪さも上手く表現できていたと思う。 見た目だけで終わることなく、ちゃんと中身のある話になっていて、 人間を人間たらしめるものは何なのか、ということに対するメッセージ。 それがストレートに伝わってくる。 橋本愛ちゃんが初々しい濡れ場を演じていたのも見どころの一つ。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-01-22 20:51:24) |
996. チャイルド44 森に消えた子供たち
《ネタバレ》 「理想国家ソ連にこのような犯罪は存在しない」との理由で事件もみ消しという。 ソ連時代がどのようなものであったのかは詳しくは知りませんが、雰囲気は伝わります。 孤独な声をあげても、周りがみんな敵のような状況では虚しいばかり。 『このミステリーがすごい!』で1位に輝いた原作という割には正直大したことないなという気もするのですが、 まぁソ連時代のセットや衣装などが丁寧に作りこまれてはいたと思います。 ただ、暗い世界を表現するためか画面そのものが暗くて、わかりにくいシーンもいつくかあったので、 その辺はもう少し工夫も必要かなと。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-21 21:15:05) |
997. キングスマン
《ネタバレ》 コリン・ファースはあのメガネが本当に似合うなぁ。 まず、キャラ設定がいいなと思いましたね。 マングスマンはスーツ姿が戦闘服。それに対して悪役は義足が武器の女とヤンキースの帽子を斜めかぶりするサミュエル。 コミック的なキャラの作り方、そして格闘シーンの独特な作り込みもやはりこの監督さんならでは。 あとは音楽のチョイスもセンスがありましたねぇ。これもマシュー・ヴォーン監督さすがだなと。 頭爆発を花火みたいに表現するセンスも唸らされる。 敵基地の見た目とか、昔のスパイ映画のオマージュを感じさせる作りでそういうところも見どころでした。 あとは終わり方ですね。これまたセンスが良い。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-20 00:13:14) |
998. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
《ネタバレ》 一番最初の、飛んでる航空機にしがみつくシーン。あれは実写なんですよね。 トム・クルーズってほんとすごいなぁと。危険なスタントをなんでも自分でやろうとする、その心意気に脱帽します。 本作はこれまでのミッション:インポッシブルの王道な展開を踏襲している作りで、 あまりCGを使わずに実写でやろうとしている。その点も素晴らしいですね。 個人的にはやはり脱出不可能施設への侵入シーンですね。水中を必死で動き回るトムの姿にハラハラしました。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-18 23:44:29) |
999. カリフォルニア・ダウン
《ネタバレ》 いや〜、凄まじいまでの地震と津波。マグニチュードどれぐらいだったらあんなんなるのかしら? ストーリー的には、地震予知が可能ですというような設定になってるけど、現実には難しいだろうなぁ。 まぁとにかく、映像的には迫力満点でした。水の表現とかが少しCGくさいと感じたりもしましたが、 街が崩壊する様子は凄くよくできてる。 特に、高層ビルで人々が逃げ回り、屋上に上がるも崩れ落ちるシーンが凄まじかったです。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-01-18 20:19:56) |
1000. Mr.タスク
《ネタバレ》 「ムカデ人間」の亜種みたいな設定でしたけど、あちらとはまた作風が全然違う映画でした。 なんか、どうでもいいような無駄な会話で時間を埋めようとするシュールな展開が多く、それがこの監督さんの好みなのかな。 ジャスティン・ロングは個性の光る役者で脇役ながらいつも存在感を放ってたけど、本作では主役に。 彼の魅力がぎゅっと詰まった一本になってます。 彼は途中でセイウチにされてしまうのですが、その身体がいかにも作り物の質感ですごくちゃちい。 あれがすごくリアルだと完全にグロホラーになるけど、本作はあのちゃちさでコメディ映画であることをアピールしております。 ただ、メランコリックなコメディです。見終わった後のなんとも言えない余韻。 中盤からジョニー・デップに似てる人が出てきて、「誰だろうこの人。ジョニデに似てるなぁ」なんて思ってたのですが、 まさか本人だとは。あとで知りました。メイクとかで別人ぽくしてるのかな? そういう驚きも込めて、いろいろと唯一無二の面白さを発揮していた作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-17 01:01:30) |