981. バッファロー'66
《ネタバレ》 好き嫌い分かれるところですよね。初見のときは確かにオシャレテイストがハナについて受け入れがたいものがありましたが、レビューにあたって見直してみるとなかなかどーして、いい映画じゃないですか!情けないオシッコ漏れそう男と拉致られた女の子って出だしから、かなり壊れてる家族や初恋のエピソード、そして復讐のクライマックスへと一気に魅せてくれます。そして意外や意外なエンディングへ。究極の選択の両方を楽しめるのがこの映画の良い所ですね。 男なんざ女の子次第っすね! [DVD(字幕)] 9点(2012-03-31 04:11:38)(良:1票) |
982. 病院坂の首縊りの家
《ネタバレ》 リメイクの犬神家の一族は別として、石坂金田一の最終作ですね。本作はかなり複雑な人間関係で正直見失いっぱなしでした。なんとか解決篇で持ち直し、一応の理解は得ました。早いうちにもう一度見ないとキレイさっぱり忘れそうです(笑) とはいえ、桜田淳子さんの息をのむ美しさ、廃屋に写真屋を呼んで結婚写真を撮るという異様な光景、加藤武さんの全然見当違いな『よしっわかった!!』、大滝秀治さんのおとぼけぶり、三木のり平さんの奥さん役のふすまの閉めっぷり、などなど数え上げればきりがないほどの金田一ワールドは、様式美さえ感じるほど!これにて一旦はシリーズ終了ですが、豊川金田一と渥美金田一の両『八つ墓村』を観なくっちゃ!あー山崎努さんの狂気を観るの、気が重いなぁ。。。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-03-29 01:45:03) |
983. 獄門島(1977)
《ネタバレ》 シリーズ三作目。一通り金田一シリーズの要素は踏襲しつつの内容でした、が、その通り一遍の域を出ない印象だったかなぁ。ちょっとヌケた三姉妹の不気味さがいい感じで効いていました。特に一人目の逆さ吊りは闇夜に浮かぶ妙に派手な着物がなんともいえず薄気味悪い雰囲気を醸していましたね。ところがそれ以外があまりよろしくない。。。殺人の動機、トリック、死体演出、いずれもちょっと寂しいものがありました。美しいヒロイン、超絶倫な翁、へんてこりんな死体、犯人自決などなどもはやパターンとはいえ、フムフム言いながら『よしっわかった!!』と画面に向かって叫ぶのが、この映画の正しい楽しみ方なのでしょう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-03-28 11:55:30) |
984. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 パロディコントを創ったんなら笑わせてくれないと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-28 01:02:06) |
985. 女王蜂(1978)
《ネタバレ》 女王蜂っていいタイトルですね。近づく男がパタパタ死んでいく魔性の女、そしてそのそばに居る謎の家庭教師。時代背景の雰囲気もあいまって、謎めいた感じがよく出ています。ま、実際の犯行については意外なホンボシなんですが、哀しいラストメッセージは『どう落とし前つけるの?』ってゆーふーに考えさせられるものがありました。 あの遺言の隠し場所はいいですね、死ぬ予定はないですけどわたしも真似したくなりました。 金田一は死体遺棄のおもしろさがひとつの売りのシリーズかと思いましたが、今回はそーでもなかったですね。神山繁さんの死にかたはおもしろかったですけど『なんで?』が過ぎる気も(笑) おなじみのキャストで安心感はありつつも、設定は新たなもの(加藤武さんのはじめましてぶりはいつもニヤリとさせられます)なので毎回楽しく観られるのも魅力のひとつですね! [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-03-25 06:15:45) |
986. 悪魔の手毬唄(1977)
《ネタバレ》 犬神家の一族に続き鑑賞。前作よりちょっと複雑な人間関係でしたね。出生の秘密が直接謎の核心に迫るので、なかなか全容が掴めませんでした。そんな中で興味を惹きつけるべき重要な役割が死体のはずなんですが、今回はそれほどへんてこりんな殺され方がなく、映画全体がちょっと冗長に感じました。とは言え役者さんの存在感はさすがのもので、若山富三郎さん、岸恵子さん、加藤武さん、みなさん画面映えするいい役者さんたちですね。手毬唄の必然性、殺人の動機などには不自然さが否めませんが、十分に楽しめる作品だと思います。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-03-24 20:16:17) |
987. 犬神家の一族(1976)
《ネタバレ》 スケキヨのマスクと湖の逆さ死体のビジュアルは映画史に残りますね!しかもミステリーの部分もなかなかよくできています。犬神家の一族ってタイトルだけに登場人物は多いですが、娘三姉妹は松竹梅、その息子たちは清武智とわかり易くなってます。ネタバラシが思いのほかあっさりしてるのが残念な気もしましたが、十分に楽しめる作品に仕上がっています。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-03-23 12:58:58) |
988. オーケストラ!
《ネタバレ》 コメディとして借りてきて観るも笑えず、キャストに感情移入できないもんだから最後の演奏にも感動までは届かず。。。『楽団なりすまし』や『出生の秘密』など結構ドキドキなはずの展開もあまり活かせてないような印象もマイナスだったかなぁ。 [DVD(吹替)] 5点(2012-03-21 07:49:14) |
989. フライ,ダディ,フライ
《ネタバレ》 おおむね悪くはないですが、やはりちょっとあっさりしすぎでしょうか。なんだか撮影も一週間くらいでできちゃったんじゃないの?って感じだし。ストーリー的には娘の復讐のために鍛えて立ち向かうお話。んでもって結果は、、、まぁ、ねぇ。それはいいとしてももう少し娘との心情的な部分を膨らますか、岡田君との(もしくは岡田君の)エピソードを膨らますとか、、、それぐらいの時間的余裕は十分あったと思うんですが。ま、ともあれSPのときの師弟逆転面白かったです(制作はSPのほうがあとですけど)あとトレーニングのロケ地は海浜幕張でしょう。近場なんで見に行ってみようっと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-18 23:25:04) |
990. ブレイド3
《ネタバレ》 生物化学兵器を使ってまでの勝利にうすら恐ろしいものを感じましたね~。ヴァンパイアの人間養殖のシーン、妙にリアルでよかったです。人間も牛、豚、鶏、魚、野菜などなど養殖してますもんね。ヴァンパイアは火葬いらずですし、人間みたいに敵の手先になったりしないし意外とヴァンパイアもいいかも。そー思ったらブレイド、超悪者にみえてきたw [地上波(吹替)] 4点(2012-03-18 19:42:22) |
991. タンポポ
《ネタバレ》 タンポポが亡き夫から継いだラーメン屋の再生物語。サポーターとなるゴロー、ガン、センセイ、ショータ、ピスケン、みんないい味だしてます!それと同時に繰り広げられる本編とは直接関係ないエピソードの数々、特に『走る男』のエピソードはよかったですね。今わの際のところを父ちゃんに促され、お母ちゃんが最期の手料理となるチャーハンをつくるんですが、そのフラフラっぷりと火力の対比がなんとも面白く大笑いしちゃいました。そのほかにもかの有名な大滝秀治さんのモチすっぽんや、役所さんと黒田さんの黄身ラリーなどなど、パンチが効いてて最高でした。それにしても冒頭のラーメン先生の件で、最初に映ったチャーシューは美味しそうだったのに、いざ食べる段になった時にはハムみたいになってたのは何故だろう。。。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-03-17 21:31:15) |
992. ブレイド2
《ネタバレ》 今度はヴァンパイアハンターブレイドとヴァンパイアがタッグを組んで新種のヴァンパイア『リーパーズ』を相手に大暴れ。でも実は…。ってなお話。ブレイドのほんのり恋バナもあったりして前作からの続編にとどまらないようにしたかったのかな?それなりに楽しめるとは思います。ちなみにこのレビューを書くにあたって『ブレイドの』って打ったら変換ミスで『無礼殿』ってなった。。。 [地上波(吹替)] 5点(2012-03-17 18:48:29) |
993. ブレイド(1998)
《ネタバレ》 敵役のヴァンパイア(混血)フロストとヴァンパイアハンターブレイドとの戦いの物語。掴みもソコソコに、ヴァンパイアの設定、へんてこりんな儀式から、最後の戦いまで一気に見せきる潔さが良かったですね。こーゆー作品に迷いは禁物ですからね。しかしブレイドのオカン登場は意味不明でした。おそらく生き別れたのは赤ん坊のときでしょ?フツーはオカンの顔すら覚えてないと思うんですが。テレビ版だから、その辺カットされてたのかな? [地上波(吹替)] 5点(2012-03-17 16:45:08) |
994. ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
《ネタバレ》 リンゴの投票にまつわるゲームですが、ローカルルールだらけで把握するのに大変です。しかもリンゴを”隠し持つ”とか、13回戦もあるとか、複雑で長く、一回一回の緊迫感はあっても、ちょっとツッコミどころが多すぎちゃいましたね。『バカ正直』が主人公で、映画だとこんなエンディングが妥当なんでしょうけど、ちょいとションベンくさい印象ですね。それならそもそもこんな映画をつくる必要すらないのでは? [地上波(邦画)] 3点(2012-03-17 11:04:47)(良:1票) |
995. SP 革命篇
《ネタバレ》 完全に破綻してる。よくもまぁこんな脚本で撮了になったね。文句なく駄作。せっかくこの映画を観るためにドラマのレンタルまでしたのに。。。あ、ドラマのほうがまだ良かったですよ。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-03-16 22:37:08) |
996. SP 野望篇
《ネタバレ》 面白そうで、面白くない。しかも続編ありき。でも革命篇も観た後となってはまだこっちのほうがマシだった。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-03-16 22:32:00) |
997. モテキ
《ネタバレ》 本編序盤から長澤まさみさんの暴発ぶりが凄い!!噂には聞いてたけどここまでとは。ま、それ目当てに観たんですけど。。。さてそんなシーンもありつつ、この物語、どう落とし前をつけてくれるんだろうと思ってたら、そんな結末なのね。劇中使われてた曲たちはすべて『どストライク』で楽しめました。モテキだからって易々とモテるわけじゃないのね。恋愛って大変だぁ。。。 [DVD(邦画)] 7点(2012-03-15 22:01:34)(良:2票) |
998. 探偵はBARにいる
《ネタバレ》 『探偵はBARにいる』実に魅力的なタイトルですね。なにかが起りそうなワクワク感、ハードボイルドタッチな含み、これで期待値があがりすぎましたかね。。。とにもかくにも内容がついてきていませんでした。こーゆー作品ってひとつひとつのセリフや仕草、掛け合いなんかがカッコよくないと、とたんに世界観が崩壊しますからね。簡単なのは主人公に喋らせなかったり、喜怒哀楽を封印したりすればいいんでしょうけど、大泉洋さんの魅力はしゃべくりと喜怒哀楽ですからね。ミスキャストな気もしないではありませんが、ハマってればハマってたと思うので、惜しいなぁ。。。ってのが正直な感想です。ストーリーもまぁありきたりですし、一事が万事、ユーモアなの?マジなの?って演出が多くてブレブレでした。 [DVD(邦画)] 5点(2012-03-14 20:00:38) |
999. 仁義なき戦い 完結篇
《ネタバレ》 これにて完結!やっと名作のシリーズにケリをつけられました。往年の名優たちの豪華コラボにワクワクドキドキ楽しみましたが、同時に、無限ループの殺し合い、化かし合いに辟易したのも正直なところです。それにしてもシリーズ中、同じ俳優さんが別役で出てきちゃうのとかあったけど、どれも気にならないぐらい熱があって凄みを感じましたね。もしかしたら『誰が出てきたって同じこと』っていう作品のテーマの虚しさを表わしていたのかもしれません。『青信号さえ疑わしいのに人の心なんて信じられるかいっ!』って、そーなっちゃぁ義理も人情も、ましてや仁義なぞあるはずもなし!もう一度くらい全5作通して観返してみようかな、もう一度だけ。 [DVD(邦画)] 7点(2012-03-13 15:37:36) |
1000. 仁義なき戦い 頂上作戦
《ネタバレ》 やっと、やっとこさ警察が動きましたね。んでもって親分衆のオヨビゴシ感がよりいっそう増して全体的にグラグラと煮え立つお鍋の印象。鬱屈したものを爆発させたい若い衆の感じがよく出てました。松方さんも梅宮さんに続いて、今作で復活、、、したと思ったら死んじゃったけど。。。次の鑑賞は『完結編』になりますが、さてどーなることやら! [DVD(邦画)] 7点(2012-03-11 11:38:54) |