1001. リベンジ・マッチ
《ネタバレ》 スタローンVSデニーロは、往年の「ロッキー」VS「レイジング・ブル」。30年の時を経て、因縁のぶつかり合い。決してきれいな汗ではなく加齢臭が漂ってオッサン臭いが、熱さは伝わってきた。生タマゴ一気飲みや、ぶら下がった食肉などロッキーのオマージュがあった。血と汗と涙のフィナーレ後に、まさかのマイク・タイソン。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-31 22:17:21) |
1002. トランスフォーマー/ロストエイジ
《ネタバレ》 約4ヶ月ぶり2度目観賞。主人公はマーク・ウォールバーグ熱演の親バカでぶっ飛んだナマクラ発明家、キャスト一新で新シリーズ開始。オプティマス、ビーら5体のオートボットがそれぞれ恐竜型のダイナボットにまたがり香港の“マンモスハイツ”街を駆ける。狡猾な悪役的なスタンリー・トゥッチが、徐々に愛すべきボケキャラに崩れゆく。尺が長くて革命的アクション映像で魅せる様は相変わらず。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-31 22:06:42) |
1003. レイジング・ブル
《ネタバレ》 荒らくれで嫉妬深いダメ人間だけど「怒れる牡牛」の異名を取るボクサーをデニーロ怪演。常に減量と向き合う現役時代の締まった体と引退後のでっぷりしたお腹、体重差を絞り出したその役者魂に脱帽です。米アカデミー最優秀主演男優賞受賞、デニーロの代表作に。アニキに引けを取らない横暴ぶりを見せる弟にジョー・ペシ、乱暴な夫に振り回されたあげくDVを食らうブロンドヘアの奥サマにキャシー・モリアーティと脇を固める俳優の好演が印象的でした。モノクロ調が物語に重みを加え、いい味を引き出していたと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-31 02:13:22) |
1004. るろうに剣心 京都大火編
《ネタバレ》 原作人気エピソード「志々雄編」を実写映画化、二部作の前編。パワーアップした躍動感ある殺陣シーン。ストーリーも原作の良さを忠実に再現していて、万人受けするのでは。前作同様に配役はツッコミ所満載でした。ただし志々雄真実を熱演した藤原竜也は、難アリと予想していたがドスの効いた風格と声で意外とハマってました。最後の最後で大友監督によるサプライズ。我らが「龍馬伝」ファミリーの主役・福山雅治登場、ししょー!後編必見です。ストーリー、アクション共に完成度の高い傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2014-08-31 00:46:20) |
1005. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 日本の漫画を原作にした濃ゆい犯罪ミステリー・バイオレンス、韓流映画。ハリウッド映画化に向けての観賞。長い長い15年間の監禁とたった5日間の復讐。ヒロインは標的とその姉の間の子。真相を知った復讐者は標的に同情してしまい、ワンちゃんになって舌をブチン。主演の韓流俳優は血塗れになりながら熱演、よく頑張りました。ネタバレ厳禁の、最後まで目を離せない良作。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-30 22:33:24) |
1006. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 ニッポンの生んだ怪獣ゴジラがハリウッド進出。どっしりした足腰、噴き出す青炎。見事に再現していたけど登場があまりに遅すぎる。前半はただのエイリアン・パニック。怪獣映画なのでやむを得ないけれど、人物のキャラに個性がなく観ていて退屈だった。さらに…あの唯一無二のゴジラ主題歌がないではないかっ。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-24 22:18:53) |
1007. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 今年のジブリは少女の空想青春ドラマか。「湿っ地屋敷」を背にした二人の孤独な少女のヌルい友情はユメの中。自閉的で喘息持ちの少女によるかったるい空想劇がとめどなく続く。このまま終わるのかと落胆していた終盤に、明かされる真実に驚愕。「マーニーは、あたしのばーちゃんだった」。衝撃の誕生秘話。 [映画館(邦画)] 6点(2014-08-17 22:14:09) |
1008. 劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-
《ネタバレ》 今作の敵は「念」に対して「怨」。まさかの天空闘技場ジャック。カイチョーまでもがはりつけにされる始末。ウイニングショットはゴンによる「ジャジャンケングーっ」。主題歌はゆずの透明感ある「表裏一体」、惹かれたのはそれだけ。 [DVD(邦画)] 6点(2014-08-17 00:59:54) |
1009. アラビアのロレンス 完全版
《ネタバレ》 映画史に燦然と輝く、4時間に及ぶ歴史大作完全版のリバイバル上映を観賞。第一次大戦下、英軍人が砂漠の美しさに魅せられてアラブのために戦う。やがてイギリス人とアラブ人の狭間で苦悩するようになる。ピーター・オートゥル、オマー・シャリフ、アレク・ギネス、アンソニー・クインら豪華キャスト競演。太陽の照り具合で刻々と変わる砂漠の色・いろ・イロ。まるで万華鏡みたい。ただ、劇場が横長スクリーンではなくその良さを充分に体感できなかった。通常版に比べて尺の長さを感じて疲れた。 [映画館(字幕)] 7点(2014-08-17 00:50:58) |
1010. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 日本発の怪獣パニック映画の元祖。新作公開に向けての復習。ただの怪獣恐怖映画ではなく、核戦争を警鐘する濃い社会派ドラマとして表現され、完成度が高いと思います。秘密兵器「オキシジェン・デストロイヤー」発動によりゴジラと共に海へ還る隻眼のハカセ。60年も前にこのような作品が日本で作られていたことに素直に感心しました。お馴染みのテーマ曲はゴジラの威厳を表しています。 [地上波(邦画)] 7点(2014-08-16 22:35:50) |
1011. her 世界でひとつの彼女
《ネタバレ》 ヒトよりも人間らしく、オンナよりも女性らしい人工知能に恋をするお話。素直に眺めればそれは美しい純粋な愛なのでしょうが、あくまでも「バーチャル」としか解釈できず、女々しい変態ヤローにしか見えませんでしたね。ザンネン…。でもスカ嬢の声による熱演でローマでの最優秀女優賞受賞はごリッパだと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-16 02:44:36) |
1012. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 席巻するエイリアンに対し、トム・クルーズ演じるシロウト戦士が「戦う・死ぬ・目覚める」を繰り返すことで力を付けていきます。前半のタイムループ・サスペンスを絡めた展開は良かったのですが、後半はただのエイリアン・バトルアクション。日本のライトノベルがハリウッド映画化。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-15 02:05:27) |
1013. トランセンデンス(2014)
《ネタバレ》 テロで死んだ科学者が妻の執念でコンピュータにインストールされ、人工知能として生きる。斬新なSF科学サスペンス・アクション。ヒトを超越(トランセンデンス)した力を手にした彼は、ミュータント軍団を作って人類と戦う。全ては妻を愛するがゆえ。理性と感性の狭間で揺れる人工知能をジョニー・デップ好演。人類は未知の存在を恐れる、近未来に実際にこのようなことが起こり得るのだろうか。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-15 01:41:21) |
1014. 聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY
《ネタバレ》 原作人気シリーズ「十二宮編」をCGアニメ映画化。キャラの顔も声もクロスも変わりすぎ。どいつも性格がチャラすぎて原作特有の神々しさなし、アイドルのショーじゃないんだから。サンクチュアリへまるで遠足気分の聖闘士たち。黄金聖闘士との闘いを端折りすぎ、蟹男マヌケすぎ、バラ男弱すぎ。まるで別のアニメーション。こいつぁ、ひでぇ~。 [映画館(邦画)] 6点(2014-08-14 00:18:13) |
1015. 虹を掴む男(1947)
《ネタバレ》 キーワードは「ポケタ、ポケタ」。虹を掴む男とは現実と空想の狭間で揺れる「心ここにあらず」なオトコ。あらゆる職種の達人になっているユメをマヌケ面して見ています。そのうち金髪美女を巡って闇社会の騒動に巻き込まれます。現実なのかユメなのか、もはやわからなくなってきます。そんな斬新な展開が楽しめるレトロなコメディ・ファンタジー。2014年公開「LIFE!」の元になったお話。 [DVD(字幕)] 6点(2014-08-13 00:07:12)(良:1票) |
1016. 300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~
《ネタバレ》 7年越しのシリーズ第2弾はギリシア連合軍とペルシア帝国軍。舞台はサラミスの海戦。冷酷で強靱で妖艶なペルシア女将をエヴァ・グリーンが好演。血涌き肉踊る戦闘シーン。絶妙なスローモーション映像が健在ですが、斬新な衝撃を受けた前作には及びません。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-12 00:53:34) |
1017. ノア 約束の舟
《ネタバレ》 神サマのお告げに従い、おっきなおフネを造るお話。旧約聖書に基づいた神秘的ファンタジー。動物が集積されたおフネの中はさぞ臭ったことでしょう。多くの人類を見殺しにしたものの、自分の家族に対してはドメスティックバイオレンス寸止め。これで良しとされるのでしょうか。美しい大自然の映像。エマ・ワトソンはハーマイオニーから上手く脱却されてますな。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-09 23:27:44) |
1018. 渇き。(2014)
《ネタバレ》 失踪した娘を求めて血みどろになってかけずり回るクレイジーで油ギッシュな刑事を役所広司が熱演。中島哲也監督による異色の刑事バイオレンス・アクション。娘「カナコ」はミステリアスな女子高生にして同級生を裏社会へ引きずり込む小悪魔。「アイシテル」は「ブッコロス」の裏返し。中島監督らしくシニカルな皮肉でオブラートに包んでいるが、キョーレツなバイオレンスシーンの連続で観ていて疲れました。 [映画館(邦画)] 6点(2014-08-03 22:31:10) |
1019. ポンペイ
《ネタバレ》 ローマ帝政下、火山の街・ポンペイにて遠くから見つめ合う身分の違う二人。虐殺された騎馬民族の生き残りとして凄腕剣闘士となった純朴な青年と富豪の娘。地鳴り響く中、躍動感あふれる剣闘シーン。怒れるお山が火を噴いた終盤、飛び出す紅蓮の閃光(元オリックスの下山)、火山岩降り注ぐ市街地。その大迫力の映像とほとばしる緊迫感に食い入りました。そして二人は灰になった、あの姿のまま…。悲劇の結末。評判とは裏腹に暑く熱い良作。 [映画館(字幕)] 7点(2014-08-03 22:08:10) |
1020. チキ・チキ・バン・バン
《ネタバレ》 エンジン音が「チキチキバンバン」と鳴るクルマをめぐるディズニー・ミュージカル。主題曲はあまりにも有名で良いのですが、ストーリーが子供向けで見応えがありませんでした。メルヘン・アドベンチャーのシーンはポンコツ発明家によるただの空想だったんですね、あれだけ作り込む必要があったのでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2014-07-27 22:40:31) |