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1021.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
「その発想はなかったわ」という感じ。ご説ごもっともで、秀作であることは間違いありません。とはいえ野暮ながら疑問に思ったのは、「地域にここまで愛される金融機関とは何か」ということ。「貧しい人にも住宅を」という意味では、かのサブプライムローンと変わりません。しかしバブルがはじけてリーマンその他の金融機関がバタバタ潰れたとき、地域住民が金を持ち寄って救ったという話は杳として聞きません(当然ですが)。 では、両者の違いは何なのか。お金に色はありませんから、突き詰めればそれは「金利」でしょう。おそらくベイリーの店では、地域住民の直近の幸福を追求して、できるだけ高利で借り受け、できるだけ低利で貸し付けていたものと思われます。しかしものは考えようで、もう少し利鞘を追求していれば、店の業務も拡大でき、もっと多くの人に資金提供し、もっと多くの住宅を建てられたかもしれません。それは地域住民の中長期的な幸福につながったはず。だとすれば、ポッター&ゲッコー&リーマンの「強欲は善」にも一理あるわけで…。結局、何が「正義」かはなかなかわからないということです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-20 01:39:32)
1022.  扉をたたく人 《ネタバレ》 
たいへんな秀作だと思います。派手なシーンは何一つないのに、しかも途中で結末はだいたい見えるのに、最後の一滴(ここが重要)までじっくり味わえました。おそらく低予算ながら、脚本をじっくり丁寧に作り上げれば、ここまでおもしろい作品ができるんだなと。主人公が「開発経済学者」という設定も、ウィットが効いています。それにしても、よりによってシリアとは…。ドラマ上の人物とはいえ、その後の母子の無事を祈らずにはいられません。 
[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-04-19 01:13:55)(良:2票)
1023.  SP 革命篇 《ネタバレ》 
テロリズムと三流ジャーナリズムの結合という新境地! その映像からは、まるで夏の日の午後のような倦怠感が漂ってきます。政治家を失脚させて「革命」って…。テレビ版ではそこそこカッコよかった尾形さんが、ここまでお花畑な脳ミソとは知りませんでした。人は見かけによらないものですね。 ところで、地雷を踏まされた警備員さんたちは、無事に救出されたんでしょうか。むしろそちらのほうが気になります。いずれにしても、日本映画界にこそ「革命」が必要なんじゃないかと。誰か撮影所にでも突入したら? 
[地上波(邦画)] 2点(2013-04-17 19:39:25)(良:1票)
1024.  SP 野望篇
邦画にしてはけっこうがんばってたんじゃないでしょうか。クサいセリフはないし、ベタな恋愛話もなし。ついでに中身もからっぽだけど、とりあえずハデハデなアクションでハラハラさせてあげますよ、という意図だけは伝わりました。意図だけは。 しかし、金を払って見るレベルではないでしょう。もし岡田君ばりの危機察知能力があれば、劇場に入る前に「キーン」と激しい頭痛に襲われたんじゃないかな。当方はテレビ視聴ですが。
[地上波(邦画)] 4点(2013-04-16 08:17:13)
1025.  サウンド・オブ・ミュージック
スタンダードの原曲をいろいろ聞けた、という意味では楽しめました。が、「名画」と呼ばれるほどですかねぇ…。とりわけ7人の子どもたち、年齢差はありますが個体差はありません。それに冒頭に笛一つで整列していたときと、後半に舞台で杓子定規に踊るときとでは、いずれも「マリオネットみたい」という意味で本質的には変化していません。つまり、マリアの家庭教師としての資質には疑義を抱かざるを得ないわけで。それに「ラはソの次の音」って…。もう少し考えてあげてもよかったんじゃないでしょうか。 だいたい「Sound of Music(音楽の音)」というタイトル自体、主張がなさすぎます。「腹痛の痛さ」みたいなものかと。そりゃ痛いでしょう。 ただ余談ながら、同じく修道院を描いた『天使にラブソングを』の謎が1つ解けたような気がします。修道女さんが「社会奉仕」の一環としてクルマを整備するシーンがありますが、「なぜわざわざそんなことを…」と疑問に思っていました。それは、この映画へのオマージュ(もしくはパロディ?)だったのかと。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-18 18:42:06)
1026.  花のあと
客から金を取って見せるレベルではない気が…(当方はBSで見ただけですが)。北川某の演技については他の方が指摘しているとおり。どういう経緯で主役に抜擢されたのかは知りませんが、まずは役者としての基礎を磨くべきでしょう。そうでなければ、客のみならず他の役者・役者志望者・映画関係者に失礼では? ただ情状酌量の余地があるとすれば、脚本も相当にひどい。まるでナレーションのように、棒読みにならざるを得ないような長ゼリフを延々と語らせてばかり。これじゃ最初から原作を読んだほうが早そうです。というわけで、この作品の収穫は原作がおもしろそうだとわかったこと。それと、亀治郎の悪役ぶりはさすが。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-02-01 22:31:47)(良:2票)
1027.  天使にラブ・ソングを2
びっくりするぐらい陳腐で紋切り型な学園モノ。役者にも、ストーリーにも、見るべきところはありません。しかし、最後の音楽だけは良かった。高校生の合唱コンクールというより単にプロのショーでしたが、いかにも「新世界」な「第九」という感じ。映画全体をこの1曲に至るまでの長い長いプロモーションビデオと捉えれば、時間の浪費感もやや薄れるかと。それにしても、名優J・コバーンの軽さとキャラの弱さがつくづく残念。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-01-27 10:41:12)
1028.  天使にラブ・ソングを・・・
今さらながら初見。いかにもアメリカンな映画ですね。神聖なるものを庶民レベルに引きずり降ろすのは簡単ですが、ひとたび失った信用を元に戻すのは至難の業です。修道院も円も…。それとも現金収入(成長)が七難隠してくれるんでしょうか。けっこう楽しめたけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-21 01:56:05)
1029.  ザ・シークレット・サービス
多くの人が予想するであろう「どうせこうなるんだろうなぁ」という結末を、見事なまでに外しません。その意味で、安心して見ていられるサスペンスです。イーストウッドの出演作をすべて見ているわけではありませんが、たいていジジイのくせに現役バリバリに活躍し、ジジイのくせによくモテるという役どころが多い印象。おかげで若者の雇用が減り、結婚できない男が増えることへの配慮など、きっと微塵もないのでしょう。図々しいこと、この上なし。なお個人的に、この作品の最大の見どころは「マルコヴィッチの腹」でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-19 01:14:22)(笑:2票)
1030.  野性の証明
豪華な役者陣とも相まって、前半はけっこう期待させてくれたのですが、途中から健さんがスギちゃんに見えてきます。撮影のためにホンモノの戦車とかヘリとかを借りられたことが嬉しくて、自慢したくて仕方ない感じ。日本映画には、伝統的にこういう幼児性がありますね。「仕事を選ぶ」といわれる高倉健がどうしてこんな幼稚な作品に出ようと思ったのか、不思議です。ついでにいえば、せめて「戦士の休息」ぐらいフルコーラスで聞かせてほしかったかな。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-01-12 20:39:02)(良:1票)
1031.  ディア・ドクター
けっこう堪能できました。この監督さんには今後も期待したいところ。しかし、展開はややダラダラで、心象表現もやや曖昧。主要な登場人物たちが黙ったまま大写しになるシーンが何回かありましたが、何を言わんとしているのか、いま一つ掴めないことも多々。それから冒頭と最後にあった、瑛太が田んぼの中で一心不乱に何かを探すシーンですが、あれって何してたんですかね。 それはともかく、他の方も指摘されていますが、私も「ブラックジャック」の「古和医院」を思い出しました。遠い昔に読んだのに、しかもけっして派手な作品ではないのに、ブラックジャックの意地悪で温かいセリフまで鮮明に蘇ってついウルウル。鶴瓶のしょーもない逃走劇を眺めながら、やっぱり手塚治虫ってすごいなぁと、あらためて感じた次第です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-10 23:26:38)
1032.  昭和残侠伝 唐獅子牡丹
新年早々、けっこう楽しめました。いかにもスタジオな屋外セットや、宇都宮の石切り場という舞台設定が斬新。ストーリーも単純ながら骨太でしっかりしています。もちろん健さんはカッコいいし。それにしても、主要な登場人物がバタバタ死んでいくっていうのは、このシリーズのお約束なんでしょうか。その後の石切り作業の進捗や居酒屋の経営、それに残された奥さんが心配になります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-09 23:19:37)
1033.  ストレンジャー・ザン・パラダイス
予備知識ゼロで見たのですが、喜劇だったんですね。ラストの飛行機が勢いよく飛び立つシーンは、今でも思い出すだけで笑えます。それに最後まで引き込まれたのは、ひとえにヒロインが魅力的だったから。単に美人なだけじゃなく、寡黙ながらも芯が強そうで、サバサバしていて少し薄幸そう。旅立った彼女がどうなったかを見届けたい(もしくは見守りたい)と思うのは、おそらく主役の彼だけではないでしょう。というわけで、おおいに楽しめました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-27 22:25:48)
1034.  弾丸を噛め
この映画、主役はハックマンでもコバーンでも弾丸でもなく、馬でしょう。“素”なのか“演技”なのかはわかりませんが、難所を苦しそうに走り、絶妙のタイミングで転び、ついには崖から突き落とされ…。しかも前半にハックマンの「勝って新聞に載っても馬は喜ばない」みたいなセリフかありましたが、まさにそのとおり。軽快な音楽と緩い人間ドラマとは裏腹に、同情を禁じ得ませんでした。どこまでも従順でいると、どこまでも利用されるばかりなんだなぁと。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-25 03:38:27)
1035.  しあわせの隠れ場所
正直なところ、見ている間中ずっと、ある種のホラーのような「不気味さ」を感じました。いくら資産家かつ篤志家による実話とはいえ、人はここまで赤の他人に対して盲目的善良人になれるものなのか。それに奥さん本人だけならまだしも、ダンナや思春期の娘まで、当たり前のように受け入れているのも変。しかも最初は容認したとしても、一つ屋根の下で暮らす以上、いろんな葛藤や確執やケンカや行き違いもあるはず。ふつうの家族でさえ絶えないのだから。つまりこの映画には、生活感がまるでないのです。だから、人間の仮面をつけた異星人もしくは異人類の話にしか見えない。これが「不気味さ」の正体です。 それと他の方も指摘されていますが、邦題が残念ですね。「Blindside」を「隠れ場所」とはひどすぎる…。久しぶりに見るS・ブロックはカッコよかったけど。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-16 16:09:07)
1036.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
評判どおりの怪作です。当方も、「1人3役」には最後まで気づきませんでしたが。なぜ3役にする必要があったのか、むしろそちらのほうが気になります。 それはともかく、この作品のテーマの1つは「やりきれなさ」「無力感」でしょう。最大の権力を誇る米大統領といえども、ソ連首相といえども、動き始めた歯車を止められないときがある。それは今日の日本の政治でもおおいにあり得る話です。この作品では1人の狂人と融通のきかないシステムが元凶でしたが、今の日本の場合、「民主主義」という名の“数の暴力”がそれに匹敵するかと。あんまり言うと怒られちゃいますが…。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-13 01:32:16)
1037.  この愛のために撃て
「ジェットコースタームービーを作ろう」という意図で作られ、そのとおりに出来上がった感じ。文字どおり息つく暇もありません。ここでのレビューの少なさが異様に思えるほど、かなりの秀作です。知られていないだけなんでしょうねぇ。私も数日前までまったく知りませんでしたが。 ただし、奥さんが超美人だったから言うわけではありませんが、妊婦に対する扱いがひどすぎる。いくらドラマの設定とはいえ、生理的に嫌悪感がありました(それも制作者の意図かもしれませんが)。そしてもう1つ、やっぱり邦題がひどい。聞き覚えのある名画タイトルの断片を寄せ集めたようで、結局何のインパクトもありません。主人公はむしろ「撃つな」と言ってたし。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-06 02:48:35)(笑:1票)
1038.  戦争と平和(1965-1967)
やたら饒舌なシーンがあるかと思えば、真意を汲み取るのが難しいシーンもあり。やたらとテンポが遅いと思ったら、一気に時代が飛んでいたり。「これが異文化コミュケーションというヤツか」と実感できます。 個人的には、後半に行くほどおもしろかった。特に第3部の敵も味方も優劣もよくわからないグチャグチャな戦闘シーンは、まるで「19世紀のハンバーガーヒル」といった感じ。なかなか見応えがあります。しかし、これだけ長時間見せられたわりに、印象はちょっと薄いかな。 それにしても、共産陣営の総帥国家の下で莫大な予算と時間を与えられ、しかも世界的文豪による世界的名作をもとに1本の映画をつくる作業は、想像を絶するプレッシャーだったことでしょう。もしコケようものなら、「失脚」や「亡命」の憂き目に晒されていたかも。全編にわたるピエール君の苦渋の表情には、そんな監督の立場が反映されているようにも思えます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-05 03:13:04)
1039.  栄光のル・マン 《ネタバレ》 
この映画、もっともセリフが多いのは、おそらくレース会場のアナウンスでしょう。それぐらい寡黙な作品です。しかし、当方はさしてクルマに興味があるわけではないのですが、十分におもしろかった。一旦リタイアしたマックイーンが別のクルマのドライバーとして復活するあたりは「ルール的にアリなのか?」と思ったものの、そこからラストに至る展開がすばらしい。歓喜の輪の中心で「エイドリア~ン!」と絶叫する映画も悪くはありませんが、自分の役割をしっかり果たし、歓喜を外側から見つめ、わかる人の間だけで目配せをして、静かに去っていく男はもっとカッコいい。これぞ、男の美学です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-11-22 17:09:31)
1040.  エリザベス
「ER」のエリザベス・コーディの大ファンだからという的外れな理由で見たのですが、さすがに傑作でした。国内外の権謀術数のドロドロと、生身の女としての“性”のドロドロが混じり合った、まさにドロまみれの世界の描き方が見事。きらびやかな舞台や衣装までもが毒々しく見えてきます。私見ですが、『ローマの休日』のリアル版またはダークサイド版と言っては、褒めすぎでしょうか。女王の最後の有名な決めゼリフは、アン王女の記者会見における「ローマ!」に匹敵するかと。 それはともかく、世襲で地位を受け継いだ者が、そのまま自動的に実権を握ってしまう恐ろしさも感じました。たまたま女王が聡明であり、側近もしっかりしていたから良かったようなものの、これは壮大なギャンブルでしかありません。「さすがに古い政治システムだなぁ」と思ったら、何のことはない、今の日本も似たようなものです。しかも当時のイングランドの場合、もし無能なら暗殺や侵略といった“浄化装置”が働いたのかもしれませんが、今の日本ではそれも容易ではありません。そう考えると、500年前の英国にトリップしている場合ではない。衆議院が解散された今、あらためてそう思い知らされた次第です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-17 17:15:32)
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