1021. 変態男
《ネタバレ》 変態ってタイトルはかなり深層心理にくるものがあります。つまり映画が始まる前からかなりの先入観をもたせられるのです。だから、主役の男が変態に見えてしゃーなかった。いや元々危ない奴なんですけどね。観る人によっちゃあ、別に変態ってゆーほど変態じゃないのかもしれない。てゆーか女の方が変態なのかもしれない。刑事の方が変態なのかもしれない。でも俺には変態に見えてしゃーなかった。映画のトーンもなんだか変態に見えてしゃーなかった。キショイ感じが出てて。やはりタイトルのせいやわ。映画はタイトルを観た瞬間から始まっているのかもしれません。タイトルは大事。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-11 22:38:48) |
1022. スキャナー・ダークリー
SFサスペンス映画と思いきや、よくあるジャンキー映画でした。ただ、映像が実写とアニメ(デジタルペインティング?)を合体させた奇抜な表現のために、ほかのジャンキー映画よりサイケデリック感が出てると思いますが、残念なのは、せっかくこーゆう奇抜な表現をつかったなら、もっと奇抜な世界を描けたと思うのに、中身は単なる実写の人間にアニメ(ペインティング?)を重ねただけ。SFな世界じゃなくて町並も今の時代と同じ。冒頭の体中虫が這うシーンや、色々な人間に移り変わるスーツなんかのおもしろい映像もあることにはあるんだけど、ちょっと少なかったです。大半はどーしよーもないジャンキーのダラダラした生活につき合わされます。まー、ジャンキー映画はそーゆうもんなのですけど、観てるほうもダラダラしてきます。それゆえにクライマックスのたたみかける展開はよかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-11 22:05:21) |
1023. 顔のない眼
昔の映画なので、今観ると、そんだけ?そんだけの話なの?とゆう感じでした。たいした話ではないと感じたのは、あまり深いドロドロしたものが感じられなかったのが原因かな?冷静に考えれば怖くて悲しいのに、なんかあっさりしてました。下の黒猫クロマティさんがおっしゃる通りどこか乙女チックとゆう表現がぴったり。軽快な音楽も原因かな?ヒロインのマスクもそんなにインパクトはなっかです。スケキヨで観たから。ヒロインが愛する人に無言電話をかけたりして深い表現は色々あるのですが、今の感情移入しやすい作りの映画に慣れてしまったせいか、深い所まで入っていけなかったです。ただ、顔をはぐシーンは、結構がんばってまして、よーやるわ!って感じで観てしまいました。それと顔が崩壊していくシーンは、悲しさと気持ち悪さがありました。後、ヒロイン役の目の演技がよかったです。まさに顔のない眼を表現しておりました。テンポがいいのか、そんなにたいした話じゃないのに、なぜか最後まで退屈せずに観れたのが不思議。ヒロインに感情移入すれば、それなりの悲劇を感じれると思います。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-11 12:50:39) |
1024. 新・桃太郎
《ネタバレ》 どもどもイニシャルK様。私もこの映画の初観はあまりの馬鹿さにずっこけまして、特にラスト近く登場する桃ロボットは衝撃的です。映像は日本のドラマ西遊記みたいなチャチさに、ワイヤーアクションをたした感じで、内容は基本は桃太郎なんですけど、ロールプレイングゲームみたいなテイストで進んでいきまして、妖怪なんかを倒しなら、大ボスを倒すって感じです。ヒネリはなにもないですが、所々にバカバカしいコメディーがはさまれてまして、これがかなりゆるいのですが、そのバカバカしさになぜか笑ってみてしまう。やたら元気なおじいさん、おばあさんと強大な桃の追いかけっこや、スイカ太郎とリンゴ姫とのやりとりやら、敵の魔女のワルノリやら、でもやっぱ最後の桃ロボットです。まるで小さい子供が作ったようなテキトーさ、しかし妙にかわいい、こいつがクエーっ、クエーっとなきながら、敵の攻撃をよける様は爆笑ものでした。DVD化しないかな~。 [ビデオ(吹替)] 7点(2007-09-10 22:52:04) |
1025. シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ
正直、冒頭が一番怖かったです。後はよくある若者が次々謎の殺人鬼に殺されるスラッシャー映画。別になにも目新しいものはなく、殺人鬼もそんなに不気味じゃないです。スリラーなドキドキ感も薄めだし、殺し方もイマヒトツ。しかし、誰が生き残るかがまったくわからないので、そこはよかったかな~。冒頭からのひっぱり加減もわりとよかったけど、その後、一回落ち着くのがちょっとダレます。まー、暇つぶし程度です。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-09 23:19:41)(良:1票) |
1026. 禁断の惑星
昔からイドの怪物、一回観てみたかってん。手塚治虫原作のアニメ「バンダーブック」に一瞬だけ出てきたんやけど、それで興味もってて。で、昔のSF映画観たい熱が出てきたので、観るなら今やと、今更ながら観てみたこの映画。古い映画なんで、特撮はレトロ感出まくりやし、人間ドラマは、女の取り合いなんかの馬鹿ロマンスなんかがあったりして安いし、女が服きて泳いでるのに、なに裸みたいなニュアンスで話すすめとるねん。服きとるやろ。とゆーよな突っ込むのもアホらしい箇所があったりして、今の感覚で観ると古い映画とゆうテイストがありまくりでした。しかし、それでもわりとおもしろかった。イドの設定なんか、今の時代でも全然古くないアイデアだし、レトロな特撮も、嫌になるチャチー特撮じゃなくて、むしろ童心が蘇るよーなワクワクレトロ特撮。とくにアニメとの合体で見せるイドは不評が多いですが、俺なんて、うわー、バンダーブックのイドとおんなじ!これが観たかったって気持ちになって、しかも人間つかむと、人間が燃えるんでっせ~。かっちょいー!未知の生物だからアニメ風に見えても、それがむしろ正しいかもってなって、さらにロビーもあの危険だけど危険じゃない微妙な存在がよい感じで、博士が未知の発明を淡々と披露するくだりにいたっては、普通なら説明長すぎってなる所を、なんだか新しいアイデア商品を見てるテレビショッピング気分で楽しかったです。さすがSF古典で有名なだけあります。今観ても退屈じゃなかったです。ただし、古いSF映画に耐性がなければ、やっぱり観ててつらい人もいると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-09 23:01:18)(良:1票) |
1027. Gガール/破壊的な彼女
後半の展開がサイコーでした。馬鹿すぎて。危ない性格の女性を軸に展開するラブコメなんだけど、非現実的な設定のおかげでバカバカしくもあり楽しくもある、こーゆう展開は大好きです。エロが満載なのでファミリーで観ると恥ずかしいですが、カップルで観ると、男は彼女が普通でホッとできて、女はもっと彼氏をいたわらなきゃねって気持ちになって、いい雰囲気になっちゃって、ほんでもってエッチすりゃいーじゃん。相手がいなきゃ、さっさと相手見つけてデート誘って恋して告白してエッチすりゃいーじゃん。でも、ベットは動かすな。そーゆう気分になれる映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-08 01:20:43)(良:1票) |
1028. unknown アンノウン(2006)
ソウ級のシチュエーションスリラーを期待して観るとがっくりきます。冒頭はモロパクリですが、全体的な印象はそっち系ではなくて、B級サスペンスでした。ツメの甘さや、細かい設定のいい加減なところなど突っ込みだしたらキリがないです。でも、暇つぶしのゆるいテンションで観ていたからか、もともとB級でも気にならないせいか、俺は最後まで結構楽しめました。最後もとってつけたようなオチですけど、自分的には、とってつけたよーなオチが多分この映画ではよかった気がします。うわ!って思ってしまったから。人は物事の過程の記憶があるからこそ結果を受け入れる事ができるが、もし、その過程の記憶がすっぽり抜けたら、はたして今の状況は自分にとっていいのか、悪いのか、主人公の最後の心境を想像するだけで、鑑賞後1時間は暇つぶせました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-07 19:41:53)(良:1票) |
1029. パフューム/ある人殺しの物語
匂いをテーマにしたファンタジー映画に思えました。想像してたのはリアルな殺人鬼のサスペンス映画でしたが、全然違ってて、不思議で邪悪なファンタジー映画みたいな感じです。こんな映画は観たことありそーで今までになかったかも。映画を観終わった後も、色々な匂いに興味を持たせてくれて、匂いって普段全然意識してないから、色々匂ってみたい、匂いを脳で理解したいって気持ちにさせてくれて、思わずポップコーンをクンクン、でも、やっぱりポップコーンの匂いでした。あ、映画の方は最初から最後までずっと集中できるほど楽しめましたが、後で冷静におもしろさを判断すると、おもしろいんだけど後一歩ってなりました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-07 03:28:59) |
1030. ゴーメンガースト
DVDのパッケージには「ロードオブザリング」に並ぶファンタジーと紹介されてたけど はっきり言ってあのファンタジーとは形態が全然違いまして、モンスターも剣も魔法もまったく出てきません。変な巨大な城の中で繰り広げられる普通の人間の群像劇です。普通?普通ちゃうわ、みんな変人です。どこか狂ってる。狂ってる?狂ってるってゆーか貴族とゆうものを誇張して描いてるので狂ってるよーに見えます。まったくの狂気な人々を描いていたなら、観てるこっちの頭も混乱しますが、普通の人間をデフォルメして描いてる感じなので狂ってるように見えても意外と話にのめりこんでいけます。最初は、なんやねんこの話、ついていけないって思って観てましたが、後半はすっかりのめりこんで観てしまいました。各キャラクターが魅力的で台詞も楽しい。狂った王様を挟んで料理長と執事が戦うシーンや、学長の馬鹿みたいな死に方や、ドクターとその妹のやりとりなど、結構個人的なツボが沢山ありました。ただ、長いのと(四時間はさすがに一挙に観れない)、それでも全てを描ききれてないので、ストーリー的に放りっぱなしの事件やキャラがいたことがちょっと残念でした。なんかお話がまとまってない感じな所がありまして。ちなみに原作は未読どころか存在さえ知りませんでした。こーゆう変なファンタジーもたまにはいいです。 [DVD(吹替)] 5点(2007-09-06 18:20:41)(良:1票) |
1031. ナイト ミュージアム
博物館の展示物が夜毎動き出す、そのアイデアだけに頼り切ったオサブイ映画かいなと思って観たんやけど、おもろかったわ~。駄目な親父が自分の愛する者に尊敬されたいがためにがんばる、ってテーマを軸に、笑いあり迫力あり感動ありで描かれた、実にスガスガしいエンターテイナーな作品でした。特に猿と主人公のやりとりがツボで思わず声あげて笑ってしまいました。骨のレックスも怖いよりかわいーし、各展示物達がみんないい味だしてて、一致団結するとこなんて、ベタだけど思わずジーンときちゃいました。それはやっぱ、息子の前でがんばる親父ってのが俺の心にヒットしたからやと思う。親父はやっぱり子供に尊敬されたいねん。そしてそれが親父の人としての成長やと思うねん。その時のベン・スティラーの顔がまたいい顔してるねん。コミカルなシーンのベンのリアクションもこの映画ではピッタリやった。ノリもいいし、エンディングもしっかりテンションあげてくれて、明日からまた楽しくガンバローって気持ちにさせてくれました。なんのヒネリもないベタベタな娯楽映画だけど、やっぱり映画っていーなーって改めて思えました。 [DVD(字幕)] 10点(2007-09-06 01:03:24)(良:2票) |
1032. インビジブル2
前作はそれなりに予算をかけた大作でしたけど、こちらはモロ予算少なめのB級。ただし、その予算少な目をうまくゴマカシて、映像的には前作ほどのインパクトは全然ないけど、スリラー感覚で結構楽しませてくれました。透明人間同士の戦いとか色々趣向もこらしてくれてるし(まー、透明同士なのでなにやってるかさっぱりわかんないですけど)。凶暴な透明人間の殺人鬼とゆう設定が個人的に好きなのかも。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-05 01:42:46) |
1033. ミミック
舞台は近未来となってますけど、映像は一昔前のゴミっぽいニューヨークなイメージ。だけど映画の所々に近代ゴシックな雰囲気があり、これが普通のモンスター映画とは一味違う雰囲気を出していてなんかいい。前半の猟奇殺人鬼的なノリも悪くない。ただ、やっぱ前半はちょっとタルかった。中々真相にたどりつけない主人公にイラってきてもーた。後半は全然違うテイストで、モンスターパニック的なノリ。5.1で観たから部屋のあちこちにモンスターがいる感じでテンションもあがりました。展開はベタなB級モンスター映画だけど、意外に普通に暇つぶしできたって感じです。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-04 22:40:59) |
1034. 口裂け女
《ネタバレ》 口裂け女はリングの貞子や呪怨の伽椰子系となんらかわりないです。つまりまったくもってよくある邦画のホラー。ストーリーも予想通りなので、そんなんが嫌いなら観なくてもいい映画です。怖さもあんまりないし。しかも、子供を虐待するシーンが結構エグかったり、母親も醜く表現したりもしてるんで、優しいお母さんは絶対観なくていいと思います。殺された母親も放置だし。てゆーか全体的に悲惨です。なのに悲惨感がないのは演技の問題ですかね。一番怖かったのは、口裂け女じゃなくて、サトエリが急に教え子に怒るシーンでした。しかし「私キレイ?」が本当は「私を斬れ!」だったのには、ひっくりかえりました。口が裂けてるから滑舌悪くて聞きとりにくいってわけですね。なるほど~。でも、それウマイとは思わないです。 [DVD(邦画)] 3点(2007-09-04 12:54:53)(良:1票) |
1035. ゴーストライダー
若い頃のジョニーから年とってニコラスになる、顔の変わりすぎはおいとこう。多分、バイク乗り回しているうちに変形したんだろーなーって感じでそこは流しておこう。ただ、ゴーストライダーになるまでが、少々退屈。でも、なってからのバイクアクションはかっこよいでした。特に荒野を馬と併走するシーンはゾクゾクきまして、ここがこの映画の一番の見所。ゴーストライダーはバイクから離れると、あまり楽しめる動きはしてくれないので、やっぱりバイクにのってる時が一番よいです。ちなみに、漫画の映画化なので展開的に色々おかしー部分もありますが、そこはおいといて、とにかくバイクにのってるゴーストライダーはかっこよい、それにつきる映画でした。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-04 01:21:22) |
1036. トゥモロー・ワールド
DVDのパッケージには騙されたわ。SF近未来アクションって、全然ちゃうやん。いや、近未来やしアクションもあるけど、SF近未来アクションって言葉からイメージする映画ではなかってん。雰囲気としては、中東あたりのゲリラやテロを扱った映画に近いわ。主人公もアクションしてるとゆーより、逃げるねん。銃ほとんど使わないし。街の風景はほとんど現代と変わらない、しかしテロが横行し、反政府組織が暴れ、難民は収容され、そんな荒れた世界。そこで、主人公は事件に巻き込まれるって感じの映画。それに、ハリウッド系のエンターテイナーな感じじゃなくてヨーロッパ特有の抽象的な香りがする映画。だからその辺でまったくの期待ハズレ。でも、そこそこおもしろかった。戦闘に巻き込まれるシーンは迫力あるし、最後の展開も引き込まれた。主人公に同化すればかなりのドキドキ感を味わえるんじゃないかな。まー、でもこの映画の表現はそんな戦闘シーンとかじゃなくて、もっと純粋なものやと思うけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 12:05:33)(笑:1票) (良:1票) |
1037. ウェス・クレイヴン’s カースド
姉弟が自分たちに呪いをかけた狼男と戦うサスペンスホラー。所々にコメディー入ってます。で、お決まりの青春映画、いじめられっこの学生が狼男の力でみんなをあっと驚かせるってゆー展開も入ってます。つまり80年代の香りがプンプンする映画でした。狼男が暴れる後半も映像的には予定通りの、若干、出し惜しみな感じはしますけど、B級ならこんなもんじゃないでしょうか。ストーリーはほんと普通。ただ、リッチさんは相変わらず魅力的です。彼女がヒロインのおかげで、映画は退屈しなっかったです。他の女優さんなら、途中で寝てたかも。彼女は今回は露出は少なめですけど、なんか演技してるだけで、集中して観てしまいます。これは彼女の呪いか? [DVD(字幕)] 5点(2007-09-01 16:57:42)(良:1票) |
1038. ハンニバル・ライジング
悪くはなかったけど、これが羊達の沈黙シリーズか~と期待して観たので、その部分では期待はずれで微妙でした。エグサも抑え目ですし。それでも、ハンニバルが復讐のために、一人一人血祭りにあげていくのは、なかなか見ごたえありましたけどね。それに冒頭なんて、結構、普通の戦争映画みたいで迫力ありましたし。ただ、出来れば、レディームラサキには脱いで欲しかった。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-01 00:49:17)(良:1票) |
1039. DOA/デッド・オア・アライブ(2006)
最初の勢いはえーわー。うわ~、B級バカ全開って感じでえーわー。いちいちDOAって文字が飛び出してくるのがえーわー。ただ、物語が進んでいくと、えー感じのバカやったんが、あかん感じのバカに変わっていって、ちょっと残念。まともなエンターテイナーをやろうとするふしがちょこっとあって、それが最初の勢いを消したんかもしれん。どっちにしろ頭からっぽのワイヤーアクション映画なんで、ポケーっと暇つぶしにはなります。特に日曜のお昼にみるといい感じです。 [DVD(吹替)] 5点(2007-08-31 20:11:46)(良:1票) |
1040. 16ブロック
アクション大作の風格はなくて、テレビドラマみたいな感じですが、そんなに期待しなければ普通に楽しめる王道映画でした。最後はなんとなくグッときて泣けちゃいました。人は変われる、ってメッセージが映画の根底にあるのもいいです。でもやっぱ若干、物足りない感じはしますけど。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-30 22:10:05) |