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1041.  フレンチ・コネクション2
「1」は遠い昔に見た覚えがありますが、中身はすっかり忘れました。それを差し引いても、十分におもしろかったと思います。だいたい若くもなくイケメンでもない、40過ぎのハゲ気味のオッサンが主役を張っている時点で、私的には大満足。しかも、年甲斐もなく暴走したり暴れたり悶えたりする姿が、これまたカッコいい。あまりにも唐突なラストも、潔くていい。日本映画なら、仏警官との“友情”とか“心の交流”なんてのをベタベタに描くところでしょう。というわけで、なかなかの傑作でした。もっとも「1」と同様、しばらく経つとすっかり忘れると思いますが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-15 22:52:05)
1042.  チャイナ・シンドローム 《ネタバレ》 
途中まで、いろんな意味でリアリティに溢れていて面白かったのですが、「電力会社または建設会社=利益優先で事故を厭わない悪者」という図式が鮮明になって以降、急速に興味を失いました。常識的に考えて、こういう経営判断はあり得ないと思います。利益と大事故のリスクを天秤にかければ、明らかに後者のほうが重いからです。航空会社が航空機の整備に手間隙をかけるのと同じです。手抜き工事等が行われていたとすれば、それは「ここはこの程度で大丈夫」という経験則があるからでしょう。 実際、システムが大げさに壊れても、チャイナ・シンドロームには至りませんでした。もしJ.レモンの行為を讃えるなら、ここは「ドカーン」と行っても良かったはずです。あくまでも推測ですが、考証の結果、手抜きによってそうなるシナリオをどうしても描けなかったのではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-29 03:29:08)(良:1票)
1043.  ニッポン無責任時代
実際の昭和30年代がどうだったかは知りませんが、普通に資本の論理で企業が買収されたり、ホステスのねえちゃんが株で得した損したと騒いだり、気に入らない社員を簡単にクビにしたりと、今よりずっと真っ当な資本主義が描かれていることに驚き。一方、社屋の屋上に全社員が整列して集会を開いたり、無能な社員が組合結成を画策したり、いかにも安普請な文化住宅が登場するあたりは、貧しさと社会主義臭さを感じます。この入り交じり感が、チョンマゲ&洋服姿、あるいは鳥居の奥の寺院を見るような強烈な違和感と相まって、なかなか見ものです。 ストーリーも、それなりによく練られています。少なくとも、『無責任野郎』よりはずっとロジカルで鑑賞に耐えます。 
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-27 04:53:19)
1044.  クリムゾン・タイド 《ネタバレ》 
チェチェンだロシアだ革命だと大騒ぎして始まったわりに、ストーリーは密室のチマチマした内輪揉めに終始。だからつまらないというわけでもないのですが、「戦争もの」というより「サラリーマンもの」という感じ。 物語としても、どうなんでしょうねぇ。要するに丁半バクチの世界で、たまたまD・ワシントンが勝ったけれど、G・ハックマンの賭けが正しかった可能性もあるわけで…。教訓としては、電波のつながりにくい携帯キャリアを使っちゃダメということですかね。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2012-10-13 14:45:02)(笑:2票)
1045.  ニッポン無責任野郎
下劣な犯罪者の映画。それを肯定するような世界観には、嫌悪感すら覚えます。マジメに働く人間をバカにして何がおもしろいのかと、マジメに働く私は思います。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2012-10-06 12:48:17)
1046.  人間の條件 第一部 純愛篇
第1部~第6部まで、まとめて書きます。とにかく全編にわたってネガティブ話の連続。梶の人生とはいったい何だったのかと思わずにはいられません。おそらく公開当時は高度経済成長の真っ盛りだったため、ある種のアンチテーゼとして、こういう映画も受け入れられたのでしょう。その意味では、下り坂の今の時代に見てはいけない映画のような気もします。 しかし、奇をてらった見方をすれば、この映画は50年前でも戦時中でもなく、まさに90年以降の日本を予測した作品のようにも思えます。戦局(経済)が傾く中で、なお既得権や体面にしがみつく組織を描いた1~4部。そして組織崩壊後の混沌を描いた5~6部。実は5~6部は、これからの日本の姿かもしれません。戦争はないでしょうが、何せ1000兆円の借金という世界に類のない“時限爆弾”を抱えている国ですから。税率は上がり、社会保障は削られ、会社が軒並み潰れて失業者が増えるとなると、私たちはまさに森の中をさまよう敗残兵になりかねません。もしそうなったとき、私は梶のように人間としての尊厳を保てるか、はっきり言って自信がない。「貧すれば鈍す」のが人間ですから。 逆にいえば、とにかく人間は経済的に貧しちゃいけないということですね。というわけで、少しでも多額の税金を払うべく、明日も仕事をがんばろうと思ったしだいです。長文失礼しました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-03 00:40:01)
1047.  アラバマ物語
後半の理不尽な法廷闘争もさることながら、とにかく前半の子どもたちのイキイキした姿がいい。特に中盤、ストーリー的にはどうでもいいシーンですが、一年後の夏にディルが再訪し、壮大すぎる自慢話をまくし立てたときのスカウトの表情がたまりません。こういう憎々しい顔を浮かべられること自体、子どもの特権でしょう。オトナがやると、どんな場面でも角が立ちますから。 考えてみれば、ちょうどこのシーンを境にして法廷闘争に突入していきます。そこで描かれるのは、まさにオトナの世界。このコントラストが、物語に深みを持たせているのかもしれません。 ただし、ブーの素性や心情がいま一つよくわからない。全編にわたってリアリティに溢れているのに、ブー関連だけ浮いた感じ。ここだけちょっと残念かな。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-22 01:55:01)
1048.  コーチ・カーター
1シーズンしか描いていないので、いくつか疑問が浮かびます。このコーチ、独特のマネジメント理論をどこで身につけたのか、今まで未経験なのになぜ自信たっぷりに指導できるのか、なぜ今までオファーがなかったのか、どうして急に強くできたのか、生徒はコーチのどこに惹かれたのか、次シーズン以降どうなったのか等々…。その意味では、雑な映画です。 しかし、「勉強が大事」という唯一最大のメッセージは、他のスポ根映画と明らかに一線を画し、かつ説得力がありました。翻って日本の高校球児とか、大学にスポーツ入学した奴とか、大丈夫なんでしょうか。学校は彼らの将来まで考えているんでしょうか。体育会系で揉まれるから、かえって社会で成功しやすいという説もありますが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-10 01:12:30)
1049.  さよなら子供たち
悪い映画ではないけれど、むしろ良質な作品だとは思いますが、もしシナリオ段階でハリウッドや日本映画界に持ち込まれたら、全面書き直しになっていたことでしょう。あまりにも描き方が平坦で、微妙で、観る側に“読解力”を強いるから。「古文」の授業で短歌や俳句の解釈をやらされているような感覚です。 けっして米日の映画が優れていると思っているわけではありません。要は「文化の違い」かなと。それはちょうど、あの竹馬の妙な乗り方を見て感じた違和感と重なります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-02 02:27:45)
1050.  バックドラフト
音楽は重厚なのに、ストーリーはきわめて陳腐。特に、これ以上はあり得ない安直な“オチ”に脱力してしまいました。デ・ニーロの存在感も薄いし。よくある警官アクションものを消防士に置き換えるというアイデアに陶酔し、炎のシーンを何度か撮るだけで満足しちゃったという感じです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-25 23:02:25)
1051.  バロン
素直に面白い。ふだん「映画はリアリティこそ大事」と思っている当方ですが、ここまでぶっ飛ぶと脱帽するしかありません。しかもその中に、「賃金上昇率は2・5%」とか「大陸間弾道弾を開発中」など妙にリアリティのあるセリフもあって笑わせてくれます。一般に「人の見た夢の話はつまらない」ものですが、それは「語り部による」ということがよくわかりました。同時に、日本の昨今のドラマや映画がなぜくだらないのかもわかった気がします。即ち、現実世界を舞台にした中途半端なファンタジーだから。やるなら徹底してやらないと。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-22 15:44:34)
1052.  シャレード(1963)
テーマ曲と3人の悪党がいい感じ。ちょっとマヌケなところが憎めません。それに、「2度おいしい映画」なところもいい。オチを知った上でもう一度最初から見ると、別の楽しみ方ができます。伏線の張り方とか、いささかご都合主義のところとか。ただし、この作品のヘプバーンにあまり魅力は感じられません。何が悪いというわけではないけれど、けっこう当たり前の行動をしているだけ。「美人は3日で飽きる」の典型かと。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-21 00:18:08)
1053.  ボーダー(2008)
もう地位にも名声にも固執する必要のない2人にとって、映画出演は道楽でしかないのかな。特にアル・パチーノの場合、2000年以降の出演作のB級ぶりは異常。何かポリシーでもあるのでしょうか。 それはともかく、「30年間ずっとNY市の警官だった」と言われるより、「十数年前にロスでドンパチやった」「40年前はNYで父子だった」と言われるほうがリアリティのある悲しさよ…。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2012-08-15 01:53:12)
1054.  アキレスと亀
ものすごく薄~いコーヒーを飲まされた感じ。「日本より海外で高く評価されている」と称されるバリスタが、中品種な豆をそろえて淹れてくれたはいいけれど、うまく味を引き出せていないというか…。ひんぱんに人が死ぬのも、薄さをごまかすためにタバスコをぶち込むようなものか。それってもはやコーヒーじゃないですよね。 登場人物はいろいろ出てきますが、結局誰とも深く絡んでいません。だからドラマにもなりようがない。「才能はないけど芸術家志望の男」を捉えた“定点観測ビデオ”の域を出ていないように思います。   
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-08-05 17:26:34)
1055.  デジャヴ(2006)
荒唐無稽な話を大まじめな顔でやられてもねぇ…。というわけで、さして感情移入もできず。こんなマシーンが現実にできたら、世界中のあらゆる事件・事故は撲滅(または抹殺)できますね。メデタシメデタシ。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-08-02 00:42:33)
1056.  レオン/完全版
人並みに「映画好き」を自称してきましたが、こんなすばらしい作品を知りませんでした。自らの不明を深く恥じ入るばかりです。主役3人のキャラ設定、呆れるほどの反社会性、ほどよいスリル感、スティングのテーマ曲、そして何より、三者三様のたまらない孤独感と全体に流れる寂寥感。何もかも完璧です。 本筋からはややズレますが、妙にツボにハマったのが、前半でジャン・レノが一人、ほとんど客のいない映画館で笑うシーン。アイロンがけや牛乳買いや観葉植物の手入れや銃の掃除は彼にとって日常でしょうが、映画だけはちょっと違います。いったいどんな思いで喜劇映画を選んだのか、そんな想像を巡らすだけで泣けてきます。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2012-07-27 23:43:38)
1057.  88ミニッツ
いかにもB級な脚本と、無名&大根ぞろいの役者たちの中、なぜアル・パチーノが出演を決めたのか、興味はその一点に尽きます。拝察するに、自分が出て世間の注目を集めることで、無名&大根たちに飛躍のチャンスを与えようとしたのではないかと。そんな男気や親心を感じつつ、あの老体に鞭打って走ったり転んだりするシーンを見ると、けっこう泣けてきます。さすが“ドン”・コルレオーネです。あくまでも拝察ですが。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2012-07-22 23:04:32)
1058.  ワールド・オブ・ライズ
命懸け&汗まみれのディカプリオと、子育て中&左ウチワなラッセル・クロウのコントラストがいい感じ。ただし、いま一つ物足りないのは、全体に漂う「甘さ」のせいでしょうか。ディカプリオが妙にヒューマンでお人好し風。虚々実々の舞台で真剣な恋愛なんかしちゃダメでしょ。 少し前、テレビでビンラディン掃討作戦を描いたドキュメンタリーがありました。国防省の周到な準備といい、ホワイトハウスのタヌキぶりといい、現場に突入する精鋭部隊の緊迫ぶりといい、まさに「事実は映画よりも映画なり」という感じ。それに比べれば、この作品はまだまだファンタジーの世界。どうせ映画なんだから、現実をもっとデフォルメして、トラウマになるほど冷徹に、残酷に、シュールに描いてくれればいいのに。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-07-20 22:37:05)
1059.  マンデラの名もなき看守
テーマとしてはおもしろいのですが、インパクトが弱い。登場人物たちが有機的に絡み合っていない感じ。そもそも、なぜ看守氏がマンデラに傾倒していくのか、その理由がよくわからない。「ナントカ憲章」を入手して改心したのかもしれませんが、言葉ではいくらでもキレイゴトを並べられます。彼は民主党の「マニュフェスト」を読んでコロッと騙されるタイプかなと。 それに少年時代に黒人少年と仲がよかったエピソードも、わかったようでよくわからない。それによってもともと偏見が少なかったのなら、なぜ偏見なくして務まらないような看守の道を選んだのか。ドラマとしても、「偏見のない看守がマンデラに心酔しました」というのでは、「で?」と言いたくなるだけです。 一方のマンデラにとっても、看守氏が特別な支えになっていた感じはありません。別に彼かいようがいまいが、世界的な非難や国内世論を考えれば、解放に至る道筋は変わらなかったでしょう。というわけで、何か物足りなさを感じる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-07-18 11:52:44)
1060.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
興行的にはダメだったそうですが、けっこう楽しめました。途中までは「マッドマックス」と「トムとジェリー」を合わせたような感じ。ビルの70階から落下して無傷ってのがすごい。しだいに明らかになる壮大なスケール感は、さすが米国映画です。 しかし、何より興味深いのは「その後」。クローンたちが解放されてハッピーエンド風に終わっていますが、大変なのはこれからでしょう。世の中の事情を何一つ知らない彼らが、どうやって生計を立てていくのか。おそらく生活保護を受けるしかないでしょうが、ただでさえ貧困層に冷たい米国社会の議会が、果たしてそれを認めるでしょうか。それに、彼らが社会に散ったことが知れ渡れば、各地で「こいつはクローンか生身の人間か」という疑心暗鬼が始まります。とんでもない社会不安を巻き起こすでしょう。 しかも、発注元がセレブというのもやっかいです。おそらく彼らにとっては、迷惑な存在でしありません。そこでセレブだけに、いろいろ手を使って保身を図ろうとするはず。そのあたりから「彼らを人間として認めるべきか」という議論が沸き起こり、いっそ殺処分…。とサンデル先生ばりにいろいろ考えさせてくれたという意味で、たいへんおもしろい作品でした。ぜひ「アイランド2」に期待したいところです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-09 15:32:58)
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