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プロフィール
コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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1041.  シティ・オブ・メン
高評価を得ている「シティ・オブ・ゴッド」(以下ゴッド)の派生作としては、ずいぶんひっそりと公開されてたようで、DVDが出る直前まで僕も存在を知りませんでした。TVドラマ版の完結編という扱いだからでしょうか? ドラマ版は観てませんが、今作はしっかりと一本の映画として成り立っていました(ゴッドとも繋がりは特にありませんし)。監督は違うものの、ギラギラした映像表現は引き継がれており、特に光の扱い方や大胆なピントのずらしによる効果などはゴッドを上回っているかもしれません。 今作では、ギャング達の抗争を主軸に描くのではなく、その抗争が起こっている町での一般市民達のドラマを描いていてより身近な視点となっている分、激しさは抑えられているものの感情移入しやすくなっているのではないでしょうか。若干複雑そうな人間関係もなんとなく見ていれば理解できる程度だったので安心。ゴッドほどの衝撃度はないが、腰を据えてじっくり観れる映画です。 相変わらずの無名(?)キャスト陣の安定感、存在感には感服。今作主演の平民アセロラとゴッドの少年リトルダイスは同じ役者だって終わってから知りました。びっくり。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-15 11:41:50)
1042.  スパニッシュ・アパートメント 《ネタバレ》 
国籍ゴチャゴチャの共同生活青春ドラマ。ストーリーは面白いわけではなく地味ですが、なんかみんな楽しそうで充実しててうらやましい。やっぱ愛撫が大事なんだな。独特の演出とスペイン音楽が特長的。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-15 10:18:41)
1043.  天使にラブ・ソングを2
2では子供に歌を教える教師になったウーピーですが、今回は歌そのものにスポットが当たっているという感じです。平凡なストーリーと、数が多いばかりで印象の薄い子どもたちには魅力がなく、前作のキャラクターが出ているところばかりが楽しい。 最後も、前作のクライマックスのようなめちゃくちゃさを考えると、どうにも小さくまとまりすぎてテンションが上がりませんでした。オープニングのメドレーは必聴なんですが。
[DVD(字幕)] 6点(2009-01-14 18:57:29)
1044.  カサブランカ
男2人があまりにも男前で、自分勝手な女のクソっぷりにイライラしっぱなしだが、いかんせん凄く美人なので説得力はある。女々しいながらも人情家で芯が男前なハンフリーに惚れます。渋く、クサく、男のかっこよさに満ちた名作。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-14 10:19:52)(良:1票)
1045.  ピンチクリフ・グランプリ
70年代ノルウェーの人形劇というだけで甘口評価にしたくなるのもヤマヤマなんだが、やはりキャラクターの動きが丁寧とは言ってもカクカクは気になってしまうし、それを気にさせないほどのパワーは感じなかったです。ストーリーは、1時間も必要もないような至極シンプルな話を無理矢理伸ばしたような、1シーン毎の長回しが眠気を誘います。やっと見せ場のレースシーンも迫力を感じることも熱くなることもできず見てしまいました。アヒルは可愛らしかったが、魅力のあるキャラクターが少ないのも物足りない。風景の造形や音楽などはとても良かったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-14 01:04:58)
1046.  ウォレスとグルミット、危機一髪!
あふれ出るアイデアに脱帽。問答無用で面白い。 こんなにも興奮させられるクレイアニメが他にあるでしょうか?このスペクタクル感は文句なしに一級品のアクション映画です。むちゃくちゃな出動のシーンあたりから気づけば夢中になっていて、短編とはいえ、あっという間に終わってました。 感情をあまりみせないグルミットの泣きのシーンに胸を揺さぶられ、そしてその直後のパズルシーンが最高。ラストのハリウッドもびっくりなダイナミックなチェイスシーンは熱すぎるっ。グルミットかっこよすぎるっ。
[映画館(吹替)] 9点(2009-01-13 22:14:05)(良:1票)
1047.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
冴えない男がダッチワイフ(リアルドール)にはまって、それをひた隠しにする話かと思いきや、プッツンして彼女(ダッチワイフ)が生きているかのように接し、周りの人にまで紹介してしまうというオープンなお話だったということにまず意表をつかれました。 雰囲気が全然アメリカっぽくなくて、笑わせ方も静かで気持ちよい。シュールな絵面には、何度かふき出してしまいました。特にダッチワイフと子供のツーショットは強烈。 他方人間ドラマとしてもなかなかしっかりできており、周りの人々の困惑や優しさが一見滑稽だが、なかなか素敵です。みんなに生きているように扱われた命なきダッチワイフは、それぞれ人々の頭の中で命は吹き込まれ、そんな彼女から何かを学ばされることもあると言い切ってしまった周りの人々の鷹揚さに感動(ココがあることによって、話が個人的なものじゃなくなっているのが巧い)。 不自然な話の割りに最終的な話の持っていきかたはワリと自然で丁寧で、心を閉ざしがちな人(俺か?)にはなかなか共感できるところがあると思います。結局自分で作った殻ってのは、人に迷惑をかけたり、助けてもらったりして保護されているから成り立っているわけで、やっぱ最終的には自分からブチ破らないとイカンのですよね。ただ、それにはやはり、異常ともいえるステップが必要だったりもするので、頭ごなしに否定しないでやってください。要するに、引きこもりやその家族に見せるべき映画か。いや、僕は違いますが。
[映画館(字幕)] 8点(2009-01-13 17:53:49)
1048.  肉弾(1968) 《ネタバレ》 
喜八節のユーモアも今作では重くなりすぎないようにとの配慮程度で、全体としてはジトっとした戦争映画。主人公は取り立てて活躍することもない地味な一般兵。戦争末期の諦念が常に漂っていて、すべてはそんなもんだと投げやり。戦争での絶望ではなく失望を描ききった名作。あんな静かで寂しい最後をおくった特攻がいたなら、カミカゼは華やかなだけまだマシかもな、なんて思ってしまいました。流石の切り口。
[DVD(邦画)] 8点(2009-01-12 02:06:18)
1049.  地下鉄のザジ
最初の10分くらいこそ、こじゃれた名画の匂いすらしていたものの気がつくと登場人物とストーリーは崩壊していました。編集もめちゃくちゃで、早送りやワープなどなんでもアリ。一つの展開にオチがつく前に次の場面に行くものだから、常に今何が起こっているかがわからない。セリフもほとんどなくて、音楽がジャカジャカなりっぱなし。 笑っていられたのは前半までで、加速し続けるめちゃくちゃのスピードに完全に置いてけぼりにされ、カオスティックなラストをただ呆然と眺めることしかできませんでした。これがフランス流フリースタイルコメディなのか。いったいなんだったんだこれは…。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-10 22:07:16)
1050.  ブラック・レイン
日本を舞台にしたハリウッド映画なんだか、どうにもいろいろなバランスが悪くて、違和感だらけの心地悪い映画でした。高倉健とマイケル・ダグラスが並んでいる事に最後まで慣れず、メインキャスト陣の味も余り出ていないように感じました。 むしろガッツ石松や、力也さんあたりの方が好演していたように思えました。内容もとりたてて面白くないし。
[DVD(字幕)] 5点(2009-01-08 10:43:43)
1051.  不思議惑星キン・ザ・ザ
思いつきと、こだわりの美術だけで作られた宇宙人コントのような映画。誰がボケるわけでもなく、皆真剣で命がけでちょっとヤな奴。 しかし、異星で迷子になって命が危ういっていうのに全然緊張感がないし、音楽も異常に間が抜けてるしで、しまいには雰囲気と小道具だけで笑ってしまっているのが悔しい。おじぎのシーンと演奏のシーンは何度繰り返されても笑ってしまうのが悔しい。意外に長いのが、試されてるようで悔しい。 見終わると、「クー!」と言って、あのポーズをしたくなりますので、一人で見ると無性に淋しくなります。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-06 13:44:20)
1052.  プロジェクトA 《ネタバレ》 
この人たちには話し合いなど全く通用しないのだろうというくらい、とにかく不条理なまでになにかと暴れる暴れる。アクロバティックでエキストラまで体を張りまくったアクションは、やはり一級品で目を奪われます。中盤でのチェイスアクションは熱くて盛り上がります。 しかし敵キャラにも魅力がないし、登場人物が多い割にいてもいなくてもいいようなキャラばかりで、話が面白くないこともあって、尻すぼみを感じてしまったのが残念。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 10:29:57)
1053.  RENT/レント 《ネタバレ》 
男同士のカップル、女同士のカップルが当たり前のように存在する夢見る若者達のミュージカル。同性愛、エイズ、薬物など色々な題材を取り扱いたいのはわかるんだが挿入の仕方があまりにも適当で散漫。話のほとんどをダラダラとどうでもいい痴話喧嘩にさいといて、申し訳程度に真面目な話をされても説得力がない。歌、曲はなかなか良いのですが、ミュージカルなのに映像や雰囲気がどうにもぱっとしない。若者達もどうにも努力や苦労が見えず、ただの怠け者のニートにしか見えない。文句言う前に家賃ぐらい払おうよ。
[DVD(字幕)] 4点(2009-01-05 01:25:13)
1054.  ヴェニスの商人 《ネタバレ》 
原作既読ですが、かなり忠実ですね。 原作を読んだときも感じたが、今作での物語はより一層「いじめられっ子がいじめっ子に復讐しようとしたら、よってたかって更にボコボコにされた」っていう惨めな話にしか感じられない。お前らせめて一言、犬呼ばわりしたことを謝れないのかと、金を返せなかったことを謝れないのかと。善玉のはずのバッサーニオ側の人間がロクなヤツに思えないし、人物も薄いし、判決もただの詭弁にしか思えない。担保は自分から差し出すものじゃないのか。原作にない冒頭文の挿入もあいまって、原作ほどシャイロックが悪く見えないのがポイントなんですかね。 それはさておき、パチーノの悲哀のこもった顔つきも味わえるし、演出などもしっかりしているので見やすい映画だと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2009-01-02 01:06:30)(良:1票)
1055.  めし 《ネタバレ》 
いつの時代も女ってのは難しい。とりたてて旦那さんが何かしたわけじゃないのに出ていって、迎えに行ったとは言えほぼ自己解決で戻ってくるんだもんな。そんななかビシっと正論をつきつけるシンゾーさんのセリフはガッツポーズもの。原節子のピリピリした作り笑いは、背筋がゾっとするようなモノがあります。見終わってみると、タイトルが中々深い。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-01 22:28:32)(良:1票)
1056.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
高校生で妊娠をしてしまったジュノと、彼女を取り巻く人々をソフトに描きながらも味わい深さのあるドラマ。下品な言葉遣いでいつも強気に振舞うジュノのキャラクターは魅力的で、ふいに見せる弱気な表情にやられます。深刻な問題をこじゃれた雰囲気、気持ちの良い音楽に乗せ、悲観的にせずに語るのが心地よい(楽観的過ぎるとの見方もあるだろうが)。 傍目から見たら、血の繋がらないシングルマザー親子が幸せになれるか怪しいものだし、ブリーカーは絶対にろくでなしだから別れたほうが良いとか思ってしまうんですが、とりあえず登場人物たちが一番幸せなところで完結というのもストーリーの切り上げ方として全然アリだと思います。 優しい親父さんと、強い義母ブレン、ネジの抜けた愉快な友達リアがいる限りジュノはきっと大丈夫でしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-31 10:43:17)(良:1票)
1057.  ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 《ネタバレ》 
二時間半に渡って見せられたのは、石油屋のおっさんは財を成したがイカれてしまったよってことと、狂信者は救われないよってことか。序盤の石油ストーリーはよかったんですが、中盤あたりから興味がわかなくなってしまいました。どうも見所がわかりませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2008-12-31 10:25:11)
1058.  スピード・レーサー
カラフルに書き込まれたCG背景と、実写の人間がいい感じにフィットしていて、ここまで気持ちよくアニメ(ゲーム)っぽい雰囲気を出せている映画は余りないのでは?ぶっちゃけ何が起こっているかあんまりわからないレースシーンも凄まじいスピード感と迫力のゴリ押しで、見ているうちに細かいことはどうでもよくなってしまいました。 遊び心満載でフルに楽しめる、笑いアリ熱血アリで魅力的なキャラクターが息づく新世代娯楽映画の一つのお手本とも言ったら大げさですかね。 クリスティーナ・リッチはやっぱり可愛い。猿もムダに可愛い。確かに眼は疲れます。
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-31 10:16:11)
1059.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 
間違ってクズ屋に売られてしまった百万両の壷と、その壷を知らずに手にしてまった子供や、それを取り巻く人々を描いたドタバタ人情喜劇。片腕片眼で恐ろしい風貌ながら、子供や女相手にいちいちオロオロするのが滑稽で笑いを誘います。魅力的な登場人物がシンプルに絡み合う物語はとても愉快。 ただ、最後がいくらなんでもあっさりすぎて、拍子抜け。最後にもう一盛り上がり欲しかった。立ち回りのシーンもイマイチ大味すぎて迫力不足。とても面白いのですが、映画としてはちょっと地味に感じました。 音声が聞き取りずらい上に、軽快な音楽が大音量で何言ってるかわからない場面がしばしばあるのはしょうがないのかな。口厳しいが、ホントは優しい女将さんに惚れた。
[DVD(邦画)] 7点(2008-12-28 11:21:06)
1060.  カジノ 《ネタバレ》 
メインの舞台がカジノになったってだけで、グッドフェローズとやってることはあんまり変わらない。相変わらずぶちきれまくってるペシさんもおんなじ。特別面白いわけじゃないけど、なんとなく見れちゃうとこも同じ。 しかし、そこへペシも泣きが入るくらいにぶちきれまくる女、シャロン・ストーンはいい新風でした。なんだかとても疲れる映画ですが、割と好きです。相変わらず、ブルースやソウルのBGMの入れ方は文句なし。
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-24 01:59:48)
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