1081. ボーイズ・オン・ザ・ラン
《ネタバレ》 原作漫画は未読で、正直前半の下品な感じに先が思いやられたが、電話での宣戦布告から一気にボルテージが上がった。あしたのジョー(も、よくは知らないけど)ばりに熱血スポ魂モノみたいで燃えないわけにはいかない、ビールばっかり飲んでたおっさんの本気も凄くいい、だんだん様になってくる田西、必殺・名刺作戦も考えて、いよいよ青山をボコボコにする時が来たのだ! と、思ったら、人生甘くないな~。見事に返り討ちに遭いボコボコ、しかもその後ちはるにとどめの一言を食らって涙目という凄いオチなのに、不思議と後味の悪さは無かった。雑草魂を持った田西は立ち直ると思えたし、「大脱走」じゃないけど、何かに真剣になってた時期は後から考えると凄く良い日々になるんだよな~。殴られても踏んづけられても田西みたいに強く生きていけたら・・・ そんな風に思いました。 [DVD(邦画)] 8点(2010-11-17 23:46:07)(良:3票) |
1082. 裸の大将
子供の頃に芦屋雁之助版の再放送をよく見ていたので、最初は小林桂樹版に慣れるかどうか不安もあったが、見始めるとこれが実に面白い。いきなり「母が死んだ」「自分は16歳(だいぶ無理がある)」と嘘をつく清、脚色されたTVドラマ版の心優しい画伯ではなく、本当の山下清を描いているのだと感じ、TVドラマ版を切り離すことができた。ほんわかした雰囲気の中で悪気のない毒を吐いたりする清がコミカルかつシュールで、戦中、戦後の苦しい時代が舞台ながら最後まで笑える作品に仕上がっています。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-16 20:13:57) |
1083. あなたは私の婿になる
《ネタバレ》 マーガレットは国外退去を逃れるため、アンドリューは保身、出世のため・・・ 不純な動機の両人が好きになれず、途中まではいまいち楽しめなかったが、結婚式でのマーガレットの言葉は良かった。そこに愛が感じられたからこそ、結果的にハッピーエンドに導かれたわけだ。それにしてもアンドリューの家族は心が広い。おばあちゃんがいいキャラで要所で目立ってましたね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-15 19:40:59)(良:1票) |
1084. イングロリアス・バスターズ
相変わらずグロいのは苦手なので、10点、9点など高い点は付けようが無いが、クリストフ・ヴァルツのアカデミー助演男優賞受賞はなるほど納得。ランダ大佐が出てる時間帯は見応えがあってとても良かった。その他では火の海映画館はもちろん、ブラピたちのイタリア語などちょっとした所も面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-15 19:39:09) |
1085. ライアー ライアー
楽しかったし、心温まる映画でもあった。最後のNG集みたいなのも面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-14 23:44:59) |
1086. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 なかなかの重苦しさ、狂う直前までいったパピヨン=スティーヴ・マックィーンの演技が良かった。暗闇&飯半減でも友を裏切らなかったパピヨンは強い男だ。後半、おっぱい出して暮らしてる民族に救われるとか古臭い展開だな~と思ったが、最後に実話モノと知ってびっくり、あんなココナッツ袋で向こうまでたどり着いたのも事実なんですね・・・、サメを意識しながらだから相当怖かった事だろう・・・。できれば自由になって喜ぶパピヨンの姿を見たかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-12 17:48:13) |
1087. アメリ
独特だ・・・ 最後の方は素敵だから「終わりよければ全てよし」みたいな感じで悪い印象は無いけど、めちゃくちゃ楽しめたわけでもない。合う人にはかなり合うんでしょう・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-08 23:19:39) |
1088. ルディ/涙のウイニング・ラン
《ネタバレ》 もちろん同情によって試合に出させてもらうのは賛否あるだろうし、監督に「1試合でいいから出場させてください」と直談判しに行くルディは厚かましいとも言えるだろうが、体格のハンデを乗り越え、思い出出場させてもらえるくらいの実力を身につけた事には拍手です。そこまでたどり着けなかった人も数え切れないほどいるわけで、あれだけ熱意を持っていたルディでさえも辞めると決意した時があった。そんな時、辞めたら一生後悔すると言ってくれた黒人の方(名前は忘れたけど)、感動しました。必死に努力している人と、それを支える人々、とても清々しい気分になれる映画だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2010-11-08 17:47:04) |
1089. カールじいさんの空飛ぶ家
無難な出来、大人から子供までみんなが楽しめることでしょう・・・。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-11-06 16:33:32) |
1090. ムーラン・ルージュ(2001)
《ネタバレ》 ストーリーは普通、ジドラーが最後に男を見せるのも予定調和ですし。ただ主演二人の歌声は素晴らしかった、有名な曲ばかりだから乗っていけるし、たまにはミュージカル映画もいいなと感じた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-06 16:31:27) |
1091. 善き人のためのソナタ
ドイツ人のみならず人類が大切にしていきたい映画のひとつ。実話ではないにせよ、東ドイツの抑圧された社会や東西ドイツ統一が人々にどのような影響をもたらしたかを改めて振り返る機会となった。全体としては当然悲しい物語だが、最後に素晴らしい場面が待っていました、この感動の余韻はもうちょい続きそうです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-11-04 21:33:06) |
1092. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
これは巧い、よく練られている。そしてぶっ飛び具合が面白い、ラストもオシャレでした。 [DVD(字幕)] 9点(2010-11-01 22:31:27) |
1093. 2012(2009)
《ネタバレ》 最近は「CGばかりで飽き飽き」という声も聞かれるが、こういうの見ちゃうとやっぱり凄いと言わざるを得ない、街が壊滅していく様は圧巻でした。映像だけでも十分に価値があったと思うが、超大金持ちだけが助かるという脚本は勘弁してください。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-01 18:33:42)(良:1票) |
1094. 歩いても 歩いても
この映画を悪く言う気は無くて、あくまで自分自身の性格の問題だが、終始気まずくて落ち着かなかった。助けられた青年を縛り続けておくというのもイマイチ理解できません。 [DVD(邦画)] 6点(2010-11-01 18:30:54) |
1095. スペル
いや~ 汚い、不快感を催す。怖さで勝負してくださいよ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2010-10-31 14:52:48) |
1096. インサイド・マン
最初にやたらと期待させたツケなんだろう・・・、あれだけ自信満々の言葉を聞かされた後では「それだけ?」と落胆してしまうのも無理はない。豪華キャストなのは良かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-29 18:24:25) |
1097. 縞模様のパジャマの少年
《ネタバレ》 監督曰く「悲劇を繰り返さないために子供たちに見てほしい映画」だそうで、ホロコーストものでありながら惨い描写はかなり抑えられている、そういう意味では「シンドラーのリスト」や「戦場のピアニスト」より見やすいのは間違いないが、ラストは大人が見たってショックなわけで、シャワーの意味が分かっている子供はこの映画が心に残り続けるんだろうな~。監督の狙い通りってことで・・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-29 18:21:57) |
1098. アンドロメダ・・・
研究者たちの消毒過程までご丁寧に見せてくれまして、さすがに眠くなってしまったが、病原体の研究はなかなか面白い。それにしてもあの猿の演技力は凄すぎる、本当に殺されたんだろうと思って見入ってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-27 18:08:56)(良:1票) |
1099. ウィッチマウンテン/地図から消された山
《ネタバレ》 緊張感に欠ける逃走劇、理由は間違いなく兄妹の特殊能力だ。高速で走っている車の衝撃を受け止める、物をすり抜ける=銃弾もへっちゃら、攻撃も可能で車数台を走行不能にしているし、人の心が読めるというおまけ付き。そもそも運転ができる時点でタクシーに乗る必要はないし、乗ったとしてもさっさと運転手を降ろして自分たちで行動すれば良かったんだ。それでいて「人間は信用できない」などと減らず口を叩くし、かと思えば必死に協力をせがんだり訳がわからない。とにかく政府の特殊機関やマフィアが相手ではぬるくて話にならない。それとは別にサイフォンという異星人の殺し屋からも追われるが、こっちは出番が少ないから物足りない・・・。ちなみにサイフォンは人間が戦ったところで到底勝てる相手ではない、少なくとも防御力に関してはプレデターを上回っている。が、しかし、ジャックを殺せないという詰めの甘さ、ジャックの攻撃によろめいたりしてご都合主義が過ぎる。ファミリー映画か~・・・ どうも見方を間違ったようで申し訳ないけど。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-27 00:09:59) |
1100. 上意討ち 拝領妻始末
《ネタバレ》 藩の要求はあまりにも身勝手だが、あそこまで圧力をかけられたら普通は耐えられない、それでも伊三郎、与五郎、いちは戦い続けた。筋を通す事や愛を貫く事に命をかける、なかなか出来る事じゃないし本当にかっこよく映った。キャスティングの勝利という面もあるだろう、ただ豪華というだけでなく、はまりっぷりが凄い。すが役の大塚道子さんは正直名前も知らなかったけど、凄まじい迫力でした。天下の三船を尻に敷いているという役柄にも一切無理がない。戦いが始まるまでの間を持たせてた大きな要因のひとつだろう。三島雅夫、山形勲、神山繁、それぞれの個性をいかした見事な配役、当時20代であった加藤剛も良い。そして用心棒から続いた三船、仲代の3度目の決戦、派手ではなかったが静寂の中に独特の緊張感が漂っていた。直前の二人の会話から今回は仲代が勝ち、赤ん坊を育てるシナリオかと思ったが、やはり勝てないのはそれはそれで面白いよな~。 [DVD(邦画)] 10点(2010-10-27 00:05:27) |