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プロフィール
コメント数 4685
性別 男性
年齢 41歳

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1101.  箱入り息子の恋 《ネタバレ》 
面白かったですね~。主人公の男性は、今の欲も覇気もない現代の若者の典型という感じで、だからこそ時代を切り取っているような感じがして実に共感を覚える。そんな彼が初めて人を好きになって、自分を変えようと努力をしていく。なんだか、同じような境遇の世の男性達を応援しているような、そんな作品に思います。それから、やっぱりシリアスとユーモアのバランスが良いと思うんですね。ご両親の、要所要所の刺さるような言動は凄くシビアなんだけど、その次に今度はユーモラスなシーンを入れてほっこりさせる。デートの時にゲロゲロ~ってカエルの真似してたのが、後半のあのシーンに繋がるところとか、脚本家の巧さにうならされましたね。「そうきたか~」って感じで。夏帆ちゃんも全盲の難しい役を頑張って演じてたし。現代のロミオ&ジュリエット。良作です。
[DVD(邦画)] 8点(2014-03-29 01:52:43)
1102.  エビデンス-全滅- 《ネタバレ》 
よくあるPOV手法からの発展系。主観視点映像だけでなく、本作はその映像を検証するという側の視点も組み込まれた、とても意欲的な作品となっています。中盤の廃墟探訪的なシーンはけっこう怖かったりして、サスペンスだけでなくホラーの要素も入ってる。そしてラストもどんでんが待っています。勿論、こういうのをあら探しするときりがないんですけどね。頭を空っぽにしてみるのが一番です。
[DVD(吹替)] 6点(2014-03-28 17:53:12)
1103.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
まるでなにかのダイジェスト版を見ているかのような、全編駆け足気味の独特なテンポ。良く言えば疾走感があり悪く言えば緩急がないという感じ。ナンセンスギャグが終始貫かれており、それぞれキャラが立ってて面白いことは面白い。これまでの作品とはまた違う作風で、この監督さんの幅の広さを思い知らされる。でも、やっぱり園子温の映画。強烈な個性は変わらない。ある種の映画愛、そして清く散ることへの憧れが感じられる。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-27 19:39:19)
1104.  天使の処刑人 バイオレット&デイジー 《ネタバレ》 
「ハンナ」の女の子、いい感じに成長しましたね。美人さんなので、今後の活躍に楽しみです。私も二人の女の子が暴れ回るバイオレンスアクションを期待していたのですが、実際にはこじんまりとした会話劇が大半でした。そしてその内容も、お世辞にも中身が濃いとは言えず、、、。しかも片方は弾無しでずっと殺さずにきたとかいう始末。そんなんでよく死なずに済んだね。ミニシアター向けのような全体的な雰囲気は嫌いじゃないし、おっさんと無意味にお手手合わせして遊んだりしてるシーンとかツボだったのですが、少々厳しめの点数をつけさしていただきます。
[DVD(字幕)] 4点(2014-03-26 18:56:16)
1105.  ランナウェイ/逃亡者 《ネタバレ》 
私も、この過激派というものを連合赤軍に置き換えて鑑賞してました(笑)。なんやかんや理想を言っても人殺しは正当化出来ず、テロリストはテロリスト。なので、彼らの思いなんて正直考えもしてなかったのですが、本作はそれなりにテロリスト達の考えや思想を吐露していて、あぁねこういう思いを持って闘っていたんだな~と、少しだけ彼らの気持ちを理解することが出来ました。一番面白かったシーンは、自分は目を覚ましたんだというレッドフォードと、あなたは取り込まれたのよと批判する相方のおばはんとのやりとりでしょうか。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-03-26 00:10:34)
1106.  ロード・オブ・セイラム 《ネタバレ》 
難しいですね~。 まさるカルト作。 わかる人、楽しめる一部の人のためだけの作品。 映像的には印象深いものもあるのですが、 ホラーという割には全然怖くない。 むしろコメディなのでは?と思うようなところもちらほら。 怖さより意味不明さのほうが上回っていたのは事実ですが、 しいていえば重力に負けたおばちゃんたちの裸体が おぞましく、それがホラーだったかなと。
[DVD(字幕)] 4点(2014-03-24 20:50:10)
1107.  シャニダールの花 《ネタバレ》 
このなんとも言えない世界観、嫌いではないですよ。ストーリーも唯一無二な感じでしたし。黒木華の女優としての魅力にも気付かされました。そうですねぇ、、、荘子の「胡蝶の夢」を思いだしました。人間のほうが主なのか。それとも花の方が主なのか。あの夢の世界こそはが、実は現実なのか、、、。寄生されたのは人ではなく、むしろ花のほうが宿主だったのか。なんかそういう思いを巡らせるような内容でしたね。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-23 01:55:19)
1108.  ガッチャマン 《ネタバレ》 
酷い酷いと言われていたので、どんだけ酷いのかと身構えていたせいか割と普通に鑑賞出来ました。冒頭20分のアクションシーンも邦画にしては頑張ってたし。とは言え、他の方が言われてる通り、日本の駄目なSFパターン、ダサダサ系ムービーになってることは事実です。いっそ三池崇史風に、コメディにしてしまっても良かったのではないか。でもそれだとある種の逃げになってしまうのだろうか、などと一人で悶々と考えておりました。昔のアニメの奴は見たことがないのでわかりませんが、内容的には大幅に変わっているそうで、そのへんがファンの方にとっては許せないのかもしれません。でもひいき目に見ても、やはりストーリーはつまらない。最初のアニメだけは面白かったですけどね(笑)。
[DVD(邦画)] 5点(2014-03-22 18:21:04)
1109.  劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 《ネタバレ》 
元ネタは見てないのでわかりませんが、歴史を変えてはならないという前提であの格好でその時代の人にカメラ向けてインタビューするって、どういうことやねん、て思っちゃうんですよね。そもそもの設定に違和感。そして、それぞれの時代の人たちがなんかいかにも嘘くさすぎて、どうにも楽しめなかったですねぇ。
[DVD(邦画)] 4点(2014-03-20 23:20:02)
1110.  キャリー(2013) 《ネタバレ》 
オリジナルはだいぶ前に観たのですが、ストーリー展開は本当にオリジナルそのまんまという感じで、「あぁ、こんな流れだったよね~」って思いだせるぐらい忠実。そんなわけでどうしても比較してしまうのだが、キャリーの怪物的演技がクロエちゃんはちょっと弱かったかなと思う。もっと狂おしい感じや怒り爆発感があってもいいのにな~。でも、いわゆる一番の見せ場はやはりゾクゾクするほど素晴らしいものにはなってたよ。念力でいろんなものを操って、場内にいる人たちを次々と殺していく。そして憎い奴らに見事な復讐。これぞキャリーの醍醐味。ジュリアン・ムーアの母親役も悪くなかった。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-19 21:10:23)
1111.  レッド・ドーン 《ネタバレ》 
あらすじだけ見て、バリバリの戦争映画なのかと思って観たら、全くそういうことはありませんでした。登場人物達がいわゆるティーンエイジャーばかりなのですが、まさにその年代向けの映画、というわけです。だから知的なところはなく、ある意味凄く狭義の中で繰り広げられてる作品。北朝鮮がどうのこうのというより、あのチーム内での葛藤と和解、闘う意志の大切さ、そういうものを見て楽しむという感じ。なので、リアリティなど最初からないし、そういうものを描こうとしたらこのシチュエーション自体成り立たない。超大国アメリカが北朝鮮に占領されるなんて無理無理。占領されてるとき、アメリカ軍はどこにいっちゃったの?他の国の軍隊は?などと考えてたら観てられないのです。だからこそ、「狭義」の中でだけ成り立つ、一つのレジスタンスチームの葛藤劇を傍観する、そんな作品。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-03-16 00:36:48)
1112.  サイド・エフェクト 《ネタバレ》 
なにげない撮影場所もお洒落に撮るソダーバーグのカメラアングル、相変わらず冴えてましたね。彼は本作が最後の監督作だと言ってるようですが、本当なのでしょうか。もったいないですね。本作は実に小気味いサスペンス映画に仕上がっております。新薬の副作用で担当医が責任を追求されるというところはちょっとひっかかるのですが、ルーニー・マーラの熱演もあり興味深く拝見していると実は、、、、という展開。悪女やん。まさに悪女ですやん。本作の良いところは、その悪女たちがちゃんと成敗されるということ。そのすんなり感が安心出来てカタルシス味わえました。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-16 00:07:29)(良:1票)
1113.  人狼ゲーム 《ネタバレ》 
ストーリーは、どこかの建物に集められた 見ず知らずの若者達が殺戮ゲームを始めさせられるという、 昨今よく見るタイプの映画で、しかもこの系統の邦画は どれも学芸会レベルのしょうもないものばかりでしょう。 なので本作もそういうものなんだろうと思い 期待せず観たのですが、これがどっこい、 かなり楽しめましたよ。 なによりも、登場人物の若者達がみんな迫真の演技していて、 この荒唐無稽なお話に説得力を持たせている。 殺される側になった人が全力で泣き叫んだり逃げようとしたり、 疑われた人がこれまた全力で否定したり、 いちいち誰かに言う文句もこれまたリアルで見入ります。 たぶん、監督さんの力量がものを言わせてるのでしょう。 こういう内容の映画は、作り手も役者も、 どうしても手加減なり照れが出ちゃいそうなもんだけど、 そんなものは微塵も感じさせない。 このゲームを一体誰が仕組んでるのか、そういうのは全く 見せないんですけど、これは正解だと思います。 そういうの見せても面白さに繋がるとは思わないし、 なにより人々の駆け引きや葛藤を楽しむのが 本作の目的ですからね。 最初は泣いてるだけだったななみちゃんが だんだんとふっきれていくその表情の変化にも注目です。
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-14 00:17:14)(良:1票)
1114.  エンド・オブ・ウォッチ 《ネタバレ》 
いわゆるPOVの手法ですよね。POVはホラー映画を中心によく使われてたけど、警察ものでこの手法が用いられたのは初めてかも知れません。そしてこれが実に良い。本当にリアリティあって、まさに実際の現場を覗き見しているような感じ。それ故に、次の事件現場は何が起こるんだろう~、どんなワルが登場するんだろう~って、とても面白く見れるわけです。テレビでよくやる、警察密着24時みたいな、あれのアメリカ版みたいな。そんでアメリカですから、やっぱワルもほんとワルだし、ナイフや銃で襲われたりと危機一髪の連続。向こうの警官のお給料がどの程度なのか知りませんが、相当もらわないとわりにあわないような気がしてきます。二人とも結婚して子供が出来て幸せな日々が続いてっていうシーンが多々あるので、「この流れはどっちかが死ぬパターンなんじゃ、、、」と思ってたら本当にそうなって、そのへんはちょっとありきたりな気もしましたが、テイラーが最初撃たれ、そこで絶命してしまうかと思いきや背後にワル達がザヴァラを撃ち絶命、テイラーは助かるという展開自体は予想できないものでしたね。定型パターンを踏みながらもその見せ方を意表突かせるという感じで巧かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 22:33:14)(良:1票)
1115.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 《ネタバレ》 
最初の鉄の牛から始まり、3姉妹のタクシー、海馬、そして海の巨大生物に飲み込まれるシーン、一つ目の巨人、そしてラスボスと、ろんなキャラが出てきて目に楽しい作品に仕上がってましたね。ストーリーはまあ簡単なものだし、ラスボスも剣でスパスパっと切れてすぐに退治なのでちょっと物足りなかったのですが、化け物の展覧会みたいな感じで全体的に楽しめはしました。メッセージとしては、人は見た目で判断しちゃ駄目だよ、人と違うところがあるからといっていじめちゃ駄目だよっていう、そういう内容です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-07 20:19:35)(良:1票)
1116.  カルメン故郷に帰る 《ネタバレ》 
日本初のカラー映画ということで鑑賞致しました。音声がかなり悪くて台詞が聞き取りづらいところもあるし、日本初のカラーということでもの凄くコストもかかり大変だったそうな。フィルムの問題もありそれほど綺麗な映像というわけではないのですが、でもそこに映されている景色は文句無しに美しいものでありました。この作品の真の主人公は、実は浅間山なのではないでしょうか?終始、会話する人々の後ろに悠然とかまえている浅間山。なんだか、この微笑ましい人たちを静かに見守ってくれているような、そんな風にも思えてきます。そしてその浅間山の麓の手つかずの自然。撮影は北軽井沢で撮影されたそうですけど、ほんとに素晴らしい景色なんですよね~。なんかその風景を見ているだけでも楽しかったです。「裸踊り」だなんていってましたけど、ビキニ姿ですから本当に裸ではありません。でも時代的なことを考えると、女性のビキニ姿ってほんとに大胆だったんでしょう。それこそ裸同然に見えたんじゃないでしょうか。それを映画で見せてるわけですから、今見るとお上品で刺激のない映画に見えるけど当時はけっこう刺激的な映画だったんじゃないかしら。大ヒットした理由は単にカラーだからというだけではないように思います。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-06 18:34:55)
1117.  白昼夢に抱かれる女 《ネタバレ》 
毎日、夢の中に出てくる男性と、現実世界で遭遇する、というミステリアスな展開から始まるのですが、そこから来る疑問や謎解きなどまったく意味をなさない、それはこの話をはじめる為のただの一要素でしかない。ここで描かれているのは、一人の男を心の底から好きになった女の、狂おしいまでの感情の叫び。主演の女性が本当に熱演してるので、とことんまで感情移入しちゃいますね。ほんと好きになると、こういう行動とるよね~っていう。ストーリー自体は全くひねりがないのですが、彼女の気持ちに共感して胸がキューっとなる、その一点においてとても力ある作品であったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-06 01:31:31)
1118.  リバティ・バランスを射った男 《ネタバレ》 
いや~、なんといってもリバティ・バランス一味の非道っぷりですよね。もうね、見ててムカムカムカ~!ってしてくる。なんちゅう奴らやと。決闘とか言わずに、とっとと捕まえてブタ箱ぶちこんでくれやと思っちゃうんだけど、それじゃ映画にならないか。いや正直、このタイトルとランスの銃のダメダメ感を見てだいだいラストは予想がついたんですけどね。でもキャラクターがとても魅力的で、ランスの筋を通す精神とか責任感とか、怒りの感情とかそういうのがとても共感出来るので、彼のキャラクターにすんなり感情移入出来ます。新聞記者のおっちゃんもまたしかり。暴力を前にすると、どんな正論も無力なんだ、という台詞が印象的でした。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-05 00:48:46)
1119.  ジャズ大名 《ネタバレ》 
なんともヘンテコな映画です。そしてもの凄くフリーダムなんです。類似のものが見当たらない、唯一無二のコメディ映画。テンポ、展開、そしてストーリーそのどれもが独特なんです。いや、そもそもストーリーもあってないような気もするし。終盤20分なんて、みんなでどんちゃん騒ぎしてるだけだし(笑)。でもなんか、そのフリーダムすぎる内容に、楽天性となんともいえない可笑しさを感じます。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-03 23:21:50)
1120.  白い家の少女 《ネタバレ》 
これは面白かったです。まずなんといっても、ジョディ・フォスターの魅力に尽きる。少女らしいチャーミングさと、なんともいえない冷めた目つきからくるミステリアスな雰囲気。芯の強さ、孤独と悲しさ、それらを表現する上で、彼女以外にこの役を務められる子役は考えつかないですね。もう本当に見事。そして、サスペンスの中のこのラブストーリー。これがまた魅力的。リンとマリオの、子供っぽいいたずらのシーンから見舞いにいった時に泣きながら心境を吐露するシーンまで、その全てが微笑ましく、そしてぐっときちゃいます。やってることは人殺しとその幇助なんだけど、観客はこの二人を応援せずにはいられない。犯罪を応援するのは現実にはいけないことだけど、そこを乗り越えてしまえるのが映画の凄さ面白さですよね。そして、ストーリー運びが実に巧い。全てのシーンが印象深くて記憶に残るんですよね。おばちゃんが地下室の扉に頭ぶつけて死ぬシーン、飼ってたハムスターが息子に殺されるシーン。ほとんどずっと家の中だけで起きているから印象深いというのもあるのかもしれませんが、なにより「意外性」の積み重ねがあると思うんですよね。父親はいないと観客は理解した上で、2階から父親が降りてくる(実際はマリオ)シーン、それから、無事にやり過ごした後でおもむろにリンが全裸になりマリオとことの続きをするシーン、このへんの唐突さ、意外性は素晴らしいですね。そして地下室の扉がバタンバタンと開くホラー的な展開に、そこから登場したのが変装した息子という。どのシーンもまるで往年のヒッチコック映画みたいなサスペンス要素を思わせるんだけど、そういう要素にさらに少年少女の純粋な恋愛という魅力ある要素が加わり、そしてジョディ・フォスターの役者としての溢れる魅力で全てがまとめられているという、とにかく面白い、見事な一本だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-03 00:16:57)(良:1票)
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