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プロフィール
コメント数 2133
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1101.  スパイ・バウンド
実話が基になっているようですが、それにしてもスパイものとして、アクションもサスペンスも見せ場は無いし、同じ立場の男と女の物語としても不十分で、ハリウッド製スパイ映画と比べるとエンターテイメント性も乏しいです。  ヴァンサン・カッセル&モニカ・ベルッチ夫妻の共演も不発でした。  そういえば久々にモニカ・ベルッチを見ました。ちょっとお年を感じましたが、それでもやはりお美しいですねえ。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-11-26 21:21:26)
1102.  アニー・ホール
ウディ・アレンの出世作とも評される本作は「僕はこんな奴なんだよ」「ハリウッドになんて行かない。僕はここ(NY)で映画を撮り続けるんだ」実に分かりやすいウディ・アレンの決意表明のようなものを感じる映画です。  冒頭から自身のハゲを話題にした自虐ネタに、NYへの愛を感じる一方でLAへのシニカルな台詞、ユダヤとは、セックスとは・・・その後のアレン映画でもお馴染みのアレン・ワールドがお得意の小気味いいテンポで展開されていきます。  表明だけ着飾ったインテリの描写も面白い。アレンの幾つかの作品で感じられるフェリーニ愛。序盤の映画を待つ列の後ろでフェリーニ批判を繰り広げる男を登場させることで、そんな似非インテリ批判と共に自身のフェリーニ愛を感じます。また、着飾った会話とは裏腹に裸の心の声を字幕にするくだりもアレンらしい楽しさがあります。ユダヤに関してはアニーから「あなたってやっぱりユダヤ人なのね」みたいなことを言われて一言「ありがとう」と返すくだりも実に分かりやすい。  頑なにNYを出ることを拒んだ彼が今ではハリウッドよりもっと遠いヨーロッパを拠点にしているのも皮肉というか、面白いです。そう言えばヨーロッパに行く少し前に「さよならさよならハリウッド:原題hollywood ending」という映画と撮ったりもしていましたね。色んな意味で彼の原点を感じる大好きな作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2012-11-24 13:55:59)
1103.  刑事コロンボ/死者の身代金<TVM>
第1作「殺人処方箋」でも、カミさんの話や親戚の話なんかで犯人をイライラさせ心理戦を展開する、シリーズの基礎がある程度出来ていましたが、この第2作ではさらに警部のキャラクターが固まってきましたね。  第1作ではコートを脱いだスーツ姿も多かった警部ですが、本作では室内だろうが飛行機の中だろうがずっと例のコートを着たまんま。そして明らかにユーモラスな警部の言動も増えてきました。  お話の方は、警部と犯人が絡み出すまでにちょっと時間がかかりすぎたのが惜しいところです。前半に捜査の主導権を握っていたFBIが邪魔していたような気がします。しかし、それでも警部と犯人が本格的に絡み出して以降の2人の心理戦はなかなかの見応えがありました。  警部のユーモラスな言動といえば、本作のラストは素晴らしい!アタッシュケースにも、警部の手にも大金が。でも、3ドル50が払えない警部・・・。店員のお姉さん、意味不明だったでしょうね。
[DVD(吹替)] 6点(2012-11-23 23:25:32)
1104.  恋する宇宙 《ネタバレ》 
たまに「いい映画なのに何でこれが日本未公開なんだよ・・・」って映画に出会うことがあります。本作もそんな映画でした。  父を失ったばかりのアスペルガー症候群の青年アダムと、心に傷を抱えた絵本作家になることを夢見るべスの純愛ラブストーリー。地味な映画です。しかし大した出来事は起こらない2人の日常の風景の中に、何となくこの2人が惹かれあうのが分かるような気がするいい映画でした。  一緒にカリフォルニアに行けなかったのは残念だったけど、1年後のラストからは、2人のこれからの人生に確かな希望が感じられました。「やっとここまで来ました」のメッセージと共に、“セントラルパークのアライグマ、アダム”。ユーモアと優しさのある、納得が出来るいいラストでした。  「恋する宇宙」という邦題もいいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-21 21:41:36)
1105.  パブリック・エネミーズ
マイケル・マンの作品は2時間越えの長いものが多い。長さが気にならない素晴らしい作品もありますが、本作は特に長く感じました。 30年代を再現する衣装や美術、マンお得意の銃撃戦などは見応えがあるし、デップもカッコいい。  しかし・・・。追う者と追われる者、この2人にジョニー・デップ、クリスチャン・ベールという2大スターを配した。こうした追う者と追われる者に2大スターを配した作品は、その2人の対決や駆け引きが大きな見どころの1つなのですが、残念ながら本作はそこがほとんど印象に残りません。  そして一番気になったのは、時に印象に残る台詞などもあるのですが、デリンジャーの人物描写の薄さでした。社会の敵№1と言われた男がなぜ民衆の支持を得るようになっていったのか。その辺の描写も弱く、伝記ものとしての評価も下がります。この時代をテーマにした映画は好きだし、本作もこの時代の雰囲気は悪くないのですが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-19 21:07:18)
1106.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
「私は14歳で殺された」という衝撃的な一言から始まる本作、殺された女の子スージーの初恋や、家族の心の絆を描く一方で、隣人の殺人鬼を見せるサイコサスペンス的要素も大きい。また、こうした犯罪が増え続ける現状と遺された家族の問題についても言及しているように思います。犯人役の気弱そうな中に怪しさを醸し出すスタンリー・トゥッチは好演でしたが、サスペンスがメインの作品ではないだけに、彼の存在感が大きくなりすぎてしまったのはマイナスだったと思います。犯人の最後については天罰が下ったということで良かったと思いますが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-19 21:01:49)
1107.  キャスト・アウェイ
無人島でのサバイバル描写よりも、帰郷後のドラマが印象に残りました。 帰郷後のドラマは長くなりすぎず大げさになりすぎずに、時の流れの重みを感じさせる味わいのあるドラマになっていたと思います。 “時は金なり”とでもいうべき遭難前の彼の生き様が思い出されます。 一方無人島の時間はかなり長いのですが、サバイバル描写自体はあっさり目。  ラストシーンが好きです。何も無い荒野の十字路。クルマですれ違った女が道を教える。こっちに行けば○号線、こっちに行けばテキサス、こっちに行けばカナダ。 彼はどの道を選択するのか。過ぎ去ってしまった時間は元には戻せませんが、これから進む道は幾つもある。トムの姿は少し淋しげではありましたが、そんな中にもささやかな希望を感じさせてくれました。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-17 15:45:36)
1108.  スペース・カウボーイ
無茶苦茶な映画かもしれませんが、確実に高齢化社会に向う現代。何歳になっても夢にトライする、タフで愛すべき爺さん達があり得ない大活躍をする、こんなあり得ない映画があってもいいじゃないか。こういう男のロマンものって好きなんです。  みんな本当に楽しそうでしたね。そんな彼らを見ているだけでも(特に宇宙に行くまでの前半!)楽しかったです。悲しくもホークが夢を実現したことをそっと見せてくれるラストも良かった。そこに流れるシナトラの歌もいい。  イーストウッド、スペースシャトルに乗って宇宙へ行く。そして宇宙に行ってもやっぱりイーストウッド・イズ・イーストウッド。いくつになっても何をやってもカッコいい人です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-12 21:41:37)
1109.  戦火の勇気
僕はラブコメのメグが好きなので、こういう映画にメグはどうなんだろうか?という思いがあって今まで見ていなかった作品。ちょっと心配しながらの鑑賞となりましたが本作のメグ・ライアン、良かったです。  兵士、それも指揮官としては線の細さは感じましたが、兵士の食い違う証言の回想シーンではそれも良さの1つになっていて、強さと弱さをよく演じていました。  食い違う部下達の証言を軸にした謎解きも、デンゼル演じる部下を死なせてしまった男と上官を死なせてしまった男たちの帰還後のドラマとしても見応えのある作品。(ルー・ダイアモンドの最後の行動は極端すぎると思いましたが・・・)戦争後遺症の心の傷が癒えない男を演じたマット・デイモンの好演も印象に残ります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-11 00:20:06)
1110.  イージー・ライダー
60年代末から70年代が幕を開ける頃のアメリカ。ベトナム戦争の泥沼に陥ってた頃。 アメリカン・ロードムービーの定番、夜のたき火を囲んでの語らい。その中のジャック・ニコルソン演じる一風変わった弁護士の台詞。「アメリカは自由を証明するためなら殺人だって平気だ」が強烈。この頃のアメリカと、今のアメリカ。何が変わったのか?  見る前は“born to be wild”が鳴り響く中、バイク野郎どもが中西部を行く豪快なロードムービーというイメージがあった本作ですが、公開当時のアメリカでは物議を醸した作品だったのではないでしょうか。デニス・ホッパーの本当の自由とは何か?そしてアメリカを憂う彼の思いが吐き出されているような作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-11 00:15:33)
1111.  裏切りのサーカス
東西冷戦下のスパイの哀しき人間模様を描いた重厚感のあるドラマ。  どちらかというと謎解きに軸足が置かれており、サーカスの上層部に紛れ込んだ“モグラ”の正体を捜査していく老スパイ、スマイリーを演じたゲイリー・オールドマンの渋くも威圧感のある演技を堪能しました。更に登場しない重要登場人物である、謎のソ連の大物スパイであるカーラ。姿は見せずに見事にその意志や作品の中での存在感を出させていたと思います。  鑑賞に集中力を求められる作品ですが、考えてみればモグラの容疑者はかなり絞られています。最後にモグラの正体を明かしますが、モグラを含めた容疑者の人物描写が終盤まではかなり少なく、ちょっと時間が足らなかったかという気がします。
[DVD(字幕)] 7点(2012-11-07 23:57:08)
1112.  鬼火(1963)
「君達は僕を愛さず、僕も君達を愛することが出来なかった」主人公の男の本作の最後の言葉。君達とは、数年ぶりに再会したパリに住む友人達を指していながらも、彼の周りにあった社会全体を指していたのでしょう。療養所の人間模様も、パリの街の描写も、ひたすら主人公の男の孤独感が全編を支配する映画でした。そんな男を演じたモーリス・ロネの静かなる名演技を堪能しながらも、生への執着や熱さのようなものも感じられず、その結末に鑑賞後は気が滅入りそうになる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-06 23:05:43)
1113.  ロストクライム -閃光-
現代に起こったあるラーメン店主の殺害事件。その背景には迷宮入りになった3億円事件が・・・。今と事件当時、3億円事件の周囲にいた様々な人物を絡めるストーリーは面白くなりそうだったのですが、何でこんなに薄くなってしまったのか。特に3億円事件当時と、今を生きる犯人達の人物描写が浅く、結末もかなり安っぽく感じてしまいます。原作未読なので何とも言えませんが、大事な部分が端折られているような気がします。作品の雰囲気的にはベテラン刑事を主人公とした昔の刑事ドラマのような感じで、こういう雰囲気は嫌いではないのですが・・・。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-11-04 18:45:42)
1114.  ブレイクアウト(1975) 《ネタバレ》 
本作のブロンソンが演じる男は華麗なる・・・とは正反対の汗臭いヒコーキ乗り。まあ、こっちの方がブロンソンらしくていいんですけどね。  冤罪で投獄されたある男の救出に向う脱獄モノ・・・にしては、作品の大半を占める脱獄までの過程はほとんど見せ場や緊張感がありません。実話モノのようですが、途中は「それ、マジっすか・・・?」と言いたくなるほど笑っちゃうような救出作戦を実行し当然失敗に・・・。  中盤にトンネルを2本掘って見つかれば1本は捨てるというトンネル脱獄計画が提案されますが、何か「大脱走」みたいです。ブロンソンさん、その計画に激しく反対します。そう言えば「大脱走」で演じたトンネル王ダニーも実はトンネルが大嫌い、という役どころでしたね。  ブロンソンと言えば多くの作品で奥様と共演されていますが、自慢の奥様と本作でも共演されています。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-11-02 21:18:33)
1115.  アルゴ 《ネタバレ》 
ベン・アフレックの監督デビュー作となった、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」を見た時は驚いた。非常に重い作品でしたが、見応えのある重厚な社会派ミステリー・サスペンスでした。監督がアフレックだったことに驚いたと共に何でこれが日本未公開なんだ?と思ったものです。  そして本作。今度は実話に基づいた、非常に骨太な社会派サスペンスを自らが主演し撮り上げた。しかし、もはや「ゴーン~」を見た時のような「あの俳優ベン・アフレックが・・・」という驚きは無い。今やもう、ますます今後の作品に期待が高まる映画監督となりましたね。  冒頭の騒然としたデモが巻き起こるテヘラン市内の描写に、混沌としたバザールと人質達が市内に顔を晒して歩く緊張感、さらにそこに挿入される緊張感が高まるアクシデントの挿入。恐らくは脱出に成功するのであろうと思いながらも手に汗を握る空港の脱出劇に、離陸後も見る者を簡単には安堵させない終盤のたたみ掛けるような展開の組み立ても見事です。  そんな張りつめた緊張感の中進行していくアルゴ作戦にあって、ちょっとした映画小ネタを挿入したり、一息つかせてくれるジョン・グッドマンとアラン・アーキンのベテランコンビの使い方も絶妙でした。
[映画館(字幕)] 9点(2012-11-02 00:05:10)(良:2票)
1116.  ビッグ
トム・ハンクスの映画で一番好きな映画は?と聞かれて僕が迷わず選ぶのがこれです。  随分久しぶりに見ましたが、何度見てもいい映画です。笑いがあって夢があって、少年2人の友情の物語でもあり笑わせられながらも切ないロマンスでもあり、最後はホロリとさせられる。映画って楽しいなあ・・・そんなとても単純な感想が素直に出てくる、とても単純でとても楽しい作品です。  子どもの頃、誰もが時に「早く大きくなりたいな」と思う。その願いが叶った、12歳の子供に見事になりきったトムがあまりにも素晴らしい。いつまでも子供のまんまではいられませんが、少年の心も、大人になってからもおじさんになった今も心の片隅には置いておきたい。そんなことを思わせてくれる素敵なお伽話のような映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2012-10-31 19:41:32)
1117.  キタキツネ物語
初見はまだ小学生だった頃。とても感動したことを覚えています。  寒さが厳しい2月、キタキツネの恋の季節から作品は始まる。雄と雌、2頭のキツネが出会い、恋をして、子供が生まれやがて家族になる。懸命の子育て、子供たちの成長、家族の悲しい別れなど、あるキタキツネの家族の1年を追いながら家族の絆や自然、野生の厳しさ、彼らにとって大きな脅威である人間とは?様々なことを感じさせてくれる良質のドキュメンタリーです。  一部キタキツネに台詞を付けるようなところでは大人になった今見返すと「えっ?」と思ったりもしましたが、これは子ども達も見る映画。きっとこれでいいのでしょう。  本作を見ながら以前知床を旅した時のことを思い出しました。旅の途中、キタキツネにも度々出会いましたが、本作のキタキツネ達が勇敢に狩りをする姿とは対照的な姿でした。写真を撮ろうとクルマで近づいても逃げない。それどころかクルマのそばまで寄ってきてちょこんと座り、明らかに餌をねだっているのです。  これも人間の責任。人間から労せずして簡単に美味しい餌をもらうことを覚えたキタキツネたちはそれが叶わない厳しい冬を越せるのかな・・・。「キタキツネが生まれるのは春。しかし厳しい冬を乗り越え次の春を迎えられるのは僅か7%」という説明に、複雑な思いにかられました。
[映画館(邦画)] 7点(2012-10-28 21:08:29)
1118.  WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々 《ネタバレ》 
監督しての前作「扉をたたく人」に続き、自らが脚本も手がけいい映画を撮りますね。トム・マッカーシー。  「扉をたたく人」と本作、共通するのは人生や仕事に行き詰った老人や中年男が事情を抱えた若者との出会いをきっかけにもう一度人生の活力を取り戻していくというストーリー。前作は温かみの中にアメリカという国が抱える問題を挿入し、本作ではほのぼのとした笑いの中に現代社会が抱える問題を巧く挿入しています。  ジアマッティ演じる中年男と彼が出会う複雑な事情を抱えた少年の2人をつなぐ大きなものして作品の中心にあったレスリングのシーンがとても良かった。終盤はそのレスリングの存在感が薄くなってしまいましたが、少年の方は長らく会っていなかった母が突然現れた時には拒否したハグを、ラストでは自然に受け入れていた。ジアマッティの方も何とか日常に安定を取り戻した様子で作品は終わる。最後には2人それぞれのこれからにささやかな希望を感じさせてくれました。  監督トム・マッカーシー、今後僕の注目の監督さんになりそうです。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-27 22:26:25)
1119.  ドリームガールズ(2006)
シュープリームスがモデルになっているとのことで、そうするとビヨンセの役がダイアナ・ロスだった訳ですね。他にもジャクソン5を思わせるグループが出てきたりするのも楽しいです。  ミュージカルとしては、ステージシーンはドリームスもアーリーのパートも楽曲も良くとても楽しい。しかし、一番聞かせるのはジェニファー・ハドソンです。でも、ジェニファーが歌うシーン、そのパフォーマンスは圧巻の一言ですが、どうしてもジェニファーが歌うパートになると作品が重くなってしまう・・・。 また、ラストの4人でのステージも良かったのですが、これで解散というのはミュージカルのラストとしてはちょっと淋しいですね。  それでも助演女優賞に輝いたジェニファーをはじめ各人のパフォーマンスは見応えも聞き応えもあったし、彼女たちの脇を固める豪華男優陣もそれぞれに個性がよく出ていたと思います。(特にノミネート止まりでしたがエディ・マーフィーが素晴らしかった!)
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-22 21:06:49)
1120.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
雨や曇天の多い荒涼とした島の風景、ダークな色合いの映像、カーナビ以降急展開を見せますが、それまでは実に静かな中に常に漂う不安感のある空気、そして音楽。スロースタートながら、それでいて巨匠ポランスキーの作り出す不安げで重厚感のある作品の空気に気が付けば引き込まれている。  キャストの方も何かに気付き始め、いつ消されてもおかしくない不安定な立ち位置にいる名も無き“2人目のゴースト”を演じる主演ユアンがこんな作品の空気にピタリとはまっています。  事故で片付けられ、何事も無かったかのように真相は再び闇に葬り去られるかの如く原稿が風に舞うラストもまた、一人で立ち向かえるはずもない陰謀渦巻く得体の知れない敵の大きさを感じさせる不気味さがありました。
[DVD(字幕)] 8点(2012-10-21 12:03:32)
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