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プロフィール
コメント数 3430
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 42
小津安二郎 37
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 18
今泉力哉 24
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 16
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 18
ロベルト・ロッセリーニ 15
ジャン=リュック・ゴダール 38
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 19
ジャック・ベッケル 14
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 28
アルフレッド・ヒッチコック 56
ジム・ジャームッシュ 16
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1101.  熱砂の秘密 《ネタバレ》 
ビリー・ワイルダーの映画は、とても映像が美しい。 技術的な美しさではなく、映画の中に吸い込まれる、ワイルダー特有の何かがある。  内容的には、ドイツを敵視し、イギリス側を正当化している。 この点に関しては、アメリカ映画的であり、独善的で苦手。  本作は内容的に好みに合わなかっただけで、ワイルダーには、ますますハマりそうだ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-09-11 02:19:06)
1102.  地獄の英雄(1951)
いやー、これは地味に傑作!! 少々長く感じたのはご愛嬌、終盤に迫り来るサスペンス風味は独特の魅力あり。 音楽もそれを盛り立てる。  カーク・ダグラスが渋かっこいい。 アゴの割れ目が凄い。 そして、今も存命なのが凄い。  これって、隠れた傑作。 ジャーナリズムに対して、徹底的に皮肉を込めて描いている。 その皮肉の徹頭徹尾ぶりに、ビリー・ワイルダーの執念さえ感じた。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-08 00:47:05)
1103.  愛の奴隷(1976) 《ネタバレ》 
何を主張したい映画なのか、最後まで理解できず。 革命というものに翻弄される人々を描いていたり、サイレント映画のトップ女優のプライベートを描いていたり。 終わってみて、結局、どの部分に反応したら良かったのか、解らず終い。 何度か鑑賞すれば、もっと深く理解できるのかもしれないが、そこまでの魅力は感じられなかった。
[DVD(字幕)] 3点(2016-09-04 10:50:49)
1104.  母たちの村
題材がなぁ・・・真面目過ぎるなぁ。 とにかく女子割礼反対!にこだわり続ける。 アフリカの雰囲気を楽しむ映画というより、女子割礼という風習を批判する、社会派的な映画だった。
[DVD(字幕)] 5点(2016-09-04 01:06:06)
1105.  山羊座のもとに 《ネタバレ》 
ヒッチコック作品の中では異色作。 あまりヒッチコックらしさを感じられない作品だ。  登場人物達は、皆キャラが立っているのだが、肝心のストーリーに切れ味がない。 何だか、ぼんやりとしている。  夫婦間の信頼と疑い、絶妙な人間関係を描いている点は評価できる。 夫婦の間に、間男が割り込んでくるが、結局夫婦は仲良くなって終わりという意外な展開。  他人には分からない夫婦間の深い結びつき。 その結びつきの深さが、最後の意外な展開に活きてきて、説得力を持たすことに成功している。  こういった人間関係がドロドロとしたドラマは、ヒッチコックには不向きだと思うが、こんなヒッチコック作品が一つくらいあっても、いいのかな。 出来が良い作品ではないかもしれないが、ヒッチコックの新たな一面を発見できる作品だ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-09-04 00:56:57)
1106.  フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳 《ネタバレ》 
娯楽作品として楽しめるが、ストーリーがあまりに適当過ぎて、作り手側の真剣度を疑う 内容的には、90年代にありがちな香港カンフー映画。 とにかく適当で、それが逆に持ち味だったりする・・・  本作を鑑賞した目的は、中山忍。 まだまだ初々しく、そして何よりかわいい! そして演技がヘタ。 ジェット・リーとのカップルは、あまりに不似合。 そして唐突に別れてしまうというオチ。 もういい加減にしてくれ!と言いたくなる適当さでした。
[DVD(字幕)] 6点(2016-09-04 00:33:23)
1107.  てなもんやコネクション
山本政志監督らしい作品。 だけど、他の山本作品に比べると、明らかに失敗作。 ごった煮はいいけれど、支離滅裂で、ただ長いだけ。 風変りな人は相変わらず沢山出てくるが、どれも生理的に受け付けなかった・・・  釜ヶ崎の突入ロケだけが見物。 これだけは素晴らしい!
[DVD(邦画)] 3点(2016-08-24 02:19:52)
1108.  カップルズ
台北を舞台に、淡々と繰り広げられる物語。 つまらなくはないが、面白くもない。 一昔前の台湾映画の特徴か。  台北の夜市は、やっぱり定番。 映像の美しさを、あまり感じられなかったのが残念。
[ビデオ(字幕)] 6点(2016-08-22 02:09:40)
1109.  パリの大泥棒
ベルモンドは魅力的だが、内容的に少々、退屈感あり。 泥棒稼業の内幕を描いており、興味をそそられた部分はあった。
[ビデオ(字幕)] 4点(2016-08-21 02:10:13)
1110.  黒薔薇昇天
1975年度キネマ旬報ベストテン15位。 昭和のリアリティが凄い。 そういや、私が幼少期の頃、色んな意味で、こんなんだったなぁ・・・と、ひとしきり。 昭和を体感でき懐かしさもこみ上げると同時に、もう昭和には戻りたくはないとさえ思ってしまう程の生臭い作品。 昭和・・・色々エネルギッシュな時代で、希望もあった時代なのかもしれないけど、現在においてここまでリアルに昭和を見てしまうと、かえって昭和時代の疲れが尾を引く。 やっぱり、もう戻りたくないなぁ、と。  これはある種、疲れる映画だ。 昔を思い出しその記憶に疲弊する。 昭和というと美化される部分もあるし、懐かしさから来る思い出補正で良いような感じがしちゃうけど、こういう作品を観て、リアルに思い出してしまうと、やっぱり「いけすかない」時代だったなぁ、と。  これ舞台が大阪だけど、もし新宿とかだったら個人的にはもう少し入りこめたかも。
[DVD(邦画)] 3点(2016-08-18 23:02:56)
1111.  罪の手ざわり 《ネタバレ》 
名匠と言われるジャ・ジャンクー監督による、4話から成るオムニバス。  雰囲気は悪くないが、ストーリーにそれほど魅力がない。  第1話 炭鉱夫が村の不正を正そうとするが、結局かたっぱしから撃ち殺して終了、という話。 これの良くないところは、撃ち殺しまくった後の姿が描かれていないこと。 つまり、殺人の後必ず来るであろう、逮捕や死刑といった責任の部分が欠落している。 これはもはや、殺りっぱなし、投げっぱなしで、やり逃げみたいな内容である。  第2話 退屈な村の生活に嫌気がさした男が、憂さ晴らしも兼ねて人を殺しまくる、という話。 ヒットマンのごとく人を鮮やかに殺しまくるが、ヒットマンっぽくないのと、不自然に殺しがうまくいき過ぎている点が、難点。 リアリティを欠いている。  第3話 不倫を続けた女が報われないまま、更に人を殺してしまい、不幸のどん底に落ちていく、という話。 これはもはや勝手にしろい!と言いたくなる内容。 不倫するのも自己責任だし、もう少し地道に生きていけばいいだけの話である。  第4話 仕事もうまく行かず、仕事も辞めるハメになった若い男が、怪しいお店でウェイターになるも、うまくいかず自殺にいたる、という話。 とにかく救いがない。 ただし、現代中国の底辺を生きる若い男の、行き場のない絶望感が、リアルに描かれている点は良い。 ある意味、一番良かった話かも。 女優陣のインパクトも強い。  総評すると、やっぱりジャ・ジャンクーは不思議な魅力に溢れていた。 そしていまだパワーも感じる。 この作品はイマイチでも、次の作品、また別の作品を観てみたいと思わせる何かがある。 ジャ・ジャンクー監督にしか出せない、独特の映画的雰囲気も素晴らしい。
[DVD(字幕)] 7点(2016-08-18 22:59:51)
1112.  ルー・サロメ 善悪の彼岸 《ネタバレ》 
シーンとシーンのつなぎ方に違和感があった。 それと内容がつまらない上に、やや尺が長い。  つまみ食いの様に挿入される、オゲレツなシーン。 特に男同士がフルチンで絡みあうシーンは苦痛。  特に感銘を受けずに終わった。
[ビデオ(字幕)] 4点(2016-08-14 00:06:32)
1113.  現代人 《ネタバレ》 
恋に狂った男の顛末を描きつつ、汚職にまみれた現代社会をも風刺した作品。  今から見れば“現代人”という言葉の用い方が、逆にハッとさせられた。  お役人の汚職は、おそらく現在も陰で平然と行われているだろうし、無くなりはしない。 だけど、本作のように、問題提起することは大切だ。  利己的な人間が渦巻く現代社会において、信じられる物。 それは、本作で描かれた、「愛する人への一途な想い」だけなのかもしれない。 現代にも通ずる話で、決して色褪せない内容。 むしろ、腐りきった現代社会は、今も変わらず、進歩もしていないということか。
[ビデオ(邦画)] 6点(2016-08-10 00:42:29)
1114.  汚れた顔の天使 《ネタバレ》 
ギャング映画は好きな方だが、この作品はどうもイチマチ感が拭えない。 おそらく主人公のロッキーに、それほど魅力と迫力を感じなかったからだろう。  神父の真面目キャラも、こういう作品には邪魔としか感じない。 死ぬ直前に、ああいう演技ができる、そこのインパクトはまずまず。
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-09 00:20:04)
1115.  お熱い夜をあなたに 《ネタバレ》 
軽妙洒脱、確かにそういう類いの映画。 だけど、面白くもない。 気軽に観られる良さはあるけど、主人公がここまでおっさんだと、魅力がない。  この作品、見所は違った場所にあったような気がする。 要するにトップレスシーン。 あれだけ巨乳の女性が脱ぐとなれば、かなりの衝撃・・・が、当時はあったのかもしれない。  だけど、それだけ。 それ以外は、おっさんが活躍する、時代遅れなコメディにしか感じなかった。
[DVD(字幕)] 3点(2016-08-09 00:15:16)
1116.  11'09''01/セプテンバー11
観るのが遅すぎた。 さすがに自分にとって、9.11は遠い記憶だった。 そして、アメリカという国が好きでない私には、不向きな作品だった。  アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの作品が目当てで本作を見たが、そこは流石の出来栄え。 映像のインパクトと、お手前の音楽の使い方なんぞ、ずば抜けている。 後に、この監督がアカデミー賞で注目を浴びたのは必然だと思う。  にしても、この作品、なかなか際どい主張をしている。 それは、9.11という同時多発テロに対して、必ずしも批判的な姿勢を取っていないということ。 勿論、倫理上、テロ行為を肯定するような直接的な表現はされていないが、随所にアメリカの自業自得と言わんばかりの表現が、いくつかあったように思う。  そんな際どい主張を、スレスレの危うさでやってみせた本作は、なかなかの問題作のように思う。
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-05 00:48:54)
1117.  狂気の行方
ヴェルナー・ヘルツォーク作品としては、異色作。 なぜなら、ヘルツォーク作品はパワフルで、ぶっ飛んだ内容の作品が多いからだ。 本作は、他のヘルツォーク作品と比べると、それらの要素が薄い。  おそらくそれはデヴィッド・リンチ色が入っているからだろう。 ヘルツォークの個性をリンチが潰したというか、正確には、二人の個性がぶつかり合い、それぞれの個性を打ち消し合ってしまった感じかも。
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-05 00:40:06)
1118.  木屋町DARUMA 《ネタバレ》 
際どいシーン、汚いシーン、痛いシーン、色々ある。 だけど、ダルマにされるシーンが出てこなった。 もし出てきたら耐えられない自信があったが、さすがにヤバすぎたのかな? 制約がある中での製作なので、ダルマにされるシーンが出てこなかったのは、仕方ないのかもしれない。 だが、ヤバい映画として映画史に名を残すためには、必要なシーンだったように思う。  親の借金のカタに、風俗に売られ、シャブ漬けにされる女性を演じた武田梨奈さん、なかなかカワいいんだけど、あまりウブな感じに見えなかったかな。 むしろ、エロく見えた。  個人的に、この作品の最大の問題点はキャスティング。 特に、木村祐一は完全にミスキャスト。 全くヤクザのボスとしてのリアリティがない。  意外にも良かったのは、木下ほうか。 あのキレッキレの動き、凄いっす! 後で調べたら、やっぱりキックボクシングなどの格闘技経験があったんですね。  寺島進は、いつもの寺島進。  他の端役については、ややショボい感を拭えない。  総評として、作った側は満足だったかもしれないが、意外にも刺激が足りなかったこと。 社会的制約があるにせよ、どうせ作るなら、もっと際どくして欲しかった。 少なくとも、お笑い芸人を使う必要はなかったように思う。
[DVD(邦画)] 6点(2016-07-26 01:29:46)
1119.  ルッカー 《ネタバレ》 
昔なら、地上波の深夜に、やっつけで放映してそうな映画。 80年代って、日本だけでなくアメリカも、映画のレベルは著しく低下していたのか? そう感じてしまうほど、酷い映画。  確かに、ちょっと金のかかってそうな作品なんだけど、内容がとにかくお粗末すぎる。  内容がお粗末なだけでなく、多少のアクションシーンがあるにも関わらず、主人公が動きのにぶいおっさん。 おまけに、展開がご都合主義。 映像も粒が粗く、汚い。  CGとやらを使ったらしいが、見せ場はそれだけで、CGを使っているんだから、あとは適当でいいや、みたいな慢心すらも感じられる。  おそらく最近観た映画の中ではワースト。
[DVD(字幕)] 2点(2016-07-24 02:43:33)
1120.  輝ける青春 《ネタバレ》 
6時間超えという尺の長さ、さすがに長く感じた。 前篇は、そこそこ面白いのだが、後半になって失速。 特にマッテオが死んでからの展開は、退屈だった。  思うに、マッテオの存在感が、前篇を盛り上げてくれていたように思う。 つかみどころのない性格、気性は激しいが繊細で、それでいてハンサム。 とても魅力的だった。
[DVD(字幕)] 5点(2016-07-24 02:27:54)
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