1121. 居酒屋ゆうれい
《ネタバレ》 死別の後妻が山口智子だったら・・・。(と、ついつい想像してしまうぐらいイイ女)で、嫉妬に狂った前妻が化けて出てくるのだが、最終的には夫を見守るという展開で、コメディーのようで人情味溢れる作品。死んでも夫婦の縁は切れないし、どこかで見ているのかもと思わせられる。実際に死別・再婚している人が見たらいろんな想いが交錯するのかと。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-25 10:41:54) |
1122. 武士道シックスティーン
《ネタバレ》 「見つけてくれてありがとう」の台詞に感動。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-24 12:20:57) |
1123. ガチ☆ボーイ
頭脳と肉体。繰り返し練習により体は覚えるのだろうか。障害を乗り越えるという悲壮感はなく、学生サークルの押し付けがましくない、仲間をユルく支える雰囲気が爽やかでよかった。全体的にちょっと古臭い感じが自分の学生時代を思いださせるのも何とも言えない趣がある。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-24 10:22:36) |
1124. 素敵な人生のはじめ方
人生には諦めも必要で、現実を見据えてある程度の妥協もしつつ、それでも人生を生きなければならないわけで。ただ、「諦めない・前向きに」ってスローガンには違和感を感じるな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-23 12:46:16) |
1125. しあわせのパン
《ネタバレ》 「明日もこのパンが食べたい」と自死を思いとどまる老婆。食欲≒生命力なのかなと。エンディングの清志郎には泣けるが、作品全体としてはイマイチか。でも、原田知世の存在感には独特のものがある。大泉はミスキャストかな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-03-22 17:03:33) |
1126. アンナ・カレーニナ(2012)
この手の話も21世紀では何も珍しくもなく、人間の欲望をお上品に描いたところで新しさもなく。作品的にはよく言えば現代的、悪く言えばノリが軽い。全体的にちょっとミスキャストの印象も。まだ、ソフィーマルソーの方がマシかな。それとも吹き替えで見たのがいけなかったのか。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2015-03-20 11:11:06) |
1127. マックQ
ジョンウェインに関しては全く思い入れも興味もないので、何となくミスキャストだなあ程度の印象しかないのですが、ラストの浜辺のカーチェイスは確かに見ごたえありますね。アレって実際やると結構難しいのではないのかと。というのも、昔、父親が同じ事してタイヤが浜辺に埋没して大変な事になったというのが幼少期の記憶としてあるので。 [ビデオ(吹替)] 5点(2015-03-15 10:33:28) |
1128. インビクタス/負けざる者たち
スポーツの政治利用というかナショナリズムの高揚には反対の立場なので、複雑な思いで見ていたが、まあこの場合は民族問題が関係しているので仕方ないのかなという気もした。マンデラはある種の寛容の精神により、ラグビーを上手く利用したのだろうと思う。 ラグビーは基本的に上流階級が行う閉鎖的なスポーツなので、それが瓦解していく過程は丁寧に描かれていたと思う。そもそもラグビーは国際大会になじまないし、南ア大会はW杯3回目で、ファンの関心はそれほど高くなかったと思う。それは今でも変わらないし、決勝トーナメントにも出る可能性がほとんどないのに、なぜか2019年に日本で開催するけど、結果的には盛り上がらずに、世界に恥をさらす事になるんだろう。 今は日本代表にも複数の多国籍外国人選手がいて、以前よりは強くなったがそれもどうなんろうという気もする。もう国際大会で国とか民族がどうのこうのいう時代ではないし、そういう意味では歴史的イベントとしての記録映画的な価値はある。ロムーはそっくりで本人かと思ったが、俳優だったとは。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-03-11 11:33:24) |
1129. 東京マリーゴールド
田中麗奈は当時20~21ぐらいだろうけど、そう考えると結構大人の演技をしているような気はする。が、田中麗奈は30過ぎてからの方がいいな。作品としては林真理子なのでもうちょっと毒というか棘があるかと思ったがイガイとあさっり。オチもどうなんだろ?って感じだが。(原作未読) [地上波(邦画)] 5点(2015-03-09 13:47:26) |
1130. 酒井家のしあわせ
《ネタバレ》 血のつながらない父子というと『早春スケッチブック』を思い出すが、それに比べるとやはり雑というか葛藤が足りないというか全体的に物足りない。中高の違いはあるので子供の感受性にも違いはあるんだが。過程から考えて父の病気を知って少年が泣き出すのもやや唐突感が。全体的に自然なようで金魚鉢の使い方とかあざとい感じもするし、学校生活の描写が多くて、イマイチ家庭にフォーカスしきれてないので話が発散してしまったような気もする。少年の成長を描きたいのか?夫婦の物語を描きたいのか?ちょっとボヤケテしまった印象。友近の演技は中々よいと思う。少年はそれほどでもないかな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-03-06 09:42:01) |
1131. オカンの嫁入り
《ネタバレ》 娘の病を克服するための大芝居かと思ったんですが、全部ホントだったとは。まあでも、人間死を覚悟してやりたい事やって、遣り残す事なく娘をどうにかしたいという展開もわからなくもない。PTSDでひきこもりと言っても近所づきあいはできるし、それほど問題があるとは思わない。が、親は医者ではないので「いろんな人と関わって強く生きて欲しい」というある種の厳しい要求をする。克服のやり方が強引で現実的には良し悪しはあるんだろうが、宮崎あおいが健気でカワイイのでよしとしとく。 <追記>5年ぶりに再見。やはり宮崎あおいは電車が怖いというだけで人付き合いが怖いというわけではない。仕事するにしたって近所でバイトすればいいだけの話。強引に電車に乗せようとするやり方には問題がある。まあ、親というのは子供をどうにかしようとして無茶するものなのかもしれないが、自身が医療機関に勤務しているのなら全くの無知でもないだろうし、まずは医師の診断を仰ぐのが本来の姿だろう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-03-05 09:49:37) |
1132. ツレがうつになりまして。
うつ病に関する説明とその対処がうまく描かれており、ある種の啓蒙的作品になっているし、夫婦愛も嫌味なく表現されているのは2人の演技の力だろう。作中ではあまり主張していなかったが、2人の関係・夫婦の相互理解には宗教的な要因も大きいのかなという気はする。本作品では家族間での解決がメインであったが、実際には頼れる家族がいない人も多いだろうし、公的なサポートも必要なんだろうと思う。気をつけなければならないのは、会社を辞めてしまうのは明らかな間違いであるという事。まずは休職で様子を見るべき。ここはエンドロールでハッキリさせておくべきだろう。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-04 10:14:31) |
1133. アントキノイノチ
前半の重くて、暗くて、痛々しい雰囲気はよかったんだが・・・。人を傷つける事の罪深さ、傷つけられた人の辛さ、周囲の無関心と無神経、そして破壊された心。主演の男女は難しい役どころを好演していたと思う。「生きるという事は恥ずかしい事だ」という原田の台詞も印象的。 死んだ人間は元には戻らないし、時間も元には戻らないが、死んでいった人がいて、今があり、そして生きているという事の無常観というか人生の儚さみたいなものは伝わってきたので、(映画なので後半はこうなってしまうのは仕方ないのかなという気もするが、それを割り引いても)全体としてはよかったと思う。原作も読んでみたい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-04 00:30:41) |
1134. 小さいおうち
その時代に生きる人々の様々な想いが戦争によって破壊されていく。「過去を美化するな」という戦後教育を受けた若者の叫びに2重の意味を込めた、山田監督の反戦映画なんだろうと思う。(原作未読なので小説のテイストは違うのかもしれないが) [地上波(邦画)] 7点(2015-03-03 21:13:30) |
1135. 北の国から '87初恋<TVM>
《ネタバレ》 副題は「初恋」だが、メインテーマは「父親越え」と「巣立ち」。脚本はよくできてるし、五郎の情けない演技も素晴らしい。が、ちょっと過剰演出って気がしないでもない。特に有名なラストシーンだが、よく考えたら、ピン札用意する程の気遣いができるのに、それを汚れた手で泥つけてしまうというのはどうなんだろうか?また2万用意出来るなら、トラックに乗せないでも東京までの交通費になるんじゃないのかと。 [地上波(邦画)] 7点(2015-03-01 17:14:33) |
1136. 北の国から '84夏<TVM>
純の心の痛みと葛藤、正吉との友情と別れ、そして最後の心情の吐露、父との和解。今見ても色褪せない、少年の成長物語の最高傑作。 [地上波(邦画)] 10点(2015-03-01 17:03:45) |
1137. 北の国から '83冬<TVM>
笠智衆は確かに名演で素晴らしいのだが、それが「北の国から」らしさを損なっているような。肝心の家族の葛藤みたいなものが薄くなってしまった。 あとは、笹野高史の7:3分けにびっくり。 [地上波(邦画)] 6点(2015-03-01 16:57:30) |
1138. 婚期
コメディーとは言え、これが50年前以上前のリアルなのかはちょっと疑問。当時はどう受け入れられたのだろうか?今見ても会話がヤリスギというか無理があるというか。電話はあるが、テレビはなく、食卓囲んで家族団欒ってのが時代を感じるけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-02-23 10:39:58) |
1139. 風立ちぬ(2013)
ジブリは数作見た事はあるが殆ど興味はなく、どちらかと言うとキライではあるんだが、(なら見るなよって話なんだが、意思の弱さから周りが騒ぐと見てしまう)76年版に結構感動したので、それなりに期待していた。が、本作品は基本的に映像を楽しむものであって、ストーリーや人物描写・心情表現等々は全くダメで、その点では全く感動できない。ジブリ過去作品とは違い、ロリコン臭はなく、辛うじて大人が見られる作品ではあるとは思うが、結局女を男の都合よく描いている事に変わりはないような。 恋愛小説は絡めずに、伝記一本に絞ったほうがよかったのでは? [地上波(邦画)] 4点(2015-02-22 12:41:16) |
1140. 白夜行
原作未読。ドラマ視聴済み。映画らしさはあるんだが、ドラマに比べるとあまりにも駆け足で説明不足なような。心情表現も足りないので、観客が推し量るしかなく、それはそれでよいのだが、原作かドラマを見ていないと、何がなんだかわからなくなる可能性も。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-17 11:52:06) |