1141. REDリターンズ
《ネタバレ》 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ老けたなぁ、、、(笑)いやそれはともかく、ストーリーはもの凄くペランペランです。でもそういう映画じゃないんでしょうね。それよりも、この豪華役者陣たちの楽しんだ演技を見てくださいな、と。彼らのこれまでの役柄を生かした、ある種セルフパロディ的な役回り。アンソニーホプキンスの悪役も悪くなかったですね。アクションが全体的に平凡だったのが難点。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-06-13 23:18:05) |
1142. ルームメイト(2013)
《ネタバレ》 深田恭子と北川景子、良い女優になりましたね。それぞれの持ち味が出ている役柄ですし。途中までは、「これ、悪女にふりまわされるだけの話なん?」と思っていたので、終盤のどんでんはそれなりに楽しめましたけど、ただまぁ、最近多いですからねこういうの。また多重人格ものなの~?って思っちゃう人も多数なのでは。怪しげな雰囲気は画面からでてたし、デ・パルマっぽい編集をしたりと製作陣がミステリー映画を頑張って作ってるのはわかるんだけど、もう少し映像に高級感が欲しかったかな。 [DVD(邦画)] 5点(2014-06-12 18:11:29) |
1143. ウォーキング with ダイナソー
《ネタバレ》 まさに教育的内容といった感じでしたね。前半は、次々と新しい恐竜とその名前を出して、彼らの生態を説明していくという展開。なので、お世辞にも話が面白いとは言えません。後半になって、スカウラーとの戦いから和解に至るまではそれなのに面白かったけど、これもまぁ、いわば教育的内容だと言えるでしょう。映像はやはりリアルに徹していて、「ダイナソー」からだいぶ年月経ってますからCGの進歩を感じ取ることが出来ますし、変にアニメみたいな顔にせずリアルに徹したのは良かったと思います。ただ風景は、ほとんど実際の映像をそのまま撮影して使っているように見えるので、太古の森といった感じではないんですよね。その点が少し残念だったかな。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2014-06-11 23:01:54) |
1144. マラヴィータ
《ネタバレ》 なかなか面白かったですね。ベッソンらしく、テンポよく手慣れた円熟味のある画作りを見せてくれます。マーティン・スコセッシが製作にかかわっているだけあってか、途中「グッドフェローズ」を鑑賞しマフィアのことを自身が語るという展開にはやられました。この作品、ロバート・デ・ニーロ自身のセルフパロディみたいなことになってるんですね。そのへんが新しくて、かつ映画好きの自分にはツボ。フランス人がアメリカ文化を茶化すシーンも面白いし、わんこのマラヴィータもいい味出してる。お姉ちゃんの恋は成就してほしかったな~。なんともいえない余韻で終わる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-11 22:42:57)(良:1票) |
1145. ハウンター
《ネタバレ》 ヴィンチェンゾ・ナタリといえば、「CUBE」で 鮮烈なデビューを飾った監督さんであります。 僕の大好きな一本であり、それ故に新作は毎回 楽しみにしていたのですが、期待が大き過ぎるからか、 どれもCUBEほどの面白さは感じられず、、、。 ただ、一風変わった作品ばかりではあるので、 そういう独自性を貫いていることは好感を持っていました。 そして彼がホラーを撮ったということで、それなりに 楽しみに鑑賞したわけです。が、しかし、本作は ホラーの割には怖くなく、「一日が繰り返される」 「自分は死んでいる」などの要素は これまでに見たことのあるようなものばかり。 終始、怪奇現象に遭遇しながら過去にあった出来事が フラッシュバック的に説明されていくという展開も、 やはりよくあるタイプのものであります。 唯一評価出来るのは映像センスで、そういった数々の 超常シーンはどれもよく考え作られている。 最近は色々と過激で恐ろしいホラーも多い中、 本作は比較的マイルドで、過激なものが苦手な人には いいかと思うが自分には少々物足りなく感じました。 [DVD(字幕)] 5点(2014-06-10 23:56:11)(良:1票) |
1146. くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密
《ネタバレ》 前作もそうでしたけど、本当に映像が綺麗ですね~。フードアニマルが住む森やカラフル鉱石など見とれちゃいます。製作陣の想像力と、映像化を成し遂げる力量に感服。確かに、内容的には前作のほうがしっかりとした解りやすいテーマを持っていたのに対し本作はそのへんがピンぼけしてる印象はありますが、軽快なテンポと愉快なギャグは踏襲しており、誰しもが楽しめる作品に仕上がってると思います。アニマルたちが可愛らしかったですね。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-06-01 20:57:03) |
1147. バイオレンス・マウンテン 陵辱の山
《ネタバレ》 美人さんが大自然をバックに素肌を惜しみなく出す予告編に惹かれて鑑賞。台詞がほとんどなく、必要最低限度の会話だけであとは美しい映像とそこに住む人間たちの生き様が描かれてます。これほどまでに台詞がなくても、なんの苦もなく理解出来るストーリー。シンプルだけど、彼女の悲しみや切なさを描くのに、確かに言葉はいらないな、て思います。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-31 20:56:19) |
1148. 凶悪
《ネタバレ》 ピエール瀧は元々が悪そうな顔しているので、こういうキャラもまぁはまり役という感じもするんだけど、リリー・フランキーは驚きましたね。そんでまた巧いんだこれが。人の苦痛や殺しといったものを純粋に楽しむおじさん。冷たい目つきが忘れられないなぁ。山田孝之の縁起も悪くないけど、少し抑えすぎかなと思うところもあり。池脇千鶴はさすがの演技でしたね。全体的に丁寧によく作られていて、やはりその殺しの数々、その惨さ凶悪さをエンターテイメントにして楽しめちゃうという、実に恐ろしい作品であります。主人公のおかれた境遇、家族の関係というものと、この事件とのシンクロによりストーリーの奥深さもまた増しております。最初に「これは実際に起きた事件をもとにしたフィクション」て出てきたけど、どこからどこまでが事実でどこからフィクションなんだろう。なんにせよ、こういう骨のあるジャーナリストはいつの時代にもいてほしいものです。 [ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-05-29 22:43:27) |
1149. 風俗行ったら人生変わったwww
《ネタバレ》 主役の彼は満島ひかりの弟なんですか?はじめてみたけど、自身これが初主演なんだそうで。でも、かなりオーバー演技でしたねぇ。勿論それは演出の好みなんだけど、そのオーバーなキャラに違和感感じる人も多いだろうな。それに対して、佐々木希ちゃんはこの役をとてもうまく演じてましたね。アイドルやモデルのイメージが強かったけど、女優としても十分やってけます。童貞と風俗嬢が出会い、そしてデートして彼女の過去が明らかになるまでの一連のシーンはとても微笑ましく、見ていて面白かったんだけど、チャット仲間を集めて一連の作戦をやる後半からはまるで別の映画を見ているような感覚になりましたね。なんかいかにも嘘くさい映画的展開という感じで。前半8点後半4点で間を取って6点にします。 [DVD(邦画)] 6点(2014-05-28 22:36:38) |
1150. ゴースト・エージェント/R.I.P.D.
《ネタバレ》 幽霊であるはずの登場人物達が、現世では別の姿でありながら生きてる人たちからも見えるという設定がなんだか新しい。そしてゴースト達は、ゴーストというよりもいわばモンスターみたいなのばかり。なんだろう、メンインブラックとゴーストバスターズを足したみたいな感覚?内容はスカスカなので、そのモンスターたちの暴れっぷりと小道具の見た目の面白さ、そしてジェフ・ブリッジスの持ち味を楽しむのみ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-05-27 23:46:35) |
1151. エンダーのゲーム
《ネタバレ》 これは何だろう、終始違和感というか、見慣れない独特な映画だなと思った。確かに、一般的な勧善懲悪のSF映画ではなく、終始一人の少年の心の成長にスポットを当てて話が進んでいくのでそう感じたのかもしれない。でもそれだけじゃない。少年の力を見いだし、葛藤しながら成長していく描き方がやっぱり独特なんだ。思想訓練のゲームみたいなのでねずみが巨人の目に飛び込むと監督官が関心するってのもアレだし、スクール内でやたらとつっかかってくる彼との一連のバトルにしてもなんか独特なのよね。エンダー役の彼はとても素晴らしい演技で、その眼力が印象深かったのだけど、キャラクターそのものにどうも感情移入しづらい。終盤のバトルシーン、仲間に指示を出しながら手を使って画面操作するシーンは格好よかったけど、全編に渡って繰り広げられてたのは、あのフィールドでやってた無重力バトルゲームでしょう。どうもボリュームに欠けるような。製作陣たちは、原作を知っていて思い入れがある分だけ、すでに内容を認知してる人向けに作っちゃった印象。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-05-26 23:36:08) |
1152. エウロパ
《ネタバレ》 木星の衛星エウロパ。そこは氷の下に、地球を遥かに凌ぐ深さの海があるのではないかと言われている。宇宙好きなら一目置いちゃう特別な存在の天体であります。そのエウロパに有人探査を行うというモキュメンタリー映画が作られたとあって前々から楽しみにしていた本作。ようやく鑑賞できましたが、正直、期待が大きすぎたのかな、、、。展開が、この手の作品にありがちな「一人一人順番に死んでいく」というもので、あまりにありきたりで意外性がない。そして映像も、宇宙船に備え付けられた固定カメラが大半で、臨場感に欠けるのも難点。SF好きとしては、手持ちとか、ヘルメット装着などの映像で、もう少し異星の風景といったものを見せてほしかったな。いやまぁ、予算の問題もあるんだとは思いますが、、、。そびえ立つ氷の地表なんか見て、登場人物が「美しい」と感動するシーン。そうですよ、その美しさをもっと見せてほしいのです。深い海のシーンもそれだけでワクワクするのですから、もっと長く探検気分を味わわせてほしい。ラストにちらっと出てくるタコ型生物。奴に襲われるシーンもそれほど怖さを感じない。もっとおどろおどろしくてもいい。あ~、文句ばかりになっちゃったけど、題材は良いだけに、宇宙好きの自分はどうしても辛口になってしまうのでした。 [DVD(字幕)] 5点(2014-05-25 21:07:36)(良:1票) |
1153. パラノイド・シンドローム
《ネタバレ》 これは困りましたねぇ、、、、。 あまりにつまらなくて、自分の意識がどこかに 飛んでいっちゃいそうになりました(笑)。 なんかもう、延々とわけのわからない台詞で 埋め尽くされてるし、展開も意味不明だし、 終盤になって実はお薬のせいでああなったという 種明かしがされるけど、それも脈絡がよくわからんし。 何が言いたかったんだろう、この作品、、、、。 [DVD(字幕)] 3点(2014-05-04 20:28:59) |
1154. サプライズ(2011)
《ネタバレ》 アニマルマスクのパッケージを見て興味本位に借りてみたのですが、なんだろう、イメージとは違ってましたね。マスクたちが残虐に殺しを繰り広げていくのかなと思ったら、残酷描写は割と控えめで、マスク連中はまぬけで言い争いをするばかり。それとは対照的に主人公のお姉ちゃんがなかなか有能でタフ。この手の作品に出てくる登場人物はアホが多いのですが、この彼女は頭が切れるので、安心して見れちゃいます。ストーリーは単純だし見るからに低予算映画だけど、遺産相続で揉めるという設定は個人的に共感が持てるので5点を献上します(笑)。 [DVD(字幕)] 5点(2014-05-01 21:27:19) |
1155. ハンガー・ゲーム2
《ネタバレ》 内容的に、前作を見ていないと理解出来ない点が少し気になる。まぁ、この作品から見始めるような人は稀有だとは思うけど。スケール感もCGも前作より明らかに増えてるけれど、戦闘シーンは少なかったように思う。ゲーム自体が、かなり後半になってからようやくスタートでそれまでが至極退屈。そのゲームも猿やら霧やらカラスやらから逃げ回るだけなので、熱い肉弾戦を期待していると少々消化不良。唯一よかったのはカットニスとピータの互いを思う気持ち、であろうか。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-04-30 21:17:28)(良:1票) |
1156. 共喰い
《ネタバレ》 演技が、皆さんとてもナチュラルで、その上癖のない撮り方でとても良かったと思います。性交や射精のシーンも、生々しくかつアート的で印象深い。プレイ中に首締めて楽しむ人はごく稀にいますが(自分は違います)、そういうのって遺伝なんでしょうか?どこまでが遺伝で、どこまでが環境なのか、人の形成過程というものを考えながら鑑賞しておりました。 [DVD(邦画)] 6点(2014-04-17 14:51:04) |
1157. 47RONIN
《ネタバレ》 忠臣蔵を下敷きにしたストーリーとはいえ、ほぼオリジナルの話といっていい脚色だし、日本を舞台にしているとはいえアジアのごった煮のような無国籍風のヴィジュアルなので、これはまったくオリジナルのものとして見るべき映画でしょう。そう、いわばファンタジー作品なわけですね。本作は多額の制作費をかけた割に全然ヒットしなかったそうですが、だからといってつまらないわけではない。だけど、ヒットしなかった理由もなんとなくわかる。いくらキアヌが主演とはいえこのメンツだと海外では客入りは難しいと思うし、いわゆる日本的な上下関係やら切腹やらといった要素が、映画のダイナミズムや解りやすさを抑制する働きをしてしまってるように感じる。印象的なのは、菊地凛子の悪女演技とその変身っぷり、やたらとでかいシルバー甲冑の敵、それから恐竜みたいな顔した天狗かなぁ。あぁ、そういう風にリイマジネーションするのね、と、その独特の表現が終始楽しかった。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-13 23:39:18) |
1158. 桜並木の満開の下に
《ネタバレ》 経営的に追い込まれる町工場、そこで働く人たちの行き場のない気持ち、そういうのがとてもリアルで前半は凄く見入りました。愛する夫を奪われ、憎しみを募らすヒロイン。事故を起こしてしまった工のどうすればいいかわからない気持ち、彼に八つ当たりする従業員、そのどれもが共感出来る。鑑賞してる自分もブルーになりそうな気分になるのだけれど、これからどう展開していくのか、と見ていたら、なんと工が突然、「栞さんのことが好きになってしまいました」と告白。これには思わずズコーン!っとひっくり返ってしまった。それまで凄くリアルだっただけに、その「ありえなさ」がより一層引き立ってくる。その後は「んなアホな」という気持ちで見ていたからか、いまいち感情移入できず。桜と彼の言葉をシンクロし、しっとり美しくまとめようとするラストは悪くないんだけど、この二人の恋愛というのは、う~ん、ちょっとわからない。 [DVD(邦画)] 5点(2014-04-13 19:48:13) |
1159. クローズZEROII
《ネタバレ》 1作目をまだ見ずにこちらを鑑賞したのですが、なんの予備知識がなくてもすんなりと見れる内容になってました。 こういう、現代の悪ガキたちを描く作品て他にないと思うので、色々と興味深く拝見しましたよ。自分はこういう人たちとは真逆のキャラなので、ワル達の学園生活を覗き見してるような感じで楽しめました。とはいっても、勉強シーンもなければ一般人の大人も誰一人出てきません。すごく閉ざされた世界の中だけで通用する感じです。抗争、一番になるということ、そういうのだけに絞った内容は良かったと思いますね。ヤクザの人情的な一連のシーンも話に深みを持たせていたと思うし。それにしても、あんな奴らでもちゃんと卒業出来るだなんて、凄い高校ですなぁ(笑)。 [地上波(邦画)] 6点(2014-04-12 22:15:18)(良:1票) |
1160. 東京公園
《ネタバレ》 評価するのが難しい作品でしたねぇ。登場人物の誰にも共感が持てず、どう解釈したらいいのか釈然としないお話。個人的には面白かったとは言えない作品だったのですが、そんなソフトとは裏腹にハード的には結構気に入るものでして。とても綺麗に撮影されてたし、テンポも心地よかったし、役者の皆さんも自然体の演技で良かったんですよね。向かい合ってのショットはたぶん小津映画を意識してるんじゃないかな。そういえば、全体の雰囲気も小津映画っぽい温かさを感じさせる。ストーリーのファンタジー性がいまいち受け付けないのと、映像のファンタジー性は凄く好みであったのと、そういう意味で評価しづらい。間を取って5点ということにしておきます。 [地上波(邦画)] 5点(2014-04-07 01:44:13) |