1141. G.I.ジョー(2009)
CGわんさかでありがたみなんてあったもんじゃないし、ごちゃごちゃしていて美しくない。これがハリウッドデビュー作となったイ・ビョンホンはお世辞抜きに良かったけど、彼はストーム・シャドウを東京育ちの韓国人に設定するよう要求したそうで、どうしていちいち癇に障るような事をしてくるんだろうという思いはある。英語力、知名度に加えて、ムキムキの肉体美となると同年代の日本人俳優の中から探し出すのは難しかったと思うので、イ・ビョンホンの起用自体に不満はないけど、役の設定まで変えてしまうことはないと思います。日本人として決して良い気はしない。また続編ありきの作りになっているが、次への期待よりも、消化不良感が強く残った。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-09-02 19:36:49) |
1142. サイコ(1960)
この完成度、サスペンス・ホラー映画の教科書のようなものですかね。次は何が起こるんだろう?とワクワク、ゾクゾクさせられる。モーテル横の怪しげな屋敷、背景は月明かりで雲が流れているのが分かる。芸術だあ [DVD(字幕)] 9点(2010-09-01 22:05:10) |
1143. 東京物語
何と穏やかな老夫婦だろう、癒されるな~。熱海で温泉を満喫したけど、夜は賑やかすぎてなかなか眠れない→翌朝、海を眺める二人「帰ろうか」 かわいいとさえ思えてきます。お気に入りはとみさんが孫に語りかける場面。孫の成長を見守りたいけど、虫の知らせがあったのだろうか、その哀愁たるや尋常ではない。「あんたがのう、お医者さんになるころ、お祖母ちゃんおるかのう・・・」 泣けます。この物語に悪役はいない、みんながとてもリアル。杉村春子さんが演じた「しげ」は嫌われる役かもしれないけど、決して悪人ではないし、酔った父親とその友人を布団に寝かせるなど、優しいところもあります。椅子に寝てるんだから放っておく人もいると思いますけどね・・・ 旦那(中村伸郎さん)は二階行き。「子供より孫がかわいい」は定説だけど、それを否定した周吉、とみ二人の会話も面白かった。小津さんは孫どころか結婚もしなかったのでそんな風に思えたのかもしれません。 [DVD(邦画)] 8点(2010-09-01 22:00:52)(良:1票) |
1144. いつか晴れた日に
<原作未読> 昼ドラっぽくもあり結構笑えた。別に悪い意味ではなく本当に面白かった。そして俳優陣はみんながハマリ役と言えるほどで、ヒュー・グラント、エマ・トンプソンなど主要な人はもちろん、大して出ていないヒュー・ローリーさえもとても印象に残っている(いいキャラだったからではあるが)。アラン・リックマンも某テロリストのイメージから一転、つらい過去を背負った英国紳士を見事に演じています。美しい風景の中で展開されていく恋愛物語だが、マリアンヌの感染症は取ってつけたような印象もアリ。無論、原作でそうなってるなら文句はない。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-28 21:31:37) |
1145. 霧の中の風景
《ネタバレ》 名作らしいけど、理解できなかった。父親に会うためにドイツを目指す姉弟の話。でも、これは最後死んでますね・・・? 国境の警備がそんなに甘い訳無いですから。そうなると「火垂るの墓」同様、お姉ちゃんに責任があるのでは? 認めるべきは認め、適切な行動をとるのが務めだったはず。帰る家があり、好きではないようだが母親もいる。なぜこのような思いをしなければならなかったのか? 他に選択肢はなかったのか? そんなことを考えてしまいました。霧もそうだし、雨の後の濡れた路面など、晴れない心を表してるようですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-27 18:36:12)(良:1票) |
1146. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
丹下左膳の口調がだんだんくせになってきて面白い。お藤はツンデレ、ちょび安は子供ならでは面白さや可愛らしさがあるし、源三郎もユニークだ。ちょび安が泣かされてるんじゃないかと心配になり、寺子屋まで見に行く左膳は最高だなぁ。笑えて、ほろりとできる素晴らしい作品でした。 [DVD(邦画)] 9点(2010-08-24 22:48:11) |
1147. アイアンマン
カチャッ、カチャッとパワードスーツを身にまとい、空を高速で飛ぶ。銃弾などへっちゃらだし、手からはビームを出して攻撃できる。さらにデザインは愛車の色を模している。まさに男子の夢。男はいつまでたっても少年なので、男性は大方この映画は好きなんじゃないかと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-24 18:34:51) |
1148. ギャラクシー・クエスト
サーミアン星人いいな~ 心が綺麗なんだね。オメガ13とやらも面白い。とても後味が良く、何だか元気が出てきた。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-23 22:00:24) |
1149. BALLAD 名もなき恋のうた
アニメなら気にならなくても、実写にしてしまうと引っ掛かる部分が出てくるんだな~。この映画の唐突感がまさにそうだった。ただオリジナルが好きだから、変にアレンジされても不満はあったと思う。オリジナルより良かった点を挙げるとすれば、真一のキャラクター設定かな。悪ガキに絡まれた同級生を見捨てた後悔から「もう逃げたくない」という言葉があるわけで、しんちゃんより人間らしさが出ている。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-23 18:19:46) |
1150. ウェディング・ベルを鳴らせ!
残念ながら殆ど笑えなかった。笑わせようとすればするほど逆効果で冷めた目で見てしまう感じ。大砲から放たれた男がずっと空を飛び続けてるって・・・ 困るな~これ。まだ可愛らしさが残る少年にキス以上の事を演じさせるのもどうかと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-08-23 18:16:17) |
1151. 赤ひげ
《ネタバレ》 この映画は休憩があるのでそこを境に前後半に分けられる。前半は平凡な出来だったけど、後半には大きく心を動かされた。タイトルは「赤ひげ」だが、実質的に主人公は加山雄三演じる保本登で、三船敏郎は貫禄の存在感で脇を固めている。しかしその2人よりさらに印象に残ったのが二木てるみ演じるおとよだ。体以上に心が病んでいるおとよは療養所の先生をも信じることができず、心を閉ざしている。そんなおとよが少しづつ心を開いていく過程が素晴らしい。中でも熱を出した保本を看病した事が大きな転機になるが、その看病の様子はセリフが少なく、チャップリンの無声映画のような味がある。おとよは次第に恋心が芽生えるものの、保本にはまさえの存在があり、初恋は儚く散る。その事でいじけたと見えて、泥棒を見逃し、周りを失望させてしまうが、それはおとよの優しさから来るものだった。極度の貧乏ゆえ泥棒をしている長坊に対し温かく接するおとよは以前の姿とは見違えていた。長坊役の頭師佳孝の天才子役ぶりも素晴らしい。物語冒頭で「絶対に出て行く」と言っていた保本が最後には金や名誉を捨てて「力ずくでも残ります」と引き下がらない。こういう無償の愛ものには弱い。満点つけます。 [DVD(邦画)] 10点(2010-08-18 17:03:31) |
1152. グッド・バッド・ウィアード
《ネタバレ》 韓国やるなぁ~ アクション分野でハリウッド製に見劣りしないのは凄い。ただ、パク・チャンイ(イ・ビョンホン)、パク・ドウォン(チョン・ウソン)、双方かなり腕が立つ事が分かり、最後は二人のしびれる直接対決が見られるものと思っていたが、余計なひねりを加えてきたせいで、三人の戦いになったのは正直言って水を差された気分だ。日本語が分かる者にとっては、大日本帝国軍人の棒読みも気になってしまう。<追記>2011年2月、『続・夕陽のガンマン』を拝見。三つ巴になるのはオリジナル通りだと知ったが、この映画に限ってはやはり1対1が見たかったかな~。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-17 18:12:13) |
1153. 影武者
《ネタバレ》 黒澤監督が「編集でもっと切りたかった」と言っている通り、無駄と思えるシーンが多く、長さを感じる。その点は外国版でいくらか改善されているらしいが、逆に影武者と竹丸のエピソードなどはもっと時間を割いても良かったかもしれない。それにより別れが一層悲しいものになったと想像できる。 [DVD(邦画)] 5点(2010-08-17 18:08:43) |
1154. 運命じゃない人
繋がる、繋がる! 組長さんが最高だ。 [DVD(邦画)] 8点(2010-08-13 11:39:20) |
1155. トランスポーター3 アンリミテッド
アウディとベンツの高級車チェイス、列車の中での戦いとか好きです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-13 11:38:01) |
1156. トランスポーター2
まあ・・・あくまで映画だから強いなら強いでいいけど、敵の詰めの甘さがやたらと目立つのはどうなんでしょう・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-13 11:37:01) |
1157. 乱
《ネタバレ》 「影武者」はもう一回観ようとは未だに思えないが、「乱」は観たくなった。そういう訳で二度目の鑑賞。やはり良くできているんじゃないか、というのが率直な感想。モノクロのイメージが強い黒澤監督だけど、カラーならカラーで色鮮やかに撮る。大自然の緑や衣装、旗の色、夕焼けなど、とても印象的。俳優陣は仲代達矢はもちろん、三兄弟(寺尾聰、根津甚八、隆大介)、「蜘蛛巣城」で言えば山田五十鈴のポジションに近い原田美枝子など、皆好演していると思う。そしてストーリーは憎しみの連鎖、戦争の虚しさなどを描いたもの。黒澤監督、最後の大作であり「人類への遺言」と位置付けた作品。かなり見応えがある。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-13 11:30:43) |
1158. フェイク シティ ある男のルール
単純に主人公のトム・ラドローが好きになれなかった。誰にも感情移入できないまま2時間弱… [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-08-11 19:03:31) |
1159. 野良犬(1949)
長嶋、王ではなく、4番ファースト川上の時代に刑事ドラマの基本はもう完成していたわけだ…。当時の東京やそこに生きる人々の暮らしぶりが見て取れて少しお得な気分だし、菊千代や三十郎とは異なる若かったからこその三船の魅力も新発見できた。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-11 18:54:31) |
1160. ホッタラケの島 遥と魔法の鏡
遥にとって手鏡は母との思い出の品というだけであって、命の危険を冒してまで取り戻そうとする気持ちが理解できない。「一応派手にやっとくか」的な中身のない追いかけっこも楽しめませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-08-11 18:50:38) |