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 > Yuki2Invy さん
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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1161.  ロニートとエスティ 彼女たちの選択 《ネタバレ》 
メインどころはLGBT系恋愛映画、とゆーのは見た目的にもそのまんまだと言えるでしょう。ただ、そっちの方面はオーラスまでごく在りがちな「駆け落ち」ものに見えているのでして、オチも「駆け落ち」て終わりでこそないのですが「そー来たか~」程度に想像はつくものであるので、豪華Wレイチェルのセックスシーンを含め(コレもまあまあ大胆は大胆なのですケド)単純に恋愛映画として観た場合にはさほど目新しいものでもないと言って好いかも知れません(LGBT映画も最近はとみに多いですし)。  なので正直私が面白かった(興味を持って観てた)のは、登場人物のバックボーンであるユダヤ教コミュニティの描かれ方なのですね。率直に相当に「悪役」な描かれ方とゆーか、中々頭の固そうな感じ(=宗教よろしく「理屈」の通じなさそうな)に仕上がってまして、逆に観てるコッチがなんかちょっと心配になってしまいました。調べると確かに、超正統派ユダヤ教とゆーのはこーいう感じでもあるらしいとのコトで、ソコは少し勉強になりましたね(その辺、日本人ならある程度は前提知識を入れて観た方が好いかも知れません)。  ただそーは言っても個人的な感覚として、たとえ敬虔な信者であっても理性的な人間ではあるのでしょうから、今作の信者個人個人の描かれ方には少~し一面的な感じも覚えました(まあドヴィッドのキャラでバランスを取っているというコトなのかも知れませんが、重ねて、ユダヤ教コミュニティの内部にもソコに関する濃淡があるハズだ、と言いたいのです)。また、その方面を比較的ラディカルに描いて問題提起をしようとゆーのであれば、むしろオーラスはやや八方美人な感じに終わらせている、という様にも見えて、なので個人的にはこのラストは少しトーンダウンしたな、という方の見え方にも感じられましたかね。「見た目」は前述どおり恋愛ものなのですが(特に日本での感じだと)、実際のトコロは恋愛ものと社会派ドラマが(好く言って)半々くらいかなあとも思われまして、その意味ではもう少し思い切ってどっちかに寄せた方が好かったのかも知れませんですね(今作の感じならセックスシーンとか正直要らないカモ、とも)。
[DVD(字幕)] 5点(2021-10-13 21:00:58)
1162.  恋恋豆花 《ネタバレ》 
映画というよりは旅レポ・食レポ方面にだいぶん寄った質感で、とは言えその意味の範囲内では全然悪い作品でもないかなあ、と(キョウビの状況において台湾旅行したつもりで観る分には全然使えるとも思います)。しかし、映画としての体裁的な意味合いでいちおう人間ドラマ要素が無いワケではない、そしてその部分がむしろ少し中途半端で若干興を削ぐ様な、という悩ましい感じでもあるのですね。もう一つ、その旅レポ・食レポを実際に担うのはモトーラ世理奈ちゃんなのであり、このコに対する好みとゆーのも直に作品の評価に繋がってくるのは確かだろう、とは思います(私は正直、楽しそうな彼女の様子が観たくて本作鑑賞しましたのですね=なので特に問題は無かったですが)。  ただし、旅レポ・食レポにしてもその中で相当に食レポの方にまた寄ってはいるのであって(体感80%は「食」のシーンの様な)、じゃあモトーラちゃんがその食レポ(風)が達者かとゆーと決してそーでもない、とゆーのはやや頭の痛い点だと言えるかも知れませんですね。感じたのは単純に「そもそもこのコこんなに食わねーだろ」とゆーコトなのですよ。演技?の中でも「食」とゆーのは意外と誤魔化しの効かないトコロかな、とも思います(常人でも日に2・3回は必ずやってるチョー普遍的な行為ですからね)。その意味でゆーと前述どおりやや「無理」とゆーのも垣間見えたとゆーか、少なくともいっぱい食べて(完食して)満足満足…という様なシーンも無かった…かと。結論、本作のこのコンセプト(台湾の「食」におんぶにだっこ)なら、ソレを「食べる」主役はモトーラちゃんじゃなくても好かったカモ…とも思いますかね(残念ながら)。
[DVD(邦画)] 5点(2021-10-10 01:09:49)
1163.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 
ダニエル・クレイグ版の007は、一作一作が必ずしも単発のアクション映画に留まってはおらず、シリーズを通して人間関係に強めの繋がりが在ってその中にボンドはじめ個々のキャラの人間性がより深く描き出されてゆく、そのコトに重きを置いた作風が率直に大衆に大いにウケたとも思えているので、その意味では今作がシリーズの総括としてよりその方面を重視していること、端的には過去作とリンクしたシーンが非常に多くて、なので尺もかなり長大であって、そして最後には衝撃の結末をもってシリーズの「完全な」終焉を迎えている、そのコンセプト自体には個人的には全然しっくり来たと言っても決して過言ではないです(確かに長尺ですが、だからソコはあんまし気にならなかったですね)。  ただ今作では残念ながら、そのコンセプトがもたらす弊害的側面の方がより目立っていたという様にも感じられます。まずとにかく、過去の話はどーあれ今作で始まった話とゆーのが実に薄くて味気無い、というコトなのですよね。ラスボスのサフィンにしても、ド初っ端に顔見せでチラリと出た後は本格的に出て来るのがもう中盤だいぶ深くなってからですし、そこからも彼の人物像・目的・能力のどれもよく分からないまま彼をほったらかしにお話は進むので(ある種)唐突に完全に彼の話になる終盤以降とゆーのが(それまでと比べて)非常につまらない・どーでもいい感じになってしまっていると思われたのですね。味方にしても、例えば後輩ちゃんは中々好さげなアクションキャラの風を醸しているのですが、彼女の活躍シーンは少ないし地味だしでコレもだいぶ物足りなかったですし。  だから根本的には、今作は007シリーズの新規の一作とゆーより、おそらく『スペクター』の直接的続編だという心構えで観た方が好いのかも知れません。特にボンドとマドレーヌのその後を(人間ドラマとして)観てみたかったという人が最も喜びそうな作品、とゆーのが一番的確な表現に思われます。でも一方で、前作で意味在りげに生き残されたブロフェルド(とスペクター)は今作で非常にアッサリ滅びてしまいますし、そーいう意味合いで捉えたとしても全てが巧くハマってる作品だとは到底言えません。要は、そーいうコトしたいなら最初から二部作としてチャンと考えてやらんとダメだよね、とゆーコトかと。  もう一つの大きな問題が、実質「ボンドガール」不在という物議を醸しそうな設えですかね。マネーペニーが完全にサブキャラに引いた今作では主要な女性キャラが3名登場しますが、後輩ちゃんは(よく見るとそこそこ魅力的ではありますが)ボンドの女になりそーな、というキャラづくりにはなってないですし、マドレーヌはボンドとの関係性が「恋人」とゆーよりも完全に更に深いモノになってしまってますし、もう一人、パロマちゃんは度肝を抜くホドにデーハーでセクシーな出で立ちで登場するものの完全にスポット的なソコだけの出演に留まっており、何れもボンドガールとしての役割は果たせていないのですね。まあ前述どおり今作はボンドとマドレーヌのもはや「家族的」なお話なので、ボンドガール自体が(選択的に)御役御免とゆーコトなのでしょう。が重ねて、ソコには不満を持つ観客も確実に(結構大勢)居ると思いますし、だからスポットであれパロマちゃんを無理に捻じ込んでいるとも言えるのでしょうし。てかパロマちゃん自体は見た目の完成度は相当に高かったのでその意味で単純にかなり勿体無いとも思えて、この点に関してはなんか中途半端やな~とも思いますね(チャンと入れるか全く入れないか男らしくどっちかにせいよ、と)。  結論、一番やりたかったコトの部分にはかなり賛同も出来る作品ですが、ソコとその他やるべきコト or やりたくないけどやらざるを得なかったコト(特に007シリーズとして)といった辺りの整合性がまたかなりイマイチだという作品に思えます。そもそも個人的にはこの「結末」自体、前作で終わりだったハズが無理繰り今作をつくるコトにした挙句ダニエル・クレイグに契約条件として突き付けられた、というよーなモノだったのではないかとすら見えてますのよね。諸々、ちょっと完成度が高い作品には思えないですね。
[映画館(字幕)] 5点(2021-10-02 14:18:39)(良:1票)
1164.  先生、私の隣に座っていただけませんか? 《ネタバレ》 
実質ヒモのクセに不倫してる、とゆーのなら、相手をどーしようもなく惚れさせてる、とゆーのでないと、いわゆる恋の「駆け引き」をするんだったら分が悪すぎるでしょ、と思います(=なら素直に謝れよ、とゆーのは黒木華に完全に同意ですね)。だから前半はまだソレと言えるのかも知れませんが、肝心の後半は実は駆け引きとかではなくて(黒木華の一方的な)量刑判断+刑の執行でしかないよーに見えるのですね。しかも、ソコで主に問題となるのはソコにまだ「愛があるか」ではなく、今この人と別れたらきっとこの人はダメになってしまう…という意味での憐憫からくる情けの「程度」の問題、でしかないと。うーん…どーなのでしょう?私としては、結局前半と後半どちらが面白かったかと訊かれれば、ノータイムで前半と答えますですね(要するに前述どおり、後半は駆け引き or 勝負になってないと感じるのですよね)。どちらかと言えば少しガッカリな終い方、かとも思います(この感触とゆーのにはいわゆる「男女差」があるのかも知れませんケドね)。  ただ、他にまずは感じたこととして、黒木華自体は見た目的に極めて魅力的であった、と(なんちゅーかエラく瑞々しいのですよね~正に「震い付きたくなる様な」つーか)。そんな彼女が口数少なくも軽~く致命傷の如くに「抉って」ゆく前半の会話の駆け引きは、率直に結構面白かったですよ。そして、一見はモテ男な柄本佑も(実は全編ほぼサンドバック状態ですが)中でもコメディリリーフとしての役割に関してはそこそこ上質だった、とも思えて、なのでやっぱ彼がもう少し木っ端微塵にされるのを観たかった、と言っても好いのかも知れません(取りも直さず、彼を木っ端微塵に「詰める」黒木華も同様にまた観たかった、とゆーことカモと)。
[映画館(邦画)] 5点(2021-09-25 18:41:19)
1165.  ノッティングヒルの洋菓子店 《ネタバレ》 
原題は『Love Sarah』で、内容からすればこの上無くド直球と言えますね。不慮の事故で亡くなった女性、その家族(母と娘)・親友・元恋人が集まり、故人の夢を叶えるために力を合わせてゆく…その中で、人間関係の蟠りも解けて傷も癒え、皆が人生の再出発を果たしてゆく…というお話です。コンセプト自体は、こーいうの嫌いという人の方が確実に少ないよーなヤツでしょうね。  ただ、ごく緩やかな「再生」を描くお話として、展開上のアップダウンとゆーのは非常に平坦で、なのでかなりヌルっとした質感に支配された映画だとも思います(=ともすれば退屈、という作品なのも確かにそうでしょう)。また、登場人物はそこそこ多くて、なので個々人のキャラの掘り下げは最小限のレベルに留まっており、だから結局あまり誰にも感情移入も出来ないし、また誰しもそこまで魅力的なキャラにも別に見えてこないのですね。そんな中で元恋人と親友ちゃんは焼け木杭にナンとやら…なコトになってゆきますし、そこら辺は正直ちょっと軽薄な奴らやな、とも感じました(どーせ映画終わったらスグに別れとるんやろ、的な)。  好い点としては、洋菓子店(ベーカリー)が舞台で、お菓子・パン等の食品の映像が中々美味しそうでグッド、というコトですかね。その部分は実際の有名なお店がバックアップしたとのことで、ロンドンの外食事情という意味でも少し面白みがあるポイントではないかと思います。  正直、別に5点でも6点でも好いのですが、元恋人が(前述どおり)少しイケ好かなかったので、一点引いておきます。
[DVD(字幕)] 5点(2021-09-13 17:25:47)(良:1票)
1166.  哀愁の花びら 《ネタバレ》 
芸能界を生き抜こうとする3人の女性の成功と挫折を描く…のですが、特に終盤は見せ場の連続で、その意味ではゴージャスとゆーかダイジェスト的とゆーか。個人的には、ちょっと感情の流れや人間関係の移り変わりの描写が足りないとゆーか雑に感じられ、非常にエモーショナルなシーンが続くワリにあまりコッチには伝わってこないとゆーか、やや上滑りなよーにも思いました。主役3人以外にも登場人物が多すぎる、というコトでもないですかね?(題材の若干ながらのチープさを含めて)確かに映画よりはドラマ向き、という話なのかとも大いに感じます。いっちゃん主役のバーバラ・パーキンスがまるで存在感が無い(他の2人に食われてる)つーのも、確実なマイナス要素であります。
[DVD(字幕)] 5点(2021-09-08 14:44:09)
1167.  閉鎖病棟-それぞれの朝- 《ネタバレ》 
群像劇的なので決してソレだけの話でもないとは思いますが(+キャストがワリと豪華なので尚更)結局このお話の中心に居るのは間違いなく鶴瓶さんであって、でその彼の「贖罪」がメインなお話だと(個人的には)感じたのですね。であれば、やはりあーいう手段を最後にまた選択してしまう…とゆーのはやっぱダメでしょ!としか言い様がないのですよね(コレは「絶対に」)。例え、相手があーいう相当なワルだったとしても、今回の場合なら他に幾らでもやり様はあった筈で(証拠も押さえているのだから)そもそも渋川清彦をそんな感じの「極端」なキャラとして描いているコトを含めても、一見は含蓄が在るよーで実に短絡的な話だな、と思いました。  精神疾患をキャラの下敷きにしているコト(⇒鶴瓶さんと小松菜奈ちゃんは、実際のトコロはそーでもない…のかも知れませんケド)を含め、役者さんの演技には総じて熱も籠もって居て(率直にかなり)好かったと思うので、他方のお話の出来映えがそこそこ以上に残念に思われましたです。ワリと期待してたのですケド……
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-06 21:59:41)(良:1票)
1168.  オールド 《ネタバレ》 
非常に古典的でシンプルなアイデアのシチュエーション・スリラーだと思いますが、率直に「コレは悪くなさそう!」とも思ったのですね。昨今、実写の俳優をCGで補正・修正する技術の発展ぶりとゆーのは中々に目覚ましいので、映像的にかなり面白いモノが出てくるのではないかという単純な期待があったからです(満を持しての適切な製作タイミングかと)。  ただね、観てゆくとその映像的な面白さとゆーのは正直それほどでもなかった様に思いました(フルスイング拍子抜け)。30分で一年、とゆーのは観てる間にみるみる老けてゆくというコトでもないのですし、そもそも肝心な子役に関しては三世代の役者で演じ分けるという従来の手法で描いてますしね。両親が寿命を迎えるシーン辺りは夜で暗くて見にくくもありますし、結論的には実はごく低予算映画、というヤツなのでしょーかね。  ならばお話の方はとゆーと、コレも正直あまり大したコトもなかった様な…いや、密度の高い展開運びなので全然フツーに退屈せずに観てはゆけるのですが、やっぱこーいう話に関しては「ソコで何が起こるか」よりは「根本的に(最終的に)事態にどうケリをつけるのか」の方がより重要だと思うのですね。ソコに関して、まずあの脱出のオチとゆーのは別に全然巧くもナンともなかったと思います(何故にあのやり方で脱出できるのかもよー分からんですし、ソレを何故あの男の子が知ってて教えてくれたのか、とかも含め)。全体的にも色々とやや雑な運び方にも思えて…ですね。  ※個人的な話として、シャマランという監督は私とはあまりフィーリングがマッチしないのだ、というコトではあるのですよ。そもそも彼の作品を事細かにツッコミながら観る、とゆーの自体が決して正しい鑑賞法とは言えないとゆーのも重々承知ではあるのです。  ラストでチャンと真相を分かり易く伝えるとゆーのは、コッチは私としても良心的で好いかとも思いました。ソコを含めて甘めのこの評点で。
[映画館(字幕)] 5点(2021-09-04 16:41:54)
1169.  夏、至るころ 《ネタバレ》 
お話自体はごくシンプルに、少年の「自分探し」or「幸せってナンだろう」という問いかけを描いた作品である。そしてその少年(と彼の親友)もモチロン、登場する人々とゆーのは総じてその問いに対する明確な答えを持ち合わせて居ない、という様にも見える。好意的に解釈すれば、人生を掛けて追い求めるべきとある「道」の入口にようやく立ったひとりの人間を描いている、という様にも思われるし、そもそもソレが何なのか決して定かにはならない様なささやかで朧げなモノこそが真の幸福なのだ、というひとつの「主張」だとも思える。全体としてはごく静かで繊細で奥ゆかしい(好く言えば)という作品なのは確かかと思う(=分かり易い・共感し易い、とかって作品ではないかなあ…とも)。ただ、これはある意味「逆に」手堅いとも思えるし、個人的には率直にそもそも全然嫌いな作品というワケではないです。舞台は九州の片田舎で、そこら辺の田舎な風景・生活環境とゆーのは(コロナ禍で私自身が東京にカンヅメとゆーことも大いに影響してるのでしょーケド)なんか妙にノスタルジックで温かくも感じられ、それだけでもそこそこ心地好くなれた気もしますし。  でも、厳しい話をすれば、本作は例えばユニークさといった面については高度なソレを備えるとは到底言えないだろうし、作品に一貫性が在るが故に個々の構成要素(展開・演出・演技)が非常に有機的に結びついて「巧みに」構築できている、という作品でも多分ないだろうと思う。なんとゆーか(つまりナニが言いたいかとゆーと)初監督作品とゆーにはちょっと熱やこだわりや「気持ち」とゆーのを汲み取りにくい、とも感じるのだよね(ずっと前からコレが撮りたくて監督をやりたかった、という様なモノがどーも見当たらない、つーか)。これじゃあもう、少なくとも次回作も観てみないことにはナニも分からないよ、とでも言いましょーか。正直やや歯痒いすね。
[DVD(邦画)] 5点(2021-08-30 22:34:04)
1170.  あの頃。 《ネタバレ》 
うーん、割とフツーの青春もの(ちょいフツーすぎ)という印象ですかね。ハロプロネタを全開にしたコメディ描写が前半はかなり笑えもするのですが、中盤以降はコメディ面は少しずつトーンダウンしてゆき、終盤はコズミンの病気エピソードに終始して笑える話ではなくなってゆく、そのビターな部分を含めて青年が大人になってゆく話だという意味でのごくありふれた青春映画かと。  出演者は総じてコメディ面を特に頑張ってる、という感じですが、一番頑張ってるのは何と言っても仲野太賀なワケです(松坂桃李を差し置いて、総合的には彼の映画だと言っても好いかも知れません)。ただ、そもそも彼が目立ち過ぎているとゆーコト自体、ソコはちょっとバランスが悪いという様にも思います(彼の死をクライマックスとしなければならない「縛り」があったとしても)。バランスという意味では、コメディとドラマだとか、喜怒哀楽だとか、その他の要素については逆に非常にバランスが整っている、否、整い過ぎている、という様にも感じます。つまり「突き抜けた」要素が無い(ハロプロものとしてさえ)が故に、逆に逆にまろやかに手堅くなり過ぎている、という様にも感じるのですね。原作付きではあるのでしょーが、もう少し何か「特化」した部分があった方が好かったのではないか、とも思いました(ソレこそ、ハロプロものとして、とか)。
[DVD(邦画)] 5点(2021-08-26 22:42:44)
1171.  うみべの女の子 《ネタバレ》 
うーん、描写をそのままに解釈するなら、磯辺くんは死ぬつもりだったけどあの「うみべの女の子」に偶然出会えたからふと気が変わった、とゆーコトにしか見えんのですよね(写真のデータ消されて異常なホドにブチ切れたのも単純にソレがそもそも気に食わなかったからだ、としか)。「こんな楽しそうな磯辺なんて見たくなかった」とか小梅も言ってましたけど、私も完全に同意見です。コレの所為で、今作は非常に分かり難いお話になってもーてる、とゆーか、ホントにこんな話?とでもゆーか。流石に私個人としてはそーいう話ではないと信じたいので、もしソコに別の理由を捻り出すならば、ある種の罪(贖罪)の意識とか、或いは小梅に対する一種の「復讐心」とか、そーいったトコロの話なのではないかと思いたい…のですけど、重ねて全くそーは見えねーとゆー感じなのですよね(原作読まなきゃダメなヤツなんすかね)。  まあでも、小梅に比べれば多少マシとゆーだけで、磯辺も別に決してそこまで「大人」なワケでもない年相応のガキではあると思うのですよ。やってること自体をよく見りゃあ厨二病or性欲塗れの猿といった様なモンですから。彼の物語は前述どおり(恐らくは)ある程度の奥行きも在る話だと思うのですが、一方の小梅ちゃんの話は単純なアホの子の(ほんの微かな)成長物語だと思います。彼女はまたかなり酷いのですよね~とは言うものの、コレも中学生ぐらいって結構こんなモンじゃねーですかね~と思ったりもします。彼女は確かにまず中々高度にワガママ・自分勝手ではあるのですが、そーでもなく一見大人びて思いやりとかも持ち合わせてる様に見える同年代のコとゆーのも、別に本当の意味で人を思いやる・想いやるとゆーのがどーいうコトなのかを悟ってやってるというワケでもなくて、ただ「親の躾」の御蔭様、とゆーことの様だったとも感じたりもするのですよね(今から思えば)。  石川瑠華ちゃんは『猿楽町で会いましょう』に引き続きまーたヒッドい役をやらされてますが(オマケに若いのにまーた脱がされてますが)、この「頭空っぽ」感はある意味もはや絶品の域ですね。それ以外の部分も熱演も熱演で、演技は好かったと言ってよいのではないでしょーか(キャラに対する嫌悪感がどーにも評価を難しくする)。男の子もまだ若いですが(瑠華ちゃんより実は4つも下)、こちらも特にテンション上がるシーンのキレなんかは中々悪くなかったと思いました。まあでも役者で一番(好)印象強かったのは何と言っても中田青渚ですわ。かなりアレな登場人物が多い中、彼女の存在は正に天使!でこんなん絶対惚れてまうやろー!とでも言いますか(こーいうキャラが『猿楽町』には居らんかったから…)。
[映画館(邦画)] 5点(2021-08-24 18:13:33)
1172.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 
うーん、そこそこ面白いよーな、そーでもないよーな…  とりあえず、普通のホラーとゆーよりは、9割がたがミステリー・謎解きの方に寄っているという作品で、その謎・呪いの根源を丹念に追っていく過程は(ミステリーとしては)そこそこ面白く観れるのは確かかと思う。ただ、その部分にしても中盤~終盤はやや単調で、少し盛り上がりに欠ける様に思うのもまた確か。そして、ほぼミステリーに寄っているという意味では、本作において純粋なホラーの側面とゆーのはもはや邪魔なのではないか、とすら感じるのですね。オーラスとかは正直、完全なる蛇足もイイ所だと思いました。まあ、あーでもしないと(あとはお祓いのシーンで終わるとかしか)オチが付けられない、という風に思えるのも更にまた確かですが。  橋本愛は美少女だし、竹内結子の翳の有る色っぽさも素晴らしかったし、本質的には彼女らの涼し気な風情を見事に活かした奥ゆかしい和ホラー(チック・ミステリー)だと思うのです。が重ねて、それなら(如何にもな)ホラー描写は思い切ってオミットしてしまっても好かったのではないか、などとも思いますですね(尺はちょっと短くなるでしょーケド)。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-08-22 22:39:06)
1173.  ジュマンジ/ネクスト・レベル 《ネタバレ》 
前作がかなりヒットしたこともあって、基本方針は変わらずの続編のようです。ゲームに参戦する人物が追加され、キャラの中身もシャッフルされたりしますが、最終的には前作と同じ面子で決戦に挑みます。ステージの情景は進化し、ジャングルから砂漠、果ては雪山を舞台に冒険が繰り広げられます。前作はごくシンプルなアクションゲーム風でしたが、今作は少しだけRPG風とでもゆーか、アドベンチャー感は増している様な気もしますね。結論、ファミリー娯楽作として、続編として、非常に手堅いクオリティかと思います。私は前作からあまりハマってないのでこの評価となりますが、映画館で観ていたら多分1点プラスだったと思われますね。なんかまた続編がありそうな終わり方ですが、どーなることでしょーかね(今作もヒットしてますし、ある意味必然だと思いますが)。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-18 18:12:41)
1174.  ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 《ネタバレ》 
ファミリー娯楽作として決して悪くはないのですが、元ネタの旧『ジュマンジ』ってあくまで子供向け娯楽作品ながら、どこか少し「怖い」とゆーか、ちょっと凄みのある作品だったよーな気がしています。ゲームと言いつつ確実にゲーム以上の緊迫感があってそれが優れたスリルに繋がっていた、と言いますか。本作はゲーム世界に完全に入り込んでのお話になっていますが、発生するハプニングはどこか手控えているとゆーか(如何にも「ゲーム」的なとゆーか)ちょっとヌルい気がして、あまり緊迫感が高まるという感じでもないのが第一に感じるトコロです(結局全員ライフを使い切るコトもなく生還しますしね)。また、映画全体のテンポ自体も若干スロー気味でスピード感が無く、かつクライマックスの盛り上がりもやや物足りなくて、総じてちょっと抑揚(アップダウン)に欠ける作品だとも思いました。そこは個人的には少し減点要素です(ソッチの方が気楽に観易い、という製作側の戦略なのかとも思いますケド)。  役者の仕事はどーだったでしょーかね?ジャック・ブラックが少し特殊なキャラですが、流石の手堅さ、という以上の出来でもなかった気がします。ロック様もまずまずではありましたし、随所で見せる「少年ぽさ」は元プロレスラーとは思えないホドのやや高度な演技にも見えました、が、彼に関しては役者本来の「重厚感」あるキャラと、ソッチの少年ぽい未熟なキャラを(お話の中でごく都合好く)使い分けている、という様にも見えて、これも少しキャラのつくり込み・使い方に甘さがある、とも思いました。他のキャラも総じて可も無く不可も無い、程度でしたかね。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-18 18:11:50)
1175.  サイコ3/怨霊の囁き 《ネタバレ》 
うーん、全体としては(ある意味待望の)「ノーマンが母を克服する話」なのですよ。だから、その部分だけに絞って筋を追う分には別にそこまで酷くもない様な気もします。パーキンスの演技自体にもかなり力が入っていますし(ラストとか特に)。  しかし、それ以外の部分がちょっと「チープ」過ぎます。まず、モーリーンが自殺しようとする場面で母親に化けたノーマンが聖母に見えた、つーのはギャグですか?あと、メインの筋書きが非常に単純でボリューム不足だからしょーがないのでしょうケド、場繋ぎとしてその他に盛り込まれる殺人がどれもテキトーな上に数が多すぎます。『1』と『2』は同じサイコ・スリラーでも、もう少し風格とゆーのを保っていたと思うのですが、今作はソレを自らB級のモノに堕としてしまっていると感じるのですね。  もう一つ、これは前述のB級スリラーになっちゃってるというコトにも関係しますが、結局ノーマン(パーキンス)はホラーモンスターには為り得ない、というコトだとも思うのですよ。『1』も『2』も(実際には彼は狂ってるのだケド)それがどっちなのかが定かでない、というキャラクターだったからパーキンスでも成立してたというコトであって、彼を主役にB級スリラーを撮ろう、とゆーのがそもそも筋違いな様にも感じます。だから一層、メインの筋に注力した真剣なヒューマンドラマ・サスペンスとして組み立てるべき話だったのだろう、と思いますね(パーキンスの演技力もその方が活きるでしょうし)。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-10 00:58:48)
1176.  ダニエル 《ネタバレ》 
ティム・ロビンスの息子マイルズと、シュワちゃんの息子パトリックが共演する(二世もの)ホラーですが、パトリックは率直に素晴らしいイケメンですね!オールバックの似合う甘~いマスクで、悪魔的なカリスマの有る役柄に見事に説得力を持たせることに成功していました。マイルズ君の方もそこそこカワイイ顔面に演技もそこそこで、今後が楽しみな二人です。  内容は、いちおうテーマ的なトコロはこれも「イマジナリー・フレンド」なのですが、子供時代に一度封印した「ダニエル」が大人になった現在に復活して…とは言いつつ、実は結局彼は悪霊(悪魔)的な何者かである、という点では、ちょっと拍子抜けする程度にコトが単純すぎるとも思います(ホラーとして)。あと「ダニエル」は本気を出せば主人公の人格を乗っ取れるのですが、そこら辺で「本気を出してゆく」描写を入れるタイミングがやや早すぎた、とも思いました。中盤で早くも一発カマしてくれるのですが、そこから終盤にかけて逆にあまり展開がエスカレートしてゆかないので、正直少し盛り上がりに欠けるのですよね。ダニエルが悪魔的な魅力を全開に主人公を翻弄してゆく序盤からのシーンが優れた出来だったので、ソッチをもう少しジックリ眺めてゆきたかった、というコトでもありますケド。  結論、お話(ホラー)としては少しだけ残念にも思われる仕上りですが、映画自体の質はそこそこ高めで、少しアーティスティックだったりスピリチュアルだったりもする映像のクオリティに関してはかなり上等だったかとも思います。主演二人のみならず、監督についても今後はチェックしていこうかと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2021-08-08 18:22:31)
1177.  ゾンビ津波 《ネタバレ》 
『シャークネード』シリーズのアンソニー・フェランテとアイアン・ジーリングのタッグによる新作。ジーリングは続投しているが、相方タラ・リードの役割はチェリー・キャシディという女優さんに引き継がれている。  サメ竜巻の次は、ゾンビ津波ですか…という感じだが、日本人の感覚からするとそもそも津波だけでも相当恐ろしいぜ?と思うのが正直なトコロ。しかし、結論を言うと津波の方の描き方はかなり適当である。お話としては、沈没船に閉じ込められてたゾンビが→地震で解放され→発生した津波に乗って街に…という筋書き、だが、前シリーズよろしく津波に乗って次々迫り来るゾンビが大暴れ!みたいなシーンは実はほぼ無くて、ゾンビを運んでくる大津波のシーンはワリとしっかりしたCGでつくってあるものの、それ以降は基本的には津波は関係無いよくあるフツーのゾンビ映画になってしまっている(津波で街が大ダメージを受けたみたいな描写も、予算的なコトなのだろうケド殆ど無くて、ですね)。  なので、中盤はごくシンプルな(群像劇的)ゾンビものだとも言えるし、悪くはないケド若干退屈→それ以上に月並、ではある。とは言え、終盤は『シャークネード』のイイ感じにハッチャケた好い雰囲気も十分に感じられる。今作のゾンビには電気に弱いという属性が追加されており、ジーリングがスタンガン仕込んだ鉈(電撃剣)でゾンビを斬りまくるシーンとか、破砕機にゾンビを突っ込んで粉々にしてゆくシーンとか、総じてやはりチープだけどもそれ故に逆にちょっと見映えはするというシーンの出来は監督流石のノウハウ、という感じだった。オーラスもビーチに集めたゾンビを電撃で一網打尽!からの大爆発!からの何故やらまた津波!?で、如何にもB級という感じでソコもそこそこ爽快であった。  お話は全体としてまたかなり適当(ラストだって、ちょっと考えりゃあこれでナニが解決してるの?という感じだし)、かつ重ねて衝撃度・ブッ飛び度は前シリーズには劣ると思うが、低予算娯楽作としては全体的にごく手堅い出来だと思う(暇潰しにならまあ全然使えるでしょう)。ジーリングは相変わらず頑張ってるし、女優さん(キャシディさんと、もう一人その娘役)もそこそこ美人&カワイイですし。
[DVD(字幕)] 5点(2021-08-05 23:00:06)
1178.  ジオラマボーイ・パノラマガール 《ネタバレ》 
漫画の映画化、それも、もう30年も昔の作品の、なのですね。確かに、描かれるモノとゆーのはどちらかと言えば普遍的な、という感じの若い2人のアレコレではありますね。  主人公2人共から受ける印象としては、とにかく若い・「青い」、言い方を変えれば若いと幼いの「中間」の様な、とでも言いますか。特に女の子の方はだいぶ幼くてまだややチャランポランな様にすら見えました。一目惚れっちゅうのは、私も経験あるので全否定はしませんケドも、何ちゅーか人体の構造的欠陥の一つとでも言いたくなるよーなモンだとも思います。その瞬間から理屈や常識から飛躍したとてつもない弱点を抱える羽目になる訳で、女の子の方もソレに最後まで翻弄されっぱなしですし(まあ実は男の子の方も、今作では結局似た様な状況なのかとも思いますケド)。  女の子の話はひたすらに片思い・すれ違いであって、男の子の話は別の恋愛、とも言い難い曖昧で微妙な感じの話で、そして彼女と彼の物語はひたすら平行線を辿るので、ごく終盤までは件の「若さ」をそれぞれに描くことがテーマな作品に見えてもいまして、ただその観点からは2人の演技は決して悪くもなくて、結果まあまあと言って好い作品かなァと思ってましたです(やや薄味すぎるとも思いましたが)。しかしラスト、唐突に2人の物語は(色々な意味で)交わります。個人的には率直に、ココの描き方には不満があります。出し抜けにセックスを描くコト自体は別に好しともしますケド(渋々)、だったらソコにまつわる感情とゆーのはもっとチャンと描くべきではないのですかね。正直、少なくともこの映画版においてはその「行為」だけが浮いちゃってる様にも思いました。ソコだけは少し残念ですかね。
[DVD(邦画)] 5点(2021-08-05 22:53:56)
1179.  死霊のいけにえ(2015) 《ネタバレ》 
コレも完全にフォーマットは『死霊のはらわた』ではあるのです。大金が在ると聞きつけて元締めのチンピラのトコに殴り込んだ娼婦4人が、そいつらを皆殺しにしたうえで一人の男を人質にして山小屋に逃げ込む…という話なのですが、まず風変わりなのが、その人質の男とゆーのが「反キリスト」の超能力者だった…というコトなのですよ!とりあえず、前半はこの男の暗示にかかって4人が派手に同士討ちを繰り返す(暴れる女は元ネタのグロテスクなゾンビ風に変貌して)という展開が続いてゆきます。  後半は、反キリストの本来のターゲットである「神の子を宿した女性」を殺そうとする話に(これまた突拍子も無く)展開してゆきますが、ここでも変だなと思うのが、結局この反キリストとゆーヤツが凄いんだか凄くないんだかよく分かんない、とゆうコトですね。能力的にはテレパシー(+暗示・催眠能力)・サイコキネシス・パイロキネシス・終いには死者を甦らせて使役するというネクロマンサーなコトまでやってのけるのですが、そもそもなんでそんなヤツが簡単にとっ捕まってるのかも解せないですし(能力は多彩なワリにそれぞれのレベル自体はチョイ微妙、ということではあるのでしょーが)、後半も娼婦4人組のリーダー格に完全に主導権は握られっ放しでその辺の感じは少しコメディ風でもあります(実は、この女もまた…という奇天烈なオチなのですケド)。  あと今作、正直ホラーと言うよりだいぶスプラッタ・アクションに近い、というレベルで派手な格闘シーンが全編で連続してゆくのですが、これまた妙に過激なうえに率直に描写がちょっと雑だと感じますね。キャットファイトよろしく髪を引っ掴むのはイイのですが、そこから壁やら棚のカドやらに顔面を何度も何度も叩きつけてグッシャグシャ音がしたりするのに次のシーンでは平然としてたり、終盤なんかは釘の突き出た板で(頭を含めて)タコ殴りにしてたりするのですがこれすらも大してダメージ無さそうに直後に平気で動き回ってて、派手なのは好いんですケドちょっとこれも変じゃね?という感じですわね。  CGや特撮の粗さを消すためなのか全編16mmフィルムのよーな低画質で少し観にくいし、前述どおりにお話含めて色々とかなりチャランポランな作品でもあります。とは言え、アクションの派手さ・タップリな分量・キレの好さ、そしてお手頃に高めのグロ度合はそこそこ観ていて快適でしたし、この手の名作オマージュとしても比較的かなり観れる方、そして暇潰しには確実に十分、かと思います。お暇なら是非どーぞ。
[DVD(字幕)] 5点(2021-08-05 22:48:37)
1180.  ジョアンナ 《ネタバレ》 
ジョアンナちゃん自体はメッチャ可愛いすね。演じてるのはジュヌビエーブ・ウエイトという女優さんですが、ルックスに関しては率直に同時代の他の方々と比べても相当にハイレベルだと思いますし、ファッションも凝っていてカラフルで中々上等です。ただ、演技に関しては相当に微妙、とゆーか、あの声で成立する演技とゆーのがそもそも極度に限定されてきてしまう、という感じでしょーかね(損な、とゆーか、ピーキーな、という感じの声ですね)。もう一点、頻繁に登場するどーみてもカツラなあのクルクルモッフモフの髪型は一体どーいう意図なのでしょう?あーゆうのが実はスウィンギングなのでしょーか?知識無いので誰か教えてください(私にはむしろロココ調にも見えましたが)。  内容の方は、正直かなり薄っぺらいですね。特にお話は終始散々に漂流した挙句、全然意図してなかったゴールに辿り着いてる、という様にも見えます。だとすると、それこそスウィンギングな60'sのカウンターカルチャー的価値観を描くことの方がより重要なテーマだとも思うのですが、正直ソコもイマイチ伝わってこないのですよね。その点のキモはおそらくジョアンナの奔放さ、つまりはフリーセックスな恋愛遍歴の描写にあるのだろうと思うのですが、当時の人々にとってはだいぶ衝撃的であったとしても、現代の私が観た限りではそーでもない(=キョウビもはやフツーな風に見える)というコトかとも思われます。ちょっとトゲが抜け落ちてしまった映画、なのかも知れないと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2021-07-29 01:23:10)
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