101. アナライズ・ミー
観ている最中はクスクス笑って楽しめたけど、観た後には何も残らないなぁ。どんなストーリーなのかも忘れていく。ひたすら。ロバート・デニーロのふりまく「いかにも」な風味の面白さを楽しむ映画。 4点(2003-11-25 21:47:14) |
102. トーマス・クラウン・アフェアー
よく言えば主人公と同じように余裕たっぷりでゆったりとしている映画で、退屈だった。ただ、マグリットの「顔のない男」をはじめとする小道具が興味深かった。同じ男が増殖するラストシーンが最高!!! 増殖エージェント・スミスより面白かったなぁ。絵を焼くシーンはなかなかスリリングだったが、恋の駆け引きはあんまりワクワクしないので、ストーリーそのものは失敗しているとしか思えない。ピアーズ・ブロスナンのキザっぷりが楽しめた。 5点(2003-11-25 21:33:21) |
103. RONIN
役者がそろっている割に、ツマラナイ。古くさい感じが、タイトルとあっているかもしれないが、何か間違っている感が否めない。他のメンバーを引き立たせるために、冒頭に登場するショーン・ビーンが笑えた。 3点(2003-11-25 10:10:38) |
104. ルパン三世 カリオストロの城
とても素敵だったんですけど、最後の銭形のセリフなんか何度観てもホロリとしちゃうんだけど、でも、これは根本的にルパン三世シリーズじゃない・・・・・・。主役を全部押しのけて、宮崎アニメ的美少女クラリスの一人勝ち。そして、そもそものネタである怪盗ルパンのカリオストロ伯爵夫人から、いったいどこまで遠ざかっていくのか・・・・・・。 5点(2003-11-25 10:08:18) |
105. ゴースト/ニューヨークの幻
デミ・ムーアの可愛らしさと、ウーピー・ゴールドバーグの面白すぎる存在感で、ものすごく良い映画になってしまった映画。よくよく考えると、話は単純なのに、笑って泣いて、観た後でなんかものすごく恋がしたくなるというか、せつな~くなってしまいます。デミのアパートの間取りがとっても素敵。 7点(2003-11-25 10:03:06) |
106. スパイキッズ2/失われた夢の島
前作よりもテンポ良く楽しく、子供が活躍する映画になってたのが良かった。アイテムのアイデアも向上したし、CGは格段に進歩した。ライバルの兄妹がまたすごく上手い。わたし、あの、女の子の髪の毛グルグルして飛べるのがうらやましかった!! 6点(2003-11-25 09:54:16) |
107. 地雷を踏んだらサヨウナラ
内戦の起きている国と戦場カメラマンの姿を、戦場とは無縁に生きている我々に、伝える力のある映画だと思う。地雷にかこまれた土地に生きる人々、特に子供たちの現実は強烈に胸に突きつけられた。事実と違うであろう部分がいくつかあるけれども、一之瀬泰三という存在を、この映画で初めて知った。全体的には少し淡々と描きすぎていて、いまひとつ一之瀬泰三が危険に身をさらして写真を撮る情熱が分伝わってこないと言うか、人生のクローズアップというより、望遠鏡の向こうの世界のような印象のあるのが惜しい。でもラストの、アンコールワットの映像は文句なしに胸に迫った。この映画を観たら、アンコールワットを旅行で見学できる幸せを、かみしめなければならないだろう。 7点(2003-11-25 09:46:17) |
108. 愛人/ラマン
10代の頃、この作品を観たときの衝撃は覚えている。ものすごくドキドキして、観てはいけないものを観たような気持ちだった。そして、異世界の中で自分の美貌に自信を持ち、冷めた感情でセックスする主人公の少女に、憧れる自分に、またショックを受けた。今、見返してみて、植民地世界の強烈な人種差別の中で、白人少女に唯一近づける黄色人であった華僑の息子の、見苦しさに嫌悪感がある。二人のねじれた上下関係は、退廃的で甘美で醜悪だ。こういう作品に「素晴らしい」と評価するなら、援助交際と名付けられた売春もまた、肯定されなければならないわけだ。「10代の頃の体験を、うっとりと美しく語ってしまう人間は現在不幸なのだ」とよく言うが、マルグリット・デュラスはどうなのだろうか。 5点(2003-11-23 19:12:16) |
109. 八つ墓村(1977)
なんら活躍しない金田一。渥美清を何故起用したのか分からなかったが、ラストのすべての謎を解き明かす部分で、不思議と説得力があった。あの、土俗的なストーリーにおいては、小川真由美の都会的雰囲気、萩原健一の憂い、渥美清の野暮ったさが、非常に対照的で面白い。 5点(2003-11-23 15:03:25) |
110. ラスト サムライ
予想以上の素晴らしい映画でした。架空の人物である勝元が、明治十年の「士族の反乱」の姿を、上手く昇華して、伝えてくれている感じですね。また、多少違和感があったラストの平伏シーンですが、インディアンたちを皆殺しにしたオルグレンの過去と比較して、敵や滅び行く者への敬意を表する日本の文化を、端的に示した演出かと思います。ただ、そもそもオルグレンは武器商人との関わりから日本に来たのだし、日本政府は巨費を投じて近代軍備を整え、買い込んだ銃器を内戦に使ってるワケです。勝元との戦いも武器商人を潤わせてるだけ??? それを考えるとかなりムナシイです。が、とにかく、渡辺謙の圧倒的存在感がこの映画の根本を作ってます。映像も素晴らしい。小道具もイイ。日本が時代劇を作る際にテキトーにしてしまう部分(たとえばカツラとか衣装とか)を、きちんと作ってくれていて感涙です。あと、小雪が演じる「たか」の振る舞い(とくに前半)が、非常に日本的で、この脚本家は上手いなぁと思いました。もっち~さん、私が何となく感じた疑問を明確に教えてくれて有り難うございます!! 最後の決戦の時に勝元側に火薬が登場して、そうだよな~、維新前の日本だって火薬も鉄砲もあるんだよな~と思いました。あと「もはやサムライの時代じゃない」と言ってる側が、襲撃の際に、刀を振りかざしたり忍者の格好したりというのは変ですよね。あと、切られた「髷」を道ばたに捨てていくことは、旧い日本人なら絶対にしないぞ!! とか、サムライとは町人から見た言い方で、武士たちは「侍」と言い方を嫌っていたので、江戸期には自分たちに対して決して使わないし、少なくとも手習いに「侍」と書くことは有り得ないんだなぁ~とか、重箱のスミは沢山ありましたが。そんなことまで気になるほど、時代考証にお金を掛けてました。そして、勝手にボブと呼ばれてしまった見張り役って「日本一の斬られ役」の福本清三さんですよね。セリフが一つもないのに、素晴らしい存在感でした。真田広之は・・・・・・たぶん、外国の観客には「怖い」と思います。渡辺謙の風格に対して、出陣の舞とか見所は多かったけど、鬼武者風でしたから。あとは、勝元の言う「領地」がいったい日本のどこにあるんだ? という疑問を解明したいです。吉野の近くなのかな? 8点(2003-11-23 14:45:59)(良:1票) |
111. アンブレイカブル
よくわからん。ブルース・ウィリスじゃないほうが良かっし、あの扮装は変だった。男の子は可愛い。 4点(2003-11-20 16:29:47) |
112. ダイ・ハード
ブルース・ウィリスが嫌いで、今まで観ようと思わなかったのに、観たら面白かった。ハラハラドキドキで、爽快感あるし。 6点(2003-11-20 16:28:35) |
113. ホーム・アローン3
カルキン君場バージョンも面白かったけど、こちらのほうが悪役が面白かった。スケールが大きいし。 5点(2003-11-20 16:26:35) |
114. ホーム・アローン
面白かった。こういう子供は持ちたくないが。 7点(2003-11-20 16:24:02) |
115. 恋愛小説家
素敵な年配者のラブコメ。非常に丁寧なカメラワーク・脚本だが、これでアカデミー賞を取ったのは不思議。 5点(2003-11-20 16:22:28) |
116. プライベート・ライアン
史上名高いノルマンディー上陸作戦を、延々とグロテスクな映像で見せられて、うわー、失敗したかなぁと思っていたら、途中からテンポ良く人生の不条理を語る映画になっていった。1人の兵士を捜して帰還させるために何人もの命を犠牲にすることもそうだが、命乞いして助かったドイツ兵が攻撃側にいるところとか、隊長が実は教師だったこととか、全体的に戦争の不条理を 非常に分かりやすく見せてくれる映画だ。哲学的にせずにエンターテイメントに徹した、戦争映画と言える。でも、マット・デイモンがちょっと雰囲気的に浮いてたような。 6点(2003-11-20 16:20:39) |
117. シン・レッド・ライン
戦争モノなのに、これほど静かで美しい映像が続いて良いのか? 公開当時、「プライベート・ライアン」のエンターテイメント型映画にいたく感動してしまっていたので、この作品は途中で寝てしまった。 5点(2003-11-20 16:11:46) |
118. シャイニング(1980)
観ていていたたまれない気持ちになったのは、俳優の演技が上手いからなんでしょうか? 5点(2003-11-20 16:07:16) |
119. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
発想は面白いと思う。無料だったら映画館の迫力ある画面で観たいと思うが、お金を出して観たいとは思わない。ビデオですら、もう一度みたいと思えない。歩きながら撮ったという設定での、ぐらぐらしたカメラワークにちょっと車酔いしたような気分の悪さが残った。 3点(2003-11-20 16:05:52) |
120. 四銃士
原作でも、ダイヤを取り戻すエピソードの後は、当時の宗教戦争やら、三銃士それぞれの過去やらが交錯して、だれるのだから、映画のほうはそれでもきちんとまとめていることを評価したい。でも、アラミスとポルトスの出番が少なすぎます。「ロード・オブ・ザ・リング」を観た後で、なんとなくこれを取り出して観たら、フロド=ダルタニアン、アラゴルン=アトス、レゴラス=アラミス、ギムリ=ポルトス、という感じに見えました。 7点(2003-11-20 13:56:43) |