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101.  氷の微笑
ポール・ヴァーホーヴェンですからね。品のない作品であろうということは予想してました。予想は的中しましたが、特筆すべきはやはりシャロン・ストーンです。「のしあがってやるわよ!なんだってやるわ」というハリウッド女優シャロンのガッツとファイト、クールな美貌、知性、そして相棒が殺されようが元彼女を撃ち殺そうが衰えることのないマイケル・ダグラスの性欲、これらがこの作品の全てです、まさに本能。そしてシャロンは大スターになりました。あっぱれです。  忘れかけていたけど、どなたかの投稿で記憶がよみがえり、思わず修正投稿してしまいました。 暖炉の前で?シャロンが巻きつけていたチェックのブランケットが素敵だった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-24 20:51:20)
102.  プリティ・ウーマン
シンデレラストーリー現代版ですからね。作品について現実的に考える必要など全くないですね。映像とあらすじをそのまんま受け取ればよいのが、ラブコメです。この作品でジュリアは大スターになりました。ジュリアが一番輝いている作品ですから、ジュリアを観る作品です。イキがよくってゴージャスでちょっと下品なヴィヴィアン役はジュリアの魅力が全開だ。ギアにはハッキリいってアカ抜けたスマートさはないが、それ故なのか財力、権力はあっても愛のない男エドワードとして、ジュリアのエスコート役がハマっていると思う。ホテルの支配人ヘクター・エリゾンドもいい。かならずハッピーエンドを迎えるラブコメは安心して成り行きを楽しめるのがよいです。単純に楽しい、ひと時の夢を見させてくれるのがラブコメですね。
[ビデオ(字幕)] 10点(2009-07-08 23:11:02)(良:1票)
103.  父の祈りを
観る前は重そうだし、地味だし最後まで観られるかどうか自信はなかった。が、なんとすばらしい作品。こういうカタチでいい映画に巡り会えた時の喜びは大きい。ダニエル・デイ・ルイスはもちろんいいけど、ピート・ポスルスウェイトに感激しました。オスカー主要部門全てにノミネートされていながら無冠だったのが本当に残念!あの年はユダヤ人問題にもっていかれたっけな”どうだ残酷だろう、さあ、感動しろ、泣け”といわんばかりのあざとさはなく、事実を淡々と描き、どう感じるかは受け取り手に委ねるというのが好きです。重いテーマの作品はなおさらね。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-07-08 23:09:47)
104.  ノイズ(1999)
う~ん、困った困った。大好きなジョニーなのにあの気の無い演技には正直ガックリ。こんなジョニーを見たのは初めて。本人も出演を嫌がっていたらしいけど。唯一、ジョニーに裏切られてしまったと感じた作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-08 23:00:28)
105.  わが心のボルチモア
バリー・レヴィンソンは好きな監督のひとりです。監督の自伝的作品になるのでしょうか。東欧から移民してきた一家の歴史がアメリカの文化、生活の変化と共に丁寧に描かれていました。暖かい気持ちになれる一本です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-08 22:58:54)
106.  日の名残り
大人の恋愛映画ですね。そしてアンソニー・ホプキンスの演技を堪能しました。イギリスの風景も素晴らしい。決して自分の気持ちを口に出さず、職務に徹するストイックなスティーヴンス。こういう自分の仕事に対して誇りを持ち、プロに徹する男性は魅力的です。貴族たちの品がよく、友好的なのはいいけど少々浮世離れした姿も興味深い。こういうところも、当時ヒトラー率いるナチスをヨーロッパでのさばらせてしまった原因のひとつなのかな、と思った。雨の降るバス停で別れるホプキンスとエマ・トンプソンにボロボロ泣きました。この二人の名演がこの作品を支えたのだと思う。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-08 22:58:13)(良:1票)
107.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
えーと、まずこの作品の監督がガス・ヴァン・サントであることに不安を抱きながら見始めたのですが、すぐにヴァン・サントは完全に改心したんだ、と確信したのでした。ロビン・ウィリアムズの抑えた演技がいい。ステラン・スカルスガードのホモっぽい雰囲気もよいです。ミニー・ドライバーについては、一応きっかけとはなったものの、彼女の尽力によってというわけではないので、ツッコミはやめときます。嫌われ捨てられ、辛い思いをすることを恐れ、防御のために先に相手を攻撃するというのは悲しい習性です。時々見せる戸惑いの表情、ウィルの心の痛み悲しみがヒシヒシと伝わってくる。ついにウィルが心を開く場面は何度観てもハラハラと涙が出ます。「ここが見せ場だ!」といわんばかりの派手な演出はせず、さらりと静かなところがいい。男の涙は重みがあるのよね。マットは「青春の輝き」で共演したクリス・オドネルばかりにいい役がオファーされることに不満を持ち、この脚本を書いたという。「主役は自分」が絶対条件で譲らなかったそうです。やっぱりマットはたいしたヤツです。共同執筆者ベン・アフレックとなってるけどアフレックによるのはどの部分なんでしょ、どーでもいいことだけど興味はある。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-08 22:56:45)
108.  ジャッキー・ブラウン
巷ではあまり評判がよろしくないようですが、私は「パルプ・フィクション」よりこっちのほうがタランティーノらしい作品だと思います。それまで荒削りだったのが、この作品でタランティーノはある意味プロの監督になったような気がする。あのパム・グリアの貫禄ったら。デ・ニーロもあいかわらず上手いなあ。駐車場でブリジット・フォンダを・・・あのシーンは最高です。私はタラちゃんを決して見捨てません!!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-02 20:29:01)
109.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
ティム・ロビンスだからこそ、という感あり。アンディのキャラにぴったりとハマるキューピー顔のティム。作品全体も無実の罪で投獄されるという重いテーマなのに、淡々とユーモアを感じさせながら描いているところがいい。時を待ち、まんまと裏をかき、大金を自分の物にしてしまうところはまるでサスペンスコメディのように痛快でした。やはりしっかり学び、いいものを聴き読み、知識教養を深めるということはイザという時、身を助けるものだと痛感した。つまり豊かな心を育み、希望を持つことへと繋がっていくのだと思う。唯一、爽やかに観られた冤罪モノでした。この作品は比較的、若い世代の方たちから大絶賛されてるように感じます。なぜ、これがオスカーを獲れなかったんだ、とよく言われてますが、単にオスカー向きの作品ではなかったということのように思います。「フォレスト・ガンプ」の方が大衆的で華やかな作品だったのが勝因かな?いい作品だとは思うけど映画史に残る名作とか最高傑作 とまでは思わない私はやはりもう、若くありません 。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-02 20:27:47)(良:1票)
110.  シンドラーのリスト
考えさせられる作品だけど、感動した、好きな作品とは言えない。リアリティも大事だけど、こういうのはもう、見せられたくないと思う方が先にくる。スピルバーグは映画作りの天才だと思う。でもこの作品はその上手さが鼻についてしまいました。押し付けられてる感じがしてしまいます。観客の心理を知り尽くしている娯楽作品。でもこれから世の中を動かしていく若い世代の人たちは一見すべき作品です。この歴史を繰り返さないために。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-02 20:27:07)
111.  スリーピー・ホロウ
何度観たかわかりません。ティム・バートン作品のジョニーはイキイキとしていて最高!特にこのイカボット・クレーン捜査官は暗くて陰気な中に可笑しさが漂って、大好きです。エリート意識がにおい、目で見たものと理論を重んじるイカボット。けれどかなり臆病で怖がり。首なし騎士もその目ではっきりと目撃したからこそあっさりと受け入れたわけね。ブルブル震え、気絶しちゃう頼りなげなジョニー、めちゃめちゃ上手いぞ!ジョニーには裏切られたことが一度もないのね。「これをジョニーがやるの?大丈夫かなあ」なんて思っても、いつも期待以上、予想以上のものを見せてくれます。中でもこれと「エド・ウッド」は群を抜いている。脇役陣も芸達者が揃ってますね。初めてマイケル・ガンボンが可愛らしく見えた。かなりの豪華キャストです。ティム・バートン独特の映像とユーモアが好き。「こうだからこう」と考える前にオッモシローイ!と感じるのだから仕方ない。映画というのは感性に訴えてくるものなのよね。あの大木のカタチに、そこから飛び出してくる首なし騎士も恐いというより楽しい。コメディホラーですね。DVDを買おうかな。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-07-02 20:26:42)
112.  レザボア・ドッグス
こんな映画があるんだ!と心躍り、衝撃を受けた。冒頭のシーンを観ただけで、この映画を観る事ができてよかった!とわくわくした。このレストランのシーンからタイトルロールのところだけ何度も巻き戻して観ました。「友は風の彼方に」のパクリだとは知っていたけど、こっちの方がスタイリッシュでセンスもいいし、とやかく言う必要は全く無いと感じた。話の筋とは関係ない会話の面白さ、音楽、キャストどれも絶妙!どの俳優もハマりまくっている。元々俳優志望のタランティーノがちゃっかり出ているのはご愛嬌。この映画の見せ場はやはりマイケル・マドセン演じるMr,ブロンドの拷問シーンだと思う。そこはかとなくユーモアを漂わせたバイオレンス。ただ残酷なだけのものと比べるとはるかに上質だと思う。低予算の中でタランティーノはこれだけは絶対に外せないというものだけを選りすぐったのだと思う。だからこの作品からは「これがやりたいんだ!」というものがビンビン伝わってくる。これはタランティーノ長編デビュー作にしてこれまでで最高の作品。これを超えたと思える作品がまだないのが残念です。「キル・ビル」はまだ観てないけど期待できるかな?
[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-07-02 20:26:07)(良:1票)
113.  ヒート
パチーノは相変わらず血管切れそうな熱血オヤジ。年をとってからどの作品も同じ演技なのが気になる。刑事だろうが盲目の退役軍人だろうがプロデューサーだろうが悪魔だろうがどれもみーんなアル・パチーノ。役の人物じゃなくてアル・パチーノなの。この作品は全体に緊張感があるのがよいです。監督のマイケル・マンは寡黙に戦う男を描くのが好きみたいね。あの銃撃シーンも見ごたえありました。ただね、ダイアン・ヴェノーラとナタリー・ポートマン母娘が出てくると途端に緊張感がプツっと切れてシラけてしまう。あの二人は全然必要じゃないです。デ・ニーロは渋かった!強盗チームに肩入れしながら観てたのは言うまでもありません。  読み直して見て、文句ばっかり言ってることにあせりました。不満な点を差し引いても、プロ中のプロ同士の対決を描いたものとしては傑作です。時間の長さなどまったく感じず堪能しました。警察側は熱い、それに対する強盗チームのクールさ。このコントラストが心地よい。心残りなのは最高にかっこよかったヴァル・キルマー、あのあと彼はどうなったのかということが気になってしょうがなかった。そして、なんだかんだいっても夫を裏切らなかったアシュレイ・ジャッドはイイ女。彼女は必要不可欠な存在でした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-02 20:25:19)(良:1票)
114.  二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》 
本当にすばらしい作品でした。シェリリン・フェンが役名もないこの役を選んだ理由がわかります。自分の土地を持たない季節労働者にとってはレニーはたしかに重荷ですね。皆、自分が生きるのに精一杯だ。うん、私もジョージにとってレニーは自分の存在価値を確認できる唯一の人間だったように思います。しかしちょっと目を離すとやっかいなことをしでかし追われる身となる、ここが難しいのね。ジョージは常に葛藤していたと感じる。あの老犬とレニーが重なってしまった。老犬はレニーの運命を予知するものだったと見終わって気づく。ジョージにしてみれば、ほかの人間がやるくらいなら自分が、という想いが強かったのでしょうね。この作品が初見だったゲーリー・シニーズはメジャーな娯楽大作に出る前の、いちばんオイシイ時だったと今にして思う。そしてマルコヴィッチの化け振りにはいつも驚かされます。知的障害者を演じた場合、辛口な批評をされがちだけれど、余裕さえ感じられるマルコヴィッチの演技はパーフェクトでした。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-07-02 20:24:11)
115.  アメリカン・ビューティー
ここに出てくる対照的な二組の家族は極端に描かれてはいましたけど、もはやアメリカだけの問題ではないですね。人間にとって基本となる基盤となる最小組織である家族が機能していない、すでに崩壊してしまっているのですね。表向きは両親と子、住みごこ地のよさそうな小ぎれいなマイ・ホーム。しかしそこに住む人間たちは無気力な夫と見栄っ張りな妻。国粋かぶれの暴君の夫と自己主張できない妻。そしてその娘と息子はこの夫婦の子ならこうなるだろうなあと、妙に納得してしまいました。その現状に疑問を持っているのがレスターとクリス・クーパーの妻。知らず知らず「こうすることが普通、幸福」と信じきっているより、何か違うと疑問を持つことの方が正常のような気がする。登場人物の中でいちばん屈託無く、表と裏を感じることなく、自然体で幸福そうなのはゲイのカップルだった。このあたりがかなり皮肉ですね。何かに目覚めたようにレスターがトレーニングを開始するあたり、それまでとうって変わってギラギラしてくるのが可笑しくもあり、突き刺さってくるものがある。忘れていた情熱ですかね、ファンタジーといってもいい。けれど現実に気づき一気に我にかえる。もうね、リアル過ぎて辛くなってくるの。 クーパーの妻は息子を父親から離すことを選ぶ。けれどあの娘と息子はラスト、レスターのあの姿を見ても悲鳴ひとつあげず、淡々と珍しいものを見るような態度である。この子らもかなりの重症だ。この感覚が子孫へ受け継がれていくかもしれないと思うと恐ろしい。20世紀はひたすら物質欲を追求した時代だったように感じる。21世紀は精神性を追求する時代になることを望む。 タイトルの「アメリカン・ビューティー」これはアメリカ作出のバラの名前です。一般的にバラといって思い浮かぶものは改良に改良を重ねた品種でしょう、美しいけれど本来の姿ではないのです。見せかけの美しさ、美しさのために無理をしていると言ってもいいかもしれません、そんな意味がこのタイトルにはあると私は勝手に解釈しています、自分でも気づかない闇、病んでいる部分をリアルに描いたシニカルコメディ、人ごとじゃありませんね。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-03-25 11:05:12)(良:2票)
116.  アルマゲドン(1998)
この無理無謀な設定を巨額を投じて映画にしちゃうんだからハリウッドというところは不思議なところです。でもこの作品は大自然を相手に知恵と技術でもって必死に戦うというものなので、ガンバレ合衆国、世界のために!と素直に応援できるところがよいです。しかし、ビリー・ボブが出てるのにはびっくりいたしました。そのビリー・ボブにみんなの条件として「ケネディ暗殺の犯人を教えろ」だの「違反を帳消しにしろ」だのブルースが読み上げるとこは笑った。とっても小市民的な条件がよろしいです。  何年かぶりで昨夜観ました。再見してこれはコメディなんだと確信しました。 これはこれでいいんじゃないかなあ、これといってとってつけたようなメッセージ性もないし、あからさまじゃないおバカ映画だと思う。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-02-01 14:42:07)
117.  ジェニファー8(エイト)
セピア調の映像が大変美しいです。風景もすばらしい。盲目の少女を演じたウマ・サーマンがよかったわね。ナイーヴな感じが彼女にぴったりでした。アンディ・ガルシアがもうほんとにセクシー。 連続殺人事件の犯人を追い詰めていくその経緯はよいのですが、ラスト、なんでああなっちゃうの?ここはガルシアがケリをつけてくれなきゃあねえ。ウマの入浴シーン、残念ながらあれは吹き替え、ボディ・ダブルってやつです。 あの施設の分厚いメガネの人がマルコヴィッチに見えたのは私だけでしょうか?   
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-22 23:19:18)
118.  幸福の条件(1993)
「キレイに見せようとする下品な内容の映画」これはその見本として貴重である。「幸福の条件」というタイトルもなんかヘンじゃない?条件なんてあるんだろうか・・・ そしてなんだか落ち着きの無いガサツで浅はかな夫婦という感じで最初から不快感。 あんまりよく覚えてないけど、つまり家だのライフスタイルだの表面的なことばかりに一生懸命になり経済状態の危機をギャンブルで穴埋めしようなどと考え、欲出した揚句にっちもさっちもいかなくなり、こともあろうに100万ドルにつられて一晩のお相手になる奥さん、それを止めず後になって嫉妬に狂う亭主という、どうにもならんアホ夫婦に「幸福とはなにか」を荒療治で教えた富豪の人生の達人ってことでしょうか? こういう夫婦は実際にいそうだけど、レッドフォードが演じたような人間はまずいない。しかし、男としては最高です。それでもあの亭主のところに戻るのを好意的に受け取れるような人物かなぁあの夫婦。だってそれまでの経緯があれだもの。 エイドリアン・ラインの作品てその映像美に対して内容が下品、薄い、たいしたことないっていうのが多いような感じ。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2008-11-13 14:12:44)
119.  エリザベス
時代劇、しかも16世紀イングランドのお家騒動のようなお話しですからね。ただでさえ、ややこしい人間関係、馴染みのない因習や風習に宗教が絡んでくるわけなので、ヘンに奇抜、風変わりな作品よりも、このような正統派時代劇にしてもらった方が私としては入り込みやすいです。作品としても退屈など全くしない出来のうえ、魅力的な役者の演技もすばらしい。ジェフリー・ラッシュとジョセフ・ファインズは「恋に落ちたシェークスピア」より断然こっちがいい。特にラッシュ演じるウォルシンガムは秀逸。仕事のできる男はやはりいい!そしてファニー・アルダンはなんともエロチック。悩ましげな最期でありました。オスカーは”シェークスピア”に持っていかれてしまったけど私にとってはこっちのほうがはるかにおもしろかった。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-11-12 19:25:46)
120.  エド・ウッド
ジョニーがムチャクチャ上手い!!この人は今、陰気、暗い、でも可笑しい、という演技させたら世界一、と思ってます。お話のほうは、ハリウッドの片隅で、必死ではなくマイ・ペースに時にはあざとく生きている三流芸人と映画人たちが可笑し悲しい。心のどこかではわかってるの、でもそれを認めたくないみたいな切羽詰まった人間の業を感じる。お気楽なようでいてそうじゃないの、そんなどうにもならない矛盾も感じる映画。どの世界の人にもいえることだけど、息の長い人というのは人の表裏がちゃんと理解できる人なんだと思う。ティム・バートンもそんなひとり、愛のある人。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-10-30 00:19:41)
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