101. オーシャンズ12
《ネタバレ》 前作は、割と面白かった様な...。 予告を見た時から「大丈夫かな...」と不安がよぎったんだけど、実際、観て的中。 全体にリズムが遅くてダレ気味。「ええ~!そうだったのか!」な驚きは無いし、 ジュリア役ジュリアもレーザー避けダンスも、3D装置も、なんだかなあ...。 日本人には分からないネタが含まれる...とか言うけど、どこにあるの?。 それを加味しても、なんだかなあ...。 [DVD(字幕)] 3点(2005-07-17 22:54:23) |
102. フォーガットン
《ネタバレ》 秘密裏に進められる超極秘実験!...の割に、超ド派手な回収シーン。 う~ん、好きだな、こういう映画。山小屋吹っ飛ぶ程の回収(目立つじゃろ)、 岬の回収(ひと目に付くがな)、最後には、倉庫ぶっ壊す程の大回収 (どこが極秘だよ!)。そうそう「いい加減に忘れてしまえビーム!」炸裂。 いや~、ほんとに楽しかった。内容とは裏腹(?)に、終始悲壮感漂うBGM。 合わない人には「なんじゃ、そりゃ」で終わりかねない危険な映画。 ジュリア、何故出た?。他人には勧めない。でも、自分は好き。 実家に帰って、母に優しくしたくなる副作用付き映画。 [映画館(字幕)] 6点(2005-06-12 00:12:18) |
103. ツイステッド
《ネタバレ》 アシュレイだから観たんだけど、酒飲み過ぎ。しかも、薬入りに気が付かないなんて。 あれ程の洞察力があるなら、普通「飲み過ぎで気絶」の次は「健康診断」だよ。 定石通りのサスペンスなら、「ミルズ真犯人、射殺、事件解決...と思わせておいて、 やっぱり彼女が多重人格だった」...って所まで行っても良いような。 カワイイ顔して、こえ~みたいな。ミルズ真犯人で驚かせたいなら、 セラピーの医者も怪しくしておくとか。マイクの家に向かう車内、ジェシカだけは、 頭の中で医者を疑る...とか匂わせても良い。それにしても、当初ミルズの意図が分からなかった。 ジェシカを(その母も)病的に愛するゆえか?。軽い男と関係するから許せない?。 要は、彼女を「立派な署長」にまで育て上げたいんだよね。病的育成ゲームって事かな。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-11 18:52:10)(良:1票) |
104. キャットウーマン
《ネタバレ》 「ハル・ベリーで、猫女を撮ろう」という発想も、 「適役にシャロンの存在感を充てよう」も正解だと思う。でも、何かが変。 一番の問題は、あの変な化粧と猫帽子かな。首から下カッコよくても、あれじゃあね。 変身前ベリーの方が魅力的。それに、猫女は超人なのに、敵が常人でしょ?。 「格闘の末ラスト」に無理がある。何らかの設定で、敵もモンスターにしないとね。 街中を飛び回るシーンは、蜘蛛男のCGに比べてギコチナイのが惜しい。予算の所為か?。 ミッドナイトから力を授かるシーン。猫なら、噛むのか?爪で刺す?不思議な光?...と 思ったら、口から「ほあぁぁ~」。かなりウケた。ある意味「2」が観たい。 [DVD(字幕)] 5点(2005-06-03 21:34:31) |
105. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 多重人格ねえ。新鮮味が無かったな。「もう1人の自分」が次々と現れて混乱するシーン。 今時は「いかにも合成です」って感じで、陳腐に映る。「内なる声」だけで良いのでは?。 シューターだけ別の姿って言うのも変だし。自分で殺していない(その記憶が無い)のに、 (別人格から)言われるまま死体を片付ける辺りは、何か変。自分ちのドライバーだからってだけで、 請け負わない。死体を見て気絶、目が覚めるとギアと腕時計連結、始動する車、命からがら脱出。 「シューターの仕業だ」と更に怯えるモート...じゃダメ?。最後まで(これからも)、 自分の犯行と知らず、元妻と間男栽培のコーンを食べてしまうモートで終わるのも良いかも。 いずれ死体が出た場合、「なぜだ~!」と絶叫する彼を想像出来る。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-08 00:06:59) |
106. ヴィレッジ(2004)
《ネタバレ》 ストーリーを追うと、辻褄の疑問を言いたくはなる。 「これ以上、愛する人を失いたくない楽園なら、なぜ最低限の医療技術を用意しない?」とか、 「大金払って飛行禁止区域にまでするのに、なんで薬の入手経路を確保出来ない?」など。 それはともかく、「かつて心に傷を負った者達の哀しいユートピア。そして、次世代への移行で、 怖れや闇を乗り越えられるかも知れない可能性」...辺りを描いているのかな?と思いつつ、 なんだか心理テストの映像化にも思えて来た。 「森を歩いていたら、高さ不明の壁に出会いました。あなたはどうしますか?。 右へ、左へ、登る」おそらく、村も森も街も盲目も、人間心理の喩えでは?。 「手探りで深い森を彷徨う盲目」は、外界へと手を伸ばす心の葛藤だろう。 「誰の為に生きるの?」という問いは、観る者全てに当てはまる。 そう考えて行くと、この映画の受け取り方もあるような気がする。 ...余談だが、前半は「宇宙人に飼われている人類とか言うダークシティな設定だったら、 どうしよう」と、変な意味でヒヤヒヤした。良かったよ、緑の宇宙人出て来なくて。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-03 00:10:27) |
107. コラテラル
《ネタバレ》 「どう見ても殺し屋に見える別の俳優」が演じてたら...なんて思いつつ。 少年時代の不遇を話す場面があるが、顔立ちが良過ぎて不幸だった人に見えない。 第一殺人で車が損傷するが、見せ場にしたかったのか?。むしろ、あれが不要。 「何か起こりました」な車で仕事を続ける意味が無い。死体を積む事すら意味不明。 通常の車で殺しが進む、辛い運転手、周囲の人は何も気が付かない...の方が 「都会人の無関心・孤独」という側面にも合う。 運転手と母親の関係を早めに出し「車から逃げたり、通報したら、母を始末する。 運転するだけだ。お前に罪は発生しない。良いだろ?ひと晩、付き合え」な関係に した方が自然。仕事が順調に進むうち「饒舌になる殺し屋」も、多少は納得出来るし、 その会話に付き合わされる運転手も必然になる。 洒落た音楽、含蓄のある台詞、美しい夜景...にしたら、良かったのに。 残り2人。リスト無くても、覚えてろよ。プロだろ?。 最後、運転手と女がビルから出た時点で、普通は追跡不可能。なんじゃ、ありゃ。 余談だが、ファニング。「イン・ザ・カット」でも刑事役。あれがチラついて、 緊張感を削ぐ。トム様の「殺し屋役やってみたかったんだよ」の為にある映画。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-02 00:05:33) |
108. トルク
「ありえね~映画」のバイク版かと期待しつつ鑑賞。まあ、こんなもんかな。 なんだかバイクに乗ってなさそうな顔ぶれに見えるんだが、気のせいか。 それにしても、向こうの道路(特に高速)は広くて良いね。 物事が、だだっ広い国でバイクに乗りたい衝動に駆られました。 ストーリーは、適度に薄い。最後のモンスター・バイク。 そんなに速かったら、曲がれないでしょ?とか、サングラスしてても、 無駄でしょ?顔ゆがんじゃうでしょ?とか思ったけど、まあ、良いか。 突っ走って、どか~んと爆発。めでたしx2。そんな映画も、また良し。 [DVD(字幕)] 5点(2005-03-30 01:02:10) |
109. ソウ
《ネタバレ》 以前観ている作品だが「1って何だったっけ?」と思い再鑑賞。 LOSTの二人が出てたんですね。雑用ゼップとシン刑事。 でも、死んでしまう。うう、もったいない。 このシーンでゼップが犯人であるかの様に見せていたのか…と、 いろいろ感心しながら観ると、オチを知っていても楽しめる。 取り乱した医者は、自分で携帯を離れた場所に落としてしまう。 結果、家族の安否が分からなくなり、不安と憔悴で足切断…。 既に妻と娘は助かっていたので通話出来ていれば足の切断は起きないし、 アダムを撃つ必要もない。 その場合、ゼップが来て二人を「普通に射殺」って事になって、 ストーリー的につまらない。初見では完璧に見えたジグソウの計画も、 よく見ると結構「運の良さ」が助けてる様な…。 唯一彼の計画を狂わせたのは、妻アリソンの反撃か…。 それにしても子役の泣きっぷりが上手い。演技っぽさゼロ!。 アメリカの子役って、レベル高過ぎ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-03-29 01:16:14) |
110. テイキング・ライブス
《ネタバレ》 米国映画史上、ここまで犯人にダマされる心理捜査官が、かつてあっただろうか...と言う 不思議な内容。いくらなんでも、気付くでしょ?とは思うが、あの「夜」が無ければ、 最後の「オチ」も成立しない訳で、仕方ないかも知れないけど、いくらなんでもね。 すぐ後で、トリックだったと判明するとは言え「腹にハサミ」の映像を、 世界中で放映して良いものか疑問が残る。せめて「犯人は彼女に好意を抱く、 失職後の彼女を執拗に追う、それを見越した策(武器)があり、格闘の末、決着」 ぐらいの設定にしてはどうかと...。 お気に入りは、「後で、ロビーで会おうね」の時に見せるアンジーの女の子の様な笑顔。 他の映画じゃ見られないな。 6点(2005-02-27 22:31:47) |
111. ハウルの動く城
誰かを愛することでしか、心は心になれない。 守りたい誰かの為に生きることで、人は人になる。 冒頭のソフィーの声に違和感を感じる方は多いと思うが、あれは、 あれで良いのでは無いだろうか。当時の彼女は自信もなく俯いて、 周囲の仲間と楽しむ事も出来ず、心は「年老いて」いた訳でしょ?。 見た目は若くても老いた心。その後、城の中、ハウルを想いながら眠る時は、 少女に戻ったりする。彼女の心理状態で、見た目を描き分ける所に面白さがあるのなら、 声の有り方も同じだろう。物語の後半、ハウルを愛する事で活き活きとする彼女。 しかし、後半になっても「少女の姿なのに、声が老いてる」と違和感を感じただろうか。 そう考えると、冒頭のシーンは「少女だけど老いてる感じの声」を(見事に?) 演じていたと思う。 お気に入りの台詞は「私なんか、一度だってキレイだったことなんて無いわ!」 それと、声優キムタクには賛辞を贈りたい。エフェクターかけたの?っていうくらい、 本人と声質違って、しかも役にぴったし。どんな魔法だ?。 7点(2005-01-19 22:32:34) |
112. ドラキュリア
ジャスティン・ワデル目当てで観たので、満足です。充分です。 ラストで「私は、マリー・ヴァン・ヘルシング」ってセリフ。気に入りました。 6点(2005-01-01 00:45:34) |
113. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
《ネタバレ》 存分に楽しませてもらいました。巨大ロボ、光線銃、飛行艇、水中も飛べる飛行機やら、 空中発着場(?)、実に楽しいです。ボカし気味の映像に、少し目が疲れましたが、 上映時間は、長過ぎず短過ぎず適度。でも、アンジェリーナのシーンが少ないのが残念。 役どころゆえ、仕方ないけどね。艦内に指示をバンバン出す所とか見たかった。 それと、この映画に下品なチベット語のやりとりは不必要。あれは、蛇足だろう。 他にも、あのシーンの演出方法はあるだろうに。翻訳での失敗かな?。 そう言えば、アダムとイブの正体がハッキリしないな。実際、どんなだったんだ?。 あれ無しでも飛べたような...。ま、そんな詳細は別にして、雰囲気や映像を楽しめる映画だと思う。 ロビーでチケットを買ったら、先着00名さまとかで、プラスチック製組み立て飛行機をもらった。これ、懐かしい~。小さい頃、良く遊んだ。 7点(2004-11-28 22:06:58) |
114. レディ・キラーズ
《ネタバレ》 良く出来たコメディ。まさに、そういう感じ。あまり気負い無く楽しめば良いように思う。トム・ハンクス自身が楽しそうに演ずる主人公が良い。お気に入りは、木の上でマジに怒るネコ。ラストも、あのまま終わるかと思ったが、ネコの落ちがあって、しっくり来る。主人公のラスト。「あ~、この男はゴミの山にさえ行けないのか...と思ったら、連結船かよ!」の流れが、なんだか好き。 6点(2004-11-23 22:58:29) |
115. イン・ザ・カット
確か、公開時のコピーが「メグ・ライアンは、なぜ脱いだのか」。 彼女の渾身の一作らしいのに、なんてダサいコピーか...と、当時は嘆いたが、 本編を観てみたら、その通りだった。ミステリーでも無ければ、サスペンスでも無い、 エロティックでも無いし、文学的でも無い。「なぜ、脱いだのか」分からない。 彼女が、それほどまでに惚れ込む脚本だったとは思えないのだよ。 それと、妹の惨殺現場を観客に見せるなら、それなりの深さを用意して欲しい。 妹の扱いに、返って、腹が立つ。 3点(2004-11-01 00:09:55)(良:1票) |
116. 25時(2002)
もしも「何か」が起きなければ、在り得たかも知れない将来。 思い馳せたところで、取り戻せる筈もなく、すでに失ってしまった幸福。 誰かを罵る事も虚しく、もっとも忌み嫌うのは自分自身。消そうにも消せない嫌悪。 弱者からの搾取を止められなかった、あるいは、その事実から距離を置いた友情。 醜くなった自分に心を開くのは、名前も知らない少年。 傷付き恐れている臆病な自分を乗せて、車は不幸へと進む。 映画全体から感じるのは、どこか「自責」のようなもの。 これを今のアメリカに照らし合わせて受け取るのは、考え過ぎだろうか。 6点(2004-09-25 22:20:08)(良:2票) |
117. ペイチェック 消された記憶
なぜか分からないけど、どこか「サエない感じ」が全体に漂う。どうにかならないのかな。 「マイノリティ・リポート」と原作が同じ人とは知らずに観たが、「マイノリティ」に比べて、 セットが安っぽくていけない。ツヤが無い。水槽やら立体液晶やら、脳内透視装置やら。 迫り来る地下鉄なんて、ブリキだよ。近未来と思えないほど、あれこれ今っぽいのに、未来透視装置!。 凄すぎ。それと、銃を構えて向き合う構図も、飽きたな。まだ「フェイス・オフ」では楽しめたが、 あれは戦いを楽しんでいそうな悪玉だったから。「結局、撃たないじゃん...」とつっこみたくなる。 ガラス越しに分かれる男と女も、「そういうシーンが撮りたかった~」と聞こえて来そう。 でも、あのシーンのユマは良かった。そう言えば、生物学の博士だったけど、 その研究&背景は役にたったの?。分からん。リモコンは、便利だったけど。 あと主役装置の爆破は立派。90分にまとめたら、もっと良かったかも。 3点(2004-09-20 01:01:05) |
118. 愛してる、愛してない...(2002)
《ネタバレ》 見事。脚本秀逸。素晴らしい。どんでん返しで驚かせてくれる映画の中でも、 特に注目されて良いのではないかな。冒頭の「溢れる程のバラ」のシーンから、 「錠剤で描く肖像」のラストまで、無駄が無く、ぐいぐい惹き込まれてゆく。 オドレイ・トトゥの人気に頼った映画では無く、この作品自体が、すごい。 彼女の持つあどけない表情が、実に役柄と合っていた。 8点(2004-08-31 23:12:06) |
119. 天使とデート
ベアールが美しい。でも、それだけ。なんとも眠たい展開。 「後ずさりしては、コケる」とか、「振動で壁から物が落ちる」とか、 「犬が怖くて逃げる」とか、コテコテのボケとドタバタの連続が、今となっては辛い。 特撮や音楽の古さも手伝って、「あ~、80年代って、こういう風だったなあ...」と 懐かしむには良いかも。教会で像と一体化しているシーンは絵的に良かった。 3点(2004-08-15 18:41:38) |
120. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 悪役かと思われたルシアンが、後になって、悲恋の犠牲者と分かったり、 セリーヌの味方、大物ビクター復活、助けてくれるんだろうな...と思ったら、 逆だったり。その辺のストーリーは面白かった。欲を言えば、最後、 もう負けそうな展開、偶然にも「ルシアンの剣」が手に入り、仇を討つ...にして欲しいな。それも、古典的とは思うけど。あれだと、確かに使ったけど、あっけ無さ過ぎ。 それにしても、ケイト・ベッキンセールの低温な美しさが良い。その為の映画。 出来れば、マイケルが人間と知りながら魅かれて行く、敵となっても殺せずにいる、 愛するが故に噛めない、終盤、いろいろあって、とうとう噛める事になるんだけど、 噛む事で恍惚とする...なんていう、「吸血鬼ゆえの苦悩や妖しさ」を表現してくれたら 良かったな。まあ、欲張り過ぎか。 5点(2004-07-25 22:03:12)(良:1票) |