101. えじき
邦題がコレですか…。まあ、確かに「えじき」には違いないんですけど、そのまんまやん。もう少しひねってくれても…。内容はというと、思わせぶりな雑音が多少うざったいけど、「呪怨」くずれのお化け屋敷あり、ポルターガイストあり、「遊星からの物体X」ありと、ホラー映画のあらゆるファクターがてんこもりって感じで、周回遅れの強みってやつでしょうか、意外に楽しめました。恐くは無いが楽しめるという感じ。でもホラー映画にまず恐さを求める人(まあそれが当然なんですけどw)にとっては、著しく消化不良な作品であることだけは確かです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-19 19:46:23) |
102. リオ・ロボ
《ネタバレ》 上から目線を抑えた演技のジョン・ウェインは、とりあえず良かったんだけど、ストーリー的におかしな点が目立ち過ぎ。こんな西部の片田舎の町に、若くて綺麗な女が場違いなほど多いという点はまだしも、列車を乗っ取る手口がスズメバチとか、名前も知らない相手からの重要情報を易々と信じてしまうコルドナ達のナイーブさとか、秘密兵器の爆薬を手元に置いていない間抜けな保安官とか、ラストの対決で何の脈絡も無くいきなり加勢に来る村人とか、あるわあるわ。まあハワード・ホークス監督の最後を飾るに相応しい無茶苦茶ぶりって考えれば済むんでしょうけど。やっぱこういう系統が好きな人じゃないと結構キツイね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-12-11 20:22:00) |
103. 富江BEGINNING
とにかく出てくる奴が「とみえー、とみえー!」とか叫んでるという印象しか残らない。あとエンドロールに「合成写真」とかって、何か間抜けというか興醒めで笑える。 [DVD(邦画)] 2点(2007-12-10 23:09:24) |
104. ザ・フォッグ(2005)
《ネタバレ》 冷凍庫に閉じ込められても死なない船員の人間離れした生命力。パッと見は、つのだひろなのに。 あれだけ湿気の多い場所に長期間埋め込まれていたにも関わらず、どこも腐食しておらず、楽にページをめくることのできる日記。まさにオーパーツだ! 半年振りの再会にしては、セックスがあまりにもアッサリしている主役の男女。あの若さで倦怠期か? あの高さから車ごと落下しても死なないDJのおネエちゃん。ジェイソン・ボーンもびっくりだ。 DJのおネエちゃんと息子との再会があまりにもアッサリし過ぎていて、それまでの前振りがすっかり無駄になってしまっている。ホラー映画にはあり得ない緊張感の無さだ。 ストーリーがそもそもあの4人の子孫以外には関係が無い。他の島民(特に島の外から移住してきたような人)にとってはまったくハタ迷惑な話である。 幽霊の顔が思いっきりゼイリブな件。さすがカーペンターのリメイクだ。 そんなこんなで、まさにすべてが五里霧中の作品。プギャー! [DVD(字幕)] 3点(2007-12-04 23:26:33) |
105. モン族の少女 パオの物語
《ネタバレ》 雄大な山岳地帯の風景、青味がかった映像と情感に訴えかける音楽が非常に印象的。主役も『コウノトリの歌』で鮮烈な印象を残したドー・ティ・ハーイ・イエンの演技が光る。質的に完成度がかなり高い人間ドラマ。ただ一点、パオが生みの母シムを何故あのように邪険にするのか、についての理由付けが若干弱い気がする。正室は子を産まなくても側室より優遇されるという封建制独特の意識なのか?それとも思春期特有の照れ?その辺で少し戸惑った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-28 23:05:48) |
106. めぐみ-引き裂かれた家族の30年
横田滋さんが泣いている姿を見るのは本当につらい・・・・。それだけで胸がいっぱいになってしまう。ただ純粋にドキュメンタリー映画として見た場合、若干ツッコミが不足している気がする。拉致当時の国際情勢とか、拉致の存在を否定していた側もとりあげて欲しかった。 [地上波(字幕)] 7点(2007-11-27 23:17:21) |
107. オーディション(2000)
「コラー!とんねるず」の危ないタイプのコーナーに出てきそうな女だな。恐いというより気持ち悪い。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-26 22:45:03) |
108. ナヴァラサ
《ネタバレ》 うーむ、これ性同一性障害とホモセクシャル(ゲイ)を混同してるような気がするんだが…。テーマ自体は面白いんだけどねえ。ストーリーの方も、本来ならば叔父さんが主役のはずが、ピントがズレてシュエータちゃんの一人相撲って感じで、コメディくずれみたいになってしまっている(思春期特有のひたむきさ、ナイーヴさは良く出ていたと思うけど)。もちろんそういう捉え方もアリなんだけど、全体としてやや観念的になってしまっている。差別の問題とかも含めて、もう少し現実の社会問題として具体的に捉えて欲しかった。この監督さんは最初ドキュメンタリーを撮りたかったようで、その辺の意識のズレが影響してしまったのかな…。期待していただけに残念。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-20 19:12:20) |
109. ファイヤークリークの決斗
《ネタバレ》 「負け犬」の町にやってきた撹乱要因ってことですか。単なるドンパチとは違い、結構深いテーマですな。ならず者どもの蛮行に対して、何故か正当な職権を行使しようとしない保安官にイライラさせられっぱなしなんですが、これもすべてラストへの壮大な前振りと理解しときましょう。その辺に我慢できるかどうかが観る側の鍵になると思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-19 20:54:06) |
110. 若い人(1952)
舞台がキリスト教系の女学校だったり、監督が市川崑だったり、アナトール・フランスまで引用しちゃったりで、何となく哲学的で高尚な雰囲気の作品、「教師と生徒の恋愛」「教育と宗教」など現代社会にも通じる「古くて新しい」問題を内包した作品、のはずなのだが…、やっぱ駄目だ!ウザすぎる、あの母娘!とにかく個人的にこういうのは駄目だなあ。巨匠の作品にダメ出ししちゃって申し訳ないけど、アレはないわ。生理的に駄目だわ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-10-11 18:41:23) |
111. アメノナカノ青空
《ネタバレ》 どこにでもある典型的なお涙頂戴のメロドラマ(あまり、とゆうか全然泣けなかったけど)。もう少し何か展開があるのかなと思ったが何もないままスンナリ終了…。おかげで、なかなかライターを返さないカメラマンの兄ちゃんのウザさだけが際立ってしまいました。終末期医療とか「クオリティ・オブ・ライフ」がテーマなわけだから、もう少し医学的な側面を出した方が、ストーリーの厚みが増すと思うのだが…。何か知らんけど重い病気とか唐突に言われてもピンとこないなあ。また劇中登場する「旗手」の存在も、恐らく何かの比喩表現だと思うのだが(大体想像できるけど)、もうちょっとからんでくれないと…。ただの可哀想な人で終わってしまっている。 [地上波(字幕)] 5点(2007-10-08 21:59:03) |
112. バレンタイン
《ネタバレ》 そもそも、たかがパーティー会場でブス女と乳繰り合っただけで(しかも未遂)更生施設に入れられ、更に少年院から州の医療施設って、どんだけ重罪人なんだよって話なんだけど、他にも突込み所満載でとりあえず笑わせてもらいました。個人的には蛆虫入りチョコを喰った時のリリーの顔が一番ホラーでした。 [地上波(字幕)] 3点(2007-10-07 17:54:08) |
113. 恋はハッケヨイ!
朝青龍も、この映画でも観て、もういっぺんやる気出してくんないかな…。 [DVD(字幕)] 3点(2007-09-27 22:54:02) |
114. シェナンドー河
《ネタバレ》 中盤あたりまでは、なんとなくファミリードラマ風でコメディタッチの味わい。チャーリー親父がいかにも偏屈な田舎の頑固オヤジってキャラで、このまま「渡る世間はおにいちゃん」みたいな展開でいくのかなーと思ったら、何か途中から雲行きが怪しくなって、ラストにかけて悲劇の連続…。やはり戦争が人心の荒廃を招いたってことなんでしょうが、とってつけたような感じがどうもねえ。いきなりの強盗とか何の脈絡もないし。ボーイ少年の件も結局経緯が不明なまま何となく落着してるし。後味悪っ。またボーイ少年の友達(?)の黒人少年に対して、奴隷は解放されたんだから、どこにでも好きな所へ行っていいとか何とか言わせてるけど、カネもなければ学問もないのに、今更どこへ行けっつーんだよ!この辺も奴隷解放の裏が読めちゃって後味悪っ。 [地上波(吹替)] 5点(2007-09-26 20:10:10) |
115. 風の絨毯
《ネタバレ》 「おいちゃん、それをいっちゃあ、おしまいだよ」になってしまうけど、イランへ行く前に注文していた絨毯が出来上がっているかどうか確認すればいいような気がするんですけど。わざわざイランくんだりまで行ったにも拘わらず、現地についてからまだ出来てないって…。榎木さんも怒るポイント微妙にズレてるし。そもそも、こういう一種の職人芸で造られる物って、あんまり急げ急げの強行軍でやるようなもんでもないと思うけどなあ。まあ、あまり馴染みのないペルシャ絨毯の製作工程については確かに興味深いものがありましたけど。 [地上波(字幕)] 5点(2007-09-25 21:48:24) |
116. 殺戮職人芝刈男
個人的にはチェットの殺され方が好きです。愛する女性と結合している最中に逝くなんて…。まさにナイスショット!チップインバーディーみたいな。それにしてもさすが、アルバトロスだ!まさに、アホウドリだ!アホみたいにつまんない。あほー、あほー。 [DVD(字幕)] 2点(2007-09-20 20:20:23) |
117. クオ・ヴァディス(2001)<TVM>
《ネタバレ》 ポーランド製作だけあってキリスト教に対する深い思い入れを感じさせる本作。原作未読のうえ、時間が長く、登場人物も多そうなので解り難いかと思ったが、マルクスとリギアの恋愛話が基本ラインなので、ここだけ抑えておけばそう混乱することもないかと思います。派手なアクションシーンこそないものの、皇帝ネロの残虐性といったものもよく表現されているし、ネロの側近にしてマルクスの叔父であるペトロニウスの面従腹背ぶりもドラマをよく引き立てている。ただ皇后ポッパエアとリギアとの「女の戦い」といった要素があまりなかったのが少し不満なのと、章と章の間に入るクレジットが邪魔なような気がする。流れが途切れる感じがするので、こういうのはDVDでは消して欲しかった。あとは、まあ、なんといってもリギア役の女優マグダレナ・ミェルツァシュの美しさですかね。世の中にはこんな綺麗な人がいるんですねえ…。もうここまでくるとほとんど芸術作品ですな。一日見ていても飽きないという。まさに天は二物を与えた! [DVD(字幕)] 9点(2007-09-18 23:21:31) |
118. しあわせの選択
《ネタバレ》 序盤から中盤にかけて連発される西欧流のジョークは、生憎と純和風の小生としては理解不能で、面白くも可笑しくもなく、ただ展開がやたらとめまぐるしいだけで妙に退屈させてくれる。アイスホッケーをやっていたと思ったら、次のシーンではもうモデルになってたりで、話があっちこっちに飛んで理解しづらい。ほとんど映画の態をなしていない。確かに主役のおネエちゃんは、綺麗でナイスバディ(笑)だが、ただそれだけという感じがしないでもない。終盤あたりに来てようやく少しハジけてきたかなという感じ。特に、ティナに関わった男たちが没落していくあたりとか、ティナの「さげまん」ぶりがなかなか面白い。しかし、ようやくコメディらしくなってきたなと思ったところで唐突にラストを迎える。あれが彼女の「選択」なのか?てゆうか、このおネエちゃんが主体的に自分の行く末を選択したという風でもなく、ただ周りに流されているだけのような気が…。結局、自分で何かをやるというのでもなく、ただ男をとっかえひっかえしているだけで、それを仰々しく「選択」とか言われてもなあ…、トホホのホー。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-18 23:16:22) |
119. 裸でだっこ
現在では想像すら出来ない梅津栄の壊れっぷりを見れただけで、もうお腹いっぱいでございます。エロの方は中の下といったところでしょうか。相変わらず中途半端ですなあ。 [地上波(邦画)] 3点(2007-09-14 20:27:39) |
120. 愛にかける橋
《ネタバレ》 マー役の男優さんが最初出てきたとき、エライ老けていて大丈夫かなあと心配したが、齢を重ねるにつれ、いい味を出してくれたので、とりあえずホッとした。それにしても国民党政府の元警察官で、外国人と国際結婚していて、思想教育中に内緒でクリスマスを祝うなんて、文化大革命中の中国では、これ以上ないってくらいヤバ過ぎる状況。それでも決して屈しない2人。やはり愛の力って偉大ですねえ。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-11 21:34:04)(良:1票) |