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プロフィール
コメント数 150
性別 男性
自己紹介 映像が綺麗な映画が好きです。
話題作からミニシアター系まで、最新作からクラシックまで広く遍くをモットーに。
評価の仕方は独断と偏見がかなり強いのであまり気にしないでほしいですが、
だいたい5点平均になるようにしてるつもりです。

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101.  小さな恋のメロディ
作りが古いせいか、序盤はやけに無駄なシーンが多かったりしましたが、音楽がとにかく素晴らしかったです。特にビージーズの「若葉のころ」が流れたときはすっかりその世界に心を奪われてしまいました。子供の頃はこんなんだったなーと懐かしくなる部分も多かった反面、ダニーとメロディの恋はずいぶん都合よく発展していくもんだなぁと、少し展開についていけなくなりそうになりました。。エンディングは嫌いではないのですが、ちょっと悪戯にも度が過ぎるだろーと思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-20 17:08:03)
102.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 
何とも難解な映画でした。スパイク・ジョーンズ監督の作品は初めてだったので、第一印象では7 1/2階といった設定だったり、やけに低い天井だったり、クレイグが会社説明のビデオが嘘だと言い張るマキシンに答えを問い詰めたときの流し方の感じはまさかマクガフィンではと、なかなかセンスを感じさせられました。ただそういった演出の数々が中盤以降で全く生きていないのが残念です。製作側にそういった意図があったのかはわかりませんが、人が人を愛するときには相手の入れ物を愛しているのか、それとも中身を愛しているのか、見終わってからはそんなことを考えさせられました。才能があっても売れない人形使いだったクレイグがマルコヴィッチとして売り出した途端に名声を得る、あるいはクレイグがマルコヴィッチから抜けた途端にマキシンに見向きもされなくなる…結局この映画はそういった問に明確な答えは出していませんし、ちょっと深読みしすぎでしょうか。ただ、この映画の通り、人が入れ物によってばかり何かを愛するのだとしたらとても寂しいことじゃないかと思いました。この映画のラストみたいに。
[地上波(字幕)] 5点(2007-01-19 04:24:07)
103.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
父子ってお互い似ていたり一緒に暮らしているせいかあまり感じないものですが、意外とお互いのことをよく知らなかったりするもんですよね。父親がどんな青春時代を過ごしてきたのか、父親も若い頃はやっぱり自分みたいな若者だったのか…私は今父とは離れて暮らしていますが、この映画みたく病気などになってしまう前に少しでも多く逢っておきたいなと思いました。ティム・バートンならではの個性的な映像も一つひとつの寓話に素晴らしくマッチしています。エドワードがサンドラに一目惚れし時間が止まるシーン,水仙で埋め尽くされた庭で二人が結ばれるシーン,戦争から帰ってきたエドワードが颯爽とシーツの向こうから影となって現れるシーン…それぞれが何度でも見返したくなる宝物のようなものとなって私の中には残っています。そしてその後に現実に立ち返った際の,死に直面したエドワードとサンドラがバスタブで抱き合うシーンは極めつけでした。
[DVD(字幕)] 9点(2007-01-15 08:12:52)
104.  シティ・オブ・ゴッド
重いテーマの割りにはタッチが軽めで、事実を切々と語り続けるというよりは脚色をつけてエンターテインメント性を忘れない作りになっていますね。登場人物の区別も比較的容易で、丁寧なナレーションが随所に織り交ぜられてるので見やすかったです。こういった内容を神妙な雰囲気で描かれるよりは、軽いタッチによりあくまで日常的に普通にあることなんだよ、と言われているような気分になり、かえって観る者に深く考えさせる効果が出たのではないでしょうか。恋を知るよりも前に銃を知り、キスをすることもなく命を落としていく少年たちをこの先世界がどうすべきなのか。「ホテル・ルワンダ」を見たときも思いましたが、ニュースも伝えない世界の現状を描く映画というメディアの意義を改めて痛感させられる一作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-15 07:52:20)
105.  レインマン
ダスティン・ホフマンがよかったです。それだけに弟はトム・クルーズじゃなきゃダメだったのか疑問にはなりましたが、それはそれでよく頑張っていたと思います。最近ではすっかりアクション俳優としての地位を確立してしまったトム・クルーズのこういった作品は今となっては貴重なのかもしれません。自閉症という題材に社会的・医学的な側面などから深く切り込むわけではなく、あくまで兄弟愛を中心に描いたのが映画として見やすくなっていて、後味もすっきりしています。
[ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-15 07:21:55)
106.  ニック・オブ・タイム 《ネタバレ》 
ジョニー・デップはさすが色んな役柄になりかわれる役者さんですね。しかしこの役はジョニー・デップじゃなくてもよかったような気がします。クリストファー・ウォーケンの存在感と時間軸が一定という工夫がよかったです。靴磨きさんの機転の利き具合が絶妙でした。
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-15 07:01:32)
107.  タイタニック(1997)
今考えるとよくもあそこまでヒットしたもんだと思います。興行的な面も含め、舞台の隅から隅まで至った細やかな作り、船の沈没の仕方まで丁寧に再現した製作者の姿勢など、この作品が歴史的作品であることは間違いありません。ただストーリーは背景を除けばよくあるものですし、婚約者役のビリー・ゼーンがあからさまな嫌な役だったりと、ちょっとは人物設定などにもひねりがあってもいい気がしました。船の中で出逢いそこで恋に落ちる設定なのでどうしても長くなるのは仕方ないとも思いましたが…もう少し何とかならなかったのかという感じですね。しかし演出面など、やはりジェームズ・キャメロンは実力を備えた監督であると思いました。この映画によって、映画にそこまで興味のない一般の人にはやけに俗な扱いをされるようになってしまったのが残念です。あとは言わずもがな、主題歌・音楽も素晴らしかったです。
[映画館(字幕)] 6点(2007-01-15 02:19:59)
108.  スタンド・バイ・ミー
大人が束の間子供心を取り戻せる作品ですね。あのくらいの年頃はやけに年齢の上下関係などに縛られ、それでもやけに背伸びをしたい気持ちでいっぱいだった気がします。ひとつひとつのエピソードが子供らしさをいい意味で象徴していますが、反面やはりスティーブン・キング原作の薫りが随所に感じられ、しかも名作と名高い前評判のもと拝見したせいもあり映画としてあまり後味がよくなかったです。しかし画面全体からありのままの少年たちを写し出したキラキラする何かが存分に感じられ、音楽も素晴らしかったのは確かでした。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-15 01:55:09)
109.  21グラム
重いテーマを扱っているだけあって映像に重みや雰囲気があり、その重みに敗けない俳優陣をキャスティングしているのはよいと思います。ただ無意味な時系列の入れ替えが不愉快でした。監督としての実力があるかのように思わせたいのなだとしたら逆効果ですね、ちょっとセンスがないです(と言いつつ次回作Babelには少々期待していますが)。また神様を信じて更生することや臓器移植が否定的に捉えられがちな視点で描かれているのは疑問に思いました。確かに宗教に縋ることですべてがうまく行くわけではないし、臓器移植の影には為す術なく回復への道を立たれた提供者と苦渋の決断の末に提供を決めた遺族がいるわけですが、こういった宗教や医学によって救われている人も多くいるということまでネガティブな方向に持っていっては欲しくなかったです。逆説的にメッセージを伝えようとする演出があるのか最後まで期待してみていましたが、そういった雰囲気もなく何とも救いようのない作品ということで終わってしまいました。
[DVD(字幕)] 3点(2007-01-14 07:11:06)
110.  レ・ミゼラブル(1998) 《ネタバレ》 
前半の逃避行などがやけに見応えある作りになっていてかなり引き込まれました。リーアム・ニーソンとジェフリー・ラッシュが好きだったので見ましたが、二人の攻防戦には満足です。人の悪が本当の意味で変わるときってのは、暴力や懲罰などの悪によってではなくて善によってなんだろうなと思わされる作品ですね。ただラストにもだいぶ高評価が集まっているようですが、どうも呆気なさすぎるような感が拭えませんでした。ジャベルはいくらなんでも死ななくてもよかったのでは?という感じです。。その後のジャンの颯爽と歩き出したときの表情は印象的でした。
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-14 06:48:55)
111.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
私は雷が大の苦手なので、宇宙人にあんな手を使って乗り込んでこられたらたまらないと思いながら見ていました。宇宙人の攻撃も恐ろしいですが、途中トム一家3人が乗った車に襲いかかる大衆の姿を見て地球人も充分恐ろしいですね。こういったパニック状況下ではやはり人はああなってしまうもんなんでしょうか。主人公がトム・クルーズだったのでまた大活躍してしまうのかと思いきや、あくまで一地球人の一お父さんとしての役柄だったのはよかったです。まぁあんな敵じゃ活躍させるのも無理でしょうけども。ティム・ロビンスの登場する小屋で、ホース上の触手のようなものが人類がいないか探すシーンはスピルバーグらしい演出のような気がしました。ただ(リメイク元の作品は未見なのですが)リメイク元に忠実に即したと言われるラストがこんな形だとは残念です。。マトリックスシリーズほどではないにしても、拡げたストーリーを一気に畳みすぎというか…しかも途中で離れ離れになった息子もしっかり生きているという都合の良さも鼻につきました、それも含めてめでたし×2でいいのかもしれませんが。
[映画館(字幕)] 3点(2007-01-14 06:21:49)
112.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 
なぜか急にヒステリックになりがちな両親のせいか、あまりうまく感情移入できませんでした。。サマンサ・モートンの髪型も生理的に受けつけなかったですし、純粋で可愛いはずの姉妹も、"Trick or treat!"とドアを無心で叩いているのがやけにイライラしました。後半はマテオと姉妹・家族の交流などいいシーンも多かったので良かったと思いますが、マテオは結局助からなかったりと、ファンタジーなのか現実的なのか焦点の合わないストーリー展開にはやはり納得いきませんでした。こんなレビューでこの映画のファンの方には申し訳ないです。
[DVD(字幕)] 3点(2007-01-14 00:58:59)
113.  マトリックス レボリューションズ
全体的に暗い背景の映像が多く疲れました。前作に続き視覚効果は目を見張るものがありますが、ストーリー的に拡げるだけ拡げて結局まとめられなかった感が強く残った最終章でした。結局この映画は、自分で作り上げた世界なのに「仮想現実に何の不満があるのか」という1で誰だかが言っていた言い分が否定できていない気がします。ただドラゴンボールが現代の技術なら実写化が可能だということを証明してくれました。
[映画館(字幕)] 3点(2007-01-14 00:36:24)(良:1票)
114.  アルマゲドン(1998)
パニック映画が好きな私としてはなかなか好きな作品の一つです。掘削工の破天荒な仕事ぶりも面白いですし、ただ実際こういった隕石の危機に地球が瀕したときに果たして本当に掘削工の人々の依頼をするのかというのは疑問に思いました。映像を見せたいのと山場と尺のために小隕石を世界各地に衝突させるのもどうかという感じでしたが、その他諸々パニック映画ならではのご愛嬌ということで及第点ギリギリでしょうか。あとは主題歌選びの巧さもこの映画が興行的に成功した一因だと思います。
[映画館(字幕)] 5点(2007-01-14 00:24:45)
115.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
何から何まで完璧な作品だと思います。世界中をパニックに陥れるだけの影響力を充分に備えた傑作です。スピルバーグ作品の中では初期ながら未だにこの作品が一番好きです。最初から最後まで息をつかせない展開と、美しい海を舞台にした映像、そして聞くだけで恐怖を煽られる音楽がすべて素晴らしくマッチしていると思います。ただ一頭倒してそれで一件落着でいいの?という感はありましたが。
[ビデオ(字幕)] 9点(2007-01-14 00:04:00)
116.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 
いくらなんでも空を飛んでしまうのはどうかと思いました。。映画的にも前半のザイオンでのシーンはもう少し短くできた感が強く、ネオvs大量スミスの場面も「見せ場ならではの長さ」にまとめるべきではないかと感じました。またツインズは暴れさせたらなかなか魅力的なキャラクターのような気がしてたのに、あっさり登場して呆気なくいなくなってしまったのが残念です。ただ映像やアクション・ファッションの点ではほぼ満点に近く、屋敷での激闘からカーチェイスに至るまでのシーンは見応え充分です。
[映画館(字幕)] 6点(2007-01-13 23:53:51)
117.  マトリックス
マシンガン撮影やワイヤーアクションなど、この映画によって一気にそれらが広まったことを考えれば映画的な価値は必然的に生じてくるものと思います。それらを除いて考えても、ファッションや舞台まで細やかな気遣いが行き届いたスタイリッシュな映像は素晴らしいです。哲学的な要素の強いストーリーは、最初の方でだいぶ一生懸命伝えようとしているのはわかるんですが…なかなか上映中に充分に理解しながら進んで行くのは難しかったですね、鑑賞後にだいぶ考えた覚えがあります。ただ一旦理解してしまえばリピートしてみると面白さ倍増なはずです。あと見終わった後、根拠なく喧嘩に勝てそうな気になります。
[映画館(字幕)] 6点(2007-01-13 23:45:18)
118.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト
のちに発見されたビデオテープという設定なので、どうしても映像が途絶えるまで(最後まで)取り立てた山場がないのは仕方ないとは思いましたが…こういった作品になるのなら元の設定から変えてもよかったのではと思いました。ただ予算的な制限の中で生まれた作品ですし、アイデアや撮影方法を見ていると随所に工夫も見られたところはよかったです。
[ビデオ(字幕)] 1点(2007-01-13 23:29:30)
119.  フェイク
どうもジョニー・デップがアル・パチーノの心を摑んでいく様子がピンと来なかった気がします。無愛想ながら仕事ができるクールな部下、ってだけならジョニー以外にもいたのでは、という感が否定できず、本物のジョー捜査官も実際そんな男だったのか疑問になりました。その設定さえ呑み込めばアル・パチーノのマフィア役もすっかり板についてますし、ラストの切ない感じも何とも言えません。
[DVD(字幕)] 4点(2007-01-13 23:22:12)
120.  蝶の舌 《ネタバレ》 
ヨーロッパ映画にありがちな悠長な展開+大胆なカット割りで終盤まではあまり映画に入り込めませんでした。ただラストのワンシーンが素晴らしいですね。わけもわからず、大人の世界には無力であることを重々知りながらも、何か自分にはできないのかという子供ならではの心情がラストにうまく集約されていると思います。口にできる語彙も少なく、ただ教えてもらったことを連呼するしかできなかった少年の気持ちが痛いくらい私の心に刺さりました。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-13 01:40:27)
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