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自己紹介 洋画より邦画を好みます。
劇場より自宅鑑賞を好みます。
ジャンルはコメディ傾向の内容を好みます。

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101.  マシニスト 《ネタバレ》 
ヒッチコックにもありそうな古典的オチだが、ストーリーのテンポは悪くないので最後まで飽きずに見れるし、古い映画のような彩度の低いくすんだ映像や音楽の使い方も悪くないので雰囲気は○。見終わってみると実は主人公の体型が一番のネタバレだった気がする。そりゃガリガリになるほどの不眠症なら幻覚だって見ますって。中盤ぐらいで辻褄があわなくなってくるので狂っているのは周りではなく主人公自身だった的な予想はつくが、不眠になった根本的原因についてはラストでようやくわかる。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-11 02:09:18)
102.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 
あまりピンとこなかったし、舞台となったビーチはたしかにキレイなところではあったが永遠に住み続けたい場所には思えず…自分なら一週間もいたら飽きそう。それに主演はディカプリオじゃなくてもよかったような。この作品は欧米を中心とした若者のバックパッカーやヒッピーが根付いた文化圏ならもしかしたら理解しうるのかも。ダニー・ボイルはその楽園を追い求めるバックパッカーたちへのアンサーとして撮りたかったんじゃなかろうか?彼らが自由の楽園だと思っていたところはやはり幻想でしかなく、作られた楽園で現実はタブーであり排除することでしか成立し得なかった。あのビーチが本当の楽園だったとしても人間が一歩足を踏み入れた時点ですでに消え去っていたのだろう。
[地上波(吹替)] 4点(2010-04-10 04:53:44)
103.  ウェズリー・スナイプス ザ・シューター 《ネタバレ》 
ザ・シューターなんて邦題がついてるのでアクションやドンパチ満載なのかと期待して観ると肩すかし食らうかもしれません。レオン風味の逃亡劇という感じの作品です。派手さはないが心理描写、特に主人公を助ける子役とのやりとりに重点が置かれていて、同名異作品のザ・シューター/極大射程よりはこっちのほうが好きかも。もちろんスナイプスが主役なんですが、それ以上に子役の演技が際立っていて祖母と二人暮らしの家庭環境や不安定なお年頃の少女の感じがうまく出ていました。スナイプスがパーカーのフードをかぶったり脱いだりとやたらせわしないです。馬と子供のラストシーンにも好評価。原題のThe Contractor(請負人)のほうがまだストーリーに合っていたのになんで変えちゃったんだろう?
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-08 18:05:57)
104.  守護神 《ネタバレ》 
邦題が「守護神」、かっこいいですね。ハリウッド版海猿とも言えるストーリーで内容もほぼ一緒です。違いといえばコスナー演じるランドールは自己犠牲で亡くなり、藤竜也演じる源教官は最後まで生きていることぐらいでしょうか。さらに舞台を海から空に移せばトップガンに早変わり。主人公ランドールが訓練所の教官となり優秀な訓練生を育て上げるという非常にベタな展開ですが、ストーリーがわかりやすく盛り上げ方が上手いので飽きることなく最後まで見れました。なのにどうしてこうも迫力が違うんだろう?
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-08 02:32:06)
105.  海猿 ウミザル
一言で言うと舞台を空から海に移した和製トップガンですね。ひねりがない直球勝負の内容だけれど最後まで飽きずに見れるし、水中訓練と恋愛シーンのバランスもちょうどいい。伊藤英明と加藤あいもこのストーリーならばベストマッチ。壮大なスケール感ばかりハリウッド映画を真似た続編「LIMIT OF LOVE 海猿」よりはよっぽど良い出来だと思う。バランスはいいけど映画として観た面白みという点では今一歩かな。
[DVD(邦画)] 4点(2010-04-07 18:06:05)
106.  LIMIT OF LOVE 海猿
映像は海保が船艇協力したと謳うだけあってスケールはでかいのになぜか肝心のストーリーだけが全体的にこぢんまりしている印象。各エピソードを切り貼りしてつなげたかのように展開が唐突で違和感を感じるし、スケール感を出すためかセリフの音量に対してBGMと驚かしの効果音だけがやたらとでかいのが気になった。近々、三作目が公開されるとか…二作目みたいなことにならないことを望む。
[DVD(邦画)] 3点(2010-04-07 14:42:14)
107.  まぼろしの邪馬台国 《ネタバレ》 
まず何より島原の風景が美しい。邪馬台国は本当に九州にあったんじゃなかろうかと思えるほど。普段ならウンザリする竹中直人のオーバーアクト気味な演技は破天荒な実業家で奇才な歴史研究家だった宮崎康平にマッチしているし、そんな個性的な竹中すら上手くバランスを取ってしまう和子役の吉永小百合の存在感の大きさに脱帽。ただ、物語のターニングポイントとなる大雨の中で見つけた土器の破片を契機に事業そっちのけで発掘調査に入れ込むまでの理由やただのセクハラオヤジにしか見えない康平に和子が惹かれるまでの心情の変化についてはもう少し見ている側への説得力が欲しい。団交のシーンなど所々で見られる堤監督らしい独特なトリッキーな構図についてもこの映画ではちょっと違和感。全体的にはとても叙情溢れる素晴らしい作品。
[DVD(邦画)] 7点(2010-04-06 05:05:56)
108.  ICHI 《ネタバレ》 
観ていてどうしても気になったことがいくつか。イチを演じる綾瀬はるかがやたらと小綺麗なこと。瞽女の家に定住していた頃ならまだしも放浪の旅をしているのにもかかわらず髪は茶髪でさらさらヘアー、眉はしっかりと整えられ、色白の顔は煤けてないどころか日焼けもしておらず、指はまるで白魚のよう。なのに服だけが乞食のようなぼろ切れ衣。主役だから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、時代劇であれば最低限のリアリティは考えて欲しいところ。あと窪塚の現代の若者的な間延びした喋りは浮いちゃってますし、十馬演じる大沢たかおもトラウマで抜くことが出来ないというよりまるで手入れを怠ってて刀身が錆びて抜けないだけじゃないかと思うようなわざとらしさ。そのくせクライマックスではあっさり抜けちゃうってどういうこと?エンドロールに流れる片言日本語の歌がガッカリ感に拍車を掛ける。本格時代劇として期待すると肩すかしを食らいますが、主人公を女性に置き換えるという思い切った設定の斬新さと単なる勧善懲悪にしなかったストーリーはそんなに悪くない気がしました。
[DVD(邦画)] 5点(2010-04-06 03:41:47)
109.  理由(2004)
ドキュメンタリー形式で関係者の証言によって事件の真相や背景を浮かび上がらせていく手法は興味深いが、多数の事件関係者が次々に登場して証言していくストーリーが延々と続く2時間半ははっきりいって退屈です。画面上で語らせるだけなら別に映画じゃなくても原作を読めば済む話ですから。宮部みゆきの作品って原作の評判が高くてこれまでに多数ドラマ化や映画化されていますが何気に鬼門ですね。映像的な作品原作が必ずしも映画向きとは限らないということじゃないでしょうか?
[DVD(邦画)] 3点(2010-04-01 03:37:19)
110.  クライマーズ・ハイ(2008) 《ネタバレ》 
原作未読。登山シーンを挟み込むことで登山のクライマーズハイと墜落事件が起こった社内のジャーナリズムハイ(おそらくそういう言葉はないでしょうけど)をダブらせたのかもしれませんが、実際に起こった日航機墜落事件を題材にしているというよりはただストーリーを盛り上げるためのダシに使っただけという印象しか受けなかった。このフィクションの作品に多数の犠牲者を出した実際の事故を扱う必然性があったんだろうか?本編で精神を病んだ記者が殴り書いた原稿を読んで主人公がこれを遺族が見たらどう思うかと問い詰めるシーンがありますが、この映画の関係者にも同じように聞いてみたい。ただ、各出演者の演技については鬼気迫るものがあり素晴らしかった。
[DVD(邦画)] 2点(2010-03-26 05:28:17)(良:1票)
111.  魍魎の匣 《ネタバレ》 
原作未読です。中国ロケまでしてかなりお金をかけたであろう街の雰囲気はとてもよかったし、乱歩作品に出てくるようなダルマ美月や肢体切断のエログロな演出も大好きです。こんなに面白くなりそうな雰囲気を漂わせていながら肝心のストーリーにちょっと難あり。猟奇殺人については中盤で実行犯の目星は付いてしまい、観る側はそこで一区切りついてしまうので、そこから黒幕がわかるまでの流れが冗長に感じます。それから、序盤~中盤の演出に多用される時間の巻き戻しは本筋に関係なく物語を無駄にややこしくしている一因だと感じました。原作を読んだ上で鑑賞すればまた違った評価になるのかもしれませんが、作品単体では5点。あと、阿部寛はどうみても上田教授です。どんとこーい!
[DVD(邦画)] 5点(2010-03-25 14:27:49)(良:1票)
112.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
3D吹き替え版と通常字幕版の両方観ました。さすがに極彩色の映像は文句なしにキレイです。やはり3D化する前提で作られた作品ですね。パンドラに生えている草木やナヴィ族の造形も素晴らしい。特に弓矢の造形が力強くてよかった。作品には関係ない話ですが3Dは3Dグラスがメガネ・オン・メガネ状態だったので途中でずり落ちてしまい何度も押しつけるので鼻当ての部分が痛くなってしまいました。最後には人間万歳!で収まりがちなハリウッド映画にしてもののけ姫的な八百万の神エンディングはちょっと意外ですが、ストーリー全体で考えると上映時間が長いんだからスカイピープルとナヴィ族の対立構造だけじゃなくて、もう少しナヴィ族について掘り下げて描いてもよかったんじゃないかなと思います。
[映画館(吹替)] 7点(2010-03-24 19:20:18)
113.  しあわせのかおり 《ネタバレ》 
一言で言うと料理を大事に録っている作品だと思います。映画やドラマで料理や食事のシーンが出てくると得てして汚らしくグロテスクになりがちですが、この作品では包丁で食材を刻む音、炒める音、蒸し上がった蒸気の音、出来上がった料理の湯気、光の当たり方、構図…それらの音や画すべてに「しあわせのかおり」を感じました。もちろんそれらの料理を際立たせる中谷美紀と藤竜也の類い希なる演技力による部分も大きいと思います。食事シーンでは表情からも美味さが画面から伝わってきますし、重い中華鍋を振るシーン、アップは別の人の手かもしれませんが引きの画では間違いなく中谷自身が振っています。昨今の邦画のように派手な展開はありませんが見終わった後にほっこりと心の奥が暖まる、そんな映画です。
[DVD(邦画)] 9点(2010-03-24 18:08:57)(良:1票)
114.  感染列島 《ネタバレ》 
せっかく面白そうな題材なのに主役も脚本も力不足でいまいちリアリティが感じられず、無駄に妻夫木と壇れいのツーショットがやたら多いせいか実力派揃いの脇役を生かせてない気がします。序盤の佐藤浩市が頑張っていたところまでは画面にも緊張感もあったのに、感染死亡後から一変して中弛みしっぱなしです。ラブストーリーも蛇足でむしろないほうがすっきりしてよかったと思う。美味しそうなところをあれもこれもとつまんで一番大事な軸がぶれちゃってる感じです。
[DVD(邦画)] 4点(2010-03-23 22:37:32)(良:1票)
115.  恋愛寫眞 Collage of our Life 《ネタバレ》 
最初の40分ぐらいにラストをくっつけて写真を題材にした恋愛映画として終わってればなんとなくいい雰囲気のまま追われたかもしれないのに、NYに渡った辺りからなにやら雲行きが怪しくなり…。火サスか大映かってぐらいに大げさな小池のサイコっぷりで目が点になり、バブル期を彷彿とさせるエンドロールのNYの風景に山下達郎が流れる様には思わず苦笑。同じくリアリティがない作品でも「恋愛寫眞」と関係の深い「ただ、君を愛してる」のほうがまだ面白い。スタッフの「ケイゾク」メンツで期待していた分だけ落胆も大きかった。
[DVD(邦画)] 3点(2010-03-19 19:16:55)
116.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 
原作未読なので作品と映画の評価がごっちゃになります。誰が犯人なのか、なぜ犯人に選ばれたのかは最後まで謎のまま。あえて明らかにしないところには心の隅にモヤッとしたリアルさを感じるが、その一方で放置車はバッテリー交換だけで動いちゃうとかなんで入院しているかわからない柄本とか西部警察よろしく辺り構わずショットガンぶっ放しちゃう永島とかあまりに非現実的なシーンも目立つ。現実/非現実のどちらに視点を置くかで作品の評価は分かれそう。ビートルズのオリジナルではなく斉藤和義のカバーにしたのは後々の版権絡みのためかと。全くの余談ですが上映前にのだめカンタービレの予告が流れていて、キルオになぜかのだめの影がちらついた。地元仙台ロケという付加要素で期待が大きすぎたせいかどことなく物足りなさを感じる。
[映画館(邦画)] 6点(2010-03-16 11:36:16)
117.  時をかける少女(2010)
他の映画を見に行ったついでにハシゴして見ました。全く期待してなかったせいかオリジナルの時かけのストーリーを軸に再構築された世界は思ってた以上によかった。オリジナルへのオマージュ的なシーンやセリフが随所にちりばめられています。タイムリープのチープさも大林作品を彷彿とさせます。仲里依紗の下品になりすぎない程度の現代っ子的な雰囲気や中尾明慶演じるアマチュア映画監督の涼太、それに五郎ちゃん役の勝村政信、どれもがキャラクターとして光り輝いていて素晴らしいキャスティング。ただ唯一、安田成美の芳山和子というのだけがどうにもピンとこない。どうせならオリジナルキャストの原田知世をと思ったけど、1972年に中学3年生の15歳として1957年の生まれで2010年現在は53歳前後。まだ若すぎるか。
[映画館(邦画)] 7点(2010-03-16 09:52:21)
118.  RENT/レント
モラル的にどうなのよ?って部分や編集で落とされたシーンがあり、わかりにくく好き嫌い分かれるとは思います。しかし、本編を見て泣き、さらに未公開シーンに収録されてるロジャーとの別れでミミが歌うシーンで号泣した私は完敗です。
[DVD(字幕)] 10点(2009-12-25 08:46:52)
119.  日本製少年
大きなストーリー展開はほとんどなく終始陰鬱とした空気のまま終わるので好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思う。自分には正直合わなかった。ヒロインの嶋田加織が故・林由美香の若かりし頃の雰囲気に似ていたのが印象的。
[地上波(邦画)] 2点(2009-11-28 17:40:20)
120.  ワイルド・ワイルド・ウエスト 《ネタバレ》 
内容が薄くわざわざ映画館に足を運んだりDVDを借りて観るほどではないけど、テンポは悪くないので深夜にベッドの中でボーッと見るにはちょうどいい感じです。南北戦争当時の奴隷制などに絡んで肌の色や身体的な特徴について毒の効いた冗談がかなりあった。さすがに金かかってるだけあって蒸気式の巨大なクモマシーンとか電動ならぬ蒸気式車椅子、秘密兵器満載の蒸気機関車などレトロなメカニック造形は良。
[地上波(吹替)] 4点(2009-09-06 18:14:50)
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