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コメント数 895
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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101.  人類遺産
アマゾンプライムで配信されていたので視聴。  音楽もナレーションも説明の字幕もなく、果ては人間すら登場しない。 固定カメラでかつての人の営みがあり、やがて廃れていった建造物を切り取る。 置き去りにされ、朽ちていく建造物はあまりにも寂しげであり、かつ詩的で退廃的な美しさを醸し出す。 音楽の代わりに雨の音、風の音、波の音、動物の鳴き声が音響の要として大きく際立つ。  伝えたいメッセージがあるわけでもない。 ただ、そこに何があったのか想像をかきたてる。 原発事故で時が止まったままの福島の帰還困難区域もそう。  確実に眠気に誘われる映画かもしれないが、 映画を見る体力も残ってないときでも気軽に見れる映画でもある。 そのまま彷徨い、力尽きるまでフレームの中で旅してみたい。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-11-28 23:00:48)
102.  劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 《ネタバレ》 
このアニメに関する知識はテレビ版の総集編と外伝を見た程度。 劇場版だけ見ると消化不良になるのは確実なので、最低でもテレビ放映分は抑える必要がある。  ヴァイオレットが行方不明になった恩人のギルベルトを探すエピソード。 余命いくばくもない少年の代筆を引き受けるエピソード。 50年間、誕生日に亡き母から手紙が届いた少女の孫娘が、ヴァイオレットの足跡を訪ねるエピソード。 3つのエピソードが同時進行で展開していき、 先の見える顛末を細かい描写の積み重ねで感動に導く巧さは流石といったところ。 特に死の直前の少年と友人のくだりは確実に止めを刺しに行くレベルに達している。  とは言え、その3つのエピソードが単独同然で終わり、一つに収束するにはあまりにも弱すぎる。 結局、どれをクライマックスにしたいの?という気持ちになる。 単純にヴァイオレットとギルベルトの話だけで良いのでは?  離れた想いを届ける手段が手っ取り早い電話に代わっていき、手紙は時代の流れで廃れていく。 それでも文字が、文体が人の心を震わせるのが手紙の魅力だろう。 多くの人の想いを届けたヴァイオレットは、ギルベルトへの想いが成就し、最後は"人形"から"人間"になれた。 そのシーンが素晴らしかっただけに、複雑な構成は要らないと思った。
[地上波(邦画)] 6点(2022-11-26 00:26:17)
103.  華麗なる晩餐 《ネタバレ》 
人の欲望に底はない。 絶滅危惧種の動物を使ったあらゆる肉料理を汚く貪る富裕層。 床の底が抜けて埃まみれになっても貪り、 理性が崩壊して料理を奪い合い、幾度も底が抜けてどこまでも落ちていく。 彼らをもてなす給仕係不在の世界に何が待っているのか…  「それはあなたが御存知なのでは?」と見透かしたように眼で語る給仕長。 食卓に並ぶ肉でさえ、誰かが屠り捌かないといけない。 上に立つ人ほど謙虚さを持ち、限られた資源を上手く活かしていく。 ただ、痛烈な風刺ほど上の人には届いていないようだ。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-11-18 23:56:22)
104.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 
息子が母のためにつき続けた"優しい嘘"。 外から見れば、東西統一のドイツは希望と共栄の象徴のように見えるが、 東側の当事者からしたら社会システムが大幅に変わり、職を失い、落ちぶれた人もいた。 反体制寄りの息子が気付けば東ドイツに肩入れしている様は皮肉とも言える。  2020年代、氾濫し押し付けてくるSNSのプロパガンダにうんざりしつつも、 片や本作における当時ならではのアナログな手法で誤魔化す辺りは可笑しくも切ない。 歴史の真実も息子の嘘も知りつつも、母は"こうあって欲しかった歴史"を受け入れていく。  「見たいものしか見ない」という分断が現代社会の陰影を濃くさせていく。 ただ、一番必要なのは巨大な存在に身を委ねない個人の器の大きさそのものだろう。 母の死により家族ははじめて一つの時代の終わりを迎えられた。 東ドイツ時代の郷愁を胸に、山積みだらけの問題を抱えながらも彼らは新しい時代を生きていく。  タイムスリップしたかのように『マトリックス』のTシャツを友人が着ているサービス精神といい、 『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』を見てると楽しめる小ネタあり。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-11-13 23:54:43)
105.  キャメラを止めるな! 《ネタバレ》 
ミシェル・アザナヴィシウス監督はかつて007のパロディ映画を撮ったり、 サイレント映画へのオマージュ『アーティスト』でアカデミー賞を受賞するなど、 映画についての映画を描いてきたのに、リメイク版ではそれが上手く活かされていない。  思うに保守的で思い切りの良さに欠けている、オリジナリティがなかったことが露呈されている。  オリジナルを見ている人は仕掛けを知っているわけで、 「日本でヒットしたゾンビ映画(劇中劇)のリメイクを撮る」というコンセプトの中で新しい仕掛けを期待していたはず。 やっていることはオリジナルの設定と物語をなぞっているだけで、リメイク版で変更・追加した部分が空回りしていた。 これが作品のテンポと切れ味を鈍くしている。 家族ドラマとしても希薄だ。  仏実写版『シティーハンター』のスタッフだったら、オリジナルを尊重しつつも革新さを出せたかと思うと残念。  いっそのこと、韓国リメイクやハリウッドリメイクも作って、 シリーズに登場してきた俳優たちが一堂に会する展開くらいは欲しい。
[インターネット(字幕)] 4点(2022-11-12 22:15:29)
106.  羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来 《ネタバレ》 
5話構成で分割されたテレビ放送で視聴。  日本アニメの下請けで鍛えられただけあって、 道中で移り変わる中国の原風景がジブリテイストだったり、 ドラゴンボールやマーベル映画を彷彿とさせる市街戦が繰り広げられる。 キャラデザも言わなければ日本アニメと勘違いしてしまうくらいの親和性がある。 日本アニメと中華文化の良いとこ取りがプラスに働いた形だ(悪く言えば、オリジナリティは低い)。  当初、シャオヘイを家族のように受け入れたフーシーは、 その力を反逆に利用するヒールとしての側面があるが、 シャオヘイに対する愛情は本物であり、絶対的な悪ではない魅力があった。  一方、残されたシャオヘイを無理くりに連れ出し、一見ヒールに見えた執行者のムゲンも 不愛想ながらコミカルさが表れてきて、敵対関係が次第に疑似親子的な師弟関係になっていく。  シャオヘイはどちらの未来を選ぶのか。 言わば、壮大なスケールで描かれる親権争いである。  単純に映画としては面白いが、プロパガンダ的な側面が微かに感じられる。 人間と自然の共存も、執行者の設定と活躍も、 現代の中国社会ならではの、どこか後ろめたい暗喩を感じてしまう。 (そんなこと言ったら、日本のテレビ時代劇もほとんどが権力者側が主役である)。 今後、2本の劇場版が作られるがどうなっていくか注視したい。
[地上波(吹替)] 7点(2022-11-05 01:12:34)
107.  ホワット・ライズ・ビニース 《ネタバレ》 
もしヒッチコックが生きていたら、コンピューターグラフィックスという道具を如何に駆使しただろうか。 そのコンセプトは上手く活かされず、無暗に複雑で、余計な贅肉が多く、 最後は非現実なオカルトホラーというお粗末なものに。 この杜撰な脚本では彼に撮ってもらうことも叶わぬだろう。 ハリソン・フォードが悪役というのは珍しいが、収穫らしい収穫はほとんどないと言っても良い。
[DVD(字幕)] 3点(2022-10-30 22:34:53)
108.  バンディッツ(1997)
脱獄囚の女性バンドという設定に惹かれて。 確かにプロモーションビデオそのものでストーリーは二の次。 終盤のある展開から冗長で退屈(それ以前に枝葉も少なくなかったが)。 まあ、エンディングは爽やかで良かったので許そう。
[ビデオ(字幕)] 5点(2022-10-22 21:23:46)
109.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 
19年もの間、歴代興行収入トップを守ってきた作品としてしか見なかった。 子供の時に見るのと、大人になって見るのとではかなり印象が変わる映画で、 突然"社会"に放り投げ出された千尋が通過儀礼を通して、はじめて"生きること"と向き合うようになる。  名前という個を奪われて、社会の歯車になる。 お金がないと何もできない、理不尽な現実と如何に折り合いをつけていくか。 だから大団円にはならない。  もっとも宮崎駿特有の隠喩やバックストーリーが張り巡らされていて、 水流=初潮、油屋=ソープランドとかなりアングラだったり、 千尋の母が冷淡なのは、ハク=千尋の兄が死んだからという考察もあるくらいだ。  侘しさを感じさせるエンドロールを前に、千尋はここで過ごした記憶は風化されるかもしれないが、 その体験を糧に人生と闘っていくのだろう。 生まれてしまった以上、配られたカードで勝負していくしかない。
[映画館(邦画)] 7点(2022-10-22 11:35:52)
110.  るろうに剣心 最終章 The Beginning 《ネタバレ》 
最後まで雑に終わったThe Finalと比べると、別の映画みたいにテイストが真逆でしっとりとした印象を受ける。 殺人マシーンだった剣心と仇を愛してしまった巴が人間性を取り戻す過程は良いものの、 無駄な台詞が多い、勿体ぶった描き方で2時間強は長すぎた。  最後まで回想(倒幕まで)に絞った構成、巴役は好演だっただけに、 シリーズ全体に言えることだが、なぜ無駄な贅肉をつけすぎてしまうのか。 改めて一作目は不満はあれど、それなりにブレークスルーしてたんだな。
[地上波(邦画)] 5点(2022-10-22 10:58:47)
111.  るろうに剣心 最終章 The Final 《ネタバレ》 
一本調子だった伝説の最期編と比べればアクションは頑張っていると思うが、 相変わらずストーリーとキャラの描き方が雑すぎる、そして「もっと削れたよね?」と展開引き延ばしすぎ。 原作でも突っ込まれていた薫のフェイク死体のくだりは要らないし、 原作の人誅編には登場しなかった宗次郎が唐突にサービス出演(その過程を描くべきでは)、 下敷きになってそのまま退場した蒼紫をはじめ、レギュラー陣のエンディングはほぼ触れられず。 最後まで消化不良のまま終わってしまった。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-10-22 10:39:37)
112.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
カラフルな田舎町に、ティム・バートンのゴシックで奇怪な要素が持ち込まれ、見事に融合した逸品。 人間と人造人間の違い、外見と内面のアンビバレントさ、複雑さを切なさへと昇華してみせる。 手が人を傷つけることもできるハサミでなかったら、もう少し違った結末になったのか。 違う世界のヒロインと出会わなければお互いに幸せだったのか。 それでも出会わなければ、雪を降ることも短いながらも一緒にいられた温もりもなかったかもしれない。 ジョニー・デップの個性なくして、この映画は成り立たなかった。
[地上波(字幕)] 7点(2022-10-19 12:28:34)
113.  リベリオン
ガン=カタを発明したのは大きい。 それと引き換え、世界観に無理があり、ストーリーに至っては冗長。 エンディングの盛り上がりの無さは異常。 これなら近未来SFに拘らなくても良いし、90分まで削れば良作になったのでは?
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-19 12:13:45)
114.  ブラザー・ベア 《ネタバレ》 
全体的にまとめると「報復の連鎖を如何に断ち切るか」に尽きる。 兄を死なせた熊の正体は子熊の母親で、登場人物は基本的に全員善人。  伝説を元にしているとは言え、そう簡単に大団円はないだろうし、ただの子供騙しで終わっている気も… 熊に戻った仇と一緒に幸せに暮らしましたは綺麗事にすぎず、善意の強制にも見えてしまう。 愛憎の葛藤にもう少し踏み込むべきで、話し合いのできない絶対正義のエゴイストもいて、 互いに深い傷跡を残した脇役のエピソードも入れていたら違っていたかもしれない。  映像は綺麗だし、人間視点と熊視点とで画面の比率が変化する演出は新鮮だっただけに、 カートゥーン末期の寂しさとディズニー単体の質の低下を感じてしまった。
[DVD(吹替)] 4点(2022-10-17 21:48:07)
115.  デス・レース2000年
モラルはないし、アホくさくて下らないし、中途半端に社会風刺を盛り込むしのザ・B級。 ミニ四駆みたいな殺人カーに間抜けな犠牲者たち、そこそこ楽しめるアクションシーンで良い暇潰しにはなる。 「美味い」、「安い」、「早い」を体現した吉野家みたいな映画。
[DVD(字幕)] 5点(2022-10-17 21:27:50)
116.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
前半は孤独な男のサバイバルドラマとして面白かったのに、後半から凡庸で残念な結末に辿り着く。 中盤に脱落した相棒の犬が大きな存在として作品の質に貢献していただけに。  原作や別エンディングだと価値観の逆転が強調されていたようで、 そっちの方がまだコクがあって良かったかもしれない。 (そうなるとウィル・スミスのキャラ的に厳しいため、軌道修正が利かなかったのだろう)。  ちなみにDVD特典のサイドストーリーの方がグロテスクで本編より印象に残っている。
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-12 23:12:38)
117.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
オリジナルの『プレデター』という良作がある以上、超えられないのは事実。 ならばとB級に徹して、ギリギリ楽しめる仕様にはなっていたかと。 『CUBE』みたいにいきなり異世界に放り込まれるシチュエーションで集められた戦闘のプロ。 メンバーの中で極道が良い味を出してるが、逆に中盤のフィッシュバーンはいらなかった。 あれが作品のテンポも切れ味も鈍くしている。  唯一非戦闘員の医者が実はシリアルキラーだったという設定は面白かった。 序盤で脱落したRUF戦闘員が後に二度オスカーを取る名優となるマハーシャラ・アリとは… これが一番の驚愕ですね。
[地上波(吹替)] 5点(2022-10-12 22:49:09)
118.  ソードフィッシュ
『マトリックス』を引き合いに出した宣伝に騙された。 冒頭のバレットタイム演出は物語に引き込むのに効果はあったと思うが、 これが最大のクライマックスでその後の展開は凡庸。 あまりにも無用な要素を取り入れて複雑にしすぎ、どんでん返しのカタルシスも感じられず。 B級ならB級に徹するべきかと。 ジョン・トラボルタもヒュー・ジャックマンもハル・ベリーも魅力的なのに勿体ない。
[DVD(字幕)] 4点(2022-10-12 22:20:06)
119.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 
ヒトラーとナチス・ドイツを絶対悪として描かず、崩壊までを事実に沿って淡々と描き出した姿勢を評価。 冒頭の温厚な紳士のヒトラー、敗戦濃厚でひたすら憔悴し滑稽にも見えるヒトラー、 そこにはモンスターではなく、どこにでもいる人間だからこその恐ろしさ、狡猾さ、弱さを秘めている。 如何に残虐非道な戦争犯罪を起こしても、負けてしまえば悲惨な運命を辿り、禍根を残すことはどの国でも同じ。 アイデンティティ・クライシスから逃れるための自己保身から生まれる、 信じたくない、認めたくないと引き下がることもできず、深い傷を負うさまは、 今日のネット社会における政治クラスタやウクライナ侵攻のロシアと重なる部分があった。 そういう意味ではラストのユンゲの言葉は必要だったと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2022-10-12 22:06:11)
120.  ボーン・コレクター 《ネタバレ》 
人生で初めて見たサイコサスペンスもの。 猟奇的な雰囲気はなかなかであるが、やっぱり犯人のインパクトがなさすぎる。 身体を動かせないデンゼル・ワシントンの危機はラストと発作くらいなので、 最後まで引っ張るには厳しい設定。 アンジェリーナ・ジョリーは頑張っていたが、双方とも無駄遣いとしか。  『羊たちの沈黙』と『セブン』が傑作なのは本編とは無関係な要素を排除したからで、 記憶に残らないのは思わせぶりな贅肉が多かったとも言える。
[ビデオ(字幕)] 4点(2022-10-09 22:43:55)
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