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コメント数 895
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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101.  シカゴ(2002) 《ネタバレ》 
"All That Jazz"(なんでもあり)なシカゴに咲く悪の華。登場人物全員がほぼ悪人で共感性ゼロ。ロキシーの夫は唯一の善人であるが、あまりに情けなくて妻に不倫されても仕方ない気がする。無実の罪で縛り首になってしまった移民の女性もそう。この悪で華やぐシカゴでは善人が生きていくにはあまりに熾烈だ。そう、ひたすら強かで狡猾で悪を愉しんだものだけが生き残れる。我々もそうやって"愉しむ"のが本作の唯一の観賞法だ。ミュージカルは普段虚構として描かれ、夢が叶うや否や、現実のミュージカルで偽の機関銃をぶっ放すロキシーとヴェルマ。現実の悪と虚構の悪は表裏一体の鏡のよう。歪なアメリカンドリームを風刺した、アメリカらしいエンターテイメントの快作。
[映画館(字幕)] 8点(2017-04-28 19:10:34)
102.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
久々に王道を地で行くディズニー・プリンセスものを見た気がする。それ故に目新しいものはなく、粗はなくはないが、あの長すぎる髪で如何に危機を乗り越えるのか適度なユーモアを交えつつ、ハラハラさせながらも安心して見られる。塔に軟禁状態のヒロインが城に向かうだけのスケールの小さい話でも、抑圧された当人からすれば地面に降り立った一歩には大きな世界が広がっている。永遠の美しさを保ち独占し続けようとする"毒親"からの自立。いつかは子供は大人になり、思い通りに抑圧しても親元を離れていく日がやってくる。たとえ彼女の言う通り、現実が恐ろしく辛いもので代償を支払うにしても、新しい世界に飛び込んでみる価値があると伝えているようだ。しかし、盗んだティアラがきっかけとは言え、盗賊を婿養子にしていいの? その他荒くれ者も職を得て、大団円で締めるアバウトさは流石ディズニーのお家芸と言ったところ。
[地上波(吹替)] 8点(2017-04-06 23:43:13)
103.  魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's 《ネタバレ》 
テレビアニメ版視聴済。前作の敵だったフェイトが仲間になり、新たな脅威に立ち向かう。しかし、敵もまた複雑な事情を抱えているのは前作と同じ(悪く言えば焼き直し)。病魔を患う主のはやてのために、闇の書のプログラムである4人の騎士が"疑似家族"であることを押し殺して、なのは側と敵対するのがミソ。登場人物が以前より多いので、危うい場面展開が目立つが持ちこたえる。その分、派手な戦闘描写は多め。最後は共闘して派手にぶちかますのが一番の醍醐味。いくらなんでも被害や代償が小さくない?と思うのは、まどマギ以前の魔法少女ものの限界かもしれない。StrikerSに繋ぐ劇場版3作目は不安が残る。テレビ版の結末を見れば、あれはあれで綺麗に完結している印象があるので。【余談】映倫でG指定なのに小学3年生のフルヌードは、性的な意図で描いてないからセーフなのか?
[DVD(邦画)] 8点(2017-02-28 23:50:27)
104.  魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 《ネタバレ》 
テレビアニメ版視聴済。魔法少女ものに硬派な少年バトル漫画要素を取り入れたのが本作で、映画版では萌えアニメにありがちな要素をカットし、なのはとフェイトの物語に専念している。家族と友人に愛されているなのはと、虐待する母の愛を求めていた孤独なフェイトの対照的な二人。敵同士としてぶつかり合うもフェイトをどう救済していくかを丁寧に描き、バトルものとしての火力もテレビとは比べ物にならないくらい熱い展開。テレビ版を見ていたファンに不満はないのではないか。何だかんだで脚本の強度が大事だと感じさせられる。でなければ、こんなに息が続くわけがない。
[DVD(邦画)] 8点(2017-02-28 23:48:59)
105.  ノー・マンズ・ランド(2001) 《ネタバレ》 
戦闘シーンがほとんどない、極めて限定的な舞台なのに、却って濃密になり、愚かな戦争への皮肉が効いてくる。 ユーゴスラビア崩壊から民族独立運動が始まり、泥沼の内戦に陥るも膠着状態のままモヤモヤに終わったあの感じ。 ボスニアもセルビアもマスコミも国連も、それぞれの思惑が働き、 巨大組織の特性で身動きが取れないまま、後味悪く去っていく。 除去できない地雷を背に動けない兵士を残して。 そしてカメラも彼を見捨てるブラックさが何とも。 今の世界情勢だからこそ、より強烈に響く。  無力な個人が集合しても組織とはかけ離れた大衆でしかない。 そんな大衆を扇動するモンスター組織が暴走すると性質が悪い。
[DVD(字幕)] 8点(2017-02-28 23:38:37)(良:2票)
106.  イースタン・プロミス
100分というコンパクトな上映時間の中で、血の濃厚さを思わせるドラマの深みよ。ミステリアスな語り口から始まり、そしてミステリアスに終わる引き際が絶妙。あの格闘シーンを含め、ヴィゴはよく頑張った。R18指定の暴力描写だが、『スウィーニー・トッド』のカミソリが平気なら普通に見られると思う。
[DVD(字幕)] 8点(2017-02-16 00:14:31)
107.  父、帰る 《ネタバレ》 
ロシア正教では父は神と同等の絶対の存在であるという。何故、十数年ぶりに父が帰ってきたか、そもそも彼は"父"なのか、最後まで明かされない。まるで神聖なベール覆われているようだ。長男は畏れながらも父と信じて慕い、次男も畏れながらも父と信じず反発する。その微妙に移ろいゆく心理描写は空疎で、雄大で、美しい風景と重なる。男と共に湖に沈むパンドラの箱に答えはあるかもしれないが、兄弟も観客もその聖域に触れることすら許されない(一種のマクガフィンと思われる)。水平線の見えない湖を眺める兄弟はその旅を通じて、かけがえのない何かを掴んだはずだ。タルコフスキーを思わせる映像美と繊細で濃厚な心理ドラマの融合。秀作。
[DVD(字幕)] 8点(2017-01-31 23:47:07)
108.  トイ・ストーリー2 《ネタバレ》 
前作が「自分は何者なのか?」に対し、続編は「自分の存在意義」に踏み込む。おもちゃとしての幸せは人それぞれだろう。博物館に半永久的に展示され大事にされるのも良し、たとえ短い間でも主人に無償の愛情を注がれるのも良し。過去の傷を背負ったリンディは、それでも後者の愛されることを選んだ。人の幸せ=おもちゃの幸せとは限らない。ただ、誰かに必要とされていることを、自分自身を信じ、己で見つけて手に入れるしかない。おもちゃの視線でそう伝えているようだ。
[DVD(吹替)] 8点(2016-12-19 22:02:06)(良:1票)
109.  海を飛ぶ夢 《ネタバレ》 
尊厳死という重いテーマの割に軽快で爽やかな語り口。スペインの映画とは思えない、ハリウッド的な娯楽性が見易くさせている(とは言っても過剰ではない絶妙なバランス)。実話だがプライバシーの事情で大幅な脚色がされているが故に、窓から海へ飛び立つ幻想的なショットが活きてくる。もう戻れない自由への憧れが切なくも美しい。よく「生きているだけで素晴らしい」という言葉が感動的に描かれる風潮は、狭い世界に押し込められている人間にとって生の肯定ではない。価値観の強要であり、尊厳を剥奪する行為に過ぎない。介護だってラモンにとっても家族にとっても負担がかかり、本音ではそれぞれ諦めたものもあったはずだ。揺れる家族の葛藤に、同じく動かない神父が、マスコミが、スクリーンの前にいる我々が口を出して騒ぐ。それでもマヌエラはこう言うだろう。「あなたはやかましいわ」と。死を選んだラモン、病を受け入れ生きることを選んだロサ、そして新しい命。この三者三様の想いを乗せて海に還っていく。答えはないけれど、この"着地点"が深い。
[映画館(字幕)] 8点(2016-11-26 00:49:58)(良:1票)
110.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
戦争映画の新たな地平線を切り開いた『プライベート・ライアン』以後、その影響を受けた戦争映画が数多く生まれたが、フォロワーとして成功したのはこの映画のみ。『プライベート~』と明らかに違う点は、製作年から8年前の最近の事件を扱っていることと、物語性を最小限に抑えた無秩序な市街戦が延々と続くことにある。完全にアメリカ寄りのため、ソマリア側の扱いがエイリアンやゾンビだと批判されても仕方ないが、そもそも宗教的死生観が違う上、極貧でほとんど教育を受けてないのも多いのではないか。『硫黄島からの手紙』みたいに精神構造を理解できない描き方だったら逆に違和感がある。ラストの「仲間のために戦う」という台詞がいろんな解釈ができて印象に残った。極限状態で思考が削ぎ落とされ、ああでも言わないと正気を保てない焦燥感が滲み出ていた。いずれにしても、アメリカがソマリアから撤退して平和が訪れたか? 否、監視する体制がなくなり、『ホテル・ルワンダ』で描かれたルワンダ大虐殺を引き起こす遠因にもなってしまった。アフリカを変えてしまった欧米(もしかしたらそれに准ずる日本も)には大きな責任があることを、ポピュリズムが蔓延る世界だからこそ認識しなければならない。
[映画館(字幕)] 8点(2016-11-10 22:03:28)(良:1票)
111.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
新海誠と言えば、影のある若者が自分の苦悩に酔っている筋書きをセンチメンタルな映像美で被せている、世界観第一で物語は二の次というイメージだった。しかし、今作は表情豊かであっけらかんとした登場人物に、非常に娯楽性が強いあたり、監督の転換点・新境地と言える。だからこそ、手垢のついた入れ替わりものとギャグシーンで占める序盤の印象が強いほど、311が頭によぎる中盤に意表を突かれ、やがて未来改変ものにシフトチェンジしていく構成は巧い、引き込まれる。と同時に欠点も少なくなく、なぜ二人はタイムラグに気付かなかったのか、どうして二人は入れ替わったのか(共に母親不在の設定が気になる)、如何に三葉の父親を説得出来たのか描かれていないために、良くも悪くも世界観第一の監督らしい。未来を改変出来ても、村が消滅して故郷を去らなければならないことには変わらない。それでも新たな出会いがあり、新たな希望も残されている。過去作のようにすれ違いを続けてきて終わる不安もよぎったが、階段での再会、またすれ違い、ふと振り返って、そして『君の名(前)は。』──この演出に鳥肌が立った。これ以上の結末も、この先の物語もいらないくらいに。
[映画館(邦画)] 8点(2016-10-17 22:04:49)
112.  ダラス・バイヤーズクラブ 《ネタバレ》 
差別主義者のロクデナシがHIV患者の救世主になるまで。確かに品行方正ではなく、HIVになったのは完全に自業自得。ただ、根は悪くないのだろう、意外にも図書館で猛勉強して問い詰めたり、強がってても死の恐怖を感じたりする。そして差別主義者が差別される立場に回ることによって、人として忘れかけたものを取り戻していく姿は、皮肉にも成長物語として見れなくもない。実際は生きることで手一杯で、気が付いたら体制側との戦いを支えてくれる仲間がいた程度かもしれないが、結果的に多くの人を救うことになり、単純な善悪では片づけられない爽快感があった。マコノヒーとレトの骸骨のような窪んだ目の奥から発する強い眼差しが、痩せこけた肉体に魂を宿し、生への執着をフィルムに焼きつける。かつて傍観者として他者を嘲笑していた男が、今度は参加する側として危険なロデオに身を投じる。精一杯生きた彼を誰が嫌味を言うことができようか。
[映画館(字幕)] 8点(2016-10-17 20:33:02)(良:1票)
113.  六月の蛇
カラーだったら下品だし、かといってモノクロでは物足りない。 そのどちらでもない青いモノクロが、女の内なる性をエロティシズムあふれる美の世界へと解放させる。 ストーカーの顛末等、分かり辛い個所は少なくない。 それでも青い画面が閉塞感あふれる6月の東京に湿り気をもたらし、追い詰めるようにじんわり濡らしていく。 再び性に目覚めていく女が美しい、ただただ美しい。
[DVD(邦画)] 8点(2016-10-05 00:24:01)(良:1票)
114.  レクイエム・フォー・ドリーム 《ネタバレ》 
分割画面、コマ送り、ヒップホップ・モンタージュ、スローリーカム撮影といったMTV演出が新鮮さと軽快さを生み出すが、それが却って終盤に向かうほど薬に慣れていく感覚に似ていて戦慄した。甘美な快感がやがて地獄へ真っ逆さまになるドラッグと同じだ。心の弱さ・寂しさを埋めるために尊厳すら捨て去り、ドラッグに全てを捧げた四人は、手を染めなければ別の結末もあったかもしれない。特につまらない日常を送る未亡人のサラは自分自身には何もなく、テレビ番組に参加する夢を持つことで生きている実感を浴びたかったのだろう(ただし、イタズラ電話ならともかく、痩せようと本気で努力しようとしない)。息子ハリーがドラッグについて言い返せなかったのも、何もない自分から逃げた同じ中毒者としてブーメランを突き付けられたからだ。ドラッグだけでなく、熾烈な現実を紛らわすためにテレビ、オンラインゲーム、過食、爆買い・・・何が何でも身に縋る夢のコンテンツは身近に存在している。一部の成功者を除けば、その他大勢はどこにでも転がっているコンクリの欠片だ。そんなもの誰も見やしない。自覚しなければ身を滅ぼしてしまう。足元の幸せに気付かず、目先の夢に簡単に飛びついて砕け散った四人に春は訪れることはない。叶わない夢をいつまでも見続ける。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-06 19:42:58)
115.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
『リプリー』で引っ掛かりを覚えてはいたけれど、原作者がレズビアンだったということに納得。実名で出版できなかった彼女の実体験に基づいた願望を、美しくクラシカルに紡いでいく語り口に引き込まれる。サスペンスを違和感なく挟み込むあたりも作者らしい。他の方が言っている通り、同性愛と決めつけれられない何かがあるのは事実で、そこは強調せず、二人の心の動きを機敏に捉えていた(逆に男性は女性に支配的で愚かに映る)。優雅で儚いが"男性"的でもあるキャロルと、彼女によって大人の"女性"に変貌していくテレーズ。対等の立場になって初めてお互いに見つめ合うアップカットに胸が高まる。その切り上げ方がお見事。同性愛というのは生きるための手段にすぎず、あくまで純粋なラブストーリーであり、腕っ節の強い男からの自立を描いた現代に通じるテーマとも言えよう。
[映画館(字幕)] 8点(2016-07-26 20:48:55)
116.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
帰省するだけの話だが、長男の死が大きく影を落としている。 それが説明的にならず、自然な台詞だけで一枚の地図が出来上がっていく。  生き残った長男の友人に対する僻み、 長男の魂を象徴する蝶を追う母親、 歌謡曲「ブルーライトヨコハマ」の一節、 歩いても、歩いても──  如何なる過去や問題があろうが、距離と瞬間のズレがあろうが、 そうやって日々を積み重ねていくしかない。 お盆が来るたびにこの映画を思いだす。 エンドロールを含め、ゴンチチのスコアが本作と完璧に符合し、印象に残った。
[DVD(邦画)] 8点(2016-06-16 21:34:40)
117.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
前作のようにヒース・レジャーには頼れないし、完結作というプレッシャーの中で、綺麗にまとめられた数少ないシリーズではないだろうか。160分を超える上映時間を感じさせない編集技術に、かつて下手だったノーラン監督のアクション演出は堅実で、してきたことは無駄ではなかったと感嘆させられる。ヒースほどではないにしろ、後釜のトム・ハーディの熱演は素晴らしかった。ジョーカーの野望をベインが完遂し、ラーズ・アル・グールの娘も交わり、3部作がモザイクのように絡まっていく。バッドマンの冠が外れてダークナイトとしたことで、アメコミヒーローの域を超え、一本の映画として記憶に残るだろう。悪は絶えないが、マスクを被れば誰もが守護神になれる。希望は誰の心にもあるということを提示してくれる。8点は3部作として採点。
[映画館(字幕)] 8点(2016-05-16 20:52:34)
118.  ズートピア 《ネタバレ》 
ディズニーにしてはかなり踏み込んだ内容で、夢を叶えるための厳しさ、頑張っても報われるとは限らない残酷さ、人間以上の体格差と第一印象で形作られた偏見と差別が、オブラートに包まれながらもエグみを効かせている。それでも、現実世界そのもののズートピアを変えていこうとする主人公の信念が、嫌な奴だった詐欺師や署長の心境を変化させていく。黒幕の正体ないしその填末について、終盤で分かってしまったが、自分自身の身の丈をよく知り、己を信じることが出来なければダークサイドに堕ちてしまう危うさが現実世界以上というのはあまりに皮肉だ。社会を変えていくのは我々そのもので、その手段が正しいか間違っているかの違いに過ぎない。ウサギとキツネの凸凹コンビの掛け合いが、シビアな世界観において清涼剤になっていた。
[映画館(吹替)] 8点(2016-05-16 20:36:51)
119.  CUBE 《ネタバレ》 
知的好奇心が満たされ、ひたすら面白い。 登場人物わずか7人、1.5個の立方体のセットだけで、スケールの大きいSFが出来るとは。 回想や外界の描写もなく、謎を残したまま終わるストイックな映画だが、 一から十まで説明して幻滅するよりはスマートな割り切り方だと言える。 町工場のネジがスペースシャトルに使われるように、末端の集合体が複雑な現代社会を形成している。 見えない巨悪に陰謀論を掲げようが、真実を知るすべのない不条理。 しかし、サヴァン症候群の精神障害者によって出口を見つけられたように、 必要とされていない人間などこの世にいない、という微かな可能性も提示されている。
[DVD(字幕)] 8点(2016-03-22 21:10:30)
120.  トイ・ストーリー
多くのことは語らない。世界初の長編フルCGアニメでありながら、画・脚本のクオリティの高さにより、CGアニメ全体のハードルを一気に上げてしまった罪な作品でもある。つまるところ、滅茶苦茶面白かった。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-23 21:09:16)
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