101. 悪の教典
《ネタバレ》 細かい伏線をきちんと描いてきっちり回収する。殺戮シーンの緊迫感もなかなか、さすが三池監督。でも、原作の緻密さと完全犯罪へと向かう蓮見の執念はあまり描けてないように思う、伊藤英明の熱演にプラス1点。よくこの役を受けたと思う。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-07 12:10:55) |
102. 記憶にございません!
この手の話はチャプリンの「独裁者」のパターンに嵌めるしかないなと思って見ていたら、本当に中井貴一が愛する者へ向けての演説を始めたのでそのまんまやないかいと思ってしまった。それなら本家の足元にも及ばないのはわかりきったこと。三谷さんならこのネタは映画にせずに舞台劇に仕立てた方がバッチリ決まると思う。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-03 14:41:02) |
103. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 見るだけ時間の無駄かもしれない。脚本がダメなのか倒叙式の構成なので咲良の死はすでに確定しているわけでいつになったら死ぬんだろうと思って見ている時間が長くて辛い。音楽ばかりが悪目立ちしてしまう。 [インターネット(邦画)] 2点(2021-06-03 11:21:57) |
104. イエスタデイ(2019)
《ネタバレ》 そこそこ楽しめる。オチもまあまあキマッていてわるくない。ただの企画ものではなくて感動もできる。役者の演技も良かった。最後にオブラディオブラダをもってきたのも良かった。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-13 10:56:25) |
105. 望み
《ネタバレ》 話が単調すぎて、途中でダレる。よくこの脚本で映画化にGOサインが出たものだ。加害者か被害者か究極の選択に悩む家族という状況を作るためだけのストーリー。だったらどちらでもない第3の結末を用意しないと観客は納得しないのではないか。なにより友人の遺体が当日に発見されているのに、同じ場所同じ時刻に同じ2人組に殺されている規士君の遺体だけが3日間も発見されなかったのは何故か。警察は総力を挙げて捜索したはずなのに。この矛盾について全く説明がされずに映画が終わってしまったのはいただけない。役者陣の演技が良かっただけに残念、竜雷太の炎の土下座にプラス1点。シャコンヌの乱用はバッハに対する冒涜なのでマイナス1点。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-05-05 13:11:55) |
106. フィールド・オブ・ドリームス
何が何だか全然わからん。寓話として見ればよいのか?彼らは何だったんだ? [インターネット(字幕)] 1点(2021-05-04 16:34:50) |
107. 怒り
しっかりした脚本と、これでもかという豪華な俳優たち。内容的にも一番好きなタイプの映画です。ラストに救いが感じられたのも良かったです。豪華俳優陣のなかでも宮﨑あおいの背中の演技は断トツでした、途中から音楽がいやに耳につくな~これでもかという同じテーマの繰り返しにうんざりしていたら・・・・・坂本龍一でした。残念。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-04-29 18:45:42) |
108. ウトヤ島、7月22日
全編ワンシーンワンショットで出来ているかくれんぼ映画。退屈さに耐えることが出来るかどうかためされているのだと思う。 [インターネット(字幕)] 2点(2021-04-29 16:11:30) |
109. 斬、
オチの無い内容にがっかりする。いったい何が言いたかったのか。固定と手持ちを効果的に使い分けるカメラワークや、秀逸なエロスの表現に塚本監督の演出センスが感じられるだけにちょっと残念。池松の演技はセリフ回しがワンパターンで「銀と金」の森田君と大差ないぞ、何とかならんのかと思う。体の演技が出来る貴重な俳優だけに残念。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-04-29 13:41:01) |
110. Wの悲劇
《ネタバレ》 まったく無駄なところのない脚本。巧みな長回しと、俯瞰アングル、薬師丸の大きな演技。映画としてよくできていることに気が付いた。見るのは4回目だけど。強いて言えば久石譲の音楽が耳についてクドイかも。大学時代に池袋のオールナイトロードショウで観たのが懐かしい。映画館を出て薄明のサンシャイン通りの舗道から振り返ると、開け放された映画館のドア越しにストップモーションの薬師丸がスクリーンいっぱいに輝いていたんだ。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-04-17 19:09:29) |
111. 砂の器
《ネタバレ》 高校生の時、映画館で初めて観た。当時加藤嘉を知らなかった私は、本物のライ病患者を連れてきたのかと疑ってしまった程だった。加藤嘉の演技に5点。前半の1時間を「カメダ」だけで引っ張ってしまった脚本に3点。田舎のおまわりさんとしての緒形拳の背中の演技に2点。なんといっても子供が走り抜ける田んぼの緑の美しいこと・・・映画はこうでなくちゃ。だけど、放浪の旅で野宿を続ける子供の髪の毛がシャンプーしたてのサラサラヘアなのでマイナス3点。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-04-17 14:25:03) |
112. エターナル 奇蹟の出会い
コメディとしてなかなか良い出来で、最後まで飽きさせずにダレ場もなく十分楽しめた。グッとくる感動シーンもお約束どおりラストに用意されている。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-11 13:40:39) |
113. 私をくいとめて
原作既読。ネタ的に決して映画向きとは言えない話を何とか映画にした努力は凄い。のんの演技も凄い。のん以外の誰が演じても失敗だったと思わせるものがある。Aの声もイメージ通り。多田君もイメージ通りだった。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-04-04 19:17:25) |
114. すばらしき世界
《ネタバレ》 刑務所から出所した元囚人にありがちなベタな話が延々と続く映画。役所広司演じる元ヤクザの三上は頭で拵えたようなツクリモノ臭が鼻について、私はストーリーに入っていけなかった。例えばビートたけしに演じさせたらこうはならなかった。役所の裸を見せるための映画ですか、と思っているうちにポックリ死んで終わり・・・つまらない映画だと思うが、役所が自分より不幸な男の存在を知りコスモスの花を貰うシーンは唯一グッと来た。それと北村有起哉の演技のリアリティーが素晴らしくて映画全体の救いとなっている。過去の法廷シーンの粒子を荒らした映像もセンスが良いしプラスマイナス全部合わせて5点。 [映画館(邦画)] 5点(2021-02-20 19:14:23) |
115. 悪魔の手毬唄(1977)
《ネタバレ》 原作に比べると少し弱い気がする。ネタは最高なのだが、お庄屋の描きこみや恩田のモール詐欺の描写が足りないのでは。それにしてもラストでリカを置き去りにしてお庄屋の死体確認にみんなで向かうというのはあんまりだ。その間にリカに死んでもらうためのご都合脚本と言われてもしかたない。原作では山狩りで追いつめられるのだが、そのパターンのほうが良かったと思う。リカの自白シーンを撮るために原作と変えたのが無理筋となってしまった。ただ岸恵子の立ち居振る舞いの演技は上手かった、さすがに名優である。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-02-17 11:49:19) |
116. 罪の余白
結構地味な展開ですが、オチがちゃんとついたのでそこそこのカタルシスは得られる。内容的には好きなタイプの映画。内野聖陽は旨味のない役を丁寧に演じていて素晴らしいと思う。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-02 15:10:14) |
117. さよならドビュッシー
余りにも嘘くさい話。そんなことあるわけないじゃんと思ってしまうところを、橋本愛の美しさで乗り切ろうとしたのか?しかし肝心の橋本の演技がやや上滑り気味でちょっと不発。ちゃちな作り話を見せられた印章で終わってしまった。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-02-02 11:18:58) |
118. 日本沈没(1973)
壮大な話を何とか映画にしたが、やはりアラが目立ってしまいドラマに入れなかった。いっそのことCG使いまくりの方がまだマシなのかもしれない。とくに模型の陸地が津波を被るシーンは東日本大震災を目撃した今となっては、模型にしか見えません。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-01-25 16:05:02)(笑:1票) |
119. 愚行録
回想形式でストーリーが進むが、女性陣の区別がだんだんつかなくなってきてついていくのがキビシイ。それにみなさん大学生にしては老けているし。オチもちょっとつまらないし、この脚本ではどんなに役者が頑張っても無理があると思う。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-01-19 14:10:11) |
120. 七人の侍
30年ぶりに観たけど、映画館で観たのは今回が初めて。面白過ぎる脚本と、黒澤映画史上最高に美しい映像に心はスクリーンに釘付け。とくに室内のシーンの黒色の美しさは筆舌に尽くし難い。何はともあれ三船敏郎のケツに10点。 [映画館(邦画)] 10点(2021-01-09 19:40:33)(笑:1票) |