1201. 怒りの戦場 CODE:ピラニア
DVDのジャケットは例によって中身と違うし、邦題も何だかその路線だし…全然期待しないで観たら、これが面白い!実に楽しめました。 何と言っても主役のウラジミール・マシコフさん、「おぉ!これは『エネミー・ライン』のジャージ男じゃん!」いやぁ~、カッコいい!いい味出してますね~。 よくよく考えてみれば、ストーリー的には王道的でもあり、何だか解らないところもあり、なんですけど、ま、娯楽作品と割り切れば十分な出来栄えかな? あまり難しく考えないで観ましょ! [DVD(字幕)] 7点(2009-02-08 22:51:25) |
1202. ヘブンズ・ドア(2009)
長瀬君ファンのための作品?なのかなぁ…元ネタというか、ドイツ版を未見なので何とも評価しにくいです。あ、別に比較しないでもいいのか? ちょっと悪ノリし過ぎかな?そりゃね~だろ!みたいなカットが多過ぎますね。テーマがどこかに行ってしまった感じが途中からなきにしもあらず。 ストーリーも十分先読み可能だし、だから、ラストもイマイチ感動しなかったかな? 強いて収穫はと言えば、福田麻由子君の熱演。彼女の素の喋りとのギャップって、なかなか凄いと思います。 [試写会(邦画)] 5点(2009-02-08 20:51:43) |
1203. アドレナリンEX
こりゃネタバレ禁止ですよね。 でも、これって使用済みのアイディアだなぁ… 思いっきり同じだと思うんだけど… ま、ネタバレなしで観ていけばそこそこ面白いかも。 でも、のっけから私は主人公に感情移入不能でした。だってさ、嫌なヤツなんだも~ん! だから、展開に興味持てなくて、単にアクションとして観てて、まぁそこそこ楽しめるかなって感じでしたね。 邦題、止めた方がいいと思うな。原題(これも「やっちまったな!」って感じだけど)のままが良かったかも。 [DVD(字幕)] 4点(2009-02-03 06:30:10) |
1204. ZVS ゾンビVSスナイパー
《ネタバレ》 こりゃあんまりです。どこが「殺し屋」?一体どうして「スナイパー」? 低予算映画が無理するとこうなっちゃう感じ。 冒頭、主人公である牧師(?)の逞しい背中に、巨大な十字架のタトゥー(?)が堂々と披露され、ベルトのバックルには謎の漢字が一文字。もう、この段階で降参です。 そもそもがタイトルが強力すぎます。気合の入った「ZVS」のロゴ。デザイン的にはなかなかと思いますが、やはりあまりに内容と乖離した邦題。他の作品にあやかるにも限度があるんじゃないですか? 配給元の担当者さん、いろいろ事情があるのでしょうね… DVDにメイキングビデオ付けたりして、涙ぐましい努力も感じましたけど、やっぱ1点だなぁ… 予算があれば、もう少し面白かったかも。 [DVD(字幕)] 1点(2009-02-01 02:24:18) |
1205. バトルフィールド TOKYO<OV>
《ネタバレ》 ここまでパクッテいいのかしらん?何から何までオリジナリティ皆無。主演の二人には感情移入不能。レベル低すぎ。ホントにジャーナリスト? まぁ、強いて言うなら、一応一度は東京でロケやってるってのが評価ポイント?あとは東京には見えないとこばっかりだけど。なんたって冒頭の火災シーンから、思いっきりアメリカのニュース映像だからなぁ…。 [DVD(字幕)] 1点(2009-01-21 01:19:55) |
1206. ボディ・アーマー
《ネタバレ》 冒頭の知事暗殺シーンからは結構期待させられるんですけどね。どうにも粗い。シナリオも演出も粗い。敵キャラは弱い。展開も先読み容易。でもって、あまりにあっけなく終わってしまう。90分で限界の作品です。テレビの2時間ドラマのつもりで観れば楽しめるかな? [DVD(字幕)] 3点(2009-01-21 01:08:10) |
1207. シューテム・アップ
《ネタバレ》 なんと不謹慎!なんとお下劣!なんと不道徳!あぁ、全てがこの作品の賛辞になってしまう… 冒頭からもう目が離せないですね。とにかく面白い。とにかく笑える。んでもって芸が細かい。小ネタの嵐!思い付いたことを全て映像化してるんじゃないかってぐらい徹底してますね。少し次の作品用にとっておいたほうがいいんじゃないかって感じ。 また、キャスティングもいい!ここまでシリアスにお馬鹿を演じてくれて、しかも全く破綻していないのがいい! よくよく考えたら、一応ストーリーもあるんですよね。だけど、一人からそんなに採取出来るのかしらん?かなりの重病みたいだし。それで余計に病状悪化してるんじゃないの?などと言うのは要らぬ心配? 点数は悩むところだけれど、一応銃社会へのメッセージとも受け取れるし、何よりエンドロールまで楽しませてくれるショーマンシップに対して9点献上! [DVD(字幕)] 9点(2009-01-12 22:53:22) |
1208. ザ・ヒットマン(2003)
《ネタバレ》 同時期にレンタルリリースされた「ヒットマン」に酷似したDVDジャケット。しかも、役者さん違うし…(?) と、まぁこれだけの材料だとトンデモ映画と考えてしまいそうですけれど、ところがドッコイでしたね。面白い。 非情な暗殺者がアルツハイマーを発症し、自らの行動さえ把握できなくなっていく。自分を道具としてしか認めず、非道な理由から少女の暗殺指令を出す組織を憎み、刑事を利用して巧みに復讐を遂げるヒットマン。 少々無理のあるベッドシーンとか、苦笑してしまう場面もありますが、これは思わぬ収穫でした。 聞けば、ヨーロッパでは興行記録を塗り替えたり、批評家による賞を受賞したりと、なかなかの評価を得ているそうな。 十分に楽しませていただきました。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-11 19:58:51) |
1209. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 典型的な勧善懲悪モノですね。「水戸黄門」「桃太郎侍」「必殺仕置人」…日本国民大賛同のストーリー展開じゃありませんか! 私は支持しますよ、好きです。現実の世界は、法治国家だし私刑なんてとんでもない!仮令被害者であっても、やっちまったら単なる犯罪者になってしまうだけ。でも、せめて作品世界の中だけでもいいじゃないですか。これを観て実践する人、います?いるとしたら相当低レベルな人間。そういう人間は、そもそもが復讐を口実にしているだけの本質的に狂暴な人間。論外な人々です。 キチンと善悪判断して楽しみましょうよ。願望は願望、現実は現実。決して間違った作品じゃあありません。クソ犯罪者はぶっ殺してやりたい!でも、それはやっちゃダメだよ。そういう趣旨と私は感じました。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-10 20:25:26)(良:2票) |
1210. デッドマンソルジャーズ
《ネタバレ》 難しいところですね。いわゆる「ゾンビ系クソ映画」と切って捨てるには忍びないところですが、なんともお粗末でもあります。 なんで狼男(しかもヴァンパイアもどき)を持ち込んだかなぁ…それがなければ、もっと高評価出来るのに。そこが惜しいところ。 これってゾンビじゃないですよね?強烈なドーピング。だけど臭っちゃうってとこが中途半端。元に戻れるんだから、やっぱ死体の再生じゃなくて、生体の最強化ですよね? アイディアは面白いと思います。でも、なんせ低予算。役者さんも頑張ってます。でも、限界が… それにしてもアルバトロスさん、相変わらすDVDのジャケットは本編とはイメージ繋がり以外の何者でもありませんねぇ… [DVD(字幕)] 5点(2009-01-10 20:06:39) |
1211. 大統領暗殺
評価が難しい作品。緊迫感はありますし、テーマもタイムリーなので酷評は出来ないかな? ただ、モキュメンタリーという手法ではなく、普通にドラマとして描いた方が良かったような気が… 合衆国大統領暗殺が現代に及ぼす影響について、もっと想像力豊かに近未来SF的に描ければ面白かったんじゃないかな? [DVD(字幕)] 6点(2009-01-04 19:36:22) |
1212. トム・ヤム・クン!
凄いですね、トニー・ジャー。もう、彼無しには有り得ない作品です。 螺旋階段、4分ワンカット、49人連続関節技などなど、次から次へと展開される超絶シーンには降参するしかありません。 皆さんに厳しく評価されているストーリーも、決して雑なものではなく純粋なものとして受け止めたいところです。 良く考えれば非常に重い物語。でも、好きだな、タイ映画。 [DVD(字幕)] 9点(2009-01-04 19:10:49) |
1213. インベージョン
《ネタバレ》 素直に楽しめました。設定的にも表現的にも、流石に原作のトーンを残しているので古さは否めません。でも、随所を現代風にアレンジし、緊迫感ある流れを作り出しているように思います。 やはり人間というものは、異質なものや異形のものに恐怖するのですね。そして、排除しようとする。しかし、力関係が逆転すると当然の如く逆の図式が形成される。愚かな永久運動の始まりというわけです。 ただ、過去の映画化作品はその時代背景から冷戦や東西関係を象徴していたわけで、本作はその後の新たな争いの構図、より混沌とした構図を象徴して然るべきと思うのですが、何せそれほどの長尺ではないわけで、少し急ぎ足な感があります。 まぁ、それでも退屈することもなく、また、ニコール・キッドマンの美貌を堪能しつつ過ごせる90分強でありました。 ちなみに過去3作の映画化作品… 最初の作品を昔観たような観なかったような… 記憶がはっきりしないので比較はできません。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-03 17:07:34) |
1214. デッド・サイレンス(2007)
人形の持つ恐さっていうのは、洋の東西を問わないのですね。魂が籠るって感覚もかな? なかなかにスピーディな展開、お約束どおりに襲ってくる化け物、被害者の悲惨な死に顔などなど… 実にオーソドックスな作りです。上手く纏まっていると思います。もちろん、この手の作品ですから突っ込みどころのオンパレード。でも、そこらへんを全部理路整然としちゃったら、そもそもこの手の娯楽性の強いホラーなんてものは成立しない訳で、ですから結果◎です。皆さん、高評価のオチもまずまずですしね。 それにしても、作品登録お願いしないとダメかな?って感じで検索してみたのに、30人近い投稿。こちらのサイトでこの手の作品にこんなに多くのレビューが寄せられているとは… そのことが一番ビックリ! [DVD(字幕)] 6点(2009-01-03 16:22:07)(良:1票) |
1215. インランド・エンパイア
劇場公開期間が思いの他短く、観損ねていた作品。何としても観たかったのでDVD予約購入!と、まぁここまでは気合が入っていたのですが、何とも難解な3時間のリンチ・ワールド。まだ1回しか観ていないので消化不良です。 初めから何が現実で何が非現実なのかが不明瞭。でも、そこの整理に腐心してしまうと全体の世界観が把握できなくなってしまう。だから、まずは感性で観賞するしかないのではないかと。そして、2回3回と観ていくうちに絡まっている糸が解れていくのではないか…と、期待というか切望というか、とにかく何回か観てから再度投稿したい作品です。 それにしてもこの監督、まさに「鬼才」ですね。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-03 15:32:35) |
1216. 犯人に告ぐ
見応えはあります。テレビや映画の刑事モノにありがちな荒唐無稽さは散見されるものの、全編に溢れる緊迫感はそれを忘れさせてくれます。 それもこれも原作の秀逸さの賜物?でも、いかに原作が優れていようと、映画化されれば殆どの場合一人歩きしてしまうもの。やはり、この場合は監督を始めとしたスタッフの作り込みの確かさ故の出来栄えなのでは? [地上波(邦画)] 7点(2009-01-02 11:41:03)(良:1票) |
1217. ヒットマン(2007)
細かく言い出せばいろいろあるかもしれないけれど、あまり酷評はしたくないです。 何故なら、ただただカッコいいから。ストーリーだとか映像表現だとか、あまりこだわらないで、アクションゲームがベースの作品として、只管視覚的に楽しむと言う条件付であれば、及第点以上の作品じゃないかなぁ? [DVD(字幕)] 7点(2009-01-01 20:57:44) |
1218. ゾンビーノ
《ネタバレ》 最近作られているゾンビ系作品の殆どがダメダメなのに、これは出色の出来と言っていいのでは? 基本的に、人間の身勝手さ、醜さを「ゾンビ」(=「弱者」?)との関係性を通じて批判した社会派作品と言えばいいのでしょうか?そのテーマは、「猿の惑星」や「地球最後の男」に相通じるのではないかと思える訳です。 異質なものは恐怖の源であって、人間は大昔からその恐怖を排除することに必死になって来たわけで、しかしながら、異質なものから見ればこちら側も異質なわけです。 その境界を越えた「愛」が全てを救うなどと言う気持ち悪い台詞は言いたくありませんけれど、少なくとも「理解」や「受容」を忘れることは自らの正当性をも危うくさせるということなのでしょうかね? [DVD(字幕)] 7点(2009-01-01 20:33:25) |
1219. 童貞ペンギン
面白いんですけどね、ちょっと退屈かな?ナレーションも台詞も面白いんだけど、いまひとつ爆笑できない。やっぱり原語で理解しないとダメかな? 思いの他、ハートウォーミングでびっくり! [DVD(字幕)] 5点(2008-12-14 22:11:55) |
1220. ミスト
《ネタバレ》 このB級テイスト。キングらしい救いようのない結末。 本当の怪物はお父さんだったのですね。大好きなお父さんは、実は一番恐ろしい魔物だったのですね。オジサンの手を離さないでいた方が良かったのかもしれませんね。 宗教狂いのオバサンは恐かったし、皆を扇動して死へ誘うかのごとく突っ走ってたけど、実はお父さんも別の扇動者だったわけで、結局どっちもどっちってことなのかな? つまりは、この作品、主役は実は主役じゃなくて、本来なら死に急ぐ脇役なはずの人々にスポットを当てたんじゃないでしょか? 個人的には「霧」の中の恐怖は具現化しないで欲しかったな。漠然とした恐怖として描かれていれば、もっと高評価出来たかも。 点数、迷います。一応7点だけど、少し辛いかな? [DVD(字幕)] 7点(2008-11-10 01:00:59) |