1241. ホワット・ライズ・ビニース
この映画あたりから、日本の配給会社の良い邦題つけてヒットさせようっていう意欲とか熱意みたいなものが全く感じられなくなりましたね。もうこれ何も思い浮かばないから原題のまんま公開しちゃえ、みたいな投げやりな調子で。その後の手抜き邦題連発を増長させた点でもこの映画の罪は重いと思います。内容は、ハリソンこういう役もやってみたかったんだねって思った位。 4点(2005-02-22 18:37:53) |
1242. シャーク・テイル
《ネタバレ》 出来不出来にかかわらず、海の中の物語という事でどうしても「ニモ」と比較されてしまうハンデを持った不幸な作品ですね、これは。「社会的名声や金より真実の愛」ってテーマも至ってシンプル、だから子供にもわかりやすく受けるかも。この程度の内容なら一時間半でも十分。自分は深海アニメ版「ウォール街」だなって思いながら観てました。「ニモ」よか評価が落ちるのは、ただ単に音痴の自分が全編に流れるヒップホップやレゲエのリズムに乗り切れなかったって理由だけ。トホホホ・・・。レニーが「アンジー」のアテレコ、ジャック・ブラックが「レニー」のアテレコ、なんか途中混乱したのは俺だけ? 6点(2005-02-22 12:53:18) |
1243. おかしなおかしな大追跡
面白かったです、これ。バーブラを生理的に受け付けないって人(意外に多いんだこれが)以外は絶対楽しめるはず。前半のカバンの取り違え騒動より、後半からのサンフランシスコの風景を最大限に利用した無声映画的カーチェイスの方が断然面白い。ライアン・オニール主演、超有名恋愛映画をパロった台詞が出てきます。バーブラの「時の過ぎ行くままに」が聴けるのも、ファンにとっちゃ嬉しいサービス。 7点(2005-02-17 18:18:26) |
1244. アニー・ホール
アレンの公私混同(いい意味での)映画の決定版。普段は画面に向かってブツブツ言わない自分だけど、あるワンシーンだけは「ウォーーーケーーーーンッ(見っけ)!」って叫んじゃいました。 7点(2005-02-17 17:52:09) |
1245. キル・ビル Vol.1(日本版)
この手の「オレ様って日本通だろっ!」顕示欲のみ画面から伝わってくるだけの映画はうんざり。長すぎる殺陣シーンも観客の生理を無視した自己満足としか思えない。 2点(2005-02-16 16:58:10)(良:3票) |
1246. グレムリン
記憶にあるのは後半のグレムリンの度を越した悪ふざけぶりと、当時の自分としては高価だったパンフレットが飛び出るつくりになってて、そっちの方がびっくりした事くらいかなあ・・・。 6点(2005-02-16 15:30:50) |
1247. 華麗なるギャツビー(1974)
ミア・ファローは明らかにミス・キャスト。酷薄そうな雰囲気は辛うじて出していたような気はするが、主人公ギャツビーが己の生涯賭けて愛情を捧げつくす対象にはてんで 見えないのが大変なマイナス。かといって当時他に誰かいたのかと考えると正直これといって思い浮かばない。やはりこのヒロインは文学の世界にとどめておくべき人物だったのかも。 5点(2005-02-10 18:39:28) |
1248. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
寅さんと沖縄の風景っていうのは正直ミスマッチ。相手役が三度目の顔合わせとなる相性抜群の浅丘ルリ子だから何とか観られた作品でしたね。飛行機に乗るの乗らないのと、例によって例のごとくの大騒ぎが面白かった程度。 6点(2005-02-09 18:57:59) |
1249. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
ヒロインに辛い現実を背負わせ、しかもその女性を陽性の太地喜和子に演じさせた事が最大の勝因ですね。寅さんシリーズの中でも屈指の出来だと思います。いいお話。 8点(2005-02-09 13:27:55)(良:1票) |
1250. 男はつらいよ 寅次郎純情詩集
《ネタバレ》 クライマックスで京マチ子が亡くなっちゃうんですよね、これ。お葬式とかの場面も あったし。寅さん映画にしちゃ珍しく湿っぽくなっちゃった作品だけど良かったです。 7点(2005-02-09 11:21:06) |
1251. 男はつらいよ 寅次郎恋歌
これは水準の出来ですね。マドンナの池内淳子さんは生活感が滲み出たバツイチのけなげな母親を好演していたと思います。彼女が経営している喫茶店の外観がピンク色で、なんかスナックにしか見えなかったなあ。 7点(2005-02-09 11:14:53) |
1252. 男はつらいよ 純情篇
既にこの頃は、大女優然としたオーラがあった若尾文子に寅さんのマドンナは似合いません。なんか施しをしてあげてますって感じにしか見えないんだもんなあ。 6点(2005-02-09 09:56:44) |
1253. 男はつらいよ 寅次郎夢枕
あんな綺麗な八千草さんの逆プロポーズをケムに巻いちゃうなんて寅さんのバカバカバカ!浅丘ルリ子と寅さんの相性は誰もが認めてるが、次にお似合いだったのは、実はこの八千草さんだったりする。 8点(2005-02-09 09:53:13) |
1254. エデンより彼方に
これは一見口当たりの良さそうな50年代風悲恋メロドラマを装いつつ、その実相当辛口な人間ドラマに仕上がってますね。超確信犯的な演出技法や凝りに凝ったセット、衣装を監督の意図を読み取りつつ、楽しめるか楽しめないかによって評価は大きく変わってくると思います。一昔前の典型的なグットアメリカンボーイ、デニス・クエイドを隠れゲイにキャスティングしたのも計算の一つ。僕は自分自身どっちかっていうとマイノリティ側の人間なのでこの作品、サスペンス映画的に愉しんで観る事も出来ました。 [映画館(字幕)] 8点(2005-02-08 17:19:52) |
1255. 男はつらいよ
偉大なるマンネリズムの原点。車寅次郎のイメージを崩す事なく後半生を生き、そして逝った渥美清さんに敬意を表して。若い頃苦手だった時代錯誤的な古臭く狭っこしい「とらや」の風景が、今ではかけがえのないほど豊かな世界に思えてくるから不思議。 [DVD(字幕)] 9点(2005-02-08 16:00:49) |
1256. スイミング・プール
最初本当に「干からびてギスギスしたイギリス女」そのものだったランプリングが奔放な小娘に影響され、全身くまなく潤って肌までプルルンとしていく過程が見ものでした。某誌の「セックスで美しくなる!」ってのはあながち俗説じゃないのかも。歳重ねてもエロスは必要なんすね、やっぱ。オゾン監督の撮り方もなんか淫靡。俺も真夜中(許されるなら昼間でも可)あのスイミング・プールでマッパで泳いでみたい・・・。 7点(2005-02-08 13:10:36) |
1257. たたり(1963)
なんだか、梅図かずおの「怪」とか「おろち」の一挿話に出てきそうなお話ですね。ミア・ファローの年の離れた従姉妹みたいな腺病質女優、ジュリー・ハリスの物の怪に怯える恐怖顔面演技が一番の見所。えらく評判の悪いリメイク版は未見。 7点(2005-02-05 16:40:00) |
1258. ソロモンとシバの女王
サイレント時代からの巨匠、キング・ヴィター監督の遺作。この種の史劇は大々的なスペクタクルか、余程の面白い趣向がない限りどれがどれやら区別がつかなくなりがち。さてさて、この作品の呼び物はただ一つ、急襲する敵を夥しい数のミラーの反射で混乱させ大勝利するってシーンのみ。まさかこれ、似合わないカツラを被らせて孤軍奮闘したユル・スキンヘッド・ブリンナー氏へのあてつけじゃあるまいな。 6点(2005-01-31 18:37:17)(笑:1票) |
1259. この素晴らしき世界
ヨーロッパ映画じゃ「ナチ占領時代ジャンル」って本当にネタが尽きないですね。自分は同時期に「ふたりのトスカーナ」(イタリア)「パティニョールおじさん」(フランス)、この作品はチェコ人から観たナチス政権ものと、たて続けに鑑賞したんですが、この映画が一番ユーモアがあって面白かったですね。この三本、見比べてみると各国それぞれの国民性が窺えて面白いと思いますよ。 7点(2005-01-31 16:23:37) |
1260. 荒野の七人
今回DVDで改めて見直したら、マックィーンを始めとする「荒野の七人」たちの着こなしが思いのほか粋で洒落ているのにびっくりした。おそらくブリンナー以外は当時新人だった彼等の見分けがつきやすいようにっていう製作者の配慮だったんだと思うが。そん中でもやっぱマックィーンの藍色(?)シャツの着くずし方が抜群!この痛快無比の面白さは永久に色褪せない。 8点(2005-01-31 15:26:12)(良:1票) |