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放浪紳士チャーリーさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1465
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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1281.  ゴスフォード・パーク
この映画を、よりによって入替制の劇場で公開しやがった配給会社に怒りの鉄拳を!
7点(2005-01-12 17:12:20)
1282.  愛しのローズマリー
一応はスラスラと観てしまえる映画です。けどね、何となーく根底あたりに偽善的な匂いがしたんですよ、俺には。この映画の関係者たちの実際のパートナーの容貌がどんなんだかDVDの特典に入れてもらいたかったよなあ。
5点(2005-01-12 16:56:33)
1283.  お嬢さん乾杯
一連の小津映画での良く言えばミューズ的、悪く言えばお人形さん的扱いの原節子よりも、きちんとした自分の意思を持ち最後には惚れた男の胸に飛び込んでいくこの映画の斜陽貴族のお嬢様のほうが自分には魅力的に映りました。随所にクスクス笑いを取れるような仕掛けが施されているが、自分が一番笑えたのは憂いを含んだ原節子の横顔をとらえ、どんな名台詞を吐かせるのかと思いきや「おなか空いたわあ・・・」と呟かせる抜群の木下演出!
8点(2005-01-10 10:51:33)(良:1票)
1284.  シザーハンズ
ジョニー・デップの深い哀しみの色をたたえた瞳が圧倒的。特殊メイクの力を借りればある程度誰でもこなせる役だったとは思うが、彼ほどの存在感は出せなかったろう。バートンの「異形なもの」に対する愛情が強く感じられる作品です。
8点(2005-01-10 10:32:43)
1285.  草原の輝き(1961)
ナタリー・ウッドは自意識過剰で傷つきやすい少女を演じさせたら本当に絶品ですね。この映画の中で描かれた性意識は、アメリカのみならず高校生の何人かに一人は性感染症という現状の今の日本においても、遥か遠くに感じられるものになってしまっているはず。だからこそ主人公たちがなぜ懊悩してもがき苦しむのか、特に10代の人達に観て欲しい映画。もちろんすれっからしの大人が観ても泣ける事間違いなし!(多分)早く平均点ベストランキングの上位に登場する事を願って高得点を付けさせて頂きます。
[DVD(字幕)] 10点(2005-01-03 00:49:21)(良:2票)
1286.  炎のランナー
うわっ、皆さん(特に最近の)評価手厳しい・・・。ヴァンゲリスのあのテーマ曲、その後あまりにいろんな場所で使われ過ぎちゃったのが、今となってはこの映画自体の価値を貶めているんじゃないかって、少々残念な気がします。怠け者で自堕落な自分には到底真似出来ない彼らの信念の強さに思わず背筋を伸ばし、襟を正したくなるような端正な映画です。毎月購読してた「ロードショー」の読者評がオール100点だったの思い出すなあ・・・。(追記)たまたま昨日BSにて放映してたんで、久しぶりに鑑賞。実は、ここ最近何を観ても「感動する」機会がめっきり減ってしまい、このままだとそろそろこのレビューも引退せにゃあかんのかなあ・・・って思ってたんです。でも公開時や、ひたすら学校のグラウンドで走り続けていた大学時代に再見した時と同じ感動を時の流れにも全く色褪せず、この映画は呼び覚まさせてくれました。まだまだこれからも映画とは長く付き合っていきたいですね。格上げして10点にします。
[映画館(字幕)] 10点(2005-01-02 23:54:18)(良:1票)
1287.  セルロイド・クローゼット
ドキュメンタリーとしても興味深いが、クラシック映画ファンにとっては話には聞いた事あるけど・・・程度でなかなか観る機会に恵まれない映画史上の名作、大作、野心作の名シーンが続々と登場して来るので正に垂涎ものの作品となっている。特に貴重なのは「噂の二人」(ウィリアム・ワイラー監督)で潜在的レズビアンを演じたシャーリー・マクレーンの作品に対する冷静かつ客観的なコメント、「フィラデルフィア」(ジョナサン・デミ監督)エイズに冒されたゲイの弁護士を演じたトム・ハンクスの同性愛に関する自身の率直な意見。「去年の夏突然に」(ジョセフ・L・マンキウィッツ監督)のクライマックスゲイ惨殺シーンに「フランケンシュタインの逆襲」のフランケンシュタイン(怪物)殺害シーンをなぞらせた演出には瞠目。収録シーンの中には、正直同性愛映画カテゴリーに当てはめるには強引というか少々こじつけに思われ、抵抗を感じさせる部分もあるけど、とにかく自分は豊富な映像資料に圧倒されました。個人的にはドリス・デイの「シークレット・ラブ」をフルコーラスで聴けたのが嬉しかったです。  収録作品一部「つばさ」「クリスチナ女王」「レベッカ」「マルタの鷹」「赤い河」「ロープ」「情熱の狂想曲」「カラミティ・ジェーン」「大砂塵」「理由なき反抗」「紳士は金髪がお好き」「熱いトタン屋根の猫」「お茶と同情」「夜を楽しく」「恋人よ帰れ」「ベン・ハー」「野望の系列」「スパルタカス」「お熱いのがお好き」「明日に向かって撃て!」「真夜中のパーティ」「バニシングポイント」「日曜日は別れの時」「キャバレー」「サンダーボルト」「クルージング」「ハンガー」「カラーパープル」「テルマ&ルイーズ」「トーチソング・トリロジー」「氷の微笑」「マイ・プライベート・アイダホ」「フライド・グリーン・トマト」等々。  
9点(2004-12-31 21:10:15)
1288.  点と線
主役の刑事が正義派一点張りで人間的魅力に欠けるのが難点だが、松本清張のベストセラー小説を実にわかりやすくコンパクトに映像化してるのでこれはこれで面白かったです。高峰三枝子とばあや以外の女性陣が馴染みがないせいか当時のメイクアップのせいか、皆同じに見えて困りました。ドラマ「黒革の手帳」が面白かったという方、この作品も含め「顔」「ゼロの焦点」「疑惑」「張込み」あたりの映画の秀作も是非!(中には駄作もあるんで要注意)
7点(2004-12-31 19:16:22)
1289.  マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》 
デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、母親役の女優、音楽、全て良し。ストーリーも途中からの緊迫感は水準以上。なってないのは邦題と相変わらずの独りよがり映像耽美派トニー・スコットの監督っぷり。それでも同じダコタ誘拐ものの「コール」よりは数段面白い。ラスト、ワシントンはああなるしかないよなって途中でわかってはいたが、やっぱ「ミスティック・リバー」然り、アメリカ映画じゃ「眼には眼を」的しか復讐の解決方法はないのかと空しくなった。ウォーケンは後半もう少し見せ場があっても良かったのでは。ミッキー・ロークは・・・、哀れをとどめるばかり。
[映画館(字幕)] 6点(2004-12-31 18:25:40)
1290.  僕の彼女を紹介します
後半あたりから最近の韓国映画や韓流ドラマ最大の悪しき慣習がモロに露呈。他人やテメーの、親からもらった大切な命粗末に扱うんじゃない!俺がこの映画と監督に言いたいのはそれだけ。天気雨に打たれてはしゃぐシーンあたりまでは今年の中で傑作の予感がしてたんで怒り倍増。 
3点(2004-12-26 22:36:57)(良:2票)
1291.  バージニア・ウルフなんかこわくない
主要人物4人ろくにツマミも食べず、何時間もジンのストレートをガブガブ飲み続け。これはもう、基本的に我々日本人の胃や肝臓とは強靭さやスタミナが違うと思われる。だからこそ泥沼状態の結婚にも長期間耐えられるわけで。ダーティワードの連発で公開当時はセンセーションを起こした作品らしいが、刺激に慣れすぎた今の観客にとってはどうって事もない。引きの構図が多い中、時たまサンディ・デニスの吐きそうになった表情とか、バートンのキレた瞬間の顔の大写しが挿入されるのが観ていて異常に怖い。エリザベス・テイラーはいつもの、聴きようによってはかなり耳障りな声質を極力押さえ、役作りに相当苦心したであろう跡が窺える。「バターフィールド8」はともかくこの作品での受賞なら大いに納得。ところで冒頭の会話にあったべティ・デイヴィスとジョセフ・コットン主演の映画のタイトルって何なんですか?(追記)かーすけ様、いつもフォローありがとうございます!
8点(2004-12-24 18:01:45)
1292.  バターフィールド8
女房の留守中モーテル代を浮かそうと、自宅にコールガールを呼んでコトに及んだ男のセコさが全ての事件の元凶。テメエ勝手な男の思考回路にイライラしまくり、かといってヒロインにも同情出来ない困った映画。自分もアカデミー賞はこの映画より「愛情の花咲く樹」か「熱いトタン屋根の猫」あたりでの演技のほうがふさわしかったように思う。リズの顎あたりの弛みが気になりだしたのはこの映画から。
5点(2004-12-23 14:01:39)
1293.  阿修羅のごとく
これはストーリー云々ではなく、旬の役者たちの演技のアンサンブルを愉しむべき映画。大竹しのぶや桃井かおりの巧さは当然として、40代代表小顔クイーン黒木瞳との2ショットに果敢に挑んだ木村佳乃の意外な好演と勇気に百万点。この二人が対峙するシーンはこの映画最大のサスペンスとスペクタクルだ!
7点(2004-12-23 13:11:26)(笑:1票)
1294.  緑園の天使
言うまでもなくエリザベス・テイラーの子役時代の代表作。まず「ナショナル・ベルベッド」を「緑園の天使」とした邦題が秀逸。最近の「シー・ビスケット」等の競馬映画を見慣れた眼にはクライマックスのレースシーンは多少かったるく映るかもしれないが、クラレンス・ブラウン監督は極力ごまかしのない正攻法で折り目正しく描いているので好感が持てる。テイラー自身、自分のお気に入り作品を「バージニア・ウルフ」とこの映画を挙げている(何という両極端!)のにも観たら納得。歯列矯正器を親の目を盗んで、すきあらば外そうとするベルベット・ブラウンという少女は正に当時の、早く大人になりたくて精一杯背伸びをしていた彼女自身そのものであったろう。後に「クリスタル殺人事件」で犯人役として対決するアンジェラ・ランズベリーとは、既にこの映画で姉妹として共演してたんですね。「総天然色」映画という呼称がぴったりくるファミリーピクチャーの佳作! 
7点(2004-12-15 16:33:34)
1295.  奇跡の人(1962)
姫川亜弓の「雷に打たれたかような」、北島マヤの「はじけた風船のような」(炎のエチュード編参照)ウォーター演技の方が凄いと思ったけど(漫画と比べてどうする)いやあ直球勝負ド真ん中、ストレートに感動しましたよ、これ。腹違いのお兄さんの一歩退いた冷めた態度に自分は共感しました。 
[DVD(字幕)] 8点(2004-12-15 10:10:43)
1296.  家族ゲーム
俺ね、これ初めてテレビ放映されたバージョン(クライマックスのシーンを丸々カット した事で物議をかもした)しか観てないんですよ。それでもかなり面白かった記憶があります、この映画。友達の部屋に遊びに行ったら、エレベーターからエレベーターへ乗り継ぎとかあったり、近所の奥さん(戸川純)がもし葬式になったらマンションのドアは棺桶が出せないからどうしたらいいんだって由紀さおりに訴えるシーンとか、何か奇妙な感じがして。森田監督の都会的感覚の良い部分がうまく出てましたね。
6点(2004-12-11 16:06:32)
1297.  シカゴ(2002)
何を隠そうミュージカル初体験は手塚治虫のアニメ「ワンサくん」だった自分、歌って踊ってワクワク出来るこの手の映画は理屈抜きで好き。「シカゴ」が画期的だったのは、ストーリーとミュージカルの境目部分でどうしても生じてしまう違和感を物の見事に払拭した点。2点減点分はオープニングシーンを見る限りじゃレニーとキャサリンのWヒロインでも全然おかしくなかったのに、レニーを賞レースの主演女優、キャサリンを助演女優の枠に収めたいが為に、意図的にキャサリンのシーンを削ったとおぼしき製作者側の小賢しい作為が見え透いてしまったせい。 
8点(2004-12-11 15:55:42)
1298.  モーターサイクル・ダイアリーズ
いい映画でした。ロードムーヴィーとしても青春映画としても。ただ自分は映画を観て感動したというより、「世界ウルルン滞在記」を見てて、不覚にも泣いてしまった時の気持ちと似てるんですよね。これはどういう事なのか、まだ自分の中で咀嚼しきれずにいます。
7点(2004-12-10 19:17:03)
1299.  哀愁
ヴィヴィアン・リーの伝記を読むと「風と共に去りぬ」は当然としても「欲望という名の電車」などに比べ、この作品についての言及があまりに少ないのには驚かされる。おそらくアメリカじゃこの映画はあまり高い評価を得ていないのが原因かとは思うが、それにしてもなあ・・・。公開当時「人工甘味料の甘さではなく白砂糖の甘さ」と評した方がいたそうだが正に言い得て妙、俺も同感です。だとすれば馬鹿デカいだけの、ただただ大味なケーキを好むアメリカ人より、繊細な味を好む日本人の方がこの映画に関しては正当な評価を与えているんじゃないかって自分は思ってしまうわけです。
9点(2004-12-10 18:40:22)(良:1票)
1300.  野菊の墓(1981)
皮肉なモンですね、出演したご本人が自分の過去のフィルモグラフィーから抹消したいであろう映画が作品としての評価は一番高いとは・・・。しかし自分がここで褒め称えたいのはこれが監督デビュー作となった澤井信一郎監督の職人的手腕である。当時の松田聖子の凄まじい人気を考えると、どんないい加減な駄作を作ったとしても一応はヒットしたとは思うが、単なるアイドル映画に貶める事なく映画の文法をきちんと踏まえた正統派の演出は素晴しいと思います。澤井監督の今現在に至るまでのご活躍も、これを見ればうなずけます。もう亡くなってずいぶん経つけど、明治生まれの俺のばあちゃんもこれ見て泣いてました。それ以来松田聖子がテレビに出るたんびに「あの民さんがねえ・・・」とニコニコ笑って応援してましたもん。彼女がその後スキャンダル等に巻き込まれる姿を見る事無くばあちゃんは天寿をまっとうして逝きましたが、それはそれでよかったのかなあ・・・なんて考えてしまいます。(追記)澤井監督の演出術の本が出ましたよね。この作品や「Wの悲劇」等を高く評価してる自分は非常に(立ち読みですが)興味深く拝見させて頂きました。
[地上波(邦画)] 8点(2004-12-04 14:03:46)(良:5票)
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