1341. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 北海道の雄大な四季の風景が本当に美しい作品です(行きたくなりました。)。しかし、健さんはこういう過去を背負った男の役が本当に合いますね。(まあ、かなり強引な部分はありましたが) しかし、この作品はやはり最後の電車内のシーンに尽きますね。あの、ハナ肇演じる男の下手な芝居(ハナの芝居が下手という意味ではない)が、本当に泣かせます。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-08-05 13:41:22) |
1342. となりのトトロ
思ったよりもあっさりとしてましたね。ただ、じんわりと癒される作品でした。自然の美しさ・尊さや他人への思いやりの大切さなんかを思い起こさせてくれました。 ただ、残念なのはお父さんの声(糸井重里)が妙に棒読みでちょっと白けてしまいました。 [地上波(邦画)] 8点(2006-07-30 00:30:33) |
1343. 続・拝啓天皇陛下様
《ネタバレ》 前作とは、また違った設定・雰囲気の作品でした。まあ、喜劇的な一面もありますが、戦中・戦後の混乱期を生きた男のドキュメンタリーのような雰囲気を持っています(後の「男はつらいよ」の要素も見受けられます。)。 特に戦後の混乱期の人々の様子を結構生々しく描いていて、結構興味深かったです。(結構、今では放送禁止のセリフも出たりしてきわどい部分もありますが・・・・・) まあ、小沢昭一が演じる中国人が非常に怪しく面白かったですが、全体的にはやるせない話でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-27 16:02:51) |
1344. チャップリンの黄金狂時代
靴をナイフとフォークで食べるシーンが有名ですし、前半部分だけ見るとコント映画かなと思ってしまったんですが、全体的には恋愛あり、冒険ありと良く出来た作品(おこがましい表現ですが)だと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-26 17:15:01) |
1345. 拝啓天皇陛下様
《ネタバレ》 ストーリーとしては、軍国主義の時代に翻弄された人々を描いているのですが、その中で主人公は天皇陛下を敬愛し軍隊を天国だと言い切る異色ぶりで、彼の生涯を通して軍国主義というものを皮肉っています。(非常に粗暴だけど純粋なキャラクターで、渥美清の演技が光ります。) ただ、まだまだ日本も今のような豊かな国ではなく、子供の身売りなんかもあった時代ですから、主人公が、「軍隊は天国だ」と言うのも理解できないことはなく、一面的にこの作品を捕らえることはできないです・・・・・。(まあ、主人公も最後は結婚相手も見つかったし決して不幸な人生では無かったと思いますが。) 渥美清以外の役者さんも非常に良く楽しい作品でした、 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-07-26 15:09:46) |
1346. ニクソン
《ネタバレ》 3時間以上もある作品でしたが、白熱した内容に引き込まれ長さはあまり感じませんでした。ニクソンについては、ウォーターゲート事件で辞職した人位の知識しか持っていなかったのですが、アンソニー・ホプキンスの熱演もあってかなり興味を持ちましたね。まあ、冒頭で推測が入っていると但し書きがついているくらいなので、現実と違う部分はあるのでしょうが。 ただ、やはり政治の世界というのはいろいろあるんだなと改めて思いました。(あの清廉潔白なイメージの強いケネディでさえ大規模な選挙違反をしていた位ですから・・・・・) [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-25 20:42:55) |
1347. モダン・タイムス
機械化の進む当時の社会を皮肉った作品ですが、効率化の推進や利益追求主義が経営の基本となっている現在でもそのメッセージは まだまだ色あせずに伝わってきます。 非常に楽しい作品でした。(まさに、コントの教科書ですね。)前向きな終わり方も良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-25 15:11:59)(良:1票) |
1348. if もしも....
《ネタバレ》 何というか、テロリストに憧れた学生の妄想を現実化したような映画でした。厳格な伝統校で銃を乱射するというラストは衝撃的でした。(コロンバインの事件を思い出してしまいました。)ただ、ラストに至るまでのほとんどが男子校の寄宿舎での話ばっかりだったので、正直むさ苦しかったですね。 しかし、映画の中での「if」が、革命思想無しで現実に起こっている今の状況は良く考えると恐ろしいですね・・・・・・。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-07-22 21:51:32) |
1349. 天国は待ってくれる(1943)
《ネタバレ》 本当に、この人のコメディは上手いですね。この作品も、まず地獄の入り口で閻魔大王が地獄行きの審査をしているという設定からして興味をひきました。地獄行きはスイッチ一つで落とされるし、天国へはエレベーターで・・・と、セットも凝っていて、まるでSF映画のような感じでした。 しかし、今の感覚で見ると主人公の人生は地獄に堕ちるような人生では決してないと思いましたね(まあ、ネタバレですが閻魔大王も同じ考えでした・・・・・)。当時の厳しい道徳感の中では、ああいう女性を追っかける生き方は余り許されるものではなかったんでしょうね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-22 17:07:55) |
1350. いちご白書
《ネタバレ》 学生運動が一つのムーブメントであった時代の記録ともいえる映画でした。一斉検挙のシーンは迫力がありました。それまでが、結構軽妙な感じで進んでいたので、その落差が激しかったですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-19 14:31:14) |
1351. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 本当に観終わった後、爽やかな気分にさせてくれる作品でした。ロビン・ウィリアムスの言葉が、まるで自分自身に投げかけられたかのような錯覚に陥り、しばしカウンセリングを受けているような気分になってしまいました。一つ一つの言葉が心に響いてきて、とても良かったです。 マット・デイモンとベン・アフレックの友情も、ちょとクサいけど素直に感動してしまいました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-19 14:29:11) |
1352. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 観ていて、これはアメリカ版「明日のジョー」だと思いましたね。貧しい主人公が、老トレーナーと共にボクシングで「明日のため」に栄光に向かって進んでいく様は、まさにジョーと丹下段平の物語を思い起こさせてくれます。(もちろん設定等違いはありますが) ただ、ジョーの場合は最後に「真っ白に燃え尽きて」しまったところで終わってしまいましたが、この作品では、その「燃え尽きてしまう」部分をもっと深く描いているように感じました。(まあその分悲惨さが出てしまってますが。) しかし、イーストウッドとモーガン・フリーマンというキャスティングはシビれますね。もう画面に出ているだけで味がありますから・・・・。アカデミー賞受賞は当然だと思います。 あと、マギーとフランキーがアイリッシュ系アメリカ人という設定なので、アイリッシュの歴史について事前に知っておくとこの作品について更に理解が深まっていくと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2006-07-17 23:55:11) |
1353. インドシナ
《ネタバレ》 フランス版大河ドラマという感じですね。フランスの植民地であったベトナムの激動の歴史の始まりを舞台に、母と養女、そしてその両方が愛する事となるフランス人将校の三角関係を軸にしたストーリー展開に見入ってしまいました。養女が刑務所から出てくるシーンはホロリと来ました。 しかしながら、この作品に限らず西洋の映画に出てくる東洋(この作品ではベトナム)の描き方は、上から見下しているのがありありと見えて違和感を感じます(まあ、かつての支配者としてはどうしてもそういう視点になってしまうんですかね。カトリーヌ・ドヌーブがゴム農園の労働者をムチで折檻しているシーンが印象的でした)。 まあ、あまりフランス統治下のベトナムの様子を知る機会はないので、非常に興味深かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-17 23:05:05) |
1354. ハイ・フィデリティ
《ネタバレ》 普通にラブストーリーでしたね。レコードショップの店員と話す会話の中に出てくるマニアックな会話や自分でセレクトしたオリジナルテープ作成のくだりなんかは音楽好きにとっては面白かったですけど・・・・。(しかし、ジャック・ブラックは歌が上手いですね。) 主人公が昔の彼女(ベスト5)を訪ねていくくだりなんかは、最近観た「ブロークン・フラワーズ」を思い出してしまいました。(この作品の方が先ですけど。) しかし、セリフではアーティスト名を言ってるのに字幕ではカットされているアーティストが居ましたね(キャット・スティーブンスやクリッシー・ハインド等々)、あまり日本で馴染みがないというのは判るんですけど、音楽マニアの会話もこの作品の売りの一つなんですから、出来る限りフォローしてもらいたかったですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-15 14:35:45) |
1355. セイヴィア
《ネタバレ》 非常に救いの無いストーリーでした。最初に主人公が家族をイスラム原理主義者のテロで失い、その怒りにまかせて一般のイスラム教徒を大量に殺害するシーンで、正直半分醒めてしまいました。 ただ、全体を通して非常に戦争というものを感傷的な流れを極力排除して、淡々とリアルに描いているような気がしました。ですから、内容としては悲惨なだけで面白くはありませんが、戦争というものの恐ろしさ・残酷さは伝わってきましたし、また、戦争というのはドラマで描かれているような格好いいものでは無いということを見せつけてくれます。恐らく、娯楽作品として作っていたら、主人公がランボーばりの大活躍をしていたことでしょう。しかし、この作品の主人公は、一緒に逃亡していた女性の肉親が捕らわれても、女性が殺される所でも、動くことはありませんでした・・・・・。 とにかく、息苦しさと哀しさだけが残る作品でした。 [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-15 14:03:02) |
1356. 2番目のキス
《ネタバレ》 『ぼくのプレミア・ライフ』のアメリカ版です。しかし、『ぼくのプレミア・ライフ』でのアーセナルの優勝も劇的でしたけど、この作品のレッドソックスも非常に奇跡的ですよね・・・・・。(こういうミラクルに出会えるからスポーツ観戦は止められません) しかし、このレッドソックスファンの気持ちは、好きなチームを持っている者としては非常に良くわかりますw やはり、重要な試合がある日は他の用事を差し置いてでも見に行きたいですし、歴史的瞬間には絶対立会いたい!と思いますから。(だから、ヤンキース戦で9回に7点差ひっくり返した試合を見逃して悔しがる気持ちは痛いほど良くわかりました・・・・) 非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。野球に興味が無い人でもラブストーリーとしても良く出来てる作品だと思いました。(ただ邦題は何とかならないですかね?映画館で作品名を言うのがちょっと恥ずかしかったです。) しかし、本人役で出ているデーモンがヤンキースに移籍してしまうとは・・・・・・・。(松井の名前もチラッと出てきます。) [映画館(字幕)] 8点(2006-07-14 23:46:48)(良:1票) |
1357. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 見終わった後、内容を噛み締めていく内に味が出てくる・・・そんな作品でした。 白黒とカラーの使い方が非常に巧みで、主人公の天使が人間界に降りてきたときには、自分も自由の身になったかのような解放感に襲われました。 コロンボが元天使だったとは・・・・・ [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-12 16:53:49) |
1358. 奇蹟のイレブン-1966年北朝鮮VSイタリア戦の真実-
《ネタバレ》 衝撃的なドキュメンタリーでした。確かに、昔、北朝鮮がワールドカップでベスト8に進出したという話は聞いたことはありましたが、ただ「ふーん」という感じで終わってしまっていました。 しかし、実際の映像を見ると、スタジアムが完全に北朝鮮のホームと化して熱狂的な雰囲気になっていて凄い「事件」だったんだなと思いました。(もちろんスタジアムに北朝鮮から遠征してきたサポーターはいません。イギリス人が北朝鮮の国旗振り回してる映像は、ある意味凄いです。) これは、本当に貴重なドキュメンタリーでしたね。正直、まあ、イギリス人にとっては未知の国だからしょうがないですけど、北朝鮮の紹介の部分は個人的にはあまりいらなかったですね。(時期が時期だけに) [DVD(字幕)] 8点(2006-07-12 16:43:04)(良:1票) |
1359. イースト/ウエスト 遥かなる祖国
見ごたえのある作品でした。スターリン時代のソ連の状況を垣間見ることができ、非常に興味深かったです。また、それだけでなく登場人物たちの心の動き・葛藤が上手く描かれていて人間ドラマとしても良くできた作品だと思いました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-10 14:26:53) |
1360. シーズンチケット
《ネタバレ》 ラストにはやられましたね。「こう来たか!」という感じです。 プレミアリーグに興味のある、無し関わらず楽しめる作品ですが、ちょっと予習をすると更に楽しめますよ。(ニューカッスルとサンダーランドが、不倶戴天のライバル関係にあることとか・・・・) しかし、イングランドのスタジアム名は、スタジアム・オブ・ライトとかセントジェームスパークとか格好いいですね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-09 17:00:53) |