1361. R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私
《ネタバレ》 いや~、数年前まで、清純派で売っていた 平田薫ちゃんを見ている自分としては、 彼女がまさか映画でヘアヌード披露することに なるとは想像もしていませんでしたね~。 これはまた一つの女優魂というやつでしょうか。 そして、津田寛治の怪演もさすがだなと感じさせます。 細かく見てると、苦しんでる様子とか、 だんだんと汗ばむ顔とか、すごいよく演技してるんですよね。 役者さんだな~と実感。 ただですね、映画として面白かったかと言われると、 なんとも言えません。こういう自縛という性癖は 自分にはないので、彼らがこのプレイを始めるに至った 経緯を見ていても、どうもよくわからない。 まぁ、こればっかりはしょうがないかな。 とりあえず2人の演技に6点つけときます。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-17 22:53:34) |
1362. ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝
《ネタバレ》 オープニングのシーンとか、財宝都市の風景とか、 そういう遠景のCGは凄く良く出来てます。 遠景でないところで使われてるCGは若干粗があります。 セットや衣装などの出来映えはなかなかのものです。 ただ、秘宝がもの凄く少なかったような気が、、(笑) ジェット・リー主演ということですが、実際には 彼はほとんど脇役みたいなもんです。なので、 ジェット・リーのファンにとっては物足りなさを 感じるかもしれません。 ストーリー自体はそうたいしたことありませんが、 途中の騙し合いの駆け引きみたいな展開は悪くなかったです。 問題はワイヤーアクションですね。 アン・リー監督やチャン・イーモウ監督、 ジョン・ウー監督などのワイヤーアクション作品と比較して、 格闘シーンが正直いって華麗さがあまりないというか、 印象に残らないシーンばかりだったと思います。 3Dのことを、考え過ぎちゃったのかな? [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-08-15 14:25:33) |
1363. コント55号とミーコの絶体絶命
《ネタバレ》 コント55号の映画って初めて見ましたが、本当にいいコンビで、そしてまさにTHE・喜劇という内容で楽しかったですね。特に兄ちゃんを死んだことにして御香典を集めようとする展開が実に笑える。仕事も恋も失っても、二人ともはつらつとしてるのが良い。なんだか元気をもらえるような。由美かおるのチャーミングさも印象深かった。 [地上波(邦画)] 6点(2013-08-11 22:11:24) |
1364. クラウド アトラス
《ネタバレ》 難解な映画だという風に聞いていたので、最初からぐっと構えて鑑賞致しました。確かに、序盤から次々と違う人物、違う舞台が展開する様を見て「うわ、ついていけるかなこれ、、、」と不安を感じながら観ていたのですが、物語が進むにつれて6つの舞台がそれぞれ関連しあい、1つの方向に向かって紡いでいくのがわかると難解さもいつしか消え去り、心地よく鑑賞している自分がいました。なにより、この作品のテーマや言いたいことは劇中の台詞でかなり話されてるので、テーマさえ汲み取れればそれほど難しい話ではないと思います。古今東西、あらゆる時代や人種、文化をカット&ペーストで繰り広げていく壮大な世界観はとても気に入りました。そしてまた、特殊メイクの凄さにも目を見張ります。特典映像を見て初めて「え、この役をこの人がやってたの!?」て何度も驚かされました。この映画は、そういう楽しみ方もあると思います。人間、生きていて色々と自分を見失ったり、人生の意義がわからなくなったりするものです。正しく生きることにどれほどの意味があるのかとか、悪人がのさばり続ける世の理不尽さとか。この作品は輪廻転生、カルマをテーマにしてるけど、この仏教の考えがそういう悩みに対してこういう答えを提示しているんだって、そのことをこれほど感覚的に理解出来た映画は他にないような気がします。善心は、未来へと続いていく。その人生でバッドエンドだとしても、それは次のよりよい未来につながっていく。人間は欲の塊だけど、欲はいつまでも満たされない。そんなことよりもっと大事なことがある。意味のあることがある。欲に振り回されるよりも、意味のある人生を送ろう。見終わって、そんなふうに思った次第です。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-08-10 01:01:53)(良:1票) |
1365. 226
《ネタバレ》 まず、出演してる面々の豪華さに驚く。その誰もが主役級の人たちばかりで、よくぞまぁこれだけ集結したもんだなと言わざるを得ない。そして、その当時の街並みをセットでまるまる再現してたりと、全体的にバブル期の元気さが垣間見える。一番の見せ場はやっぱり、大臣らの家に押し入って次々と銃殺していく一連のシーンだろうか。こんな風に計画が行われていたのか~と、興味深かった。決起部隊のスローガンは、「昭和維新・尊王討奸」ということだが、これについての説明は映画の中ではほとんどないので、予備知識がないと、なぜ彼らはこういうことを企てたのか、というのがわからない。なので、予め予習してから見る方が良い。天皇による政治を取り戻すことを目的にやったのに、昭和天皇から反乱軍の烙印を押される皮肉な展開。でも致し方ない。腐敗した政治、悪い政治家を糾弾する気持ちはわかるが、彼らを討伐してその後どうするのかが見えてこない。一人一人が自らの家族を思い返し、自決していく彼らの姿は、無念の思いを噛み締める義士にも見えるし、具体性のないテロをやってしまった大馬鹿者にも見える。 [地上波(邦画)] 5点(2013-08-08 21:47:27) |
1366. 12ラウンド
《ネタバレ》 ポップコーン片手にサクッと見れる疾走系アクションムービー。そんなにお金かかってない感じだけど、暇つぶしにはなる佳作。監督がレニー・ハーリンということで、彼のアクション映画はほんと久々なんですけど、やっぱりこの人はアクションの人だよな、てのを再認識。お金がなくとも爆発シーンにはやはりこだわりがあるようで、美しく爆発するアクションの美を見て取ることが出来る。人間ドラマとしては良くも悪くもあっさりしてる。ラストのハッピーエンドで清く終わるそのあっさり感がまたたまらない。あまり知的そうには見えないけども正義感は感じることの出来る主人公のキャラクターも嫌いじゃない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-07 21:18:41)(良:1票) |
1367. ライジング・ドラゴン
《ネタバレ》 ジャッキー最後のアクション主演作ということで、なんだか寂しい気もするのですが、監督、脚本、製作、主演をジャッキー自身で務め上げたという、今のジャッキーのすべてを捧ぎ込んだ、そんな内容になってますね。彼の作品はこれまでCGはほとんど使ってこなかったように思うのですが、本作はCGがふんだんに使用されているし、ローラースーツとか、3Dプリンターとか、そういう現代の面白そうな道具を逐一映画に取り込んでいくという、そんな心意気が感じられるのもまた良かったです。終盤になって、ジャッキーのクンフーアクションがお披露目!ここが一番の見せ場だったかな。仲間も敵もみんなすっとぼけていて、全員憎めない人ばかりというのも良いですね。アクションだけだと凡作ですが、けっこう笑えるところもあり。エンドロールはいつもNGシーンでお決まりですが、今回は痛がってるジャッキー&「これで僕のアクション主演作は最後です」みたいなナレーションまで入ってて、あぁ今回で本当に最後なんだな~って感じる終わり方でした。お疲れさまでしたの気持ちも込めて6点献上。 [DVD(吹替)] 6点(2013-08-05 21:51:07) |
1368. 大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]
《ネタバレ》 漫画もドラマも見たことはなかったのですが、少女漫画にしては結構堅苦しい内容なんだな~と思いながら見ていました。もっとくだけた感じでもいいんじゃないかしら、なんて前半は思ってたんですけど、後半になって生類憐れみの令がユーモラスに描かれるところから面白くなってきました。世継ぎの問題や次々とイケメンたちとの夜を繰り返す日々。そして綱吉は命を狙われ、将軍としての存在意義が問われるシーンなんかなかなかのものでした。その時に右衛門佐が突然愛の告白をするわけですが、いや~、ずっと片思いしていて、綱吉が死のうとしてる時に思いを告げる打なんて、ずいぶんと奥手な人だなぁ。いやまぁ、少女漫画だから、そのシチュエーションがいいのかもしれませんけどね。恋愛ものにしては、その恋愛模様がちょっとあっさりしすぎな気もします。映像的には衣装や家屋の内装等、日本の美が出ててよかったとは思います。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2013-08-05 16:32:02) |
1369. みなさん、さようなら(2012)
《ネタバレ》 中学の時から、ずっと団地の中だけで生きる決意をし、その通りに生活していく主人公。この奇想天外なアイデアにひかれて本作品を借りて観てみた次第です。なるほど、団地の中には、いろんなお店もあるので、そこに就職すればなんとか生きていける。ちゃんと、男女の出会いまである。小さくてもちゃんとした社会。その生活ぶりや周囲の人たちとの関わりをユーモラスに描いていて、前半はなかなか笑えて楽しめる。後半になると、なぜ引きこもるようになったのかがわかってくる。そしてユーモアよりも、少しシリアスな展開になる。でも、全体としてのほんわかした世界観は失われてはいない。母の手紙を読む限り、母は全てをわかっていた。寡黙で感情をあまり表に出さない母親像であったけど、悟の母はいつも息子を見ていて、そして全て理解していた。自分が亡くなることで彼は外に出ること、そして外に出てもやっていけるということ、そこまでわかっていた。母は偉大。倉科カナと波瑠が、それぞれエロシーンを担当してる時の表情がとても良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-04 00:46:25) |
1370. オズ/はじまりの戦い
《ネタバレ》 3D版で鑑賞しましたが、これはもう最初から最後まで3D映画として作り込んでますねぇ。監督の意図を考えるならば、2Dより3Dで見るべきだと思います。とってもわかりやすいストーリーで、魔法の国で奇術を使うというアイデアも良いです。自分は魔法使いじゃないけれども、結果としてはみんなを救うことが出来た。それは魔法と同じだ、みたいな内容は、原作のテーマに忠実でもあります。オズの国のきめ細やかで色彩豊かな風景は実に美しいですが、確かにティム・バートンの作品とかぶるような気もします。景色を映すCG映像なわけですから、そこに監督の個性はなかなか発揮しにくいのかもしれません。ただ、実写の部分、たとえば顔のドアップとか、いきなり何かがばっと出てきて観る人を驚かすような、そういう良い意味での安直さはやっぱりサム・ライミだな~と感じましたね。ジェームズ・フランコも、普段はイケメンだけど笑った時の独特なスケベっぽい顔とかが役柄に凄く合ってました(笑)。全体としては、無難な出来映えの佳作といったところかな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-08-02 14:40:04) |
1371. 映画 妖怪人間ベム
《ネタバレ》 ドラマもアニメも見たことがなく予備知識など全くなかったのですが、それでもすんなりと見ることが出来ました。テレビの延長なので、CGとかのレベルはもの凄くしょうもないんですが、特殊メイクはまずまずだったかな。腕の爬虫類っぽさとか結構気持ち悪かったし(笑)。「人間になるには悪の成分が必要」って赤い男が言ってたけど、彼らは「人を助けなきゃ妖怪になってしまう」との思いで闘っていたんですね。妖怪人間たちは、むしろ人間以上に人間らしい奴らなのかも。子供向けにしては少し長く感じるけど、まぁ、可もなく不可もなくの5点ということで。 [DVD(邦画)] 5点(2013-08-01 15:46:29) |
1372. 青い山脈(1963)
《ネタバレ》 もう半世紀も前に作られた作品。「民主的な」とか「健全な恋愛」とか、なんだか時代を感じさせる内容なんですけど、それよりも全体的にもの凄くシュールなんですよね。失笑しっぱなしだったのですが、これってコメディ的なノリでそうなってるのか、それとも真面目に作ってて時代が変わった今見るとその差異がおかしく感じるからなのかがよくわからない。序盤は、新子宛にラブレターが届いて、それがクラスの誰かのいたずらだということがかわるのだけれど、突然泣き出すわ、学校の名誉のためにやったんだとか力説するわ、一つ一つが予想外で失笑してしまう。なんなんこいつら、てな感じで。委員会の場でも、男性教師が間違って送ったラブレターをなぜか読まれて赤っ恥かくシーンとか、そんなアホなでしょ。終盤も、わざと自分に殴らせて「これでおあいこよ」とか、これもまたシュールだなぁと感じる。てなわけで、全編に渡ってへんてこ具合がいちいち笑ってしまう。主題歌はやはり名曲だなと思うが、なぜ何度もリメイクされるほどのお話なのか、この作品を見ただけではわからなかった。 [地上波(邦画)] 5点(2013-07-31 21:08:48) |
1373. フライト
《ネタバレ》 冒頭から、いきなり全裸の女が現れる。「おや?これってロバート・ゼメキスの映画だよな?」と頭の中で確認する。するとアル中にヤク中、病んでる人たちが次々出てくる。これまでのゼメキスの作品を全て見てきた自分としては、これだけで結構な驚きであった。キャスト・アウェイ以来の実写。彼なりに新境地の開拓を試みたのだろうか、と。でもその映像は、まさにゼメキス節だ。映像のみで語り尽くす力量、特に飛行機の急降下&不時着のシーンは目を見張るほどの出来映え。自分もまさに飛行機に乗って、そしてその一部始終を目撃しているような感覚。救出される時の一人称視点は、まさに観客をアイデンティフィケーションさせることに成功している。これぞゼメキス。そしてなにより、シナリオが素晴らしい。私はこの主人公みたいに、色々と悩みを抱えてもがき苦しんでいるようなキャラクターに即座に感情移入してしまう。でも彼は酒に逃げる弱い面だけでなく、パイロットとしてはもの凄く有能で強い精神力を持っており、その二面性が人間ドラマとしての深みに繋がっている。デンゼル・ワシントンの演技も文句のつけようがない素晴らしいものであった。途中、アルコー依存症の集いに参加した時の男の話が、この作品のテーマを明確にし、そしてそれが終盤の展開へと繋がっていく。最後まで嘘を貫き通せば、彼は職場復帰出来たろう。でも彼は相変わらずアル中で、過去から逃れられない心の囚人であったはずだ。「刑務所に入ってこんなことを言うのも変だが、やっと自由になれた」はとても良い名台詞でした。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-07-29 23:38:31)(良:2票) |
1374. テッド
《ネタバレ》 良いですね~、「アルフ」とか「宇宙人ポール」のポールとかもそうですけど、こういう常にくだらないことをマシンガントークで言いまくるアメリカ的キャラクターが大好きなんです。少年ジョンのもとにやってきたテッドは、可愛らしい声のクマさんなのに、ジョンと一緒に成長して声変わりして下ネタ連発のおっさんキャラになってるのが素晴らしい。そんでまたどのジョークもウィットに飛んでて、しかもかなり危ういものばかり。この毒気がたまらない。しかしウ○チの処理を恋人にやらせるなんて、ジョンは酷い奴ですね(笑)「親指についちゃったー!」と絶叫する姿が最高でした。「E・T」「インディ・ジョーンズ」「エイリアン」など、80年代の代表的作品へのオマージュが見て取れ、それもまた楽しい。「フラッシュ・ゴードン」とかそのへんはちょっとマニアックなので、日本ではどうなんだろうという気もするが、案の定、日本人に伝わりにくい要素は字幕だと「星一徹」とか「クマもん」とかに変更されてる。それ自体にそれほど面白味はないのだが、翻訳者の努力を感じるのであまり言わないことにしよう。精一杯笑った後、お腹ちぎれて息耐えた時に普通のぬいぐるみに戻っちゃうシーンが凄くぐっときちゃった。こんな映画でまさか感動してしまうとは、不覚である。テッドはとてもいいキャラクターなので、個人的には続編を作ってほしいです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-07-26 01:08:01)(良:1票) |
1375. シュガー・ラッシュ
《ネタバレ》 僕はそれほどゲーマーというわけではなかったので、知ってるキャラは全体の3分の1ぐらいだったかな、、、。壁とかにも色々とゲームのギミックが描かれていて、ゲーム好きな人が見れば、凄く楽しめるんだと思います。ストーリー的には、ゲームのキャラクターが裏では生活してるという、人の知らない世界があるんだっていうその設定は「トイ・ストーリー」のゲーム版なわけで、図体のでかいキャラと小さい女の子という組み合わせも「モンスターズ・インク」ですから内容に新鮮味はあまりないのですが、古いゲームと新しいゲームの差異なんかの表現、そういうのが面白かったですね。ラルフが住んでるところの住人は動きがカクカクだったり、カルホーン軍曹の世界は凄く高精細だったり。4つの世界がそれぞれ違っていて、映像的に楽しかったです。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-07-25 22:25:30)(良:1票) |
1376. その夜の侍
《ネタバレ》 序盤、16ミリフィルムで撮ったみたいな映像で始まり「おっ?」と思わせる。そして冴えない顔の堺雅人が現れる。この入り方はなかなか巧いなと感じる。木島が運転するトラックが人をはねてしまう。そしてまんまとひき逃げしてしまう、その映像的な衝撃も見事だと思った。工場の雰囲気も良い。ここまではとても現実感が出ている。ところが、谷村美月や田口トモロヲが出てくるあたりからなぜかコメディっぽくなる。それまで現実味があったのに、「んなアホな」って展開になる。なぜあの二人は、非道な木島についていくのか。中村のあのプリンはなんなのか。AV女優とのあの会話はなんなのか。人間的なところがよくわからない。山田孝之も堺雅人もいい演技しているし、全体的には面白かったと思う。ただその面白さというのは、そういう登場人物達の「奇をてらった」行動によるところが大きいと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2013-07-23 00:45:17) |
1377. 金融腐蝕列島[呪縛]
《ネタバレ》 総会屋とか、日本型経営といった金融の内幕を、まるでハリウッド映画のような切り口で描いた作品。ワンシーンワンシーンが、たくさんの角度からの撮影、あるいは切り替わり、意表をつくエフェクトなどでめまぐるしく展開させている。普通にワンカットで撮影するよりも、そのスタイルは何倍も手間がかかるはず。それを貫徹しているので、並々ならぬ意欲は伝わってくる。銀行内部、取締役室とか会議室とかが、まるでどこかの洋館みたいな風貌だけど、実際にそんな風になってるところってあるんだろうか。でも味気ない建物よりも、このロケーションを選んだのはやはり正解。最後の見せ場の総会シーンで一般株主の老人が褒めてみんな拍手して終わりっていうのはなんか物足りない気もするけど、金融業界を描く作品ってあまりないので興味深く拝見することは出来ました。 [地上波(邦画)] 6点(2013-07-19 22:15:36)(良:1票) |
1378. 映画 鈴木先生
《ネタバレ》 ドラマのほうは一度も観たことはないのですが、予備知識なしでもすんなりと入って観ることが出来ました。鈴木先生の論理的思考、生徒達との論理的会話、その表現方法、そういうのが面白さなのかな。生徒達のことをじっくりと考えている様子とか、各先生達のキャラを楽しく拝見することが出来ました。頭のいい学校なのかな。投票制度そのものに異議を唱えて熱弁を振るう様子とか、僕なんかは「そんなの別にどうでもいいじゃ~ん」とか思ってしまうのですが(笑)、そういったことにみんなで熱くなる様は見ていて微笑ましかった。そんな投票の展開から突如、事件への展開になるのだが、それがちょっとかみ合ってないような感じがするし、犯人を説得する鈴木先生にもいまいち説得力を感じなかった。まぁでも映画としてはそれなりに面白いです。あのジャンプ力とか、そんなアホなって感じだけど(笑)。 [DVD(邦画)] 6点(2013-07-17 21:28:06) |
1379. HK/変態仮面
《ネタバレ》 いや~、こういう馬鹿馬鹿しいのって大好きです(笑)。オープニングから話の筋まで終始「スパイダーマン」のパロディなんですけど、下ネタ好きな人でしたらぶっちゃけスパイダーマンよりよっぽど楽しめると思います(笑)。というより、むしろパロディだからこそこの面白さが引き立ってる。つまり主人公は「変態」であることで強くなる、スパイダーマンの真面目な部分が全部エロにひっくり返ってるわけですね。それがいちいちツボにはまる。力を最大限引き出すためには愛子ちゃんのパンティが必要なんだとかね。特に真変態仮面の変態っぷりが最高。パンティを裏返しにして装着することでパンティに馬鹿にされてるんだとか、チ○コ小さいのを馬鹿にされて力が湧くとか。敵を倒す時の技もまた最高ですわな。おいなりさん攻撃、自分もされてみたいかも、、、(笑)。狂介君は体つきも動きも完璧だし、敵役の人もいいキャラだし、片瀬那奈もぶっとんでて良かったし、佐藤二朗の真面目仮面も忘れがたいキャラだったし、とにかくみんな素晴らしかったです。一つ不満を言えば、おもいっきりB級なんですよね。CGも自主制作レベルだし。個人的には、もの凄いお金かけてA級大作で作ってほしかったかな。 [DVD(邦画)] 7点(2013-07-16 00:51:13) |
1380. アウトロー(2012)
《ネタバレ》 どんな相手でも瞬殺する無敵の肉体&事件をみるみる解明していく明晰な頭脳の持ち主、まさに超人ヒーローの主人公ジャック・リーチャー。原作は知りませんが、この役柄をトム・クルーズは見事に演じきっていたと思います。というか、この作品の魅力は彼の持ち味だけで占められてるといってもいいぐらい。全体的なピリッとした雰囲気、ジャックの孤高感も良かったですね。ああやって美人の弁護士を救出したら、普通はいい関係になって終わりそうですが、立つ鳥跡を濁さずのごとく消え去るのみ。まさにアウトローですな。途中のカーアクションも、トム自らスタントしていたみたいだし、そういうところのこだわりは凄いね。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-14 10:13:35) |