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放浪紳士チャーリーさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1465
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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1361.  疑惑(1982)
女優としたらこういう役演じるのって凄く気持ちいいんだろうな・・・。桃井かおり演じるヒロイン、鬼塚球磨子ってネーミングもすごすぎです。球磨子って聞いて最初「熊子」ってイメージしたの俺だけじゃないよね?ね!「白いドレスの女」と並ぶ80年代悪女映画の秀作だと思います。(追記)久しぶりに再見したら、やっぱりエラク面白かったんで一点プラス。自分の歩んできた道が正しいとそれぞれ信じて疑わない、本来なら人生において何の接点もなかったはずの我の強い女二人。この二人が出会ったらどんな化学反応を起こすのか・・・。その結果反応の秀逸さが事件の真相よりも、本作の評価を高らしめている一番の要因かと思います。横からチャチャを入れまくる鹿賀丈史、山田五十鈴といった脇役の布陣も文句なし。「アンタなんかチンコロの懲役太郎なんだからあっ!」とか「ちょっとお~、ここ税務署?」とかいう台詞にいちいち爆笑。桃井&岩下志麻、映画での再共演を強く希望!
[映画館(邦画)] 9点(2004-05-30 16:25:15)
1362.  熱き愛に時は流れて
最近この映画の主演二人の最新作(「デイ・アフター・トウモロー」 「ビッグフィッシュ」)をたて続けに観たんですが、お二人とも年齢相応のいい味出せるいい役者になっていて安心しました。むしろこの映画の大学時代の若造りのがキツかったかも・・・。長い年月にわたるお話なので少しダレる部分もあるけど、自分はアメリカ映画の中で描かれるアメフトのシーンって好きなんで得点は甘くしときます。しかしこのタイトル・・・う~ん、もうちょいどうにかならなかったものか。
7点(2004-05-30 11:15:44)
1363.  フロム・ダスク・ティル・ドーン
かなり前、なーんの予備知識もなく早稲田の名画座で観ました。タイトルからも何のイメージも湧かなかったので、普通のバイオレンス映画かと思いきや・・・。途中からの展開に椅子からズリ落ちる位の衝撃を受けてしまった。何ともヘンテコな映画、それ以外ジャンル分け不可能。傑作かと問われれば躊躇してしまけど、観といたほうがいいです、絶対!でも同じ手は二度と使わないでね。
7点(2004-05-30 10:38:17)
1364.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
これは「鑑賞」するより「見物」する映画ですね。この手の映画に人間ドラマが薄いだの、キャラクター設定がどうのこうのと言うのは筋違い。そういうのは他の映画に任せておいて、大画面に展開される驚異の大スペクタクルに「ひえー!!」「ふほー!!」とひたすら感嘆の声を上げ続けるのがこの映画の一番正しい見物法だと思います。それも途中でいい加減疲れてきますけど・・・。とにかくツッコミ部分満載なので、下手に屁理屈言ったらキリがありません。「傲慢なアメリカよ、少しは謙虚になれよ!」ってストレート過ぎる内省メッセージにも正直苦笑。70年代のパニック超大作の洗礼を受けた方にこの映画の感想を是非伺ってみたいです。 (補足)↑(anemone)様早速のレビューありがとうございます。自分はそこからほんの少しだけ遅れた世代ですがこの映画、かなり楽しめました。おもろかったっすよね~。
7点(2004-05-21 14:31:57)(良:1票)
1365.  避暑地の出来事
サンドラ・ディーの頬っぺってなーんか柔らかそうでいいんですよ。まるでもぎたての山形の桃みたいで。映画観てる間、話そっちのけで「あー、プニプニしてみてー!」ってフラチな事を考えていた俺・・・。そういや避暑地って言葉も最近使わなくなったなあ。うん、いいんじゃないんですか?自分の取った行動に責任持つっていう決着の付け方で。
7点(2004-05-16 17:14:42)
1366.  インファナル・アフェア
スタイリッシュ!その一言に尽きる。
9点(2004-05-16 16:30:57)
1367.  Wの悲劇
角川映画の中では「蒲田行進曲」と双璧をなす秀作。薬師丸ひろ子のピークはやはりこの映画。この作品での演技が高く評価されたんで、女優としてもっともっと伸びるはずってあの頃思ったんだけどな・・・。なぜが自分もこれ以降の彼女には急速に興味を失ってしまった。アイドルの幕引きとして見れば、あのエンディングは非常に納得できるシーンだったと思う。「フォトメモワール」(全4冊)はまだ実家の本棚にきちんと並べてあるはず。
[映画館(邦画)] 10点(2004-05-16 16:21:56)
1368.  至福のとき
「初恋の来た道」でもその萌芽は感じられたけど、この作品を観て改めてチャン・イーモウ監督にはロリコンの気がある事を確信した。まだ枯れたとはとても見えない主人公の親父さんが途中変な気起こさないようにと、まるで保護者のような気持ちで別の意味でハラハラしてしまった。
5点(2004-05-15 12:25:34)
1369.  ナイアガラ
この映画で一躍有名になったモンローウォーク、ウリの割りには意外と強調された撮り方をしていないので、これがそうだって言われないと判らないって感じでしたね。とにかく映像が物凄く綺麗で、実際自分はナイアガラ行ったけど、この映画の方が迫力あったって言ったら誉め過ぎ?クレジットじゃトップだけどモンローは脇役程度で可も不可もなし。むしろ ヒロインはジーン・ピータース。清楚だけどセクシー!
7点(2004-05-15 12:00:20)
1370.  可愛い配当
「花嫁の父」の続編。ごく最近DVDで観たばかりなのだが、非常に印象が薄い。キャストも前作と同じで出来も決して悪いわけではないが、結婚という華やかな一大イベントに比べてしまうと、出産はやはり地味すぎて分が悪いのかも。並べられたエピソードもあまりに平凡すぎ。トレイシーが不注意で見失った乳母車を探し回るっていうのもよくある手だし。単独で観るのは物足りないかもしれけど、前作とセットで観る分にはいいと思います。
5点(2004-05-15 10:56:57)
1371.  BU・SU
地方の人間が東京に出てきた時に感じる、何とも表現しにくい「異空間的」都会の表情がよく出ていると思います。だから元々東京に住んでる人にはこの空気感は伝わりにくいのかも。自分はたまたま上京してきた頃この映画を観たんで、すごく共感出来ました。八百屋お七の逸話を地下鉄のホームで富田靖子が聞くシーン、隅田川の川ベりで踊りの練習をする彼女をトレーニング中の高嶋政宏が何気に見ているシーンが特に忘れられません。 (追記)故市川準監督作品が続々とDVD化された為、約25年ぶりに本作を鑑賞。確かに演出にところどころ舌っ足らず的な部分があるのは、初監督作品なだけに否めないとは思いました。でもそんな些細な瑕より、自分が上京した頃の、容易には地方出身者を寄せ付けくれないような、1987年当時の「東京の空気感」は、あの頃以上に強く感じ取れましたね。地下鉄自体が物珍しくって、何の用事もないのに東西線に乗り浦安方面に行ったヒロインの行動なんか、まさに自分がやってたのと同じ。青春時代の思い出の映画、唯一本だけという事なら、僕は洋画では「ファンダンゴ」、邦画ではこの「BU・SU」をチョイスします。嗚呼、泣いても叫んでも戻らない日々よ・・・。最近の自分はやたら感傷過多気味、ゆえに1点加点。BOWWOWさんの素晴らしいレビューに感服しました。
[映画館(邦画)] 10点(2004-05-15 10:18:58)(良:1票)
1372.  4人の食卓
うーん・・・、ごめんなさい、俺この映画、最後まで何が何だかわかりません状態でした。ホラーにしたかったのか、過去のトラウマ克服しましょう映画にしたかったのか、どっちつかず状態なのが最大の原因ではないかと思います。それにチョン・ジヒョン姐さん・・・、役の幅広げたかったのは分かるけど、作品チョイス失敗しちゃいましたね。この役じゃあなたの良さは封じ込められてしまってます。最近「ボイス」と「着信アリ」を続けて観たんですが、このジャンルでなら日本はまだ若干韓国映画に勝ってるのかな、なんてつい考えてしまった。情けないなあ・・・。頑張れ日本映画!
3点(2004-05-08 16:40:58)
1373.  バーバー吉野
男の子のキャラクター造形が、何となく女の人が頭の中でこねくり回しただけって気がしました。そりゃHな本の収集とか親には内緒の隠れ家とかっていう素材はいいんだけど、何か違うんだよなあって違和感がずっと付きまとって乗れなかったです。あとはもたいまさこの独壇上、ただ彼女自身が持っているキャラクターあまりにそのまんまの役柄なので、安易に感じてしまったのも事実。
5点(2004-05-08 14:36:29)
1374.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
お祭りのシーン、流行りのETのぬいぐるみを、子供たちの手前意地でも取ってやるっていう親父の気持ちよくわかる。引くに引けない状況だと男ってわかってても馬鹿な行動取ってしまうんですよね。それがちっぽけだけど譲れないプライドっていうか。取れて良かったね、父ちゃん。ラストが出来過ぎだとは思ったけど、後味良い映画でした。でも自分も、マテオがエイズだったんだって観終わってもわからなかったけどなあ。
7点(2004-05-08 11:56:47)
1375.  さびしんぼう
浦辺粂子おばあちゃんと小林聡美&樹木希林親子がいい味出してましたね。「嘘付きはドロボーの始まり」「あとは野となれ山となれ!」って 大爆笑でした。このコンビまた復活してくれないですかね。でも大林映画の常として、他の喜劇的部分は失敗してるんだよな・・・。先生のスカートが落ちるシーンとか、おばさん連中と九官鳥とのやり取りとか。まあそこら辺はささいな瑕、後半はぐっとテンションが上がって、十代の頃のノスタルジーをかきたてられる事間違いなし。でも個人的な好みだと「時をかける少女」のほうが上。
[映画館(字幕)] 9点(2004-05-08 11:16:44)
1376.  地上より永遠に(1953) 《ネタバレ》 
出てる人がとにかく自分の好きな役者ばかり。軍隊の腐敗ぶりを、戦後高揚中のこの時期に描いた点も特筆もの。環境に流されまくりの自分としては、クリフト扮するプルーウィットの、あくまで自我を押し通そうとする強さに男のかくあるべき一面を学ばせてもらった。(実戦では まるで生かさせていないが)アンジェロ(シナトラ)の死を悼みグラウンドで一人ラッパを吹くプルーウィット、それを黙って静かに聞いている同輩たちやランカスター軍曹、このシーンは何度観てもジーンとくる。虫けらのように味方の兵隊に殺されてしまう主人公の描き方に、ジンネマン監督の静かな怒りを感じます。
9点(2004-04-29 17:36:33)
1377.  陽のあたる場所 《ネタバレ》 
中学の頃、NHK教育「世界名画劇場」でこの映画と出会った。モンゴメリー・クリフト扮するジョージの行動に共感とか感情移入程度の話ではなく、完全に彼と同一化してしまった自分がいた。ラストシーンでは、電気椅子に乗せらせた時、彼が体験したであろうピリピリした感覚までリアルに伝わってくるようだった。こんな経験をしたのはも後にも先にもこれが最後。自分でもよく把握出来ない感情が奔流のように押し寄せ泣きわめいたり怒ったり・・・、家族はおそらく気が触れたと思ったに違いない。これがモンゴメリー・クリフトという役者への、今に至るまでの長き憧憬の日々の始まりでもあった。バルコニーでのエリザベス・テイラー扮するアンジェラとの超大写しのキスシーンは、映画史上に残る名シーンの一つ。
10点(2004-04-29 16:00:20)(良:1票)
1378.  藍色夏恋
まあ・・・、惚れた者の弱みっつう事で。冷静に判断すればもっと低い 点数になるのは皆さんのおっしゃる通り。東京国際映画祭で観て、封切り時にも二度シャンテに足を運んでしまった自分としては、「だって好きなモンはしょーがねーじゃん!」とやさぐれてみるしかない。どうでもいいけどぐるぐるさん、あなたのレビュー面白すぎ。ちなみに原題は「藍色大門」ってタイトルです。
9点(2004-04-29 10:54:35)
1379.  メイン・テーマ
良くも悪くも雰囲気だけの、思わせぶりアイドル映画。併映の「愛情物語」も内容が薄くてつまらなかった記憶有り。前年の「探偵物語」&「時かけ」タッグより、数等落ちる出来映え。確か「小笠原」とか「大東島」とかって登場人物の名前に日本の地名が入ってるんですよ、って何でんな事までいちいち覚えてんだろう俺は・・・。あと沖縄ロケは3 月だったんで天候があんまり良くなかったんですよ(ダメ押し)。点数は二本立ての合計という事で。
4点(2004-04-25 13:56:57)
1380.  しとやかな獣
「しとやかなけだもの」って呼び方で良かったんですよね、確か。前衛的というか実験的というか、とにかく一筋縄ではいかない川島雄三の傑作の一つ。何だ何だ?って思わせるストーリーと畳掛けるような台詞の応酬、若尾文子の妖しいビッチ(けだもの)ぶりも見物。山岡久乃って この頃からこんな感じだったんですね。 
[地上波(邦画)] 10点(2004-04-25 13:30:46)
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