121. 博士の愛した数式
確かに数学の知識の乏しい私に吉岡秀隆の説明はいちいち嬉しかったけど、教室のシーンになるたび興醒めでした。出来事の全てを見せようとするには難しいのかもしれないけど、ちぐはぐな感じでダメでした。テーマはなかなか重厚なのに、とてもチープな印象。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-19 23:57:09) |
122. 愛より強い旅
ロマン君のサーヴィス精神に仰天!!!自分のルーツを求めてアルジェリアへ。自由奔放のロードムービー。好き。そういえば授業で見た「アルジェの戦い」にもあんな風に楽器を演奏して踊ってるシーンがあったナ。世界がものすごい勢いで変化をとげてるのに、彼らはあの時代から変わっていないんだなあと思うとなんかこう、すごいなあ…。 [映画館(字幕)] 7点(2006-04-28 00:12:59) |
123. 変態村
変態どころかキ※ガイ村!奇妙なピアノの音にあわせて奇妙なダンスを踊る村人たち。歪んだ愛、複雑怪奇のストーリーの鍵は“グロリア”という名の女性の存在。それをつかんで観れば少しは耐えられると思う笑。散文になってしまったがカメラワークなんかは斬新でよかったと思う。けどもう2度と観たくない◎◎◎ [映画館(字幕)] 5点(2006-04-28 00:03:42) |
124. 追憶(1973)
《ネタバレ》 くっついたり別れたり。男女ってそうゆうものだけどなんかいまいちピンと来ない。でもほんと、好きだけど合わないひとって合わないもんで、それが苦しい時はとても苦しんだろうなあ。2回めの別れでケイティが“I just want to love each other”と言って顔をおおって涙するシーンには少しぐっと来たり、あのおっきくて高い鼻がキスシーンで美しく映えたり。ところどころすきなとこもありーのです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-27 23:50:13) |
125. プロデューサーズ(2005)
ミュージカル映画にしては華がなく…すごいB級風の吹きすさぶ感がありました。ネイサン・レインは映画だと主演よりも脇を固める役者として輝きますね◎ [映画館(字幕)] 5点(2006-04-05 10:50:22) |
126. シェルブールの雨傘
画の美しさに関しては言うはさらなりって感じです。原色の背景の中ピンクもライトブルーも着こなしてしまうドヌーヴ演じるジュヌヴィエーヴ、匂い立つ美しさというのは正に彼女のこと。本当に美しい。人間の行動って全て白とか黒とかつけられるものじゃないということを最近身にしみて分かりました。誰しもどこかに曖昧なグレーな部分があって、それが高じてひとを傷つけたり傷ついてしまったりする。そしてそれは普遍に流れている時間だったり傍にいるひとが傷を癒してくれたりしていつか引いていく…。人生はその繰り返し。生きてゆくことは、白黒つけるよりもむしろ、曖昧グレーな部分を上手に隠してゆくことかもしれない。「シベールの日曜日」以来、久々に魂をゆすぶられた感のある映画です。ひとを愛して、別れを経験したことのある方ならきっとどこかで共感できると思う◎ [ビデオ(字幕)] 10点(2006-03-31 14:52:20)(良:2票) |
127. ふたりの5つの分かれ路
こんな辿り方って面白い。すべてが決定的な理由でなく、ただその時偶然に起こってしまったこと。いろんなことの積み重ね、それが種々の結果を招く。きっと人生ってこんな感じなんだなあと鑑賞中何か悟った気分にさせてくれた。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-26 15:40:55)(良:1票) |
128. ミュージック・オブ・ハート
イーストハーレムの小学校でバイオリンの先生をする傍らプライベートでは夫に捨てられ、2人の息子たちと3人暮らし。強気に前向きに居たいけど、ほんとは脆くもある。そして時々ヒステリック。ひとりの等身大の女性を演じるメリルはステキです。そして「心を強く持って」は誰にでも通ずる教訓ですね◎ [DVD(字幕)] 7点(2006-03-26 15:32:04) |
129. ポビーとディンガン
お兄ちゃんの人なつっこい笑顔がとても可愛い!ロカホリさんが指摘されていますが、確かに子役っぽい、熱の入った演技じゃないんですよね。本当に2人の兄妹の日常のような、そんなところもこの映画の魅力◎たまにホロっとしたり、胸が熱くなったり。観たあと透き通った気持ちになれる映画でした。冒頭のオパールの美しい映像も一見の価値アリ◎ [映画館(字幕)] 7点(2006-03-26 14:03:00) |
130. ブラザーズ・グリム
ジミー大西とヒース・レジャーがどうしても兄弟に見えず。悪くはない、子供向け映画の佳作といったところでしょう。 [映画館(字幕)] 6点(2006-03-26 13:55:28) |
131. 鳥(1963)
《ネタバレ》 ヒッチコック作品の魅力は「平凡な日常に突然やって来た悪夢」の映像化。と思うのですが、今回の“悪夢”は少し難アリ。町の人々の言い争いにも映画臭さを感じてしまうし、意味ありげに登場した元カノの存在意義は果たして…?最終的にもどこにもオチが見当たらず…何とも不完全燃焼な作品でした。 [ビデオ(字幕)] 3点(2006-03-26 13:18:26) |
132. クラッシュ(2004)
てっきり「ブロークバックマウンテン」かと思いきや、驚きのアカデミー作品賞受賞。それぞれのエピソードを割と自然に繋げているけれど…どのエピソードもとりわけすごいとも思えず不完全燃焼。悪くない、といった風。人種間にまつわる問題(特に黒人と白人)を描いたものなら「ドライビング・MISS・デイジー」のほうが良作◎だなあとついつい思ってしまった。こんな比較、反則かしら? [映画館(字幕)] 6点(2006-03-22 22:06:27) |
133. 理想の女
ヘレン・ハントを前にすっかり影だったスカーレット・ヨハンソンに少々味気なさを感じてしまいました。ここぞという見せ場が無かったのも寂しい! [映画館(字幕)] 5点(2006-03-17 17:32:39) |
134. I am Sam アイ・アム・サム
さすがショーン・ペン◎すっごいね。ビートルズの曲使いがよいよって聞いてたんでつが、残念ながらカバーなのよね。ああでも選曲はステキ。Lucy in the Sky with Diamondsが好きな私はこの映画の観始めがテンション最高潮でした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-14 17:28:23) |
135. ナイト・オン・ザ・プラネット
5人のタクシードライバー。5つの都市。5つの夜。“ヘルシンキ”のお話でタクシーを降りたあと道に座り込む男性に「おはよう」と声をかけるのが最後のセリフですよね。なんかいいなあこういうの。ジム・ジャームッシュの作品て何がどうとかじゃなくて、ただそこにあるものを描いてるんだけど、なんかいいよね。なんか。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-07 17:35:02) |
136. ルル・オン・ザ・ブリッジ
結構皆様辛口なのでビツクリ!高校時代に平井堅のアルバムで耳にしたこの映画のタイトル。ずうっと気になっていたものの今更やっと鑑賞でつ。神秘のラブストーリーといったところでしょうか。確かにストーリーは少なからず無理があるにしろ、それ以上に脳裏にこびりつくような映像の美しさは圧巻。“若くしてアカデミー賞を取るとその後パッとしない”のジンクスを地でゆくミラ・ソルヴィノですが彼女の美しさが一役も二役も買っている魅惑の作品。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-19 12:27:30) |
137. スコルピオンの恋まじない
お茶目な演出をするひとですね。花火のキスシーンなんて、すごい。派手さも無い子供のおとぎ話みたいな単純なストーリーなのにいろんな味を持ってる。ラストも観客に一杯食わせるなんてニクイです。けど少しピンと来なかったのでこの点数。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-03 00:49:19) |
138. アマロ神父の罪
日本公開の新作続々!メキシコからやって来た美青年ガエル・ガルシア・ベルナル。初めて見たのはこの作品でした。ガエルっち演じる神父は身勝手、傲慢といえばその通り。けど演じる人がこうも濡れた純粋そな瞳で訴えかけてくると可哀想にさえ思える。手枷足枷をはめたままの恋愛に藻掻きに藻掻く、青臭いガエル君がめちゃんこ可愛い。ただ内容はちょいと重たくて、もう1本観る予定がこれ1本で帰宅……心して見るべし。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-27 18:46:10) |
139. イン&アウト
つまりません。いっそ邦題も開き直って「アイ・アム・ゲイ」にしてはいかがでしょ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-12-27 18:35:40) |
140. さよなら、さよならハリウッド
題材は面白いけれど描き足りない感じ。たしかにクスクス笑えるけれどどこかスれた感じ。コメディもラブストーリーも、アイロニーも確かにそこにあるのに歯がゆい。心身症から目が見えなくなるのもただの調味料とはいえ、何となくうやむやにされているのが残念。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-01 23:24:07) |