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121.  レディ・バード 《ネタバレ》 
高校生の女の子の日常を描いているんですが、女性監督ならではのリアリティに溢れていると思います。つまり変に美化してないんですね、そこがいい。  ところで親世代の私ですが、このお母さんには共感できなかったですね。お金のことを言い過ぎです、やたらおもちゃを欲しがる4~5歳の子どもに「うちは貧乏」というのとは違うのよ。 なんとなく監督自身が反映されてるとこが多分にあるんじゃないかと感じます、それだけリアルです。  故郷を出ること、母親から離れることが大きな目的で特にNYの大学でやりたいこともなさそうで、憧れのNYに来て最初に起こった出来事はアルコール過剰摂取で病院に担ぎ込まれるとか最後まで手を緩めてないっていうね。 とりあえずNYに来たって感じなんです、離れてみたら母親への罪悪感が強くなったのか電話しても留守電で直接つながらないっていうのもいいね、前途多難なレディ・バードって感じです。 全体的にテンポがよく、いろいろなエピソードがなかなか面白い。ちょっと予測できないいろいろがよかったです。 ありがちな女の子の青春サクセスストーリーじゃないとこが良いです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-23 14:45:07)
122.  コンフィデンスマンJP 《ネタバレ》 
詐欺モノは大好きです。 TVドラマを観たことはないです、本作は現実味を全く感じない箱庭みたいな詐欺モノだなと感じました。 犯罪コメディということで笑えるところは存分に用意されているんですが、ドキドキハラハラそしてラストで 「そうだったのか~~」「ヤラレタ~~」と感心、満足というものが全く足りてないし、突っ込みどころが多すぎて こっちで適当に納得しとかないといけないところがちょっと気になる。 娯楽映画として徹底してると思うし、俳優たちはいい味をだしていると思います、でも俳優たちの演じる面白おかしいキャラが売り物という感じで、詐欺モノとしてのインテリジェンスな粋さ、面白さがもっとあったらいいなと思いました。 特に意識したことは無く、じっくり鑑賞したことは無いけど三浦春馬のことはどういうわけか、かなりびっくりしたしショックでした。「申し訳ございません」と土下座するとこはアップで見たかったなぁ、ボコボコに蹴られるとこは三浦春馬のアイデアなんだそうですね。土下座しようが、蹴られようが、すたこらさっさと逃げようが、何がどうなっても彼はかっこいいです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-08-11 12:53:01)
123.  プリデスティネーション 《ネタバレ》 
全く予備知識なし、あんまり得意じゃないSFと言う文字が解説にあったのでイーサン・ホークが主演じゃなかったら観てないと思う。 年代を整理するために2回観ました、だって頻繁にジャンプするんでそのうちワケがわからなくなってくるんです。 まずですね、バーでのジョンなんですが本人が告白するまでわからなかったです。なんか爬虫類っぽい顔してるなとは思ったんですが、疑いもしなかったわけでこれがこの作品の最も凄いとこだと思う次第です。 以降かなりネタバレです  イーサン・ホークは爆発で負傷してあの顔になってバーテンダー 最初の爆発シーンで映しだされた「目」、ジェーンが登場した時に同じ「目」だと気付く ジェーンはジョンで爆弾処理してた?だからジョン=バーテンダーは確定 しかし同じ年代同じ場所、同時刻に存在するというのが個人的にはどうにも腑に落ちずモヤモヤ  他の方も仰るように、顔の手術のシーンを最初に持ってこないほうがよかったんじゃないかなとも思えます。 目が同じだと気付いた時点で同一人物だとわかっちゃったとこがなんか悔しいんですよね、もっと後になってから知りたかったです。 どこからが始まりなのかどこで終わりなのか、それとも終わりのない輪廻でしかも自分ひとりという。 しかし子供の誕生までそういうことにするのはキツイんじゃないですかね、いくら他人と極力関わるわけにはいかないとしてもですよ、ちょっと無理があるんじゃないかと感じます。この点はどうにか話を横へ持っていけなかったのかなあと。 でも観る前の予想を遥かに凌ぐ面白さだったことは確かです、タイムスリップする装置がバイオリンケースみたいなのがよかった。3回目も観てみるつもりです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-07 23:12:13)
124.  パニック・トレイン 《ネタバレ》 
7年前の映画なんですが、70年代後半から80年代前半のパニックものみたいなんです。 列車内の雰囲気も登場人物も映像の質感もなんだかローテクな感じで、携帯電話に違和感さえ感じるような。 ところで子供が遊んでるだけで走行中にドアが開いちゃう列車ってなによ?暴走云々の前にそれこそ大問題、危険過ぎなんですけど。 そんな古い映画の雰囲気ではあるし、あんまり医者には見えない主人公ではあるんですが、 誰が何のために暴走させているのかは語らず、大半の乗客は降りてしまって最小人数での暴走する列車内での密室劇。緊張感も徐々に高まっていく。 登場人物も世代や事情、性別も凝縮されている感じで人間ドラマもちゃんと成立してる。低予算の中でこれがやりたい、見せたいというものが詰まっていて、熱意を感じる映画。熱い映画を観るのは久しぶりでした、面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-25 13:38:49)
125.  あなたの旅立ち、綴ります 《ネタバレ》 
シャーリー・マクレーンは期待通りで、内容もたぶんこんな感じかなという予想に近いものでした。 オープニングあたりのアマンダ・セイフライドがちょっとぎこちないというかトゲトゲしいのが気になったんですが 中盤からは表情も雰囲気もナチュラルで印象よくなりました。3世代の女性を絡ませるっていうのがいいですね。 シャーリー・マクレーンはチャーミングです。アンのスピーチにはじわっときてしまった。 ところでアマンダ・セイフライドって検索すると表記がいろいろあって、どれが正しいのかいくつか翻訳で発音してもらったら 「セイフリード」「サイフリィド」「サイフリッド」と聞こえたように思うのよ、「セイフライド」は違うみたいですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-23 21:23:52)(良:1票)
126.  マジック・イン・ムーンライト 《ネタバレ》 
スタンリーのキャラね、ウディ・アレン自身を強く反映しているんだなと思います。演じたコリン・ファースが見事にハマっていますが、見た目がアレンと違う。もう違い過ぎちゃってるのがアレンの開き直りみたいに感じられて笑えた。そして中国人に扮したマジシャンていうのもなかなか洒落ていると思いました。 びしょ濡れの天文台、あそこでラブシーンとなるのがラブコメのルールでしょ、でもそうはならなかったのでどういう結末になるんだろうとは思ったんですが、どうということのないラブコメで終わってしまいました。 南フランスの風景は素晴らしく、ノスタルジックな映像でかなり好みなんですが、それが余計に甘ったるい押したり引いたりの恋愛モノという印象になったように感じます。 いくら見た目が良くてもスタンリーのような人はまわりが敬遠しちゃうと思うんですが、なぜかずっと年下の若くて魅力的な女性に選ばれる、ロケーションから何から何までアレンの願望という映画のようですね。当時80歳になるかという年齢でまだこんなこと思ってるんだとちょっと微笑ましくもあります。 コリン・ファースの性格に問題ありのジェントルマン振りにプラス1です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-09 14:51:34)(良:1票)
127.  ロケットマン 《ネタバレ》 
エルトン・ジョンは正直あんまり聴いたことはないです、ロックスターという印象もあんまりないです。ずんぐりした体形に意味不明のド派手な衣装にピアノ、エルトン・ジョンといえばこのイメージ、 そして「ユア・ソング」この曲だけはいつどんな時でも聴き入ってしまう、ただ無駄な邦題をつけているのが気に入らない。日本は海外のような圧倒的な人気ってどうなのかな? 〇〇依存症で・・・とか過激な発言はなんとなく知っていましたが、今回映画になってその生い立ちと、とんでもない天才ということを知ることに。 療養所でのセラピー中の回想で語られるというのがちょっと意外で、彼の闇の部分に焦点をあてているようなんですが、ミュージカル仕立ての部分があることで陰鬱に偏らないようにバランスとってる感じかな。でも私はミュージカルが苦手なので、のめり込んで鑑賞ってことにはならなかったです。歌とダンスが始まるとそれまでの感情がぷつんと途切れてしまうのよね。 結局、エルトンを演じたタロン・エガートンの熱演が見所ってことかな。 「ボヘミアン・ラプソディ」と本作で登場したジョン・リード、音楽マネジャーとしては凄腕みたいですけど実像はどうなんだと興味が湧いてきてしまった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-05 12:59:21)
128.  バリー・シール/アメリカをはめた男 《ネタバレ》 
鑑賞後「アメリカをはめた男」という邦題のサブタイトルって全く的を得てないじゃないのっていうのが最初の感想です。 なんでこんなのつけるの? そしてトム・クルーズ、マーベリックとは系統は違ってもやっぱり無鉄砲なパイロット役っていうのがなんか可笑しいです。あのトム・クルーズがモサっとしたおっさんになってる。長年ハリウッドの大スターとして衰えないトムなんですが、こういうタイプを演じるのって初めてなんじゃないかと、そういう点で一見の価値ありですかね。 「ロック・オブ・エイジズ」とか時々気分転換しましたみたいな映画に出るのね。「トロピック・サンダー」では本人とはわからないくらいのメイクで出てるし、こういうとこが好感持てます。 監督はダグ・リーマンなんですね、「ボーン・アイデンティティ」の時のような情感は皆無で、70年代の古い映画のような映像で不潔感と下品な雰囲気が漂い、ちまちました犯罪ってわけじゃないのにお気楽な映画になってる。そんなとこもあの時代の映画を反映させたんでしょうか。ホワイトハウスでのシチュエーションが唯一洒落てたと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-01 15:41:09)
129.  パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 《ネタバレ》 
JFKモノですが実録フィルム、ドキュメンタリーのような感じ。ずっと緊張感があって派手さはないけど印象に残る映画でした。様々な立場であの日、あの時事件に関わった人々が時間の経過に従って同時進行していく。 今までの映画では語られなかった人々や事柄が描かれていて興味深いです。 ザプルーダーフィルムの銃撃の瞬間は眼鏡に映った映像で、しっかり見せないところに事件の謎や陰謀説を言いたいわけじゃないというのが伝わったように感じました。大統領の棺を飛行機に運び、その際ついてしまった棺の汚れを上着の袖でこすって、きれいにしようとしてるとこにウルっとしてしまった。  12人?16人?事件の重要証人が次々と亡くなってたり、「魔法の銃弾」とかいろいろ言われていて、 今も「ケネディ・真実」なんていうのを見るとソワソワする。 今となっては「誰がやったのか」より「なぜ、暗殺されたのか」これが知りたいですねぇ。50年以上経っても、アメリカ人じゃなくても気になる。 トム・ハンクスとビル・パクストンが制作なんですね、パクストンは故人となってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-13 15:01:21)
130.  トランス(2013) 《ネタバレ》 
ジェームズ・マカヴォイは主役が犯罪者とか汚れ役でも基本誠実でヒーロー的っていうのはないのかな?メンタルに問題アリで破滅するっていうのを立て続けに観たんでそんなふうに思いました。 でもそれがよく似合ってるし、どことなく哀愁を感じるし涙目になる表情も魅力的です。  催眠術でそこまでできるんですかね、赤い車の女の子が可哀想過ぎです。 スピーディで映像も良く、こっちも徐々に絵画の行方とサイモンの正体が知りたくてしょうがなくなってきてしまった。 ノセられたって感じです。「ストロベリー」にふっと「アフガニスタン・バナナスタン」を思い出したり。 ジェームズ・マカヴォイも良かったですけど、普段はまったく感じないのになぜかヴァンサン・カッセルが色っぽくてかっこよかったです。「ストロベリー」にはわかる人にはわかるネタがあるのかしら? ちょっとゴチャゴチャしてるとこはあるけど退屈はしないしラストはホワンと収まるし面白い映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-11 13:46:50)
131.  ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 《ネタバレ》 
先にリメイクのほうを観たんですが、オリジナルに忠実だったんですねぇ。 こっちは北欧ならではの会話が面白いの。バナナがあるから食うには困らないとか、会話の他にもタランティーノを彷彿とさせるところがありますね。 苦労知らずの二代目ボスの浅はかさで理不尽に息子を殺されてしまった二人の父親っていうのは辛いんですが、ボスを裏切るその理由が何か可笑し悲しいものがあり、ここがいちばん予想外の展開でした。うん、面白い映画です。 それにしても見事なノルウェーの雪景色、寒いし税金は高いらしいけどなかなか豊かな国のようだ。 セルビア人に言わせれば刑務所も居心地がいいらしい。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-05 01:27:39)(良:1票)
132.  ジゴロ・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 
ジョン・タトゥーロが監督でウディ・アレンと共演とはちょっとうれしくなりますね。 タトゥーロってセンスいいんですねぇ。 う~~ん見覚えあるしもしかして・・・と思ったらやはりリーヴ・シュライバーでした、かなり太ったのね。 シュライバーも「僕の大事なコレクション」で脚本と監督を手掛けている。 粋なセンスを持った映画人が集結した粋な映画でした。ニューヨーク、ブルックリンの街の景観と音楽も素敵です。 フィオラバンテのキャラがかっこよすぎるのよ。でもタトゥーロが演じることで嫌味にならないし、わざとらしさもなくなる。 アレンとの会話も楽しい。ミック・ジャガーの言われよう(笑) 好きなタイプのコメディです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-01 14:15:55)
133.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
リメイクなんですね、西部劇は好んで観るほうじゃないんですけど、コーエン兄弟ですし、キャストもいいなと鑑賞。 西部劇が得意じゃない理由は馬が可哀想で見てられないんだと再確認、苦しそうな表情と倒れこむ姿が今もいちばん思い出されます。 正統派って感じですが、コーエン兄弟らしいなと思える演出も所々あって「クスリ」と笑えるユーモアもあるのがいい。 減らず口のマティはわりと好きです、彼女の存在があったから最後まで観られたんだと思います。 復讐を果たせたのに毒蛇、14歳の女の子に厳しいなあと感じる展開なんですが、それもあるからこそ骨太な映画と感じられるのかも。 ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン3人ともいいキャラなんですが、最も印象的だったのは バリー・ペッパー演じるネッドなんですよね、私。ラストのマティの凛とした後ろ姿が良かったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-26 16:56:18)
134.  ジーサンズ はじめての強盗 《ネタバレ》 
面白かったですよ、特に憎まれ口の言い合い。ああいう事が言い合えるって信頼関係あってのことですしね。 「ラストベガス」と同じく御高齢オスカー俳優集結の上、クリストファー・ロイドにアン・マーグレットも登場してる。 監督のザック・ブラフといえば「終わりで始まりの4日間」もよかったなぁ。  出てくる人が全ていい人たちで、不愉快な人物がひとりも出てこないというのがこういうコメディのいいところだと思うんですよね、ダイナーのウェイトレスのキャラまでしっかり際立たせてあるし退屈しないんです。 決行前夜に観てる映画が「狼たちの午後」だもの、これにいちばん笑いました。 マット・ディロンもダメ男役が板について久しいですね、どんな役でもなんだか憎めないんですよね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-25 14:42:07)
135.  ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー 《ネタバレ》 
サリンジャー役の俳優さん、子役で何かに出てた?観てる間それがずっと気になってました。 「ライ麦畑でつかまえて」はタイトルだけは昔から知ってます、なぜか惹きつけられるタイトルです。 サリンジャーはどうも難しい人らしいというのもなんとなく知っていました。 その程度の知識しかないのでどのエピソードも興味深く割と面白く観られました。ただサリンジャーという人を深く掘り下げた濃厚な映画というわけではないと思います。 ウーナっていうのはチャップリンの奥さんのあのウーナなんですね、そういう繋がりもあったことを知ることができました。 サリンジャーもチャップリンと同じく自分よりかなり若ーーーい女性がお好きだったのですね。 隠遁生活を選び、出版もやめたということがなんとなくわかる。そして91歳まで生きたとは、、、大往生ですな。 しかしやっぱりケヴィン・スペイシーは上手いわぁ、演技に見惚れてしまいます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-22 20:14:30)
136.  トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男 《ネタバレ》 
エリア・カザン、ウォルト・ディズニーなど告げ口した側のことは知っていましたが、 「ハリウッド・テン」のことは殆ど知りませんでした。 題材の割には社会派映画のような深刻さも重さもないし、登場人物が混乱することもなく エンターテイメントとして観られました。 ヘレン・ミレンが憎ったらしく演じた女優でゴシップコラムニストがやけに印象に残る。 ジョン・グッドマンがバット振り回すとこはスカッとする。 ダルトン・トランボという人物をどう見せるか、これがこの映画のキモですかね。はい、大変好感を持ちました。 自分が脚本を手掛けた映画を家族と一緒に観ながら観客が笑ったりして楽しんでいるのを嬉しそうにしているトランボの表情が良いですね。 「ローマの休日」にこんな事情があったなんて・・・初めて知った次第です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-12 23:49:38)
137.  裏切りのサーカス 《ネタバレ》 
観る前からかなり期待してしまう要素が多いんですよ、この映画。 「ザ・英国俳優」といった感じのキャストですし、スパイですし。 結局2回観ることになりました。1回じゃワケがわからないという理由で。  セリフでの説明が無さすぎでして、小道具で語っている部分があるってことが2回目で気付くんです。 観てるこっちもスパイのごとく細部に目を光らせてないといけないんでしょうか? スパイの正体を薄々わかっていたなんて言うんですけど、彼らはどこらへんでそう思ったんでしょう。 その根拠の部分も特に見せ場として描かれているわけじゃないのよ、 どこと言われればサーカスメンバーのファッションかな、キャラにあったスーツや小物使いが粋でした。 難解な映画だけど疲れるってことはないんです。 何度も観て確かめたくなる映画、それに応えてくれる映画であるということが評価できると思います。 「ダウントン・アビー」のレディ・イーディスが受付事務員役なんです、1回目はココがいちばんの発見になってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-06 18:33:13)
138.  教授のおかしな妄想殺人 《ネタバレ》 
4~5年前にウディ・アレン特集みたいなのがあって、何本か録画したまま観てなかったです、ホアキン・フェニックスが出てることも知らなかった。あのテーマ曲がいいですね「The 'In' Crowd」っていうのね。  観てるうちに「夢と犯罪」をまず思い出しました。ラストのあっけなさも似てる。 私にとってアレン作品というのは登場人物の誰にも共感するわけじゃなく、完全に傍観者として事の顛末を眺めてるという感じなんですが、不思議と退屈しないし、とにかく結末が気になって見届けるまでやめられなくなるという魔法がかかってるような映画です。そしてとにかくドライ。 教授とジルとリタの三角関係もドライ、ていうか3人とも自分の心地よさだけで、早い話すんごい自己中だと思う。 3人の中でいちばんイライラしたのはジルなんですよね、私。可愛いけどうざいの。 いちばん目がいったのはホアキンのメタボなお腹、あれも役作りだったんでしょうか? 懐中電灯と歪んだ姿のラブシーンが皮肉でしたね。 観始めた時はナレーションの意味があんまりよくわからなくて最後まで観られるか不安になったけど、ジワジワ面白くなっていきました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-24 15:17:15)
139.  グッドライアー 偽りのゲーム 《ネタバレ》 
思ってたよりシリアスでした、詐欺師が返り討ちにあうんだろうというのは最初からわかるし ヘレン・ミレンも謎めいているので彼女にはいったい何があるのか、 ここがラストまでなかなか見当がつかないっていうのが興味を引く部分でしょうかね。  仲良く二人で映画を観てデートしてるんです。 「あらら、トリビアとか小ネタになりそう」と、最初はうれしく思ったんですけどね。 真実が明かされた時に「あっ、だからそうなのか」と納得。 ベティとロイの年齢を考えるとやっぱりそこかっていう感じですね。 イアン・マッケランにヘレン・ミレン、演技力は文句のつけようはありませんし、 不必要な暴力も思わせぶりな怖がらせも無し、でも適度な緊張感はあってじっくりゆっくり観られました。 ヘレン・ミレンのちょっとした表情が怖くていいです 緊迫のハラハラドキドキを期待する人には物足りないかも。
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-11 01:23:29)(良:1票)
140.  リチャード・ジュエル 《ネタバレ》 
サム・ロックウェルの弁護士ぶりが見たかったんです、期待は外れてなかったです。 やっぱりイーストウッド監督の映画は無駄がないんですよね、スルスルと話は進み場面も変わる。 爆発シーンの唐突さがリアルで、今か今かみたいな演出がない分ショッキングです。  この映画、共感する人物とイライラする人物がきれいにきっちり分かれていて、 下瞼のくっきりアイラインが不潔さと不誠実さを倍増させる女記者はもちろんなんですが、 リチャード・ジュエルは完全にイライラ側です。 善人なんですよ、でもちょっと鬱陶しい人。正義感はあるんだけどそのために学んだ知識を得意げに 喋るわ、喋るわ。「もう喋るなっつーの!!」と何度思ったか。  爆弾テロ犯にされそうになってるのに危機感をあんまり感じなくて、 FBIの捜査手順やその理屈に理解を示すような態度だし。 私なんかお母さんのタッパーに油性ペンで番号書いたまま返してきたことにすら 腹が立ってしょうがなかったですけど。  無実であるのに有罪であるかのごとく扱われるリチャードに対して同情、共感されにくいような描き方に技を感じます。しかし、リチャードのその知識、知性がFBIを言い負かすシーンもあって手落ち無しなんですね。  ストレートで手堅いという映画なんですけど、人物キャラはなかなか一筋縄ではいかないといった印象です。 前からなんとなく感じてたんですけど、サム・ロックウェルとゲイリー・オールドマンてなんか似てる。
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-06 19:07:00)
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