121. 大いなる勇者
明日に向って撃ての3年後で、スティングの1年前で、ロバート・レッドフォードが今まさにハリウッドを代表する俳優になる寸前の作品。映画としては、やけにテンポが遅かったり、ストーリーが投げっぱなしだったり、編集が独得だったりと、観ていてしんどくなる部分もあるが、ロバート・レッドフォードという35歳の役者から溢れ出るエネルギーを堪能した。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-21 21:42:12) |
122. ワイルド・タウン/英雄伝説
《ネタバレ》 スタローンもシュワルツェネッガーもヨボヨボになった今、ハリウッドにおいて、内容ゼロ筋肉バカ映画の担い手はロック様しかいないと改めて確信。最後の悪党との対決シーンで、一瞬ロックボトムの体勢になりかけてドキドキした [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-21 21:24:57) |
123. ブレイド3
《ネタバレ》 アクション映画としては相変わらずテンポがあっていいと思うんだが、ホラー映画としてはシリーズを重ねるごとに弱くなり、もはやホラー映画とは呼べないほど何もなくなってしまった。たいして魅力があるわけでもないのに、妙に脇役の登場シーンが多く、ブレイド本人も、だんだん元気がなくなってきている。個人的には、HHHがポメラニアンをかわいがってるところでニヤニヤ [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-21 21:15:42) |
124. スタスキー&ハッチ
《ネタバレ》 ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソン使っといてこれかよ、と言いたくもなる、刑事物としてもコメディーとしても、なんとも中途半端な作品。オリジナルを知らないせいもあってか、どうにも煮え切らない印象しか残らなかった。2点くらいが妥当な評価だとは思うが、スヌープにキャディーさせたことと、ドラゴンのシーンで、大幅得点アップ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-21 21:05:10) |
125. ビクター/ビクトリア
《ネタバレ》 どう見ても女だろ?という思いは最後まで消えなかったものの、扉で指挟まれてボキッ、みたいなベタベタの笑いに、上手いことホモネタを織り交ぜて、肝心のステージのシーンはイマイチだったが、途中でストーリーに関係なく挟み込まれた、アカデミー助演賞候補のレスリー・アン・ウォーレンのダンスが馬鹿々々しくてかわいかったりと、思った以上に楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-21 20:59:23) |
126. トラ・トラ・トラ!
《ネタバレ》 深作でなく黒沢だったり、山村聰でなく三船寿郎だったり、企画段階で色々あったようだが、公開当時、この映画はアメリカで、どのような受け入れられ方をしたのだろうか。アメリカ人の気質を考えると、3300万ドルも使って造っても、この映画が大衆レベルで受け入れられるとは思わないのだが。アメリカ万歳映画を観せられ続けている自分としては、勇猛果敢かつ冷静沈着な日本に対して、縦割りが邪魔して身動きの取れない硬直した組織のアメリカという図式で描かれると、逆に不安になってしまうほど。全裸でヘビースモーカーの黒島亀人が、ちょこっとだけ出てきたりと、一部の日本人しか喜ばない部分までしっかりしていて、内容はともかく、この映画の存在自体に驚かされた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-21 20:53:21) |
127. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 幼児犯罪、児童ポルノ、犬殺しと、これでもかとヤバい題材を取り上げてワクワクさせた割には、妙に大人になってからの展開はスッキリさせてしまい、最終的にはインパクト不足。Chaos Theoryなんて大袈裟な題材を取り上げているが、エリック・ブレスやJ・マッキー・グルーバーやクリス・ベンダーなんて娯楽畑の人たちでは、取り上げた題材そのものが似合わず、途中で話の辻褄を投げ出していて、作り手側が消化不足なまま映画を作ってしまった感ありあり。観てるこっちがカオスに混乱して鼻血出して泡吹くような、そんな映画にして欲しかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-21 20:32:20) |
128. ビッグ・トラブル(2002)
面白いよな?な、な、な、な、な、な、な、面白いよな!とまくし立てられ、わけがわからないうちに「は、はい・・・・」と答えさせられる、押し売りを思わせるような無茶苦茶な映画。最後に、自分が登録して1年半にして、最初のレビューを書いてくださったMirandaさんに感謝いたします。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-14 23:32:39) |
129. リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
《ネタバレ》 超が付くリベラル派のショーン・ペンを主役に据え、共和党の大統領を暗殺させようというキャスティングは、サム・ビックのような男には、もっとも許せない質の、見えざる権力の悪意のように思えるが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-01 01:29:28) |
130. グーニーズ
自分が小学生のころ、この映画を観てない奴は話にならない、みたいノリが学校に生まれ、観ていない自分は悔しい思いをした思い出の映画を、この年になって、ついに観ました。思い出は思い出のままにしておくべきだと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-09-01 01:18:00) |
131. マスク・オブ・ゾロ
メキシコだからアントニオ・バンデラスという短絡的発想や、肝心のゾロのビジュアルが強烈にダサかったり、Sir・アンソニー・ホプキンスが太鼓腹だったり、絵面的に、どうもパッとしなかったりするが、直球勝負の冒険活劇の王道とでも言うべき作りが面白く楽しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-01 01:02:26) |
132. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
《ネタバレ》 前作よりは、かなり良くなった。でも、やっぱり何かが決定的に違う。この映画において、一番活躍するのが、ついにフルCG化されてしまったヨーダってのが、Ⅳ・Ⅴ・ⅥとⅠ・Ⅱ・Ⅲが別物だってことを物語っている。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-01 00:45:59) |
133. クジラの島の少女
ハリウッドに毒されている自分には、この映画の持つ、ハリウッドでは決して味わえない独得の雰囲気は胸に迫るものがあるが、ただ独得の雰囲気だけの映画。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-01 00:41:41) |
134. クローサー(2004)
《ネタバレ》 オープニングを観て、これは年に1本出会えるかどうかレベルのラブロマンスになる!と思ったもんだが、そのあとは酷い。ヤったとかヤらないとか、入れたとか入れてないとか、舐めたとか舐めてないとか、そんな話を小手先で延々と、こねくり回すだけで、ストーリーや映像が安直なだけでなく、エロとしても安直。 ナタリー・ポートマンは、よく頑張ったとは思うが、こんな映画で頑張ったところで、ただの悪趣味なキャスティングとしか思えない。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-09-01 00:37:41) |
135. サスペクト・ゼロ
事件の衝撃よりも、キャリー・アン・モスの容姿の劣化度の方が衝撃的。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-01 00:32:33) |
136. ビヨンド・ザ・マット
If they only could waltz, you must know how to waltz, if only foxtrot, you must know the foxtrot, and so on. [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-01 00:28:39) |
137. ライフ・アクアティック
But the film is a saddening bore. 'Cause I wrote it ten times or more. It's about to be writ again. As I ask you to focus on. [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-08-01 23:52:48) |
138. 突撃(1957)
《ネタバレ》 ひとつ間違うと、収集のつかなくなりそうな難しい話を卒なくまとめているのは、キューブリックらしくなかったりするわけだが、上手くまとめずに、あと30分ほど尺を伸ばして、不条理に銃殺される三人の兵士の裁判から銃殺までを、もう少しねちっこく描いたほうが、最後の展開に深みが出たかと思われる。カーク・ダグラスの演技が印象深いのは当然として、見る者の心にダイレクトに嫌悪感を与える、アドルフ・マンジューの演技力が強烈。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-01 23:44:42) |
139. トスカーナの休日
《ネタバレ》 アメリカからイタリアに渡り、廃屋と悪戦苦闘する辺りまでは面白かったのだが、生活が一段落して主人公が異国の地に慣れてからは急激につまらなくなる。どうせ男に振られるんでしょ?どうせ若い二人を助けてやるんでしょ?どうせ新しい男が登場するんでしょ?と、予定調和すぎ。ただ、エロオーラは出しつつも妙に陰気で、これまで自分が非常に苦手な役者の一人であったダイアン・レインは、この映画ではカラッと明るく魅力的。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-01 23:40:26) |
140. シービスケット
まず、シービスケットというタイトルでありながら、Seabiscuitが主人公でないのが致命的。馬主と騎手と調教師、そこにSeabiscuit、という展開が最後までつまらない。Seabiscuitの存在は常に人間の脇に置かれたままで、最も盛り上がるはずの、偉大なるビッグレッド、Man o'Warの直仔War Admiralとの頂上決戦、ピムリコスペシャルも、映画の中のワンシーンでしかない。SeabiscuitとWar Admiralが血統的に運命の対決であることには、まったく触れられていない。翻訳ミスが多く、競馬好きからすると、???と思わせられるのも地味に痛い。サラブレッドの薄い皮膚の質感まで伝わるような、今まで観た競馬映画の中で最高のレースシーンだったので、そこは大いに評価するが、ストーリーは平均以下。原作のほうが格段に上。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-29 01:03:24) |