121. 宇宙の法ー黎明編ー
《ネタバレ》 ザムザがわりと好きだ。 スタッフロールが終わっても席を立ってはいけない。ラストのラスト、暗転のスクリーン、神の目元がふわーっと現れ、何も言わずにふわーっと消えていく。そして映画館が明るくなる。あの明るくなった映画館の、みんなの苦笑いな空気が、イイネ。 [映画館(邦画)] 4点(2018-12-27 22:51:44) |
122. 超高速!参勤交代
《ネタバレ》 長い距離を歩いたんだろうけど、その距離の長さが感じられない。体力トレーニングは積んでいたんだろうけども、それまでジョギングしてて、次のシーンで息が切れていないとかって雑だ。せりふで出来事やストーリーを説明しすぎており退屈になる。 なんか福島の土地を政治で汚すなとかそういうこと最後に言ってたけどさ、あれはつまり現在の福島の大根は食べるなっていうことなのか?これは日本人怒るべきだろう。いまだに放射能のなんちゃらを心配している人がいるのか。 結局、大根のおいしさに着地点を持っていくのはあまりにも安っぽい。 [映画館(邦画)] 4点(2014-06-27 00:20:30)(良:1票) |
123. パラノーマル・アクティビティ2
《ネタバレ》 これはみんな気づいてることなのだろうか、階段の壁に飾られた写真が8枚ある。映画中盤、奥の2枚の写真の位置が入れ替わっていたはずだ。絶対なんか起こると思って最初から注視していたので見間違えではないと思う。だけども登場人物は誰もその変化を指摘しない。気づいてさえいないようだ。つまり映画では誰も突っ込み入れぬまま、奥の2枚が入れ替わって、また元の位置にもどっていた。ストーリーには一切影響していない。これはどんな意味が込められているのだろうか。 前作の時にも思ったが、悪霊とかゴーストとかってのは全部茶番であり、すべて誰かの仕掛けたトリックであると僕は確信している。今回も、家族を顧みない父を殺害し、カワイイ子どもを誘拐するために、悪霊を装い仕組んだこと。でも今回はそんな深読みすらしようとも思わない、標準以下の面白くなさだった。 [映画館(字幕)] 4点(2011-02-21 22:03:45)(良:1票) |
124. ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック
《ネタバレ》 映画館で観なくてほんとによかった。昔観たゲームセンターCXマイティボンジャック完全版を見て感動のあまり涙が止まらなかった僕にとって、この映画で少しも新しい感動は得られなかった。もちろん”一ツ橋ホールの奇跡”と呼ばれる、マイティボンジャックのエンディング画面をまた観れたことはとても感動的で、ホールのマニアックな観客と共にスタンディングオーベーションしたくなる。んだけども、だったら以前借りたマイティボンジャック完全版を観ればよいだけのこと。 確かに映画化するならば、マイティボンジャック完全版をモチーフにするのが正解だ。そして1986年の中学生の物語を交差させ、一ツ橋ホールのライブに噛み合わせていくのも標準的な発想だ。さらに、DQNから逃げる中学生がシャッターを開けて身を隠す姿と、マイティボンジャックにおける王の間への扉を開く姿とをレイヤーで重ねて描く感じは、この映画作った大人たちが頭をひねって作り上げたソースだろうなとも思う。感心する。だけども、圧倒的に、有野課長とファミコンとの格闘のほうが面白い。はっきりいってへたくそな有野課長が、それでも頑張ってギリギリで敵をかわしてクリアしていくスリリングさのほうが面白い。結局、1986年エピソードが負けている。僕自身のノスタルジーを映画に乗せられなかった。 [DVD(邦画)] 3点(2015-01-27 00:09:57) |
125. 食堂かたつむり
だからさ、結局なにをもって我々を楽しませたいのさ。原作が面白いと思ったから映画にしたんだろ、ぜんぜんおもしろくねえんだけど。ハト食ってねえで母食え。 [DVD(邦画)] 3点(2010-10-06 21:31:00) |
126. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
《ネタバレ》 このシリーズはそもそも、うさんくさい超能力者の化けの皮をひっぺがすカタルシスが面白かったんだけど、それも第2シリーズですでに忘れ去られ、『オモシロ書道』しか面白みがなくなってしまった。といっても初期の『何度目だナウシカ』を越えるオモシロ書道には出会っていない。 せっかく劇場版なのだから、ディープでコアな堤ワールド、トリックワールドを構築してほしい。中途半端なヒューマンドラマなんかやってる暇あったら夏帆をもっと見せてほしい。 生瀬の扱いも超手抜き。観客の20%くらいはこいつを見に来ていると思うのだが、そんな人たちにとっては失望そのもの。 最低なのはラストのラスト。「ずっときみのことが、す・・・」「すきやきを食べたい」これは堤監督の歴史に残る名セリフとなるであろう。ああ、トリックってこうなっちゃうんだ。仲間もちょっと期待してたよね、あーあ。 [映画館(邦画)] 3点(2010-05-09 17:36:35) |
127. 二ノ国
ずっとこの映画をどのように称賛すればいいかを考えていたんだけど、なかなか難しい。ゲド戦記やデビルマンほどの伝説的クソ映画とも思えないし、でもドラゴンクエストユアストーリーを下回るのも確かである。逆にドラクエ映画が良く作られていることに気付かされた。 芝居でも小論文でも、いったん書き終わったときに、もう一度最初から冷静に読み返すことは大事である。ニノ国もいったん脚本書き終わったときに、もう一度最初から冷静に読み返しておいたほうがよかったと思う。あるいはシナリオドクターを雇って読んでもらうのも一つの手。やっぱりクリエイターたるもの、何度も何度もブラッシュアップして、曇りひとつないピッカピカのものを追求したいはずだ。なのでぜひもう一度脚本を読み返し、リビルド版ニノ国を完成させてほしい。(ていうか再提出) イチの国とニノ国とが一対一の対応関係があり、命が連動しているという物語の設定は、ガロア理論の基本定理を思い出さずにはいられなかったんだけど、この設定がいまいち活かし切れていないのと、徹底されていないなと感じた。 たとえばこういう悲しい運命が映画後半やってくる。 二ノ国で殺害されそうになっているお姫様 ⇔ イチの国では悪性の腫瘍で余命数ヶ月のJK このお姫様とJKが対応してるらしいんだけど、死因は関係ない。腫瘍で余命数ヶ月はある意味その子の宿命、寿命とも言える。なのに二ノ国ではそうではない。 あるいはこんなこともおきる。 二ノ国で戦争、沢山の兵士が死んでいく ⇔ イチの国ではホテルの火災で数十人死亡 因果関係がよくわからない。どっちが先?たまたま同じ日にそのホテルに宿泊した数十人は、なぜニノ国では兵士として同一のグループなのか。 お姫様が治療のために聖なる池で身を清めるシーン、ださい水着だが、せっかく夜なんだからシルエットだけで表現できるんだから、一糸まとわぬ姿になってくださればよかったな。非実在青少年だから児童ポルノ的にアウトになるのか。じゃあだめだ。 申し訳ありません、ぼくにはいい感想書けないです。 [映画館(邦画)] 2点(2020-03-27 14:35:17) |
128. ルパン三世(2014)
《ネタバレ》 開始直後、日本語吹替えであることに気付く。日本人の俳優たちは外国語をしゃべっているようで、そこに日本語を当てている。外国人の顔で、口が外国語の動きで、日本語に吹き替えられているのなら分かる。しかし、日本人が外国語の口の動きで、日本語に吹き替えていることに違和感を覚えた。僕は映画そっちのけで、しばらくこの違和感について悩んだ。なぜ違和感があるんだろう。 そんな違和感から始まって、ルパン三世らしさが全く得られない物足りなさが続き、僕はこの映画にルパンらしさを求めることを止めた。ルパンと比較することを止めた。そしたらとたんに、彼らが単なる頭のおかしいナルシストに見えてきて、嫌悪感を覚えた。ので、やはりルパンと比較して観るしかないなと思った。つまり、ダメ。 ルパン三世がなぜ面白いか、盗まれるお宝そのものに魅力やストーリーがあるからだ。そのお宝には神々しさがあり、触れることすらためらわれるくらいだ。それに対する厳重な警備と、それを上回るルパン達の”愉快な”攻略作戦。これらがルパン三世の楽しみである。それがない。つまり、ダメ。 綾野剛は頑張ったと思う。しかし、斬鉄剣は決して人を殺傷しないはずだ。あのヒャッハー系悪役へのとどめは、縦に真っ二つにするんじゃなく、着衣をパラバラにして全裸にして前を手で隠して「ヒャッハー」って走り逃げ去る、にすべきだ。斬鉄剣が血で穢れてしまったのは極めて遺憾。もうダメ。 空気抜かれていく密室にルパンと東洋人二人。にもかかわらず、呼吸困難になっていくのはルパンだけ。東洋人も息苦しそうにしていたかもしれないが、あれは演技以前の問題。その程度っすよ。 [映画館(吹替)] 2点(2014-09-08 00:26:49) |
129. PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰
《ネタバレ》 正義の味方は、自分たちのことを正義の味方とは言いません。踊る大捜査線で和久さんがおっしゃってたでしょう「正義なんて言葉は口にするな、心に留めておけ」 それに、正義の味方を自称するなら、その場で射殺せず、せめて裁判くらい受けさせてあげなさい。全然だめ。やり直し。 [映画館(邦画)] 1点(2020-03-30 15:17:03) |
130. ファイナル・ジャッジメント
《ネタバレ》 アニメのほうがぶっ飛んだことができるのに。死んだ父が半透明で微笑んでるのが唯一笑えた。下らねえ映画つくってんじゃねー。 [映画館(邦画)] 1点(2012-11-11 19:12:50) |
131. 神秘の法
《ネタバレ》 つまり、つまりですよ、製作総指揮=リューホーは、自分がつくった映画の中で、処刑を見せしめるという名目で、てめえの思想を全世界生中継で強制的に聞かせるという行動に出たのだ。これはおそろしいことだが、ゴラム帝国の一番偉い人タターガタキラー!とやってることが一致しているのだ! もう一度言う。ルーホーがやったこと(つまり、自分の思想を全世界に強制的に見せつけたこと)は、今回の悪役であるタターガタキラーがやったことと同じ。言い換えれば、ルーホーが現実世界でやりたいことを、映画世界で、タターガタキラーに指示してやらせたのだ。タターガタキラーにとりついていたくらやみのくもの正体は、大川隆法その人だ!そもそも僕は映画館に座らされ、途中退席する権利はあるものの、返金してもらう権利はないわけだから、僕も聞かされた側。 残念ながらルーホーは正義の味方になっていたつもりなんだろうけども、やってることは極悪非道のタターガタキラーと同じ。むしろそれ以上。それに気づいているのだろうか。 [映画館(邦画)] 1点(2012-11-11 18:44:11)(良:1票) |