121. 蛇のひと
序盤は興味深いミステリーだったけど、終盤で一気につまんなくなった。 もしかしたら意図的だったのかもって匂わせるくらいで十分なのに延々と語るもんだから白けてしまった。 語れば語るほど、そんな都合よく誘導なんて出来るわけないじゃんって思えてしまう。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-02-22 20:35:27) |
122. 九月の恋と出会うまで
《ネタバレ》 タイムパラドックスを回避する物語なのに結局タイムパラドックスが生じてしまってる。 1年後に時空が繋がって会話できるようになることをどう知り得たのか? シラノが1年後と言ったから志織は1年後と知り、その志織から1年後と教えて貰ったので平野も知る。 これは鶏が先か、卵が先かというタイムパラドックスの典型例。 1年後という情報源がループしてしまっている。 この矛盾を論理的に解消する方法を思い付いてたなら説得力が増したように思う。 ラブストーリーとして見るなら良い雰囲気だったので、その辺りの矛盾が放置されてたのが残念でした。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-02-22 18:28:03) |
123. ヴァレリアン 千の惑星の救世主
《ネタバレ》 スター・ウォーズとかアバターに出て来そうなキャラだらけで、映像的には賑やか。 でも、主人公のキャラが微妙。 ストーリーもつまんない。 途中で出て来たバブルというキャラがちょっと魅力的だったけど、出番が少なくて残念でした。 [インターネット(吹替)] 4点(2023-02-22 15:47:10) |
124. アーカイヴ
《ネタバレ》 日本のアニメやマンガの影響を強く受けた作風で、日本語の表記があったり、舞台が山梨だったり、親近感が湧く。 何の説明もなく話が進むので、想像しながら鑑賞することになるけど、よくあるSF設定なので理解は容易い。 J1は初歩的なロボットの動きなので、演技としては簡単そう。 J3は人間そのものなので、普通に動けばそれらしく見える。 ロボットと人間の中間的な役どころを見事に演じ切ったJ2に主演女優賞を贈りたい。 仕草や喋り方がとても愛らしくて愛着が湧いてしまったので、後半は泣きそうになりました。 見た目はゴツゴツしたロボットなのに少女のように感じられるのが不思議。 でも、それにはちゃんと理由があって、よく出来たシナリオだなと感心した。 J1がアニメばっかり見てたのもそういうことだったのかと納得。 逆に山梨ってそんなとこじゃないよって違和感があったけど、ラストで山梨の違和感の理由がわかって驚かされました。 日本のことよく知らないイギリス人が想像で山梨を秘境にしちゃったのかと思ってたら、違う意味でそうだった。 僕としてはJ2がヒロインという感覚だったので、切ない恋物語として受け止めたけど、SFミステリーとしても完成度は高い。 あと、J1とJ2には愛着が湧いたのにJ3がいまいち好きになれなかったのは、僕の好みのせいなんだろうか??? まともな感覚の人ならJ3に好感を持つのか気になります。 それから、アーカイブで検索したらヒットしなくて、登録されてないのかと騙されそうでした。 ブじゃなくてヴだったとは、思わぬ落とし穴です。 [インターネット(吹替)] 9点(2023-02-22 13:04:04) |
125. 恋とオンチの方程式
《ネタバレ》 そこそこいい役者を揃えてるけど、笑えないコメディになってしまってる。 そもそも音痴は恥ずかしいことではないし、嘲笑の対象ではない。 音痴いじり以外も笑える要素はなく、主人公に魅力もない。 どちらかと言えば、脇役の方が魅力的だった。 音程を外したとしても楽しく歌うことが大切というオチは良いけど、作品として面白くなったとは思えない。 香川を舞台にしているだけあって、うどんはとても美味しそうだった。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-02-13 12:52:52) |
126. 君と100回目の恋
《ネタバレ》 ヒロインが可愛い。 しかも、歌い出したらもっと可愛くなる。 そのまま2時間歌い続けてくれても良かったくらい。 内容的にはよくあるループ物かと思ったら、意外な展開で驚いた。 あきらめたらそこで人生終了ですよ? [インターネット(邦画)] 7点(2023-02-11 15:33:00) |
127. きみの鳥はうたえる
モラルの無い主人公に共感できず、そんな男と簡単に寝るヒロインにも共感できず、何が面白いのかさっぱりわからない。 関西弁の後輩が可愛かったのが救いだけど、出番が少なくて残念。 書店の店員と言えば知的なイメージだけど、本を読んでそうな登場人物が皆無なのも謎。 あんな書店では本を買いたくないな。 タイトルだけ見て音楽に関係する物語なのかと思ったけど、どんな意味があるのかもよくわからなかった。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-02-11 13:28:01) |
128. ロボコップ3
《ネタバレ》 ロボコップが簡単に切断されたり、空飛んだり、弱いのか強いのかよくわからなくなる。 敵がいまいち魅力的じゃないので、ロボコップの活躍もしょぼく感じる。 どんなに強いロボットより、天才ハッカーの方が役に立つというのは納得。 でも、核爆発したのにデトロイト市民は呑気だね。 [インターネット(吹替)] 5点(2023-02-11 11:13:57) |
129. 文学賞殺人事件 大いなる助走
《ネタバレ》 異常な登場人物に囲まれて、唯一主人公だけがまともだったのにね。 文学賞に対する皮肉は面白かったけど、オチが現実離れしてて、すべてが虚構に思えてしまう。 もしかしたら、これが文学界のリアルなのかもって思わせる方向性の方が怖かったかも。 あと、タイトルでネタバレしちゃうのはモッタイナイ。 どうせ殺すんでしょって感じで驚きはなかった。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-02-11 09:45:18) |
130. ジョゼと虎と魚たち(2020/日本)
《ネタバレ》 実写版がかなり踏み込んだ作品だったのに対して、これはマイルドな仕上がりになってますね。 主人公が好青年に改変されていたので、これで同じ結末だったら鬱になりそうだったけど、そういう作品ではなかった。 あと、三角関係もドロドロしてなくて、甘酸っぱい青春物語みたいになってて、これはもう別作品だなと感じた。 心に刺さるというほどではなかったけど、ジョゼが憎たらしくて、それでいて魅力的なのはとても良かった。 設定が爽やかに変更されていて、大阪の泥臭さが緩和されているけど、それが良いのか悪いのかはよくわからない。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-02-10 16:54:36) |
131. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 序盤は殺伐としていて何が面白いのかさっぱりわからなかった。 でも、勝手に断捨離始めた辺りから、なんだかよくわからないけど面白くなってきた。 主演のおばちゃんもだんだん愛らしく思えてくるのが不思議。 カフェも次第に賑わってくるし、おばちゃんの魅力が際立ってくのが良かった。 ラストでプロポーズし始めたとき、この作品って恋愛物語だっけ?って違和感があったけど、返答を聞いてやっぱり友情物語だったんだなって納得した。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-07 15:10:10) |
132. 帰ってきたヒトラー
《ネタバレ》 これはかなり危険な作品ですね。 多くの人が風刺と感じているようだけど、僕には扇動を目論んでるように思えた。 仮に風刺を目的に制作されたのだとしても、これを見て扇動される人が現れる可能性はありそう。 ヒトラーに対して好意的な人と批判的な人がバランス良く登場するので、つい油断してしまうけど、作中で語られるヒトラーのメッセージは強烈だった。 部外者の僕でさえヒトラーの言ってることは正しいんじゃないかと錯覚しそうになったので、様々な社会問題に直面している現代のドイツ国民がどう感じるのだろうかと興味深かった。 選んだのはドイツ国民だというメッセージは反省を促す言葉のようではあるけど、選ぶのはドイツ国民なんだと鼓舞しているようにも聞こえた。 でも、そういった問題に無関心でいるより、こうやって問題点を明確に提示することは良いことだと思える。 ドイツ国民がどんな選択をしようとも、何も選ぼうとしない僕よりはマシなのかも知れない。 [インターネット(吹替)] 8点(2023-02-07 12:54:29)(良:1票) |
133. 映画大好きポンポさん
《ネタバレ》 映画の製作過程を描いた作品というのはよくあるパターンだけど、説得力があって良かった。 劇中作の一部だけを見せておいて、残りを観客の想像力で補完させているので、とんでもない名作になっている。 ニャカデミー賞作品賞も納得です。 とは言うものの、いくつか納得できない部分もある。 映画は女優を魅力的に撮れればそれでOKという理論がいまいち描けていない。 ナタリーをどう魅力的に撮るかという観点ではなくて、マーティンをどう魅力的に撮るかに苦心していた印象。 役作りのために髪を切るというのもよくあるパターンだけど、何故短くする必要があったのか不明確だったのが残念。 髪が長いことの弊害、もしくは短いことのメリットがきちんと描かれていれば、説得力が増したかも知れない。 見た目だけで言うなら、長かったときの方が魅力的だったように感じた。 女優の魅力として尻を強調していたのも女優の魅力とは何かという本質から逃げているように思えた。 もちろん尻も嫌いではないけど、やっぱり女優の魅力を語るならキスシーンや濡れ場は避けて通れないはず。 尻を見せるのに演技が必要とは思えないけど、キスシーンや濡れ場はどう演じるかが問われる。 もしこの作風の中でナタリーの濡れ場があったなら衝撃的だったと思うけど、そこまで踏み込んだ作品ではなかった。 土下座してまで追加シーンを撮ろうとしたとき、キスシーンや濡れ場なのかと期待してしまった自分が恥ずかしい。 ポンポさんなら女優を必然的に脱がせるアイデアを持ってそうな気がしたんだけどね。 あと、90分という縛りにも納得できなくて、無理して90分に削り落とすのは本末転倒だと思う。 必要なシーンだけを繋ぎ合わせた結果が偶然90分だったのなら称賛に値する。 [地上波(邦画)] 7点(2023-02-04 17:05:09) |
134. ヴイナス戦記
《ネタバレ》 原作は戦争を両陣営それぞれから描く2部構成になっていて、その第1部の映像化。 原作はラストで泣ける感動的な作品だったけど、本作はかなり改変されていて、泣くほどではなかった。 ストーリーは青春物語と戦争の悲惨さを描いていて、面白くなりそうな雰囲気はあった。 新キャラを投入したのは正解で、原作よりコミカルでテンポが良くなってる。 開始10分で開戦する展開にはワクワクした。 前半の占領までの流れは完璧だったけど、後半の奪還戦で失速した印象がある。 特に実写映像を使った演出は失敗だったように思う。 せっかく素晴らしい作画クオリティなのに実写になった途端に映像が陳腐になってしまった。 メカデザインの変更も成功してるとは言い難くて、原作の3輪の方がカッコ良かった。 それでもラストの再会はちょっと感動的で、一部の問題シーンを度外視すれば、悪くない仕上がりだと思う。 原作と比べてしまうと不満もあるけど、好きな作品ではあるので、少し甘い点数にしておきます。 [映画館(邦画)] 7点(2023-02-04 10:35:55) |
135. ベン・ハー(2016)
《ネタバレ》 超大作の小難しい作品というイメージだったけど、意外と見易い作品だった。 キリスト教徒ではないので、宗教的な側面で感動とかはなかったけど、友情物語として面白かった。 許すことの大切さを学ばせていただきましたよ。 でも、奇跡で病気が治るみたいな話は嘘くさいので余計だったように思う。 [インターネット(吹替)] 7点(2023-02-03 17:18:58) |
136. ロボコップ2
《ネタバレ》 せっかくロボコップを捕まえてバラバラにしたのに返却しちゃうところが良心的。 完全に破壊しておけば良かったのにね。 市長とオムニ社も交えてどす黒い駆け引きが展開されるところは面白かった。 市警もストライキやってたり、悪徳警官が居たりもするし、デトロイトが酷い街なんだということがよくわかった。 最後は1人に責任を押し付けるというのがあくどいと思えたけど、実際に1人の責任だったような気もする。 [インターネット(吹替)] 6点(2023-02-03 14:44:26) |
137. ザ・ウォーク
《ネタバレ》 仲間たちとの出会いとか、計画の準備とか、ストーリー性のある構成になってて見易かった。 ドキュメンタリー版と違って、仲間との信頼関係が崩壊することもなく、感動的な結末になってて後味が良い。 綱渡りのシーンは圧倒的な映像に足が震えました。 結末は知ってるのにハラハラドキドキして、早く終わってくれって祈るような気持ちで見てました。 ホラー映画なんかより、よっぽど怖い作品ですね。 [インターネット(吹替)] 8点(2023-02-01 15:54:41) |
138. ロボコップ(1987)
《ネタバレ》 仮面ライダーは生きたまま改造されたけど、それに比べれば良心的な設定だった。 悪役に魅力が無いので、ロボコップ無双を楽しむだけの単調な作品になってしまってたように感じる。 あと、正式な手続きを経ず、クビって言っただけで解雇できちゃうのは問題があると思うよ。 いっぱい人が死ぬハードな作品だったけど、笑えるシーンが結構あってコメディのような印象が残った。 [インターネット(吹替)] 6点(2023-01-31 12:23:11) |
139. キャロル(2015)
《ネタバレ》 同性愛というフィルターを通して見ると騙されそうになるけど、冷静になって考えてみたら単なる不倫物語だよね。 きちんと離婚して、親権の問題も解決してからやるべきだったね。 とは言うものの、いいおっぱいだったので、我慢できなかった気持ちも理解できる。 銃を持ち出したときは殺しちゃうのかと思ったけど、そんな物騒な作品ではなくて安心した。 最終的には丸く収まったようで良かったです。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-01-27 21:36:23) |
140. ちょっと今から仕事やめてくる
死ぬくらいなら仕事を辞めればいいというのは正論だけど、そう簡単ではない側面もある。 現実にはヤマモトなんて存在しないし、辞めてバヌアツに行って幸せになれるとも思えない。 面白いストーリーというわけでもないし、辞職のすゝめとしても説得力がなかった。 そもそもあんな堂々と辞めるって言えないような人が死を選ぶんだと思う。 そういった人が救われる解決策を提示する作品なら、ストーリーが陳腐でも価値があったと思う。 最後はハッピーエンドのように締め括ってるけど、黒木華が首吊ってそうな気がしてならない。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-01-27 17:24:26) |