121. ベオウルフ(1999)
《ネタバレ》 「ハイランダー」の不死身男が、またまたやって来ました!昨年封切られた同名映画よりもB級に徹していて、それなりに楽しめました。特に冒頭からの兵士達の鎧(眼が開いてない鎧?など)、武器(メイス、マン・ゴーシュ、戦斧、グレイブなど)等等見たこともないような物が一杯出てきて嬉しくなってしまいました。もうそうなれば、クリストファー・ランパートが生きようが死のうが、戦闘だけやって貰えば良かったのですが、やたらと蜻蛉きりばかりを繰り返して、やや興ざめでした。しかし、あの息付いている様な城などを良く考え付くものだと感心しました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-05 22:40:46) |
122. 大河の一滴
《ネタバレ》 まさに皆様の酷評どおりのひどい映画でした。まあ、絵葉書映画として観ていました。 [DVD(邦画)] 1点(2008-03-31 12:59:35) |
123. ザ・ファーム/法律事務所
《ネタバレ》 冒頭の売り込み場面から、余りにもエリート根性まるだしのミッチが鼻に付いていました。ジィーン・ハックマンが出ているというので観たのですが、あの悪の弁護士事務所に彼のような半分善人が居れたのかが理解出来ませんでした。殺された私立探偵の秘書役の女がかなり頭の回転も良く、結構小気味よかったです。しかし、エド・ハリスがあんなツルッ・パゲだったとは!驚きました。でも、日本での法律事務所にも、こんなのがありそうな・・・?もの凄い豪華な事務所で、それも驚きでした。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-31 12:42:13) |
124. 評決
《ネタバレ》 何回観ても、最後のあの法廷の場面は緊張します。ケイトリンが医療記録を改竄するよに命じられ、そのコピーを取っておいた、という行為は現実の医療裁判でもありそうな気がします。実際、難しいお産が5つも重なれば、ついつい注意が散漫になり医療事故は起こる可能性は高くなるとは思いますが、やはり許されることではありません。しかし、医療裁判にまで陪審員(裁判員)制度が本邦でも持ち込まれるとしたら、それはそれで結構危うい感じもしました。名優達が、本当に熱演で、いつも引き込まれます。 [DVD(字幕)] 9点(2008-03-26 00:04:08) |
125. 魔界転生(1981)
《ネタバレ》 ううう!何という奇想天外な!それでいてどこか納得の行く話に、ただただ呆然でした。しかし、十兵衛が立ち会う剣豪達との殺陣は凄まじく、現代の時代劇ではめったにお目にかかれないような激烈な印象でした。武蔵との立会いのあの海岸線でのショットは素晴らしく、是非ともこれからの映画でも使ってもらいたいロケ地でした。 [DVD(邦画)] 8点(2008-03-24 18:01:46) |
126. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 DVDでカットなしを観て、初めて色々な事が分かって来ました。3人の刑事が有為屈曲があっても、最後には正義に結びついてゆく、といった大筋でしょうか。「何故、刑事になった?」「忘れたよ」から「ロロ・トマシ」という架空の巨悪をやっつけるテンポは、結構唸らされました。▼好きな場面を幾つか。バドに00を掴まれて脅迫されたボディガードのストンパナートとラナ・ターナーとは本当の愛人関係があり、あの酒場でのラナ・ターナーは本物だったそうで、特別サービスみたいだったそうです。ホモのロウ検事を2人で脅迫するところは、切れマクリのバドとエドとの掛け合いが面白く、憧れます。それにしても、色々な要素がてんこ盛りで、それでいて纏まっており、アカデミー賞を受賞した作品として、うなずけました。音楽もおしゃれでした。 [DVD(字幕)] 9点(2008-03-24 10:53:46) |
127. コンクエスタドール
《ネタバレ》 確かに米国や他の欧州系中世伝説物とはやや異なった雰囲気を持った映画でした。しかし、話の筋が理解できず、人物関係もほとんど理解不能で、ただただ景色を楽しんでいました。ドラゴンが数シーンで出てきましたが、その意味さえ理解不能でした。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-23 23:32:33) |
128. ジャッカル
《ネタバレ》 冒頭のロシアのクラブからボス宅での会合までは「お!」と言う展開で、頭を斧で叩き割るという「アンタッチヤブル」のパクリもありましたが、結構期待感を持たせました。まあ、その後の展開は、そこそこでしたがイザベラ役があの「スペース・バンパイャ」の豊乳女優さんだったとは!コスロヴァ少佐達が撃たれるあたりのアクションはまあまあでした。しかし、大統領夫人殺害を機械照準の大砲モドキの兵器でやろうなんて、全然スマートではありませんでしたので、点数が低くなりました。ここは、ゴルゴ13並みに遠距離照準のライフルでやって欲しかったです。最後に何故あそこにイザベルが居たのかが理解できませんでした。でも男2人と女少佐との3人の友情みたいなものが感じられて、結構嬉しくなりました。 [地上波(吹替)] 5点(2008-03-22 17:30:03) |
129. レインメーカー
《ネタバレ》 ジェイソン・ボーンから思い出して、観てみました。法廷物は理詰めで、権力側へ立ち向かって行くのが大好きです。まあ本編はDVの挙句に反対に撲殺されるというおまけもついていましたが、根本的には医療と弱者をテーマとしていた気がしました。始めに就職した悪徳弁護士の知恵を借りるところなどは、お気に入りのところです。題名の「レインメーカー」とは「雨のように金が降ってくる弁護士」と云う意味であることを初めて知りました。最後に法廷で息子のビデオが流れた後に金属片が入ったままの無口な父親が、被告側社長に息子の写真を見せて泣く場面では、以前も泣いてしまった記憶がありますが、今回も泣きました。マット・デイモンは、この頃から既に凄い役者さんだったのですね。 [DVD(字幕)] 9点(2008-03-22 01:54:09) |
130. 狼よさらば
《ネタバレ》 愛妻を殺され、娘を廃人にされたら、犯人を殺そうとする気持ちは理解出来ますが、 この映画のように幾ら無法者とはいえ、無差別に殺す、という発想はやはり米国的です。拳銃撲滅といっても、多分米国では絶対に不可能であることを示す映画でした。 「ツーソンではガンを持っているから夜歩ける」というセリフが発端だったような気がします。シカゴで拙宅のパーティに来た1人暮らしの女性が皆デリンジャー小型拳銃を持っていると聞いたときにはビックリした記憶が蘇りました。でも使用するのは怖い、とも云っていました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-21 22:26:10) |
131. ニードフル・シングス
《ネタバレ》 米国の田舎町の人間共の悪意と増悪をかき立てに、世界的スケールの悪事を行った悪魔 がやって来た物語でした。人間の獣性を引き出すのには、他愛無い事で出来ることを嫌 というほど見せ付けてくれました。「悪魔の嵐」も同じような設定だったような? エド・ハリスの婚約者に注入した子孫である自分の孫と2054年にジャカルタで会うと言った最後のセリフには何か意味があったのでしょうか?続編の暗示か?でも私は このような雰囲気の映画は好きなジャンルの1つです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-18 17:37:44) |
132. ハメット
《ネタバレ》 音楽、特にオープニングとエンドロールのクラリネットとピアノの音楽は、それこそ米国のハードボイルドそのものの雰囲気でした。バーボンが良く合いそうな映像でしたが、やや人物関係がはっきりしないところもあり、点数が低くなりました。もう少しクールな感じが強調されても良かったかな、と思いました [DVD(字幕)] 4点(2008-03-17 23:38:12) |
133. ビッグ・ガン
《ネタバレ》 ただただ復讐に狂った殺し屋で、ドロンであれば、もう少し哀愁・孤独感をにじませても 良かったような感じがしました。「ジタン」あたりの物憂げな感じが欲しかったです。ま あ、それにしても敵役のリチャード・コンテは、マフィアのボス役がぴったりの凄みがあり、思わず 「ゴッド・ファーザーⅠ」のボス・バルツィーニと重なってしまいました。それにしてもお墓や色々 な葬式を観られて、世界の風習には色々なものがあるのだと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-17 22:14:55) |
134. スターダスト(2007)
《ネタバレ》 まさか、あのデ・ニーロが女装して踊る映画があったとは!それにしてもあの笑顔は「ワンス・アポンナタイム・イン・アメリカ」の最後の阿片窟で見せた恍愡たる 笑顔と同じでした。ミッシエル・ファイファーの誉れ高い美女が、あそこまでの醜悪な 魔法使いを演じるとは!ピィター・オトゥールが出てくるは、ナレーションがサー・イアン・マッケランであるは、この製作者のふとっぱらなのには、驚き呆れました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-12 00:58:59) |
135. ショコラ(2000)
《ネタバレ》 あの「ポネット」に出ていた名子役が、大きくなって出ている映画と言うので観てみました。フランスの実際の村でのロケを中心に撮影されたそうですが、本当にメルヘンチックな雰囲気がたっぷりで、楽しめました。カソリックにも宗教的な断食の時期がある ということで、回教と同じであることにビックリしました。映画ではアルマンド婆さんの誕生祝パーティでは犬までチョコレートをかけた料理に恍愡とした表情が印象的でした。 最後の説教で「人間性とは、何を受け入れるかだ」と云った言葉は、本当にその通りだと感心し、心に残りました。音楽もジプシー的な素敵な音楽でした。でも、あのお婆さん役が007の二代目M役もやっていたのにはあっけにとられました。 [DVD(吹替)] 7点(2008-03-10 19:46:42) |
136. バンテージ・ポイント
《ネタバレ》 まず、第1の疑問は、米国大統領暗殺という、現代世界では最大にして最高に 困難な暗殺を4名だけで実行したという事に疑問が起きました。あげくの果てに 殺されるのが影武者であることは、初めから4名は知っていた訳です。一体 、大統領を拉致して何をする心算だったのでしょうか?考えられるのはお金 目的と言うことになってしまいます。それらを含めて実行に至った動機について のヒントなども何も無く非常に不思議な、単なるゲーム(?)と思わせる話の運びでした。 少なくともあの4人のメンバーからは思想的・宗教的なものはまったく感じられません でした。加うるに、大統領のシークレットサービスの1員が狙撃を設定していたなんて (それも機械照準だなんて!)あり得ません。もしあり得るとしたなら、それは単に 大金の為としか私には考えられなかったので、途端に白けてしまいました。 第2はクエイドの不死身さは異常で、そこでさらに白けました。 ▼唯一印象に残ったのは、弟を人質に取られてしかたなく加担する特殊部隊員の エドガー・ラミレスでした。「ボーン・アルティメイタム」でも凄腕のスナイパーを演じており、凄みのある 殺し屋にはまさにぴったりでした。それに引き換え、エンリケは何の役割も果たせず、 どたばた騒ぎまくって殺されてしまい、ピエロ役だったのでしょうか?▼モブシーンの凄さ +カーチェイス+火薬量に得点がプラスされて、この点数になりました。 [映画館(字幕)] 5点(2008-03-10 17:47:47)(良:2票) |
137. ザ・スカルズ/髑髏の誓い
《ネタバレ》 またもや題名に騙されました。犯罪的強引さでセレブを作り出し、その生徒達をシンジケートの一員として教育してゆく秘密結社の話と勝手に想像した私がアホでした。下らない学園ものだったとは! [DVD(字幕)] 2点(2008-03-09 23:29:09) |
138. リコシェ
《ネタバレ》 ワシントンは結局、善人よりも悪役の方がむいているということなのでしょうか。妙に本作でも生き生きしていました。リスゴーの復讐の方法がやや女々しくて、不快に感じる事が多かったのはどうしてでしょうか?最後のほうがやや腰砕けになっていたと感じました。復讐の為に性病を移す方法はどっかでみたような・・。そのときは梅毒でしたが。今回は淋病ということでしたが、其れならばもっと明らかな症状が出てしかるべきなのに、何も出ず、麻薬の禁断症状も出ないなんて、かなり嘘が明確になり白けました。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-09 19:52:41) |
139. クィーン
《ネタバレ》 在位56年という長い間の最大の危期と言ってもよい、離婚した嫁の奔放な男遊び(原因は長男の不倫とも言われているが?)の果てのクラッシユ死を巡ってのさまざまな葛藤を、見事に描いていました。アカデミー主演女優賞獲得もむべなるかなという映画でした。 1000年も続いた英王室のトップとは、こんなにも大変であったとは「エリザベス」で多少は感じていましたが、現代でも差ほど変わらないと言う事を初めて知りました。▼唯一見せた落涙のシーンは、ロンドンから遠く離れた狩猟地でランドクルーザーが故障してしまった時に、多分孤独感と焦燥感とに突き上げられての涙でした。しかし、凛とした大鹿をみて、「挫けてなるものか」と立ち直り、その後の非難にも堪え生き抜いていく逞しさは、私なども学ばねばならないと強く印象に残りました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-08 15:17:21) |
140. ダンス・オブ・テロリスト
《ネタバレ》 あのマルコビッチが製作・監督で題名が「ダンス・オブ・テロリスト」という事に引かれて観ましたが、結局何をいいたいのが、さっぱり判りませんでした。挙句の果てに、中共関連人物が出てきて共産主義的なことをいっていたり、まったく辻褄が合いませんでした。3人の女学生が提督を暗殺する場面だけ印象に残りました。最後に警部補が頼んだバレー教師の命乞いに対して「単なる若い女だ。72%は水だ」と人間の身体をそのように表現したことがいちばん吃驚しました。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-07 20:21:26) |