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プロフィール
コメント数 1907
性別 男性
年齢 62歳

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121.  私は貝になりたい(2008)
シナリオに関しては問題なく、オリジナル同様、重厚な内容の作品には仕上がっている。 中居君はがんばっているなという印象は受けたものの、バラエティ-番組の司会のイメージが強くて、かなり鑑賞の邪魔になった。 音楽自体はとてもいいんだけど、全般的にとにかく大きくてうるさい。物語に集中できず、イラッとするときが。 オリジナルと見比べてみるのも面白いかも。
[地上波(邦画)] 4点(2012-12-07 04:08:22)
122.  コクリコ坂から
背景の細かいディティールが素晴らしく、キャラや内容とともに、日本のアニメ作品ではやはり唯一映画と呼べるレベル。 メロドラマ的な設定はやや陳腐さを感じたが、青春ドラマとしてはシナリオの出来もいいほうだと思う。 大人の鑑賞に耐えうる、子供に媚びないアニメ作品をどんどん作ってほしい。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2012-12-04 05:30:59)
123.  愛は静けさの中に
昔ながらのよくある正統派のラブストーリーだが、聾学校という舞台背景が設定の妙味に。 ヒロインもろうあ者だということで、彼女ありきで作られた脚本かと思ったら、もともとが原作のある舞台劇だと知ってちょっとびっくりした。 映像演出音楽等はいかにも80年代。ヒロインのセリフがひと言もないので、さすがに後半からは重苦しさを感じてしまったけど、プールのシーンは印象に残っている。
[ビデオ(字幕)] 4点(2012-11-28 01:32:53)
124.  草原の輝き(1961)
ワーズワースの詩を題材にした、「エデンの東」タイプの青春映画。 この時代特有のパパン、ママンの甘ったるい親子のシーンには、相変わらず違和感を覚えてしまうけど、若き日の輝きとはかなさ、美しさと残酷さ、主人公たちの苦悩や葛藤は丁寧に描かれてます。 ウォーレン・ベイティが若い、ナタリー・ウッドがかわいい。 さすがに時代は感じるが、ラストも印象的な、秀作の部類に入る青春映画かと。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-25 06:17:40)
125.  大地の子守歌
逆境にもめげず、逞しく生きる一人の少女の姿を描いた作品。 辛辣なシーンの多い映画だが、タイトルの意味合いも含め、軸がぶれずにお話が進むのでわかりやすいし、とても鑑賞しやすい。 ヒロインのキャラ設定は、原田美枝子のイメージにはぴったり。演技自体はそれほどうまいとは思わないが、体当たりの熱演という印象が強く、ラストもいい。 時代背景が昭和初期ということで、佐藤祐介の長い髪だけはどうしても納得できなかった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-11-23 04:33:32)
126.  デストラップ/死の罠
劇中のシーンがほとんど家の中という、舞台劇を観ているようなミステリーサスペンス。 ストーリーは練られていて中々面白い。特に中盤過ぎの展開は、思わず「あっ!」と唸ってしまった。 ただし後半からは流れが妙に落ち着いちゃって、徐々にパワーダウン。ラストのオチも、ちょっと無茶っぽいです。ここで「やられたぁ」という強烈なインパクトがあれば、名作になったんだろうけど・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2012-11-21 02:11:26)
127.  ハスラー
ギャンブルを扱った娯楽映画という印象を受けてしまうが、ドラマ要素が非常に強い作品。 主人公エディの苦悩や葛藤がよく描かれており、またヒロインもうまくストーリーに絡んできて、シナリオの出来がいいです。 ラストは娯楽要素がやや強くなってしまったけど、これは一応見せ場ということで仕方がないのかな。男性には特にお薦めの映画。
[DVD(字幕)] 7点(2012-11-18 17:46:18)
128.  徳川女刑罰史
いかにもゲテモノ映画といったタイトルだが、残酷な刑罰を疑問視する一人の役人の視点を中心に、三本のエピソードからなるドラマ仕立ての構成で、思っていたよりまともな作り。 男と女の業、様々なエグい刑罰シーンとともに、ラストには軽いメッセージも。 小池朝雄を主役にした、三本目のエピソードが意外に面白かった。
[ビデオ(邦画)] 3点(2012-11-16 02:33:54)
129.  ファンダンゴ
ロードムービー形式の青春映画。 卒業→若者たちの旅立ちと、オーソドックスな題材でドタバタシーンも多いが、ベトナム戦争という時代背景が作品自体に厚みをもたらしている。 青春映画につきものの音楽はそれなりに。全体を通してグッとくるような場面はないけど、さりげなく描かれている仲間たちの友情シーンには好感が持てた。
[DVD(字幕)] 5点(2012-11-12 02:47:21)
130.  バルカン超特急(1938)
列車から忽然と消えた老婆。彼女は一体どこに? ヒロインの心理描写を中心に、推理的な要素も含んだサスペンスドラマ。 鑑賞者を物語に引き込ませる作りは、ヒッチコックならでは。面白さはもちろんのこと、ハラハラ感たっぷりのストーリー展開は手に汗握らせてくれます。 終盤からラストにかけて、妙に安っぽくなってしまったのが残念。こういう完璧さに欠けるところもヒッチコックらしい。
[DVD(字幕)] 7点(2012-11-10 02:11:30)
131.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64
鈴木オートの親父のキャラが異様に面白いのと、懐かしい昭和のレトロ感が見所の映画。 ベタベタな人情シーンの連続は個人的にはきついのだが(特に吉岡絡みのエピソード)、シリーズの売りなのでこれはこれでいいと思う。 前作から5年も時間が流れてしまったけど、次回は何年になるんだろ?
[ブルーレイ(邦画)] 3点(2012-11-08 01:54:03)
132.  さらば友よ
犯罪ドラマではあるが、主役二人の間に生じる友情をメインテーマにした作品。 ストーリーの展開も無理のない流れで、ベタつかない友情をさらりと描いたシナリオは出来が良く、こういう見せ方もあるのかと感心した。 ブロンソンは、改めて見るとやっぱり渋くていい。本作の面白さは、彼のキャラに依る部分が大きいようだ。 ラストを含め、フランス映画らしいスタイリッシュなシーンがいくつか用意されているが、総体的には泥臭さや男臭さを感じさせてくれる映画だった。
[地上波(吹替)] 7点(2012-11-05 01:25:59)
133.  霧の中の風景
子供(姉と弟)に対して、とても冷たいロードムービー。 映像演出が凝っていてとても面白いのだが、後半はお話のポイントがどんどんずれていって、弟の出番が減ってしまったのは残念。 本筋に戻ったラストは、タイトルとお話の流れから早いうちに予想はできるかと。 鑑賞時にはあまりいい印象は受けなかったが、なぜか今でもはっきりと記憶に残っている不思議な映画。
[ビデオ(字幕)] 5点(2012-11-03 01:12:39)
134.  ガリバーの大冒険
四部作のうちの二部までが描かれており、イギリス映画らしく、NHK教育テレビで放映されそうな良質な作り。 お話は誰もが知っての通りで、ドラマとしての盛りあがりはないが、ハウゼンの特撮はあまり違和感を感じさせず、なかなか見応えがある。 小学生ぐらいのお子さんにはお薦め。
[DVD(字幕)] 4点(2012-10-30 02:28:59)(良:1票)
135.  お茶漬の味
倦怠期を迎えた年配夫婦の姿を、小津らしい演出で描いた作品。 鉄仮面でいかにも気難しそうな佐分利信が、恐妻家の役を演じているギャップが楽しい。 逆に奥さん役の木暮実千代は気の強そうな容貌をしているので、こちらは優しい顔つきの淡島千景あたりが演じたほうがもっと楽しめたかも。 "お茶漬"を小道具代わりに、夫婦の機微をさらりと描く。 うまいですね。センスのよさに思わず溜息が洩れました。 ラストはややクドくなったけど、こちらもさらりと終わったほうがよかったのでは?
[DVD(邦画)] 7点(2012-10-28 20:56:08)
136.  アラビアのロレンス 完全版
4時間近い大作ということもあり、スケールの大きさもさることながら、演出映像などは今観ても古さを感じさせず、音楽も素晴らしい。 映画を観たという満足感は十分与えてくれるものの、主人公の人間像がよくわからなかった。 どうやら実際のロレンスも謎の多い人物らしく、感情移入しづらい要素があるという点では不満といえば不満。 あくまで戦争ドラマとして鑑賞するのがベストかと。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-27 12:57:40)
137.  君がいた夏
青春回想もの、ノスタルジー、初恋の人、BGMのオールディーズと、設定や演出に目新しさは感じないが、それだけ安定感があり、切なさやほろ苦さという印象は与えてくれる作品。 主人公の憧れの存在だった、ジョディ・フォスターの役柄だけは、ちょっと変わっていてよかった。 それほどドラマチックな展開はないし、心をグッと鷲掴みにされるシーンがあるわけでもないけど、心の片隅にいつまでも残っているような映画ではある。
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-23 11:22:10)
138.  冬の嵐
巻き込まれ型のサスペンス映画になるのかな? タイトルどおり、冬の情景が緊迫感を煽ってくれ、じわじわじっくりとは見せてくれます。 ただし、じっくりしすぎて説明不足もチラホラ。 ラストへの期待感や、ハラハラドキドキという心境までには至らなかった。 ヒロインの一人三役はがんばってると思うけど、根本的にお話に無理があるのでつらい。
[DVD(字幕)] 4点(2012-10-22 12:56:14)
139.  ロレンツォのオイル/命の詩
実話物の映画化というと、どの作品もびっくりするような脚色がされているケースが多いのだが、本作にはあまりそういった印象は抱かなかった。 その分かなり辛辣で重たい内容なれど、母親役のスーザン・サランドンと子供の演技が素晴らしく、ドラマとしての見応えもあり。 ドキュメントでもまた違った感動を与えてくれるんだろうけど、こちらの作品も出来が良くてお薦め。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-20 15:13:17)
140.  プロメテウス
タイトルにエイリアンが入っていないので、じっくり見せてくれる内容かと期待したのだが、率直につまらない映画だった。 お金をかけているだけあって、スケールと映像はA級レベル。内容はB級SF。 奥が深いようで浅く、登場人物たちのキャラ描写も中途半端で物語に入っていけない。 サスペンス性、ホラー性も「1」が10点なら、本作は2点ぐらいかな。 「1」に繋がるシナリオ作りに躍起になり、プレッシャーに押しつぶされたような印象。 本作でのオリジナルのストーリー性は皆無な作品でした。
[映画館(字幕)] 3点(2012-10-17 18:53:47)
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